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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のある頃について、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出のお話もお届けしています。
より犬についての詳しい内容は、メンバーシップ配信にて、文章ではノートでまとめてお伝えしております。
さて、昨日の月曜日お昼に、食美さんとライブをさせていただきました。
実は、昨年ですね、私は食美さんに、我が家オリジナルの夕飯のこんだてを作って欲しいと無理なお願いをしておりまして、
食美さんが心よくその要望に答えてくださったんですね。
私は、こんだてを作ってみて感じたことなどを、何度か配信にあげようかと思ったんですが、なかなかうまくまとまらなかったので、
これはもう、制作者である食美さんとお話しをしながら、感想などをお伝えできたらなと思って、ライブをさせていただきました。
やはりね、ライブでもお話ししたんですけれども、日々の料理って、本当にたくさん実は工程がありますよね。
レシピを考えて、冷蔵庫の中を見て、買い物に行って、買い物に行った先で、品定めをして、値段を考えて、お家に持って帰って、下処理をして、料理をして、洗い物をして、片付けをして、
本当にね、それの中の一つでも工程を減らしたいって考えられている方はたくさんいらっしゃるんじゃないかなと思います。
ライブの中でもたくさんの方にご意見をいただいて、本当に楽しいライブになりました。
聞きに来ていただいた方、本当にありがとうございました。
そして職人さん、ぜひぜひみんなで根立を考える講座をやったらいいんじゃないかっていう話になりまして、私もとても興味があるので、そういう講座ができた際には参加をさせていただきたいと思います。
職人さん、お忙しいお時間の中、1時間以上もライブにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
そしてですね、実は私、そのライブの前に小さな引っかかりについて考えるラジオのうみさんとコラボ収録をしていました。
こちらは私のコミュニティの方に告知をしていますし、こちらの概要欄にも貼っておくんですけれども、
うみさんは昨年からフリーランスとして動こうということで、いろいろと今頑張っていらっしゃる最中ということなんですね。
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私は逆にずっとフリーランスをしてきたけれども、その中でも働き方をいろいろ変えたりしながら、14年間の間にやってきていました。
そんなこんなで、どうしてフリーランスになろうと思ったのかとか、影響をしていた幼少期の思い出とか、そういったことをつらつらとうみさんと、またこちらも1時間以上の長尺コラボになっているんですけれども、
ぜひよろしければそちらも概要欄の方から飛んでいただければと思います。
前置きが長くなってしまいましたが、本日はご質問をいただいておりましたので、その内容についてお話をしていこうと思います。
うちの犬はちょっとでも離れると鼻を鳴らしたり、鳴いたりしてしまいます。
家でのお留守番はできるんですが、外で散歩中など、家族がトイレに行ったり、家族が犬を持っていて私が離れたりするとすごく鳴いてしまいます。
他の家族が一緒にいるのにどうして鳴くんでしょう、というご質問でした。
この離れるときに犬が鳴くという問題、特に小型犬に多いのではないでしょうか。
鳴かなくても落ち着かなくなったり、そわそわしたり。
うちの犬も若いときから誰かが離れていくと鳴きはしませんが、かなり不安そうな表情になったり、
「ねえいいの?ねえ行っちゃったよ。ねえ大丈夫?」と後ろをよく振り返ったりしています。
複数人でお散歩をしているときには、リードを持っている人よりも持っていない人にくっついて歩きたがります。
家では問題なくお散歩できるのに、他の家族もいるのに、
どうして誰かがいなくなるととっても不安そうになったり、鳴いたりするんでしょう。
このことを知るためには犬の習性を考えることが必要なんですね。
犬は小さな社会を形成し、そこに帰属することで安定・安心を得られる生き物です。
集団や社会を形成して生きる動物というのは他にもたくさんいますが、犬が他の動物と比べて得意なところ、
それはその社会集団を、同種である犬よりも人とみすびつくように進化をしてきたということなんです。
ですので、人間の家庭、特に日常的に屋内で人との距離が近い場所で暮らしているワンちゃんにとって、
家族である人間は欠かすべからず仲間なんですね。
その仲間が自分の目の届くところからいなくなってしまう。
どこへ行くんだ、帰ってこいよという場合、とってもワンちゃんは不安な気分になってしまうんですね。
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音程がとっても外れていましたね。
たとえ他の家族が一緒にいるとしても、一人でもこの社会、群れから外れるということは不安要素がいっぱいなんです。
逆に言えば、これはおそらくですが、リードを持っている人間、抱っこしている人間でいえばすぐに自分から離れることはないということも賢い犬たちは理解をしているんですよね。
であれば、注意はリードで自分と繋がれている人とか、自分を抱っこしている人ではなくて、リードで繋がれていない人がいつどこへ行ってしまうかがわからないので、
常に監視しなければいけないというのが、お散歩中リードを持っていない人にくっつきたがるワンちゃんの心理ではないかと私は睨んでいます。
いかがでしょう。
もちろん、家族の行動はそっちのけで、行きたいところへ行き、嗅ぎたい匂いを嗅ぎまくる、ゆうか独尊的なお散歩をする子もいますね。
そしてここでもう一つの疑問。
お家ではお留守番がきちんとできるのに問題が出てきます。
これは大きくは環境の変化が絡んでいます。
自宅であれば経験を積み重ねることで、犬は飼い主さんはすぐ帰ってくる。
必ず帰ってくる。
この格好をしたときにはしばらく帰ってこない。
この時間はすぐに帰ってくる。
など家族の中でのタイミングやルーティーンを非常に細かく理解しています。
なんでだろうと不思議に思うほど、この把握については正確で、
私の犬の保育園に長年通ってくださっているワンちゃんの中には、
今日は先生がお迎えに来る30分前からクレートの中で待機してましたよ。
保育園の日や時間がどうして分かるのかしら、という懐熱さんが少なくありません。
このワンちゃん自身が学んだ経験則と家庭は自分にとって絶対安心であるという信頼感から、
子犬の頃はできなくてもいつしかお留守番になれていくという子は多いです。
ただし、これが一歩外に出たら話は違います。
もともと犬は孤独にはなれていない生き物です。
彼らの本能の中には共存するという遺伝子があります。
特にアイガン犬種と言われる犬種の子たちは孤独が非常に苦手です。
そのため、自分が絶対安心できない、安全ではないと思うアウェイのうちで家族が一人でも欠けてしまうということは、
どんな地味猛虜が出てくるか分からないお化け屋敷にチームを組んで入っていったのに、
突然仲間が消えてしまうというぐらいの不安。
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そんな不安がワンちゃんによっては感じられるんでしょう。
アウェイの場所では分離に過剰に反応するワンちゃんは、
実は自宅や慣れている場所でも過剰反応が出ていないだけで、何かしらの分離に対する不安は出ていると思います。
飼い主さんが一緒の部屋から離れてトイレに行くと、寝ていたのにくっついてきて、
トイレの前で待っていたり、ドアをひっかいたり、それは分離不安を感じているケースです。
ですがこれは異常と言えるものではなくて、先ほど術でも述べたように、
集団でいることが大好きで安心する犬にとってはある程度当たり前の行動なんですよね。
そしてもしお留守番や別離のときに落ち着いてほしい場合には、それを練習する必要があります。
なぜなら、一頭だけで放っておかれる孤独な状態というのは、犬にとって不自然なことだからです。
その状況を本人が望んでいるなら別ですが、
普段集団生活を営んでいるのに突然一人で放っておかれるということは、
犬にとっては本当に不自然で唐突で理解ができません。
自宅であれば、時間の経過や経験とともにこういうこともあるよねと学ぶ子もいますが、学ばない子もいます。
むしろ日頃飼い主さんと過ごす時間が多いワンちゃんは、学ぶことが難しくなるでしょう。
人間も犬も、習っていないこと、知らないことというのはできないものです。
犬にとって愛する群れの仲間、つまり人間の家族と知らない土地で分かれて一頭にされるということは不自然な状況、
つまり生来獲得している行動ではありませんから、しっかりと教えてあげる必要があります。
少し離れても必ず帰ってくるから大丈夫という安心感を与えること、それが分離トレーニングの第一歩となります。
分離トレーニングの詳しい段階と方法についてはメンバーシップ2で配信する予定です。
最後に今回のまとめ、お留守番でも少し離れるだけでも犬にとっては家族と離れて一人にされるということは、
集団生活を送る犬という動物にとっては本来不自然な行動で理解ができにくい。
自宅の留守番は習慣化されやすいため、落ち着いてできるようになる子が多い。
知らない場所で家族が離れるということは、お化け屋敷で一緒に入った友達が突然一人いなくなるような恐怖や不安を感じる。
自宅でのお留守番はおとなしくできるのに、屋外で家族が離れていくということに吠えたり泣いたり落ち着かなくなる犬は、
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家族が離れても必ず戻ってくるという分離トレーニングをする必要がある。
という以上の4点をまとめとして挙げさせていただきました。
いかがでしたか。人間でも犬でも、習っていないことはできませんよね。
どうしても元々持っているものや本能の方に傾いてしまうと思います。
もしご自身のワンちゃんが離れること、分離に不安を感じるようなワンちゃんであれば、そこは当然のことです。
不安にならないようにレッスンやトレーニングをしてあげることが一番いいかなと思います。
最後まで聞いていただきありがとうございました。