犬のお仕事への導入
こんにちは、横浜で15年以上、犬の保育園を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬にもっと好かれたい、うちの子の困った、どうしよう、そんな飼い主さんに向けて、
愛犬と過ごす人生をもっと幸せに、おテーマに、あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬さんとの絆がもっと深まる、
そんなお話を、ドッグトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
時にアニマルコミュニケーター、時にペットロス専門誌としての視点、時に雑談も入れて、楽しくおしゃべりしています。
毎週木曜日、朝9時10分から定期ライブを行っています。今週は5月1日の木曜日。
テーマは、この間、ちらっとライブでお話をした、
「ペットを飼いたいという子供と飼いたくない親たちの葛藤」というテーマでお話をします。
あなたは、小さな時にペットを飼いたいと親に言ったことありましたか?
または、お子さんがペットを飼いたいと今、ねだられて困ったりしていませんか?
そんな話題を中心に、雑談形式でお話ししていきたいと思います。
ご質問などもお気軽にどうぞ。
さて今回は、犬のお仕事をしたいあなたへ、というテーマの配信になっています。
こちらは、犬のお仕事に興味がある、これから犬のお仕事ができたらいいな、という方。
飼い主様がペットサービスを受ける際に、業者としての参考になるように、という内容の配信になっています。
1回目、犬のお仕事に就きたいけれど、何から始めたらいいですか?
2回目、犬を飼ったことがないと犬のお仕事はできませんか?
3回目、犬のお仕事に就くのに資格は必要ですか?
4回目、犬のお仕事ってどんな働き方があるの?稼ぎはどうですか?
という内容で、4回目シリーズでお届けをしてきました。
今回が5回目で、最終回となっています。
今回は是非、犬のお仕事に就きたいわけではないあなたもですね、
飼い主さん目線で聞いていただきたい内容となっていますので、是非最後まで聞いてくださいね。
最終回の今回は、犬のお仕事に就くために最も必要なこと、犬を良くしようとすることなかれ、というテーマでお届けしたいと思います。
さあ、これどういう意味でしょうね。
犬のお仕事にいろんな種類があるよ、ということは今まで配信の中でお伝えをしてきましたが、
私はドッグトレーナーという立場かつ、この配信のきっかけをくださったご質問者様が、ドッグトレーナーを目指しているということでしたので、
今回はドッグトレーナーになるために、ということでお話ししようと思っています。
実はドッグトレーナーを目指しているので、配信を伺っています、というリスナーさんは過去にも数名いらっしゃって、
今現在でも聞いてくださっていると思っているんですけど、これは私にとって非常に嬉しいことですし、全力で応援したいなと思うことでもあります。
ですが、犬の飼育経験やトレーニング歴、資格、金銭面よりも何よりも一番最初に大切となるのは、
あなたがなぜ犬の仕事、そしてドッグトレーナーになりたいのか、
ドッグトレーナーとして何を目指すのか、のマインドセットにあると私は思います。
もしこの考えが、犬を良くしたいというマインドなのであれば、そこは一度見直していただければなぁと思って、この配信をお届けします。
で、言ってですね、まあ察しの良い方はもう気が付いたんだと思うんですけど、はい、これですね、はい、私の過去の自分に物申してますね。
はい、つまり私が思う理想の犬の姿に近づけたい、これがですね、過去の私のトレーニングに対する理想でありモチベーションでした。
だからこそイギリス人師匠に言われた通りに犬を動かすことができなかったり、きちんと思い通りに犬が指示を聞いてくれない、
担当した犬がテストで良い成績を残せない、そんな時に私は落胆して犬に対して八つ当たりし、
犬を責め、飼い主を責め、そして最後には自分を責めていました。
もう闇落ちですよね、はい、負のループです。
トレーナーを目指す方だけでなくても、飼い主さんなら一度はそういう気持ちに陥ったことありませんか?
これって子育てでも似てるところがありますよね。
でもね、これって悪いのでは、犬ではなくてね、私の考え方だったんですよね。
目の前にいるこの子の言い分を聞かずに、自分の理想や師匠や上司からの指示、
クラス分けの条件や飼い主さんの理想に犬を当てはめることが良い犬としてトレーニングするということだと私は思っていたんですね。
そして理想の犬の姿に自分の目の前にいる犬が近づいたら良い犬だと思っていたんです。
愛犬との関係を深める方法
もちろん、競技会やいろいろな犬のテストには審査基準や明確なルールがあるので、
それにチャレンジすることや、そのために努力を重ねるということは間違っているとは思いません。
ただし、犬自身がそれを一緒に行う人と楽しんでいることができることが条件だと思っています。
私は犬のトレーニングというのは、犬とのコミュニケーションに他ならないと考えています。
まあ、もしかしたら違う方もいらっしゃるかもしれないですけれども、私自身はそう思っているんですよね。
自分の一方的な要望を犬に押し付けて言うことを聞かせるということは、トレーニングではなくて操縦だと思っています。
もちろん、そういうスタイルのトレーニングを望まれる方もいらっしゃいますし、
全てが悪とは思いませんが、私とのスタイルは違うし、
多くの家庭犬と一緒にお家の中で暮らす飼い主さんたちの要望はそうではないと、
長年このお仕事を行ってきて感じているところです。
飼い主さんが望むことを飼い主さんに寄り添って、
愛犬さんとの十数年がより楽しく、よりお互いがストレス少なく過ごせるご提案をすること。
時に飼い主さんに代わって情報を集め、特に具体的なアドバイスをご提案し、
時にご相談にお答えし、時に選択肢を提示する。
ドックトレーナーというのは、飼い主さんと愛犬さんとの一緒に寄り添う駆け足であるので、
犬を良くするということが仕事なのではなく、
飼い主さんと愛犬さんが一緒に過ごせる時間をより良くするということに注力すべき、
というのが私の今の考えなんですよね。
飼い主が困っている。よし、自分がこの犬を何とかトレーニングでいい犬にしてやろうというのは、
本来トレーナーの仕事から少しずれているんじゃないかなと感じているわけです。
ドックトレーナーという仕事はとかく犬に関わる仕事と思われがちですが、
当たっているんですけどね、実はそれ以上に人と関わる仕事であると思っています。
昔はよく法人で経営をしていた時には、専門学校のインターン生や研修生を受け入れていましたが、
その子たちの中で多くが人と接する仕事は怖いし、嫌いだから苦手だから犬の仕事に就きたいんですと言っていました。
その時はですね、私は必ず犬と同じくらい人と関わることが好きじゃないと結構厳しい仕事だよと言っていました。
人と関わるのが苦手だから犬の仕事に就きたいという方は、
ドックトレーナーという形ではもしかしたらちょっとハードルが高いかもしれないので、
もしかしたら警察犬の専門訓練士ですとか、支援犬の訓練士さんの方が向いているかもしれません。
自分の犬とはこうあるべきという理想像を犬やお客様に押し付けないこと、
その犬自身、飼い主様ご自身の良さや能力を見つけそれを伸ばすことで、
それを受け入れることで、愛犬さんと飼い主さんの絆がもっと深まるお手伝いをすること、
そのマインドがどんなことよりドックトレーナーに一番必要だと私は思っています。
そしてこれは飼い主さんにもぜひ持っていただきたいなぁと思う視点なんですよね。
犬とはこうあるべきという理想の王子様像に苦しめられて、
愛犬さんとの接し方に苦しむ飼い主さんたちを私はたくさん見てきました。
けれど目の前にいるその愛すべき四つ足の毛深い生き物は理想の飼い主像など持っていません。
あなただけをまっすぐにいつも見ているんですよ。
誰と比べることもありませんよね。
であればぜひこの犬って本当はどんな子なんだろうと、
もう一度愛犬さんの素晴らしさや可能性、得意なことや苦手なことをよく知って、
愛犬さんが得意なことを全力で伸ばしていきませんか。
今年6月末より私自身初となるオンライン講座で、
このところを少し深掘りした講座を開講していきます。
800頭以上の実績を持つドッグトレーナーがあなただけに教える
飼い主の魅力爆上げ愛犬が夢中になる魔法の講座というタイトルなんですけど、
私の20年以上のドッグトレーナー人生、
失敗やね、たくさん失敗しました。
そして成功事例や試行錯誤から学んだ全てを継ぎ込んだ3ヶ月の長期講座となります。
いわゆる犬のしつけハウツー講座というものではなくて、
愛犬にどうやって伝えたらいいのかわからない、
何度も同じことでつまずいてしまう、悩んでしまう、イライラする、
もっと愛犬に好かれたいのにという飼い主様へ。
飼い主さんご自身が愛犬さんに向き合う自信をつけていただき、
愛犬さんの気づかなかった魅力と能力を伸ばせるようになる、
そんな実践ワーク中心の講座となっています。
改めて講座の内容については詳しく配信でお話しする予定ですが、
なんとですね、かなり少数の方のみにしかこの講座の案内をしていないのにも関わらず、
すでにご予約をいただいておりますので、残り3枠となっております。
もともと少人数でゆっくりとやっていきたいなと思っていたので、
限定5名になっているんですよね。
興味のある方はぜひ、概要欄にある公式LINEにて、
講座興味ありますとお知らせください。
詳細をお知らせしたいと思います。
それでは、今回は犬の仕事につきたいあなたへ、シリーズ最終回となりました。
最後まで聞いていただきありがとうございました。