アーティストと変人の関係
みなさんこんにちは、こんばんは。アーティスト、アートプロデューサーのハタナオキです。
今日のテーマはですね、「アーティストって変人なのか?」というテーマです。 この質問ですね、実はね、よくもらうんですよね。
もうね、 同窓会とかで知り合いっていうか、まぁ友達に会っても、やっぱりお前変わってるなぁとかって
言われたりしますからね。 世間ではどうなんでしょうね。やっぱりアーティストイコール変わってる人っていうイメージが
強いんですかね。例えば夜中にいきなり絵を描き始めたりとか、 寝ないで徹夜で作業したりとか、
部屋の中が絵の具まみれとか道具まみれ。 あるいは
すっごい派手な格好をして髪の毛を染めてたりとかっていう イメージを持っている人が多いんじゃないでしょうか。
実際ね、そういう人もいるんですけどね。 確か学生の時は多かったですね。
でもまぁ、 それだけではないんですよね。実際、
まあ、歳を重ねていくにあたって、意外と格好だけの人っていうのはもう消えていって、
やっぱり最終的には作品で勝負できる人っていうのが残っていくような感じですかね。
僕もね、学生時代はね、 部活をやってたんで、
友人とかがね、真冬でもね、裸足にサンダルとかっていう人がいたんですよ。 やっぱりね、
アート芸の人は変だなっていうのは思ってたのかもしれないですけどね。 まあまあ、本人はね、靴下がね、旧靴だからって言ってただけで、意外と理由は普通なんですよ。
まあね、僕自身もね、さっきも言いましたけど、変人って言われることはね、よくあります。 例えば、まあ、何度も言ってますけど、
鉛筆一本にこだわってる話とか、前にもお伝えしましたけど、 仕事を本格的に始めた頃にね、友達に
鉛筆一本で食べていけるの?って聞かれた時に、 いやいや、そんな鉛筆で生活なんか無理だろうって笑ったんですけど、
まあ、今になってみるとそれぐらい道具にこだわる人っていうのが確かに、 周りから見ると変に見えるかもしれませんね。
でもね、料理人が、
コックさんですね、包丁にこだわるのと同じで、 またサッカー選手がスパイクとかにこだわるのと同じで、結局
仕事道具を大事にしているっていう感覚なんですよね。 だから、他と比べてもみんなやっぱり何かしら専門的な道具を使っていると思うんですよね。
だから実は普通のことなのかなぁと思ったりしています。 ただまあ、みんなが使っている道具を違う使い方をしているっていうのは多分変だっていうふうに思われるんでしょうね。
とはいえね、 アートにおいては普通すぎると逆に困ります。
だってね、 誰も驚かないものを作っても仕方ないですからね。
なんでそんな色使うの?とか、なんでそんな形作るの?っていう一般の常識とのズレがあるから人は発動してくれるんですよね。
僕も制作中に、これをやっちゃダメだろうっていう選択をあえてやったことがありますね。 そしたらそれが作品の一番面白い部分になって、一つの個性として、
いい作品になったと思います。 つまりね、変なことをやる勇気こそがアーティストの仕事でもあるんですよね。
でも考えてみると、変人っていうのはね、アーティストだけじゃないんですよね。
皆さんもね、日常の中で実はね、 ちょっとだけ変人なところは発揮してるんですよ。
例えばね、前も言いましたけど、服を選ぶ時に今日は青い服を着たいのかとか、特に理由はないけど、やっぱり選んでるんですよね。
そして前回も言いましたけど、コンビニでなぜかいつも同じスイーツを買って帰っちゃったりとか、
人から見たら、なんでそれ?っていうような謎のルールっていうか、謎の行動をしているんですけど、でも
本人にとっては至って自然なことなんですよね。 でも実はこれは十分変人の領域なんですよ。
つまり普通の人も実は変人だということを旗は割り切って宣言したいと思います。
アーティストはね、その感覚をどちらかというと普通の人よりも少し前に出しているだけっていうふうに考えてもらえればいいんじゃないのかなと思います。
僕なんかもね、気づけばギャラリーとか美術館に行っても作品じゃなくて照明器具ばっかり見てることがあります。
どういうふうにライトあったらかっこいいのかなとか、光の筋がこうスッと入っていくと作品が映えるなぁとか
っていうところを見たりとかしてね。全然作品見てなかった人が、一緒に行った友人に何を見に来たんだよとかって突っ込まれたりしてますね。
でもね、そういうちょっと人とは違った視点こそね、作品やその空間っていうのを成り立たせていくファクターっていうか要素をですね、見抜く力だったりするんですよね。
まあね、いろんなエピソードありますけれども、結論としてはアーティストは変人なのかという質問というかも今回のテーマに対しての答えというと
はい、変人です。っていうふうに答えるしかないですね。
日常の変人行動
でもそれは人間がみんな持っている変人の部分っていうのを実はそこを100%全力で生きているっていうのがアーティストっていうだけで、
みんなも少しずつアーティストの部分を持っているんですよね。
大なり小なり、日本人はアーティストということですね。
なんか、しれっと番組を続けておりますが、ここまで聞いてくださった皆さんもなんとなく理解できているかと思うんですけど、
この番組少し雰囲気変わりましたよね。 ちょっとね、スタッフが頑張ってオープニングとかいろいろ
なんかね、手数増やしちゃって、 一発のポッドキャスト番組のようなもどきですよね。
っていうような感じになっています。 実際中身は何も変わらないんですけど、最初から聞いた人はびっくりするんじゃないかなと思います。
まあ内容は変わらないので、安心して聞いてください。 中身はもっと
ゆるーく、もやもやとやっていきますので。
さてですね、 9月にも入りまして、
だんだん10月、11月の恒例の秋の アートのね、もよしものがたくさんある時期に差し掛かって
アーティストの皆さんとかは作品の仕上げだったり、最終チェックだったりっていうところに、
ほんと忙しいのかなーっていうふうに思っているんですけど、 本当にね、今年はいろいろなもよしものが
10月、11月とありますので、マルシェとか ギャラリーでのイベントとか
あとは展示会ですよね。そういったものもこの番組で取り上げて、紹介していければいいなぁと考えています。
えー、ほんと、一発の、ねー、
ほんとこれ、かっこだけ
ポッドキャスト番組みたいになってますけど、 いいんでしょうか。
実はね、今だからこれ言えるんですけど、最初の頃って、 スタッフが私に
iPhoneを渡してですね、 10分ぐらい喋ってくださいっていう感じで
渡されて、 喋ってたんですよ。
それがね、なんかちょっとずつこう、設備といいますか、 マイクとか
なんかね、変なイコライザーみたいな
卓上キットみたいなのが揃ってきて、 それらしいフォーメーションが整えつつあるのが
僕自身ちょっと怖いんですけれども、 なんかね、本当に
スタッフの手のひらの上で転がされながら、 僕は番組をこれ続けていかなければいけないでしょうか。
もうだんだん破れない状況に追い込まれていっている、 畑直樹です。
まあそういうことでね、本当はアーティストの皆さんは、 秋に向けての、本当最終の、今踏ん張り時だと思うんで、
うちの会社も同じです。 踏ん張り時です。頑張ってやっておりますので、 お互いにみんな頑張って、
秋を迎えれればいいなぁと考えております。 まだまだ暑い日が続きますけれども、
頑張っていただけたらなと思います。 そしてね、
次はまたQ&Aのコーナーに、 スペシャルトークですね、あるんですけれども、
なんかどうやら似たような質問がたくさん来ているようなので、 違った角度からの質問とか、
こんなの聞いちゃっていいの?っていう質問でも全然OKなので、 皆さん、
DMとかでぜひ質問をいただければと思います。 次回はどうなるんでしょうか。
また元の形に戻るのかな? 私はよくわかんないですけど、ただ喋ってるだけなので。
この番組を最後まで聞いていただいてありがとうございます。
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そして初めて聞かれた人はびっくりするかと思うんですが、 他の回ももっと緩くやってますので、ぜひチャンネル登録をよろしくお願いします。
ぜひ他の回も聞いてもらえれば嬉しいかなと思います。 そして他のポッドキャスト関係の番組聞いてくださっている皆さんは、
ぜひレビューとか星5つとかつけてもらえれば、 制作の励みになりますので、ぜひともよろしくお願いします。
この番組は日本現代アート協会、日本現代芸術協会、 ジャパンコンテンポラリーアートアソシエーションの協力でお送りしております。
それでは次回、またスペシャルトークの質問のコーナーになりますけれども、 マイクの前でお待ちしております。
それでは。