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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には、子育てネタや留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
さて、本日は子供の迎えの前にですね、車の中から収録をしております。
ですので、台本がありません。
そしてさらにですね、車道にちょっと横にね、止めてお話をしておりますので、
横を車やバイクが通る音が時々入ると思います。ご了承いただければ嬉しいです。
本日のおテーマなんですが、前回前々回と犬友は本当に必要かというお話をさせていただきました。
その中でも触れたと思うのですが、私は犬の散歩に関しては、時間や場所、
それから散歩コースなどは、なるべくランダムに変えていった方がいいですよというお話をしていたと思います。
そのことについて、なぜ私がそのように思っているのかをお話ししていきたいと思います。
特にまずは、今日は時間についてお話をしていきます。
決まった時間にお散歩をするということは、私は実は避けてきました。
それはうちの愛犬みことさんの代になってそうしてきたんですが、これには理由があります。
その理由の大きな一つは、トイレです。
小犬さんをお家に迎えられて、だいたい生後3ヶ月から4ヶ月ぐらいだと思うんですが、
トイレのトレーニングがしっかりできているという場合は珍しいと思います。
トイレトレーニングを、たとえブリーダーさんやペットショップできちんとされていたとしても、
環境や生活のルーティーン、場所などが変わることで、
ワンちゃんは一時的にトイレがわからなくなってしまうということは、
小犬さんにはとてもありがちなことです。
もしくはですね、サークルですね。
サークルの中で最初はトイレとベッドを置いて、その状態であればトイレで排泄ができていたんだけれども、
そのサークルから出した。
そうしたら出してしまうと、リビングや他のお部屋に出してしまうと、
トイレができなくなってしまうということはとてもよくあるパターンです。
それにはたくさんいろいろな理由がありますし、教え方もいろいろあるのですが、
ここで飼い主さんがですね、お散歩ができるようになると、
トイレのトレーニングをしないで、じゃあお外でしてほしいということで、
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お外に連れて行くという場合があります。
特に朝起きてすぐというのは排泄のタイミングなんですよね。
人間も朝起きてすぐにトイレに行くという方は多いと思います。
この時に朝起きてすぐにお散歩に連れて行く。
そこで朝一のトイレをお外で済ますという習慣ができますよね。
そうなるとこのワンちゃんは一生この習慣を引きずるというか、覚えていくようになります。
朝一の排泄はお外でするものというふうに覚えていくわけですね。
このルーティンというのはものすごく強くワンちゃんは覚えていきます。
ですが人間には実際、例えば朝起きて体調が良くない日もあれば、
朝起きて台風がすごい時、雪がすごく降っている時など色々あるわけです。
ですので私は朝起きてすぐ排泄のためにワンちゃんを外に連れて行くということはあまりお勧めしていません。
ワンちゃんとカイヌさん、十何年を共に過ごしていく中でその習慣を作ってしまうと、
時間ができなかった時、もしくは時間がずれた時、何かの事情でやりづらい時に犬、人ともにストレスを追い始めてしまうんですね。
当然ワンちゃんは排泄をしたいので、お外に行こう、行こう、まだ行かないの?ということでカイヌさんに要求をするようになります。
そして特にありがちなのは男の子のワンちゃん、虚勢、未虚勢に関わらず、虚勢をしている方がその頻度は高いんですけれども、
マーキングですね、匂い付け、足を上げておじっこをするというマーキングをしたがる年齢。
大体1歳前後、半年から1歳前後、多くなってくるのが男性ホロモンの分泌が盛んになってくる7、8ヶ月。
大型犬であればもう少し10ヶ月、11ヶ月ぐらいになると思うんですけれども、そのぐらいの時期になると体の機能もしっかりできてきますし、
男の子としての認識も男性ホロモンの分泌量の増量によってできてきます。
なので、お外で匂い付けをしたいという行為が始まってきます。
朝起きてすぐのおトイレ、排泄はトイレシートでしていてくれたのに、
例えば朝7時に起きて、朝10時ぐらいにお散歩に行くようにしているご家庭では、朝7時ごろのおトイレをしないで、そのまま10時ごろの排泄散歩まで待っているという現象が起きてきます。
それも一緒ですよね。
ワンちゃんはもう少し我慢すれば、お外で匂い付けができるんだということで止めておけるようになってくるんですね。
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これが1歳を超えてくると確実にその機能が備わってきます。
つまり膀胱を閉めておく筋肉が発達して体の機能が整ってきますので、長い間おしっこを我慢して膀胱に溜めておくことができるようになるんですね。
ワンちゃんは政権であれば1日2回ぐらいの散歩の排泄で家では一切しないという子が結構増えてきます。
そのぐらい体の中に溜めておけるようになってくるんですね。
ただこれができるのが大体10歳ぐらいまでで、10歳、12歳、13歳、14歳と体の機能は衰えてきます。
そして胎院多尿になってくる子も多いです。
実際うちの美琴さんに関しても今はステロイド剤を投与されているということもあって、たくさん飲んでたくさん出します。
そうなった時にやはり毎回外に連れて行くことってとても難しいんですよね。
それができる環境、例えばお庭があるとか、それであればいいと思うんですけれども
都市部に住んでいたりマンションだったりすると共用部は抱っこしていかなくてはいけないとかになりますので、
なかなか一日に4回も5回も排泄のためにお外にワンちゃんを連れて行ってあげるというのが難しくなってくると思います。
またそうでなくても夏場はとても暑いですし、とてもタイミングを取るのが難しくなってくると思います。
なので私は排泄のためのお散歩というのはあまりお勧めをしていません。
飼い主さんはお外でトイレをしてくれたら、トイレの失敗を気にしなくても済みますし、トイレシートの節約にもなりますよね。
ですけれども、十何年間一緒に住んでいく、そして犬も人も年をとっていくということを考えたときに、
私はやはり排泄はトイレでできるという習慣をちゃんと残しておくということはとても大切だと思います。
そのためにも定期的な時間でのお散歩というのは定期的な排泄のための散歩になりやすいので、
その定期的な時間というのは取らずに、できるだけ毎日時間をずらすということをお勧めしています。
これは子犬の頃から始めないと、なかなか5歳6歳になっていきなりそのルーティーンを崩すとなるとワンちゃんは理解ができません。
若いうちから、今日は10時と5時、今日は3時と夜の10時、今日は朝の6時と夕方の6時などというように、
もし1日2回行くと決めたのであれば、その時間をランダムにする。
もしくは回数も、今日は1日1回、今日は1日2回、今日は短い散歩を3回などというように、なるべくルーティーンを変えてあげるといいかなと思っています。
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いかがでしたか。お散歩の時間をずらすメリットについて、本日はお話をさせていただきました。
排泄に関しては、実は先代のワンちゃんですごく私は苦労しました。
その頃は小学生の時に迎えたワンちゃんだったので、しつけとか何もしていなかったんですね。
それこそトイレシートというものも今のように高品質なものはありませんでした。
なので、お外で排泄をさせるという習慣をつけてしまったために、どんなに頑張ってもその子は最後の最後までお家の中でしてくれませんでした。
たぶん腎臓の病気にかかっていたので、最後の方は15歳ぐらいになってからは1日に何回も何回もトイレをしたがりました。
10キロ以上ある子だったので、その度に抱っこをして階段を降りてお外に連れて行っていました。
ですが、それが5回、6回、7回、8回と1日増えていくにつれて、とてもとても家族の負担は大きくなっていきました。
その時に、その時でもないんですけれども、美琴さんを迎えた時には、2代目の子はどこでもいつでもトイレシート1枚あればそこで排泄ができるトレーニングをしておこうと思ったんですね。
おかげさまで、美琴さんは今でも新しいお家にどこかお呼ばれして行ったりとかしても、トイレシートがあればそこでトイレしてとかワンツーワンツーとかそういった掛け声でそこでするということを覚えてくれています。
そして1回トイレシートを敷いてそこでするんだよと言って、トイレを成功したら次からはそこに行くという習慣ができています。
トイレや散歩というのは日々のことですから、本当に習慣化しやすいものです。
そして犬の習慣化に関しては飼い主さんの親指もつかないところで進んでいくものなので、飼い主さんがいざこの習慣を変えようと思ってもワンちゃんには理由がわかりませんから、その変化がストレスになってしまうことが年をとればとるほどあります。
ですので最初からお互い犬、飼い主さんともにストレスがないようなルーティーンを作っておくこと、これがとても必要になるかなと思っています。
ということで本日はトイレのトレーニングとお散歩の時間を変えるメリットについてお話をさせていただきました。
最後まで聞いていただきありがとうございました。雑音が入ってしまって申し訳ございません。