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こんにちは、横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
今回は、父と娘のヨーロッパ旅行記②、12回目の配信となります。
こちらは、両親の銀婚式の時に、私たち家族で5人で旅行したのですが、
その時の旅行記を前半が父、後半は私がそれぞれ旅行記として書き残したものを帰国してから、一冊の本にまとめたものです。
こちらの旅行記を読むという、父と娘のヨーロッパ旅行記の配信については、第1回目から10回目を
そして後編の私娘編は、前々回から私の配信旅行記という形になっています。
それでは今回は、8月22日日曜日、私の旅行記第3日目をお届けしたいと思います。
ここまでの過程をざっとお話をさせていただきますと、
私がイギリスに留学している時に、まず両親がイギリスに来てくれまして、
私の師匠やその当時お世話になっていた人、私と会ったり、
私がホームステイをしていた場所や、当時留学をしていた語学学校に遊びに来たり、
それから合流をしてイギリスからスペインに渡りました。
スペインで弟2人が合流し、スペインを旅行、
それからフランス、故郷を越えまして、お隣のフランスに行き、
パリで両親とは別れたという形になっています。
そして私編の日記では、今度は弟2人と私の3人旅が始まりました。
最初はパリからお隣のベルギーブリュッセルに移動して、
合流したと思ったのがそのまま、またお別れをしてですね、
私は一人ドイツへと一足先に旅立つことになりました。
今回はドイツの2日目のお話をお届けしたいと思います。
皆さんもよく知っている方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけれども、
ドイツ、ロマンチック街道というね、街道がありまして、
とてもね、風光明媚で、何というか、中西ヨーロッパの雰囲気を楽しめるような、
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街並みがそのまま残っているところなんですね。
私はこのロマンチック街道をどうしてもね、巡ってみたくて、
一人でこのロマンチック街道を巡る旅に出かけました。
それではスタートしていきましょう。
第3日目、8月22日日曜日。
ウィルツブルクからローデンブルクへ。
おとぎの国へ。
久しぶりにゆっくり寝て、朝はずいぶん疲れもとれていたが、
寝てっぽかったのが悪化したようで、喉の痛みがひどくなっていた。
母に薬を先に持って帰ってもらったのが悔やまれる。
支度を整えてセルフの食堂へ。
シリアル、パン、ハム、チーズ、それとたっぷりのカフェオレで朝食を済ませる。
18.85ユーロにしては上等な朝食。
その他にもクラッカーやチョコやジャムのスプレッドも充実していた。
ここは18.5ユーロというのは宿泊代込みの値段ですね。
時刻はおよそ9時頃。
昨夜の雨とは打って変わって太陽がマイン川の水面をきらめかせている。
同じ風景でも太陽の光があるのとないのと、こうも雰囲気が異なるものか。
昨夜は雨にけぶる物悲しい街だったのに。
ウィルツブルクからフュッセンというロマンチック街道を運行するヨーロッパバスの乗車時刻まではまだ間があったので、
昨日は素通りしたレジデンツの方面から大回りをして駅前のバス停まで歩く。
日曜の朝ということもあって街はまだ眠りにつまれているかのようにひっそりとしていた。
バス停に着くと9時40分に着いているはずのヨーロッパバスの姿が見当たらず55分になってしまった。
ちなみにこれはバスのウィルツブルクの出発時間である。
もう一通り日本人のNさんという方とこのバス停で一緒になり、
二人でやけもきしながらバスを待っていたところにやっと到着。
私のロマンチック街道旅が始まった。
このヨーロッパバスは通常の市バスや街の中を走るバスとも純粋な観光バスともちょっと異なっているようだった。
ガイド兼ドライバーのおじさんはとても親切で感じがよく、
ローデンブルグの詳しい地図やロマンチック街道の全体地図もくれた。
バスはその地図通りにロマンチック街道を南下していく。
このバスは毎朝9時55分にウィルツブルグを出発し、
ローデンブルグやネルトリンゲン、アウヴスグルグなどを経由して
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ノイシュワンシュタイン城で名高いフェスセンの街に19時55分に着くという、
車や団体客でない観光客にとってうってつけのロマンチック街道観光バスである。
日本人にとってもドイツで最も人気のある観光ルートなだけはあって、
案内パンフレットや用書や各街で流れる音声テープのガイドにはもちろん日本語バージョンもあった。
そしてこのバスに乗っていたのは2組の外国人を除けばあとは全員日本人観光客であった。
私たちの一行はまずは可愛らしいお城と素晴らしい庭園のある小さな街、
ウィスカーハイムに立ち寄り、小さな田舎町には少し立派すぎるくらいの庭園で
日の光を浴びながら写真撮影をしたり、存分に楽しんだ。
ウィスカーハイムの後は世界で唯一だという指抜きの美術館と天才彫刻館、
ティルマン・シュナイダー作、聖母マリアの昇天の祭壇で行われた有名なクレグリンゲンに停車。
エヌさんと2人で写真を撮り合い、素晴らしい木材彫刻に目を奪われたり、
楽しい時間を過ごしつつ、まずはロマンチック街道を進んでいく。
ローデンブルグに着くのは12時半の予定で、時間もあるので、
宿は着いてからゆっくり探せばいいやと思っていた私に、
ドライバーのおじさんが、「今夜のお宿はもう撮ってあるの?」と聞いてきた。
着いてから下がるつもりなんだ?というと、
彼の知り合いのおばさんが街からちょっと離れたところでB&Bを経営しているのだが、と紹介される。
連絡を取ってもらうと、シングルのバス・トイレ共同、朝食付きで23ユーロ。
おまけにバス停まで迎えに来てくれて、
明日はこのバスがローデンブルグを出る前にやっぱりバス停まで送ってくれるという嬉しいオプション付き。
私は願ってもない好条件に喜んで2つ返事で承諾した。
バスがローデンブルグのバス停に着くと、もうすでに宿のおばさんが迎えに来てくれていた。
ドライバーのおじさんとNさんに別れを告げて、おばさんの車に乗り込む。
おばさんは初老の感じの良い女性で、しゅしゅ笑顔で話しかけてくれた。
5分ほど走っておばさんの家兼B&Bに着く。
見た目はまるで普通の一軒家。
看板も出ていないんだが、家は3階建てで、2階、3階が客室となっているようだ。
通された一人部屋は2階で日当たりも良く清潔で、バス・トイレルームの隣だった。
ふと壁を見ると、日本人のお客さんやリピーターさんからの手紙、プレゼントの絵やポスターなどがたくさん貼ってあり、
これはとても良い宿だなと安心した。
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荷物を置いてすぐ街へ。
朝ごはんをしっかり食べていたはずが、やはり14時近くになってお腹が空いた。
まずはもらった地図を片手に、地理の把握をしつつランチを取ろう。
ローデンブルグはぐるりと城壁に囲まれた、中世の面影を色濃く残すメレンジックな街だ。
ロマンチック街道の小さな街の中でも、特に日本人に人気のある街なんだが、
何しろ私の祖母もツアーで来たらしい。
可愛らしい中世ドイツ風の木組みの家々、レストランやショップに掲げられた日本語メニューあります、
いや日本語の表記、説明がやけに不自然に目に映ってしまう。
まあ仕方がない、私もその観光客の一人なんだから。
その不自然さを差し引いたとしても、ローデンブルグは素晴らしい街だった。
通りという通り、小道という小道に並ぶ建物は高くて立派なのに、
色やデザインは可愛らしく、楽しい迷路を、私は迷い込んでしまったようだった。
どの小道も私を先へ先へと駆り立てる。
城壁はところどころ二重になっていて、いくつもの塔と門を構えている。
どの通りも、銭湯も、門や門も本当に似ているので迷ってしまいそう。
食べようものもまた楽しみだ。
統一名物の白ソーセージの鉄板焼きを、全く大きさの合わないパンに挟んだホットドッグをお肉屋さんで買った。
このホットドッグ、行かれた方はわかると思うのだが、はるかにソーセージが大きいので両側からはみ出ちゃっているんだ。
マスタードをたっぷりつけて大きな口でかぶりつく。
イギリスのソーセージとは全く違ってパリッと皮が破けて、中から肉汁があふれてくる。
焼きたての白ソーセージはスパイシーで、ハーブな香りも相まってとてもおいしかった。
さすがソーセージの国だ。
街をぶらぶらしながら見つけた品の良いカフェで、これまた統一名物のそぼろのかかったアップルケーキと、
コーヒーを買って見晴らしの良い城壁のそばのベンチで一服。
地球の歩き方によるとドイツは知る一つを知るケーキ大国なんだ。
その情報にたがわず、大きすぎず、甘すぎず、大味でもなく驚くほどおいしいケーキであった。
お土産屋をぶらぶら覗き、たくさんの小道、数知れざる路地をぐるぐる巡る。
石畳とオレンジ色の大きな傾斜屋根、木組みのかがわいい家々。
どの家も窓も美しい花に彩られたバスケットが吊られていたり、
店先やホテルの看板はそれだけ見ていても飽きないほど、バラエティ豊かで面白い。
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あるものは古くひかめしく、あるものはメルヘンチック、あるものは風変わりで見ていて全く飽きることがないのだ。
看板は店の顔、それだけにこちらの人は力を、そして思いを込めるのであろう。
それらの中にはまさに芸術というふうにふさわしい素敵な看板もいくつもあった。
明日も時間はたっぷりあることだし、店も閉まり始めてきたので、
私はこの街で一番お気に入りのブルック公園で少し休憩し、
谷を挟んで城壁越しに見える華やかでかわいらしいオレンジ色の屋根や銭湯を眺めてから、
18時半頃には宿に切り上げた。
ゆっくりシャバを帯びて22時にはベッドへ。
少し体調がよくなることを祈りながら。
この日の歩数24329歩。
はい、ということで、私の一人旅3日目。
一人旅じゃないですね。
本来ならいる弟たちが2人いるはずなんですけど、
途中経過で私一人旅になってますね。
3日目の様子をお伝えしました。
これですね、ドイツの街の名前を読むのが非常に大変ですね。
ウィルスブルグというのは町西都市で教皇庁があったところでもあるので、
とても立派で貴族的な感じのする町でした。
結局教皇庁が一時に置かれていたレジデンツには入ることはなかったんですけれども、
城斎があったりとか、そして川のほとりに面していて、
この川を何度も行き来したことを私は今でも覚えています。
そしてですね、ロマンチック街道一人旅がスタートしましたよね。
私これ読んでいて、ああそうだったかと思い出したんですけれども、
そうそうこのバスの運転手さん、街道3軒運転手さんというのが非常に気さくで面白いおじさんでですね、
もしかしたらそういう感じがなかったら、
宿決まってるのかいって言われた時に、
いえいえ自分で探すんでいいですって言ってね。
さっと話も聞かずにどっかに行ってしまったかもしれないんですけれども、
このおじさんが非常にいいおじさんだったので、
そしてね、日本人観光客が多い土地からきっと日本人が何度も泊まったことがあるんだろうなと思って、
紹介していただいたB&Bに、
すいません今ね、背後でパトカーが通っていたので一回ポーズしました。
一問二問なく私が知らないおばさんのB&Bに泊まるということにしたんですけれども、
本当にね、これがきっと国が違ったりとか状況が違ったらそういうことにはならなかったと思うんですけれども、
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なんて言うんですかね、この雰囲気というかね、
とても和やかな雰囲気の場所だったので、
一問二問なく私は、あ、じゃあそこでお願いしますというふうに言ったんですよね。
それで、よく全然知らない見ず知らずの外国人の車に、
いくら宿の人とはいえ、自家用車で迎えに来て、
よく乗ったなって言われそうな気もしますけれども、
これはもう本当に皆さんはね、あんまり、
なんて言うんですかね、
見習わないほうがいいと思うんですけど、
こういう感がですね、私非常に鋭いんですよね。
こういう人だったら信用できるとか、
この人だったら大丈夫そうっていうのをパッとね、瞬時に判断して、
今まで外れたことはね、本当にそれで外れてすごいひどい目に遭ったとか、
そういうことはないんですよね。
だから世界各国を旅をして、一人旅こういう感じでしたことも何度もあるんですけれども、
行き先を、宿泊先を決めないでフラッと行って、その街で宿を探して泊まるとかね。
そういうことは数々ありましたけれども、
それで怖い目に遭ったとか、
嫌な思いをしたとか、
そういう記憶はね、本当にないですね。
もしかしたら忘れちゃってるだけかもしれないんですけど、
命があればね、なんとかなるわと思っているので、
もともとね、そんなにいい見慣れをして、きれいな格好して、高そうな装いをしてっていうことをする旅ではないのでね。
はい、なのでこの時の旅のB&Bもね、非常に良かったなと思っています。
ローデンブルグというのは、
ドイツのね、ロマンチック街道の中でも本当に屈指の有名観光地ってですね、
くるりと城壁を、丸い城壁で囲まれていまして、城壁の中というかを一周ぐるっと歩けることもできるんですけれども、
その中が旧市街になっていて、もう完全にそこだけ時が止まったような家たちなんですよね。
今はちょっとわからないですけれども。
なので旧市街の中にあるホテルを8月のこの時期に撮ろうと思うと、
まあまあまあもう団体客とかツアー客にほとんど抑えられちゃってるわけですよね。
だから旧市街の外の情報も少ないね。
住宅地や新市街の方で宿泊場所を探さなきゃいけないなと思っていたところ、声をかけていただいたので、
23ユーロ朝食付きで、B&Bで、部屋も本当にかわいらしいお部屋で、
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とてもね、おばさんも着立てがよくて、
私が次の日に乗る予定であるバスの発着所までも送迎してくれるというね、
こんな破格で23ユーロは本当にないなと思います。
きっとね、今はもうやってらっしゃらないかもしれないですけどね、
こうやって民家をB&Bということで、観光のトップシーズンだけ空いてるお部屋を貸し出すということは結構ね、
イギリスでもドイツでもフランスでも田舎町よくありました。
特にイギリス、私はイギリスの方がいた時間が長いのでよく見ましたね。
私はロンドンに滞在するときには必ずと言っていいほど、
私のお友達の方がひっそりとやられているそういった一軒家のお部屋を宿泊させていただく、
もちろんお金を払って宿泊させていただくという形のB&Bに泊まっていました。
民宿と違うのは、宿主がいらっしゃるので、完全にそのお家一等狩りとかそういう形ではないんですよね。
トイレ、シャワーが共同だいたいそういった感じでした。
そういったところに泊まって、宿のオーナーさんとお話をしたりするという時間がね、私は結構好きでしたね。
ということでこの時ローデンブルク、本当に非常に素晴らしいところで、本当にとても可愛らしい街なんですよ。
皆さんね、ハーメルンの笛吹き男とかね、アンデルさんの童話とかね、
そういったことをなんとなく知っている方は、そういった世界観の中にポンと入ってしまったような感じですね。
ということで今回はローデンブルクですね、ロマンチック街道を、ビスカーハイムですね、
それからローデンブルクまで行きましたというところでお話が終えていきたいと思います。
第4日目はこちらのローデンブルクからフィッセンですね。
このフィッセンで私は弟たちと再会をします。
ということで今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。