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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私自身の見解からお話しています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
さて今回は、愛犬のごはん、あなたはどう選ぶ?イギリスで学んだ食事法のお話というテーマでお話をしようと思います。
実は、ペットフードやおやつの話というのは、今までですね、あえて避けていたテーマではありました。
ペットフードについてのテーマを避けていた理由としては、ペットフードというものはですね、
飼い主さんにとってはとても強いこだわりや思い、時にはしがらみと言えるものもあるからなんですね。
ですが、ペットフードに関する他の方の配信もお伺いして、私も自分でできることを話してみようかなと思いました。
私はペットフードの専門家でも、栄養学校の専門家でも、獣医さんでもないので、もっともっと詳しい方はたくさんいらっしゃると思います。
なので、あくまでも私の意見と見解から、ペットフードの選び方について、今回と次回、2回に分けてお話をします。
初回は、私がイギリスで学んだ犬の食事法、バーフダイエットについてお話しいたします。
皆さんは、ペットの毎日のご飯、どのような基準で何を選ばれていますか?
品質、値段、ブランド、食いつき、手に入りやすさ、管理のしやすさ、または、獣医さんやブリーダーさん、ペットショップやお友達のおすすめでしょうか?
時々、私も飼い主さんに、先生はどんなフードをあげていますか?と聞かれることがあります。
その時の私の答えはとてもシンプルです。
それは、基本的には、私が食べられるもので作られているか、これなら食べてもいいと思えるものでできているかどうかを基準にしています、ということです。
これは、よくわからない名前の肉や不明な添加物が羅列されているものをなるべく避け、人も食べられる品質の材料で作られているということを意味します。
私がペットフードに疑問を持ったのは、先代のワンちゃんが12歳くらいの時でしたかね。
彼女はいたって丈夫な、いわゆる雑種犬だったんですが、死に飽きになるとですね、体中にボコボコと出来物ができちゃったんです。
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これは死亡種、死亡種といって、いわゆる消化しきれない死亡の塊で、陽性のものがほとんどなんですね。
ただし、悪性になると眼科することもあります。
確かに先代犬は食欲が旺盛でですね、某有名メーカーのダイエット用のフードに切り替えてはいたんですけれど、一向に痩せる気配はなく、口の中はね、刺繍病で、歯には死跡とか歯垢がね、たくさんこびりついて、ひどい悪臭でした。
当時の私は恥ずかしながら、犬の勉強をするっていうことはしてなかったので、歯磨きをするということもね、知らなかったんですね。
そこで、そしてですね、大学卒業後、私はイギリスへ犬のトレーナーの師匠のもとに住み込み生活を始めました。
その時にびっくりしたのが、出会った11歳のゴールデンレトリーバーの毛艶の良さ、動きの良さ、全く口臭のない美しい歯に衝撃を受けました。
私はイギリスに着いて、翌日の朝から師匠に犬のご飯の与え方を教わりました。
師匠はドライフードはですね、遠征や旅行、避難時などの時、もしくは少量のおやつとしてのみ与えていて、通常はバーフダイエットという骨と肉を中心とした生食の食事法を取り入れていました。
これはバーフダイエットはですね、基本的には牛の骨や肉を全体の8割とし、半分13にかけたベジ、主に刃物ですね、ミネラル類のサプリ、フィッシュオイルをはじめとした良質のオイル、少量のアップルビネガー、
そして1週間に3回以上は鶏小屋で採れた生卵からごと、1回は1週間のうち、1回はヨーグルトやカッテージチーズ、これは肉の代わりに使ってましたね、少量のベリーなど、そして1週間に1回は肉の代わりにノンソルトのツナやサーモン、ミンチ肉やレバーに代わることもありました。
そして1週間に1日は断食と骨だけという日もありました。
大体のレシピは決まっていましたが、その日の使いやすさや体調、季節、年齢などによって配合やサプリメントの量を変えていました。
2週間に1回は婚姻にしている肉屋さんに行き、生のレバーやミンチを仕入れ、裏の肉屋さんのゴミ箱で食べられそうな大きな骨をもらってきます。
肉屋のゴミ箱を漁るなんて日本にいる頃には考えられなかったんですけどね。
そして10日に1度ぐらいの割合で、18キロの冷凍の骨付き鶏肉やターキーの首の部分だけが届いて、
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ナヤで叩きつけてばらしてスーパーの袋に4キロずつ入れて冷凍庫に入れる。
そして毎朝鶏小屋に入って卵を回収するというのは私の役目になりました。
さて、あまりにも異なる食生活を目の当たりにした私はまさにカルチャーショックでしたが、
師匠の犬たちの血野の良さ、柔軟な筋肉と病気の少なさ、口臭の無さはこの食事法によるものだということは私でも分かりました。
帰国して私は我が家の老犬にですね、同じような食事を断開を打って与えることにしました。
生の鶏の骨を犬にあげるということは、日本では獣医さんでも喉に刺さると否定的です。
師匠を曰く、生の鶏の骨は焼いたいものよりも柔らかく、バーフダイエットでは骨の中にある骨髄を栄養として摂取させるために焼くことはしないでそのままあげると言っていました。
日本では手に入る肉の種類が違うので苦労はしましたが、老犬の死亡種はみるみるうちに小さくなり、大変スリムになって、獣医さんにどんなダイエットをしたの?とびっくりされたんです。
当時はバーフダイエットの話をしても、獣医さんには苦節を噛みつぶしたような顔をされましたけどね。
私が初代の犬を飼い始めたのは、今からもう30年近くも前になりますが、その頃は手作りご飯という概念はなく、祖父の家の老犬は人間のご飯を食べていて、ドッグフードはむしろ高級品という概念でした。
その人間の食べ物といっても、味噌汁、ぶっかけご飯とか、ざんぱんですね。
私の初代のワンちゃんも、当時としてはちょっとお高めの高品質を謳った外国製のフードを長年食べていたので、帰国してからの犬の変化には私はショックを受けました。
最近は日本でもペットの食事を手作りされる方が増えていらっしゃいますね。
ペットの食事について意識が高まるということは、とても良いことだと思います。
ただ、私の感想の一つとして、ペットのための手作り食というのは、一般の飼い主さんにはまだまだやはり少し難しいところや誤解を生むところもあるのではないかと思います。
私の師匠が行っていたバーフダイエットは、犬が野生動物であった頃の食生活を模した食事法になります。
なので、基本的に食材はすべて生かフリーズドライ。
タンパク質が8割で、炭水化物はほぼなく、野菜は草食動物の内容物、胃の中の食べ物を模して作られていますので、すべて13にかけていきます。
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また、紺菜類はほとんど、ポテトとかかぼちゃとか人参とかは入れません。
ミネラルやオメガ3、6、脂肪酸などはサプリメントで補います。
実際、日本で愛犬の手作りご飯を検索してレシピを見ると、その内容はバーフダイエットとは大きく異なっています。
正体不明の添加物が入っていない、人も食べられるという意味では安心ですが、毎日続けること、
小型犬などの場合、すべての栄養素を一食で満たすこと、必須栄養素と排気量の計算という面においては、少々不安が残ります。
特に気になるところとすれば、タンパク質と脂質と炭水化物のバランスです。
これは手作りをする人によってバランスが全く異なります。
総じてイギリスにいるときに与えていた食事よりも、炭水化物が多く、タンパク質が少ない印象を、いろいろなレシピを見ると、そんな印象を私は受けます。
もちろん、愛情を込めて愛犬のためにご飯を工夫しながら毎食作るということは、
低品質の正体不明な肉や成分、添加物がたくさん入ったペットフードを使うよりもはるかに優れていて、ワンちゃんの健康と長生きのために役立つことは間違いないと思います。
そして、バーフダイエットもすべての犬に適しているとは必ずしも言えません。
師匠の犬たちはガンドッグなどを行うスポーツドッグで、運動量が多い子たちでした。
生食に慣れていないワンちゃんには、軽く加熱したりしたほうがいい場合もありますね。
また、生で与えるために高品質な材料、オーガニックの野菜などを選ぶことも必要になるため、価格が高くなりがち、保存に適さない。
小さいワンちゃんにはすべての栄養素を少量ずつ与えるということが難しいというのがバーフダイエットのデメリットにもなります。
私自身はと言いますと、今の愛犬ミコトは初代犬の体重の3分の1ぐらいなので、やはりこのバーフダイエットを続けるということはなかなか難しいということで、ゼロからバーフダイエットの食事法を行っていません。
また、防災対策としてもドライフードを食べられたほうがいい場合もあるので、今は生食、ドライフード両方を利用しています。
最近は便利なものでオーガニックの基準が厳しいオーストラリアでヒューマングレードである肉や野菜を利用したバーフダイエットの冷凍食品がありますので、そちらを利用しています。
私は6種類の肉が入っているコンビネーションをオーダーすることが多いです。
うちの犬はチワワミックスの子肌犬なのですが、半解凍してカットし、チルド保存して食べさせていますが、特に支障なく喜んで食べています。
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皆さんも興味があればどうぞご覧になってみてくださいね。
また、スタンドFMでも配信中のイギリス在住のホリスティック獣医師、サラ先生はイギリスやヨーロッパ、アメリカの動物事情にも詳しく、西洋医学だけではなくホリスティックケアや食事法にも見識が深く、ペットフードに関しての配信もたくさんされていらっしゃいます。
とても参考になるので、ぜひご覧くださいね。
長くなってすみません。本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。あなたとワンちゃんの今日が、ますます輝くものになりますように。