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2024-02-27 06:45

《863》#興味シンシン論文 睡眠が腎臓にも影響するってホント⁉️

本日の論文 Sleep Quality and Sleep Duration with CKD are Associated with Progression to ESKD https://journals.lww.com/cjasn/fulltext/2018/12000/sleep_quality_and_sleep_duration_with_ckd_are.11.aspx 面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは #心身健康ラジオ #興味シンシン論文 をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください! AI要約 数日間、睡眠に関する話題を扱っています。今回は睡眠と腎臓病の関係について、以前の論文をご紹介します。 大阪大学のグループが日本人2966人を対象に調査した論文です。慢性腎臓病(CKD) 患者の睡眠時間と睡眠の質を調べています。 睡眠時間は5時間以下、5-6時間、6-7時間、7-8時間、8時間以上の区分で調べています。睡眠の質はピッツバーグ睡眠質問票を使用しています。 結果として、睡眠時間が短すぎる(5時間以下)又は長すぎる(8時間以上)と末期腎不全のリスクが高くなることが分かりました。 睡眠の質も低下すると腎臓病のリスクが高まることが示唆されています。 適切な睡眠は腎臓の健康維持に重要だと考えられています。 腎臓病のガイドラインでも睡眠の関係が取り上げられているそうです。 適度な適切な睡眠は腎臓の健康に良いと思われます。 #医療 #健康

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内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
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ということで、ここ数日ですね、連日睡眠の話題を扱ってますけれども、
睡眠とですね、ちょっと腎臓病の関係、これちょっと扱ってなかったなと思って、
ちょっと古い論文なんですけれども、
日本からの論文がありましたので、これをちょっとご紹介していきたいと思います。
論文のタイトルが、スリープ・クオリティ・アンド・スリープ・デュレーションですね。
睡眠の質と睡眠の長さが、CKD、慢性腎臓病と慢性腎臓病の末期腎臓病、末期腎不全ですね、への進展に影響するよ、みたいな、
そんな感じの論文が、実はね、我らが大阪大学の腎臓グループから出ているっていうのがありまして、
これをね、ご紹介してみたいと思います。
これ、シー・ジェイソンっていうのに出ている論文で、いつ出たのかな、
2018年の12月に出た論文ですね、6年前になりますかね。
山本良平先生って、私もちょっとだけ存じ上げている先生なんですけれども、その先生の論文がありましたので、
これをご紹介していきたいと思います。
この論文ですね、先ほども言ったように日本で調査された論文ということで、
当然ですけれども、日本人を対象にやっている、日本の17施設の2966人の患者さん、
CKDの患者さんが対象になっているということで、
これね、CKDジャックっていう有名な言及の一つなんですけれども、
その中で睡眠に関して今回取り上げたっていう、そんな感じになっています。
調査内容が一つが、睡眠の時間ですね。
当然ですけど、睡眠時間をある程度時間で区切って研究していくというのと、
あともう一つが睡眠の質の評価ですね。
睡眠の質の評価って、いろんな研究法があるんですけれども、
ここではピッツバーグのやつですね、PSQIっていうですね、
これ非常に有名な、睡眠で調べるので比較的よく使われる、
ピッツバーグの睡眠のアンケート用紙みたいなのなんですけれども、
これの2つを主に調べていって、他にもいろいろ調べてる項目があるんですけれども、
調べましたよっていう、そんな結果になっています。
で、結論ですね。結論が、睡眠時間ですね。
短い方、睡眠時間が5時間以下と5時間から6時間、6時間から7時間、
7時間から8時間、8時間以上っていうことで、
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こう層別化って言うんですけど、分類するとですね、
5時間以下の方と8時間以上の方ですね、
に関しては、やっぱり末期腎臓不全ですね。
要は腎臓が悪くなるリスクが高かったっていうような、
そんな研究結果になっていて、Uの字ですね。
だから、大体6時間から7時間ぐらいが一番リスクが低くって、
それより短くっても、長くってもリスクが高くなるっていうような、
そんな感じになってました。
で、あとはもう1つの睡眠の質の評価ですね。
質を評価するピッツバーグのグローバルスコアっていうPSQIっていうやつですね。
これも高いと睡眠の質が悪いっていうことなんですけれども、
それが末期腎臓病に至るリスクとして関係していたっていうような、
そんな感じの結果になっていました。
だから結論としてはですね、
睡眠時間が短い、特に5時間以下、あるいは長すぎる8時間以上っていうのと、
睡眠の質の低下ですね。
これがよろしくないよみたいな、そんな感じの研究結果になってました。
で、これですね、実は他にもいろんな、
これは両平先生ね、それ以前にもですね、
その慢性腎臓病のリスクに、
睡眠自体がその慢性腎臓病のリスクになるっていうのも発表されてますし、
あとはそれこそね、昨年ですよね、
昨年発表されたCKDの新しい診療ガイドラインですね。
の中でも睡眠と腎臓病みたいな項目が設けられていて、
その中でもですね、4つか5つぐらいの論文だったと思うんですけれども、
が取り上げられていて、
やはりね、同様に睡眠と腎臓のことはちょっと関係あるかもしれないっていう、
そこまでね、強い倫外関係を言うものではないんですけれども、
でもやっぱりね、睡眠と腎臓病の進展みたいな関係あるんだよみたいな、
そんな感じのことはね、言われていたりします。
なので、やっぱり適切な睡眠っていうのは、
腎臓にもいい影響を与えるかもしれないということで、
ご紹介させていただきました。
はい、そんな感じですかね。
あとはですね、私の領域で行くと、
最古のフロージーの領域でもですね、
やっぱりね、糖石患者の、糖石患者さんとか万世腎臓病患者さんの不眠ってね、
すごいトピックになるんですよね。
もちろんその、他に何か病気がある、
例えば有名どころで行くとムズムズ足症候群といってですね、
レストレスデックシンドロムっていうふうに言いますけれども、
こういったもので睡眠が障害されているっていう方もいらっしゃいますし、
あとは特に血液透析やってらっしゃる患者さんは、
透析中に寝てるとかっていう方もいらっしゃるので、
そうするとそれだけで体内リズムですね、
体内時計が乱れて夜の不眠が起こりやすいとかっていうのもあったりします。
いろんな要因でね、この不眠障害、睡眠障害って起こりやすいんですよね。
なので、ちょっとその辺ですね、またまとめてお話できてもいいかなというふうにも思ったりしました。
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はい、という感じですかね。
はい、それでは、
あ、その前に今日の放送が役に立った、面白かったという方はいいね、
あとSNSでのシェアとかしていただけたら大変泣いて喜びます。
ということで最後にしんしんじゃんけんいきます。
しんしんじゃんけん、じゃんけん。
はい、ということで、今日も幸せな一日でありますように、
わりとはないかいのたけでした。
きょうみしんしん。
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