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こんにちは、横浜で15年以上犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、あなたとワンちゃんの10年をより良く変えるをもとに、犬と生きる十数年をもっと本気で楽しみたいあなたに、幅広い分野から犬に関するお話をお届けしています。
大好きな旅の話、子育ての話も時々お届けしています。
飼い主さんが変われば、犬は変わる。犬のことをもっと知って、あなたも犬育てのプロになりませんか?
より具体的なトレーニング・執着・アニマルコミュニケーションについては、メンバーシップでお伝えしています。
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さて、今まで5回にわたり、犬と子どもについて、
それぞれ子どもさんの成長度合いに合わせての注意事項や、
犬から見た子どもがどう見えているのかをお話ししてきました。
概要欄にシリーズを貼っておきますので、まだ聞いていない方はぜひどうぞ。
このシリーズは一度、今回のテーマを持っておしまいにしていこうと思います。
最後の2回は、子どもは犬にとって最高のパートナーというお話をしたいです。
以前、この配信の中でも取り上げたことのある、
読み人知らずのイギリスの詩を再度ご紹介しますね。
この詩に、犬が子どもにとって最高のパートナーになる理由のすべてが盛り込まれていて、
あえて私が多知識することは部粋ですが、
一つずつ私の目と体験を通してお伝えをしていこうと思います。
本日は最初の2つの部分ですね。
まずは、赤ちゃんのときの、子どもが赤ん坊のとき、
子どもの良き守り手となるでしょう、の部分からお話ししていきます。
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生まれてすぐの赤ちゃんは、犬にとってはエイリアンそのものです。
違和感いっぱいです。
ですが、数週間、数ヶ月、数年を経て、
犬は赤ちゃんを家族が大事にしている存在と認識しています。
それは紛れもなく飼い主さんが赤ちゃんを大切にしているから。
犬は本当に飼い主さんをよく見ています。
飼い主さんの大事なものであれば、自分も尊重しなくては。
赤ちゃんとの慣れない生活の葛藤の中で、
赤ちゃんに対してなかった思いや関係性が次第に出来上がっていきます。
よく、飼い犬が赤ちゃんや小さな子どもを守ったり、
お世話をするように後をついていったり、
心配するような仕草をしたりする動画がありますが、
それは明らかで、犬の中で赤ちゃんが未知のエイリアンから
家族の大切な一員として認識ができてきている証拠です。
時に赤ちゃんや子どもを危機的状況から救う愛犬の姿は、
多くの大人の心を打ちますよね。
そういった意味では、赤ちゃんは犬に守られている。
犬は赤ちゃんの心強い守り手となることがあるんです。
もちろん、実際は乳幼児に対する犬の噛みつきの事故というのは多いですから、
油断せずに状況や環境、関係性には十分気をつけていきましょう。
これは今までのシリーズの中で何度も私がお伝えしていることだと思います。
子どもが幼少期の時、子どもの良き遊び相手となるでしょう。
小学生くらいまでのお子さんは、本当に犬と良い関係性を築きやすいです。
お志村区は、その良い関係を築く方法を親御さんがご存知ないということ。
私は自分の子どもたちのみならず、
トレーナーとして多くのご家庭のお子さんに犬との遊び方や接し方、
トレーニングの仕方をアドバイスしてきましたが、
子どもたちは飲み込みがとても早くて、
タイミングをつかむのが大人よりも上手くて、何より素直です。
そのため、特に体を使った遊びやドックスポーツの導入、
クリッカーなどタイミングが必要になることは、
大人の方よりも早くコツをつかんで、
愛犬と一緒に遊びの一環として楽しんで行ってくれることが多いです。
私は、犬との遊びはそのまま犬のしつけだと思っています。
特に遊びの中で物事のルールや成り立ち、
他者との関係性を学んでいくということに関しては、
犬も子どもも全く同じです。
また、アジリティやドックダンスなどは、
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若くて機敏な子どもと犬にはぴったりのパートナーシップを築けるツールになります。
守り手・保護者としての犬は、子どもと共に遊びを通して、
子どもに対しての態度をどのように設定していくかを決めていきます。
この時期にきちんと子どもと犬との関わりを持たせることで、
お互いがお互いの命に対して尊敬、そして物事を共有する経験を学んでいくのです。
よく、うちの犬は子どもを下に見ている。
子どもの言うことは聞かないです、というお話を聞くのですが、
これは犬が子どもを舐めて下に見てかかっているというよりも、
家族の関係の中での位置づけ、もしくは観察の結果です。
そして、犬と子どもがどう関わってきたのか、犬と子どもをどう関わらせてきたのか、
という親御さん側の観察の結果でもあります。
より詳しくは、来週末、22日のオンラインセミナーでも、この話題は取り上げようと思っています。
実際、アジリティやフライボール、ディスクなどの大会では、ユースという若者対象の大会があり、
10歳を超えたばかりの子どもたちが、大人顔負けの素晴らしいパフォーマンスを犬と見せてくれるということは、とても多いんですよね。
子どもの言うことを全然犬が聞かない。
うちの犬は子どもを下に見ているということは、必ずしも全ての犬に共通するということではないと思います。
ただ、子どもと犬が素晴らしいパートナー、関係性を作るというためには、
子どもと犬両方に、周囲の大人がきちんとした目と手と時間を配る必要がある程度あります。
これは確実なんですよね。
そして、これは私の経験談になりますが、子どものいる家の犬というのは、非常に穏やかで、キャパシティ、つまり物事の受け入れの幅が広いように感じます。
物事に対しての適応性、柔軟性があり、忍耐強いという印象があります。
もちろん個体差はあるでしょうけれど、それは犬だけに構っていられないという家族の状況が良い方に作用する結果であると思います。
犬の方にとっても、子どもと暮らすことはメリットがあるんです。
大人だけの生活とは違って、子どものいる生活は日常が賑やかで刺激に満ちています。
その刺激に嫌悪なく適応する結果、共用範囲の広い、忍耐強い犬に育つことになります。
さて、次回は子の後半2つ、子どもの青年期、少年期に犬が教えてくれることについて、私なりの体験をお話ししていこうと思います。
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最後まで聞いていただきありがとうございました。