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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
今回は、イギリス🇬🇧犬留学思い出話第2回目となります。
これは覚えている範囲で、私がイギリス🇬🇧犬留学をしていた時や、その当時過ごしたイギリス🇬🇧の思い出の昔話となります。
前回は、水色長靴の謎とご実談をお届けしました。
こちらのテーマは、ハッシュタグナオちゃん先生の旅話で検索ができます。
今回は、ジャケットポテト、シェパーズパイというイギリスのグルメ、そして、私が初めて聞いたドギーバッグについてお話をしていこうと思います。
イギリスの料理というと、まずい、おいしくないというイメージが根強くあることは私も知っています。
皆さんはイギリスの料理と聞いてどんなイメージをお持ちでしょうか。
私が最後にイギリスに行ったのは6年前です。
その時は、初海外という子も含めて4人のスタッフを連れて海外研修と称してイギリスに行ったんですが、
初海外のスタッフたちに感想を聞いても、おいしくて感動しましたという料理は1回しかなかったようでした。
1週間近くいたんですけどね。
この感動した料理については、また違う機会にお話をしたいと思います。
そんなイギリス料理ですが、私が印象深かったシェパーズパイとジャケットポテト、
そして犬袋、ロギーバッグについてお話をしていきますね。
何せ私はイギリスの田舎にいたので、犬たちを連れたランチの場合などはよく地元のパブに行きました。
私はイギリス中部のグロスターというところから、まあそこから車で40分くらい離れた、本当に田舎のところにいたんですよね。
何もないところでした。どのくらい何もなかったかというとですね、この間日曜日の夜に
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英語でね、会話をされている三浦さんのライブに入ったんですけれど、そこにイギリスのイギリス人の方がいらっしゃったんですね。
その方とお話をする機会をいただきまして、イギリスのどこにいたんですかというふうに聞かれまして、私はグロスターにいたよと言ったら
一瞬絶句されましたね。なんであんな何にもない、つまらない、何の特徴もない町に、何しに行ったの?
まあそこまで言わないですけどね。なんでグロスターにしたの?というふうにね、イギリスに住んでいる方にも言われるぐらいの場所でした。
話がされましたけれども、私はね、そこに犬の師匠のもとにホームステイをしていたんですが、
師匠と二人で出かけた場合などには、ガソリンスタンドの売店なんかで買ったサンドイッチなどを車の中で食べながら移動なんてことも多かったんですが、
犬たちを連れてお友達やお客さんと一緒にですね、山や森、湖や川へ散歩に行ったり、ガンドッグの練習などの時には、
その後のアフタートーク、おしゃべりなども兼ねて、よく地元のパブにランチに行きました。
私の父がケンブリッジに語学留学をしていた半世紀前には、パブといえばビールと酒とつまみぐらいしか出さなかったらしいんですが、
今ではランチ、ディナーなどを出してくれるところも多くて、食事見当てのお客さんも多いとのことです。
とはいえ、観光客のみであれば田舎の老舗パブに一人で入るなんてなかなか難しいですよね。
その点私は一緒にいる周りの人たちがネイティブどころか地元民ばっかりだったので、
スタバだ、マックだ、バーガーキングだなんて言ったことがなくて、
ポートメディアだの、ブルーズインだの、そんな古めかしいパブばっかり連れて行かれたものでした。
パブランチの定番メニューといえばサンドイッチ。
私はメルトと書かれたホットサンドが好きでした。
メルトというのは、溶けたチーズが入っているというものが多くて、
チーズが溶けたという意味なので、もれなくホットサンドなんですよね。
ちなみに日本のように映える写真付きのメニューなんてものはほとんど見たことがなくて、
まずメニューの中で正体がわかっているものを頼むということから、私のランチの戦いは始まっていました。
説明してもらってもいまいちわからないものが多いので、
これはなんだ、これはなんだというのを毎回その場にいる方々に聞くのも気が引けてしまっていたんですね。
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必然的に知っているものや、一度食べて外れがなかったものを頼むことが多かったです。
マルメルメルトサンドイッチのほか、よく食べたのはジャケットポテト。
これはですね、大きな丸ごとの皮付きのジャガイモで、皮をジャケット、上着に見立てて十字に切り込みを入れて、
上半分の皮を剥き、下半分の皮はついたままお皿のように使っています。
皮を剥かれたジャガイモの上部に様々な具材が乗っかっているものです。
屋台でね、時々見かけるジャガバタなんかがこれに近いんじゃないかなというふうに思います。
定番はベイクドビーンズ。ベイクドビーンズジャケットポテトですね。
芋の梅に豆かよって突っ込まれそうですけど、トマトソースで煮込まれた豆、このベイクドビーンズというものは、
イギリスではとてもポピュラーな食べ物でした。
オーブンでじっくり焼かれた大きなジャガイモの上にたっぷりこのベイクドビーンズをかけたもの。
他にもベーコンやチーズ、ツナやマカロニ、ミートソース、マヨネーズ、バター、いろんな具材が乗っかってきます。
大きなお皿にドドーンと大きな皮付きの丸ごとポテト1個。
その上から具材がたっぷりかかっていて、隣にグリーンサラダが添えられているというのはパブランチの定番で、私もよくこのメニューを頼んでいました。
ジャケットポテト with onion and cheese などと表記されているので、メニューとしてもわかりやすいんですよね。
トリッキーなメニューもあまりないので、安心してオーダーできるというものでもありました。
ある時、shepherd's pie というものをメニューに見つけた私。
これ何だろう、羊飼いのパイってなんだかおいしそうと、なんとなく私の頭の中ではミートパイとかキッシュのようなものを連想してたんですよね。
オーダーしたものが到着してびっくりしました。
パイ生地なんてものはどこにもなく、目の前のグラタン皿にはドドーンとマッシュポテトの海が広がっていました。
また芋かーい、そうイギリスは芋料理が多いんですね。
そのマッシュポテトの海の下にはたっぷりの挽肉、ミートソースというよりも挽肉、芋と挽肉、それが shepherd's pie の正体でした。
まあ店によってもね、違いはあると思いますよ。
味はというと、多い、重い、飽きる、おいしい、おいしくいただけたのは半分までだったということが今になっても思い出されます。
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それもそのはず、挽肉はもちろんマッシュポテトには大量のバターが練り込まれていますから。
私は今でもマッシュポテトがちょっぴり苦手です。噛んじゃいました。
そして私がギブアップをすると、師匠が、「菜穂子、これ食べないの?」と聞いてきました。
ごめん、私には多かったんです。
と言うと、じゃ、ドギーバッグと言うんです。
私は驚きました。
ドギーバッグ、すなわち日本語で言い換えると犬たちの袋なので、
え、shepherd's pie って犬たちに食べさせてもいいんだって思ったんですよね。
師匠は犬たちに生の食事を与えていたので、
加熱したり味がついていても犬たちにあげてもいいんだなというふうに私は素直に思いました。
ドギーバッグというのが犬のための袋ではなかったこと、これは家に帰ってはっきりしました。
ドギーバッグで持ち帰った shepherd's pie は旦那さんが夕飯に食べたんです。
あれ、ドギーバッグ、あれって犬たちにあげるものじゃなかったんだね。
と言うと、師匠は大笑い、旦那さんも大笑いしました。
どうやら、お持ち帰りをするということをこちらではドギーバッグするというのだということをこの時初めて知った私でした。
一般的にはテイクアウェイとかテイクアウトと言われるんですが、
言い方にもいろいろあるものですね。
犬との暮らしが根付いているイギリスならではの表現なのかなと思ったんですが、
今ではドギーバッグ運動などもフードロス問題に取り組むために企業が取り組まれているというところもあるので、
日本でもこのドギーバッグという使い方、お持ち帰りをするという使い方の言い方として少しずつ広まっているんじゃないかなというふうに思います。
いかがでしたか?今回はイギリスパブランチの定番ジャケットポテトとシェパーズパイ、そしてドギーバッグについての昔話をしてみました。
また次回もイギリスについてのお話、楽しみにしていてくださいね。
最後まで聞いていただきありがとうございました。