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2025-08-10 10:17

《1308》8月10日は健康ハートの日‼️心雑音💓について徹底解説☝️

【本日の資料】

聴診🩺で心臓に『雑音』があると言われた方へ

(日本循環器協会)

https://j-circ-assoc.or.jp/_lib/wp-content/uploads/2023/09/sinzatsuon-A4.pdf


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《AI要約》誤字はご容赦!


内科医たけおです。8月10日は「は(8)ーと(10)」の語呂合わせで「健康ハートの日」です。1985年から続くこの記念日にちなみ、今回は「心臓の雑音」と、その背景にある病気「心臓弁膜症」について、日本循環器協会作成のパンフレットを基に詳しく解説します。


最近、私が多くの健診を担当する中で、心雑音を指摘する機会が少なくありません。しかし、ご本人に自覚がなかったり、以前指摘されたものの放置していたりするケースが多く、この重要なサインが見過ごされていることに危機感を覚えました。そこで、皆さんにぜひ知っていただきたいのです。


**心臓の構造と心雑音の正体**

心臓には「右心房・右心室・左心房・左心室」という4つの部屋があり、それぞれの間には血液の逆流を防ぐ「弁」が存在します。この弁が正常に開閉することで、血液は一方通行で効率よく全身に送り出されます。

正常な心音は「ドックン、ドックン」というリズミカルな音です。しかし、心雑音があると「ザー、クン、ザー、クン」というように、正常な音の間に余計な雑音が入ります。この雑音の多くは、心臓の「弁」に異常が起きているサインなのです。


**心雑音の原因となる「心臓弁膜症」**

心雑音の主な原因は「心臓弁膜症」という病気です。これには大きく2つのタイプがあります。

1. **狭窄(きょうさく)症**: 動脈硬化や石灰化により弁が硬くなり、開きにくくなる状態です。血液の出口が狭くなってしまいます。

2. **閉鎖不全症**: 弁の建て付けが悪くなり、完全に閉じなくなる状態です。これにより血液が逆流してしまいます。


心臓弁膜症は65歳を過ぎると急激に増える、高齢者に多い病気です。初期段階では無症状のことがほとんどで、息切れ、胸の痛み、動悸などの症状が現れたときには、病気がかなり進行している可能性があります。だからこそ、健診などで偶然見つかる心雑音は非常に重要な手がかりとなります。


**心雑音を指摘されたら?**

もし健診などで「心雑音がありますね」と言われたら、絶対に放置せず、循環器内科を受診してください。そこで行うべき最も重要な検査が「心エコー(心臓超音波)検査」です。

心エコー検査は、心臓の動きや弁の状態、血液の流れをリアルタイムで詳細に観察できるため、弁膜症の確定診断に不可欠です。この検査によって、どの弁に、どのような異常が、どの程度あるのかを正確に把握できます。


**心臓弁膜症の治療法**

治療法は、病気の進行度によって異なります。

* **保存的治療**: 症状を和らげるための薬物療法です。

* **手術療法**: 根本的な治療で、カテーテルを用いて弁を治療する方法や、外科手術で弁を修復・交換する方法があります。


特に近年はカテーテル治療が大きく進歩しており、以前は手術が困難だった高齢の方でも治療を受けられるケースが増えています。


心雑音は、あなたの心臓が送る大切なメッセージです。無症状だからと軽視せず、指摘されたら必ず専門医に相談し、心エコー検査を受けましょう。早期発見・早期治療が、健康な心臓を長く保つ鍵となります。

サマリー

8月10日は健康ハートの日であり、心雑音について詳しく解説されています。このエピソードでは、心雑音の定義や原因、症状、検査方法、治療法に関する情報が提供されています。

健康ハートの日と心雑音の紹介
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストに応えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームから是非お寄せください。
あなたのご質問、お待ちしております。
ということで、今日、8月10日は何の日でしょうか?
いきなり質問から入りましたけれども。
今日はですね、実はこれ、医療業界では結構有名で、
1985年から続いているらしいんですけれども、
健康ハートの日でございます。8月10日、健康ハートの日ということで、
今日はですね、なんか心臓の話をしようかなと思って、
昨日、いろいろ資料を漁っていたんですけれども、
その中で、日本心臓…違う、循環器協会、失礼しました。
日本循環協会から出しているですね、心臓の雑音のいいパンフレットがあったので、
これをですね、皆さんと一緒に読んでいきたいなというふうに思います。
というのは、私ですね、実はこの2ヶ月間ぐらいですね、
2ヶ月じゃないか、1ヶ月ちょっとですね、ものすごい量の検診をしていてですね、
おそらく数百人の心音を聞いたと思うんですよね。
で、その中で心雑音をですね、見つけることって結構ありまして、
で、これ去年とかも言われてないですかっていうと、
ほとんどの方はね、言われてないか、もしくは言われてるけど放置していたりとかっていう方がね、
結構多いことにちょっとびっくりしておりまして、
はい、なので、これはちょっと一般の方でもぜひ知っていただきたいなというふうに思いまして、
心雑音の今日は深掘り解をさせていただきたいというふうに思います。
心雑音の原因と病気の可能性
はい、資料にのっとって4枚の資料なんでいきたいと思いますけど、
まずは1枚目の1のところですね、心臓の雑音、心雑音って何ですかっていうことで、
心臓がですね、大体どのあたりにあるかっていうのはよくご存知だと思うんですけれども、
その胸の中央あたりにあってですね、で、大きくこの4つの部屋に分かれるっていうことはですね、
皆さんご存知かなと思います。
一番具体的には無心房、無心室、左心房、左心室っていうこういう4つの部屋に分かれてるんですけれども、
その間にですね、こういう感じで弁があるんですよね。
で、弁があることでちゃんと血液が逆流とかしなくって一定方向に流れるっていうことになっていて、
あとは収縮してもですね、上と下が順番に収縮するんですけれども、
それが弁が閉まっていないとですね、変なことになってしまうじゃないですか。
そういうちゃんと開くべき時には開いて、開かない時には開かない、
ちゃんと閉じるっていうのが働くことで、心臓からちゃんと血が送り出されるっていう感じになっております。
でですね、心音を聞いたことがある方ってあんまりいないかもしれない。
医療師だったらね、あの聴診器で聞いたことある方多いと思うんです。
心音ってあんまり聞かないと思うんですけれども、
実はね、これ別に聴診器なくても普通に耳に当てたら聞こえますよね。
聞こえるんですよね。
それを拡張するのが聴診器なんですけれども、
基本的には1音2音っていう感じでドッグンって書いてありますけれども、
このドが1音っていうのでクンが2音なんですけどね。
っていう感じでドッグン、ドッグン、ドッグンってなるっていう感じなんですね。
その間には全然音がないのが普通なんですけれども、
ただ心雑音がある場合はですね、ここに書いてあるように、
ザーン、ザーン、ザーンみたいなこんな感じになるっていう感じですね。
まあこれ音の性質ね、いろいろありますし、
あとはどこに聞こえるか、ドッグン、ドッグンみたいな感じで聞こえるのはあるんですよね。
いろいろあるんですけども。
でもいずれにしてもこういうの全部心雑音という風に言って、
それが弁の異常ですね、原因で起こることが多いっていう感じですね。
実はね、若い方に関しては生理的雑音って言って、
心雑音はあるんですけれども全然異常はないっていう場合もあるんですけれども、
でも多くの場合には、特に高齢者の場合ですね、
心雑音があるとまず弁膜症を疑うっていうですね、
あと若い方に関しては中核血損とかいうですね、
心臓の壁に穴が開いてたりすることもあるので、
まあそういうので雑音が聞こえたりする場合もあるんですけれども、
ただ多いのはほとんどの場合、弁膜症ということになるっていう、
そんな感じです。
で、2番目のところですね。
あ、そうか、これちょっとすいません、
これPDFが見にくくなっていて、
これ多分パンフレットそのままだって、
3ページ目を先に見ていただけたらなと思うんですね、
って書いてあるところですね。
心雑音があるとどのような心臓の病気の可能性がありますか?
っていうことで今お話しした通りですけれども、
弁膜症以外でもですね、心雑音出ることはあるんですけれども、
でも多いのはほとんどは弁膜症ということになっていて、
特にですね、2つ。
1つがこの胸作っていってですね、
特に動脈効果を伴う石灰化とかによって弁が固くなるとですね、
その弁が通常であればパタパタ開いたり閉じたりっていうのをスムーズにいくんですけれども、
それがうまいこといかなくなって、どんどん狭くなってくるっていうのがあるんです。
そういうのを胸作症、胸作っていうふうに言うんですけれども、
というのが1つと、
あともう1つはですね、この弁の立て付けが悪くなる病気っていうのがあって、
こういうのが閉鎖不全っていうので、
それから伴う逆流っていうのがあるんですけれども、
そういうので心雑音が起こってくるっていう、そんな感じです。
その下に心臓弁膜症、胸作の進行過程っていうのが図紙で書いてありますけれども、
正常はこの一番左側の感じなんですけれども、
どんどん胸作が進んでくるとですね、この右側になって、
最終的にはこの心臓の心不全っていうような症状として出てくるっていう、
そんな感じです。
心雑音の検査と治療法
中学期生のこと書いてあります。
ちょっとこれ省略させていただいて、
1ページ戻っていただいて、PDFで言うと2ページ目ですね。
3のところ、次のような症状はありませんか?
ということで、心臓弁膜症の主な症状ということで、
息切れ、胸の痛み、ドキドキする、気を失うっていうような書いてあります。
これは本当にいろんな症状があって、
あとは、弁膜症の種類によってもですね、
心不全の症状と、狂心症の症状と、不精脈の症状と、
いろいろ、あと失神なんですけれども、一番最後に書いてありまして、
どういう弁にどういう異常があるかによって、症状の出方が変わってくるんですけれども、
いずれにしても、広くなってくると、こういう症状が出すと。
ただ、キレイな場合、先ほどおらせたような軽症とか中等症の場合には、
ほとんど無症状の方もいらっしゃいますので、
心雑音の段階で見つけて、早いこと対応するというのが非常に大事という感じになってきます。
4番ですね、心雑音があると言われたらどうしたらよいですか?ということで、
まずは心雑音があったら、エコーなんですね。心エコーですね。
これですね、以前、多分もう医師時代だと思うんですけど、
心臓の検査でいろいろ違いをお話した回あったと思うんですけれども、
心臓の検査と言っても、本当にいろいろあるんですね。
血液検査もありますし、心不全を見るような血液検査もありますし、
あとは胸部のX線、念頭炎もありますし、あと有名どころに行くと心電図ですね。
この辺が、検診でも良くされますし、という感じなんですけれども、
ただ、弁幕症に関してはですね、心エコーがもう一択です。
なので、心エコーはですね、これ開発した人はすごいなと思うんですけれども、
弁幕症の診断には非常に有用というか、逆に心エコーがないと、
弁幕症診断できないんで、という感じです。
ここに書いてあるように、心臓の弁や動き、強削、逆流の有無やその度合いなどを調べますということで、
30分って書いてありますけれども、慣れた人だったら30分もかからないなというふうには思いますね。
その下ですね、年齢と心臓弁幕症の関係ということで書いてありますけれども、
心臓弁幕症は65歳を過ぎると急激に増えてきますということで、
特にやっぱり高齢の方の病気なんですよね。
65歳か74歳、75歳以上でもう明らかに増えてきているのはわかるかなと思うんですけれども、
なのでそういった方は、特に心雑音がある場合には、
心エコーを受けていただきたいというふうに思います。
最後の4ページ目ですね。
5、心臓弁幕症にはどのような治療法がありますかということで、
ここはね、もうさらっといきますけれども、
私は心臓弁幕症の治療には特段関わることはないんですけれども、
でもそうでもないか。保存的治療はやりますね。
保存的治療で、お薬で症状を抑えるような治療をやって、
でもそれでも良くならないとか、症状が強い、重症であるみたいな時には、
この手術療法ということで、家庭でいる治療とか、
怪我的治療を行うということになっております。
特にですね、今家庭でいる治療はかなり進化してきているので、
かなりの高齢者でも、昔だったら手術耐えられないなということで、
そのまま保存的に見ていた方でも、
家庭でいる治療をされて非常に良くなる方もいらっしゃるので、
その辺も含めてですね、一番下に書いてあるように、
かかりつけの先生に相談されるのがいいかなというふうに思います。
はい、ということで、ぴったり10分で終わりました。
では、最後、シンシンジャンケンいきたいと思います。
いきますよー。
シンシンジャンケン、ジャンケン、グッ!
ということで、今日も幸せな一日をあげますように。
お相手はない一回のたけでした。
興味シンシン。
10:17

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