内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、異論にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。是非ご参加ください。
ということで、今週はですね、またちょっと検診シリーズをお送りしていこうかなという風に思ってるんですけれども、
皆さん検診、何らかの形では受けておられますよね。
ちょっと入っている保険がどうかとか、就業しているかどうかによって、検診の受けるあれが違ってくるかなとは思うんですけれども、
その中でですね、非常に面白い資料を発見しまして、
健保連から出ているですね、政策部調査分析グループというところがあるらしいんですけれども、
そこから今年の7月に出た資料で、令和4年度特定検診の問診回答に関する調査というのが出ておりまして、
これをですね、ちょっと今日は一緒に読み解いていきたいなという風に思います。
で、検診というとですね、皆さん、診察を受けたりとかですね、実際に検査、血液検査したりとかですね、
身長、体重を測ったりとかっていうのが、検診という風に思われているかもしれないですけれども、
実は問診項目もありますよね。必ず問診表って付いてくると思うんですけれども、
その問診表を取りまとめたというものになっております。
ちなみに、非常に大きなデータで400万人以上ですね、
400万6893人のデータの集計という感じになっております。
はい、ということで、調査結果のポイントはちょっと飛ばさせていただいて、
2枚目以降ですね、やっていこうと思いますけれども、
調査の全体が先ほど言ったように400万人超えで、男性が238万人ぐらいですね、
女性が162万人ぐらいっていう感じで、年齢層は一番多いのは50から54歳で90万人ぐらいですけれども、
ただ40代から70代ぐらいまで、まあ70代はちょっと少ないな、
60代ぐらいまでかなり幅広くあるっていう、そんな感じになっております。
はい、で、問診項目はですね、皆さん一度は見たことありますよね、
この項目番号の1から22までありますけれども、
検診受けるときに必ずつけてもらえると思うんですけれども、
それを全部集計したっていう感じになっております。
で、ここから内容に入っていくんですけれども、
ちょっといきなり今日の結論から言ってしまうとですね、
皆さん、ご自分の病気、把握できてますかっていうのをですね、
この資料を元に言いたいっていうですね、
タイトルに書かせていただきましたけれども、
これ問診項目なんで、完全に自己申告なんですよね。
で、お薬に飲んでいる方とか、そうでない方もいらっしゃると思うんですけれども、
ご自分の病気を把握しておられない方って非常に多いなというふうに、
医療現場で感じています。
で、これはですね、起用歴っていうのをですね、
医療現場で必ず患者さんに聞くんですけれども、
今よりどういうお病気をしたとかですね、
あとは、併存症とも言いますけれども、
今どういう病気で病院にかかっているかみたいなのって必ず聞くんですけれども、
これをですね、適切に答えられる方って、
そうですね、まあちょっと全然データ分からないです。
感覚値としては2、3割ぐらいしかいらっしゃらないんじゃないかなというふうに思いますね。
逆に言うとですね、7、8割ぐらいの方は、
なんでご自身がその薬を飲んでいるのかの説明ができなかったりするっていう方結構いらっしゃるなと思って、
そのデータが今回の資料の中でも出てるなというふうに思ったので、
ちょっとご紹介しようと思った次第です。
まずはですね、1番目、血圧を下げる薬の使用の有無ということで、
高血圧の話ですね。
高血圧はね、これまあ妥当かなというふうに思うんですけれども、
男性20.9%、女性11.4%、
あんまり妥当じゃないですけど、これ本当はもっといると思うんですけれども、
はい、という感じで、当然グラフを見ていただいたらわかるように、
年齢が上がれば上がるほど割合が高くなるっていう、
まあこれはね、そんな感じかなというふうに思います。
まあちょっと全体割合が低い気はしますけれども、
はい、で、2番目、インスリン注射または血糖を下げる薬の使用の有無ということで、
まあ要はほぼイコール糖尿病の方っていう感じですけれども、
これはですね、男性6.8%で女性2.5%ということで、
いやそんな少ないかなって、ちょっとねこれ、
各々のデータがね、ちょっと僕もその病気ごとのデータをしっかり覚えてないんで、
あれですけれども、でもこんなに少なくはないかなっていう感じで、
で、3番目がですね、コレステロールや中性脂肪を下げる薬の使用の有無ですね。
まあこれが男性が13.7%、女性が10.4%ですね、はい。
で、特にですね、まあこれ、まあこれはねその通りなんですけど、
女性の場合ですね、平経するとコレステロール高くなりやすくなるので、
まあこの平経後ですね、まあ40代は1.6%とか3.5%なんですけれども、
50代後半からグッと上がってくるって、まあこれはね妥当な感じかなというふうに思いますね、はい。
で、4番目、医師から脳卒中、脳出血、脳梗塞などにかかっていると言われたり、
治療を受けたことはありますか?っていうことで、まあこれはね、あの気温を聞いてるんで、
まあ年齢行けばイコール当然高くなるんですけれども、
でもね、男性1.5%、女性0.8%っていうことで、
うーん、これもこんな少ないかなって感じですね。
で、えーと続いて5番目、心臓病にかかっていると言われたり、
治療を受けていますか?っていうことで、まあこれもね、あの男性3.3%、女性1.4%低い。
で、えーと次がですね、次が一番、僕はね、えーと思ったところなんですけれども、
えーと6番目ですね、医師から慢性腎臓病や腎不全にかかっていると言われたり、
治療をかっこ人口同席などを受けていますか?っていうことで、これですね、むちゃくちゃ低くてですね、
えーと男性0.6%、女性0.4%なんですよ。
そんなことはないんですよね、これね、あの、今、CKDで一番新しいデータ出ていて、
昔はね、えーと8人に1人、1330万人っていうことになってたんですけど、
今それよりね、さらに増えて、1000、あ、何人だったかちょっとど忘れしましたけど1500万人とかそれぐらいいらっしゃるんで、
あの、多分7人に1人とかですね、それぐらいの割合いるはずなんですけれども、
このデータでいくと、もう1%にも満たないみたいな、そんな感じにしかなくって、
だからこれね、検診受けてもですね、そのCKDをCKD、その慢性腎臓病と正しく認識していない方がね、
非常に多いんだろうなというふうに思いますね、はい。
で、続いて、えー7番目、貧血と言われたことがあるっていうことですけど、
これ貧血がね、そもそも正しく認識されてるかっていう問題すごいあると思うんですよね。
これ貧血って、あの、医学的にはエビデンス、あー、そのヘモグロビンっていうのが低いっていうのがあるんですけれども、
その、はい、まあその、まあ女性の方がね、頻度が高いっていうのはその通りなんですけれども、
あの、うん、まあ貧血、そうですね、まあその一般的に言われる貧血と誤解してないかなっていうのはちょっと気になりましたね、はい。
で、えー続きましてが、タバコを瞬間的に吸っている、まあここら辺からね、ちょっと習慣に関する質問ですけれども、
まあここら辺はね、妥当な感じかなと思うんですけれども、えーと男性が31.4%、女性が10.4%っていうことで、
まだまだね、やっぱり喫煙率高い、男性の約3人に1人ぐらいが喫煙してるっていうような、そんなデータです。
で、これね意外と、まあこれちょっと40歳未満のデータがないんであれですけれども、
若い方の方がね、喫煙率低いかなとか思ってたんですけど、意外とね、あの40代が一番高くなってましたね、はい。
で、えー体重ですね、20歳の時から体重が10キロ以上増加してる、これはね、あの男性が約半数ですね、
えー女性も3割ぐらいっていう感じになっていて、まあこれも妥当な感じかなと思います。
で、あとは運動習慣ですね、これもちょっと意外だったんですけれども、1日、えーと1回30分以上の、
軽く汗をかく運動を週2回以上、1年以上実施しているっていう項目あるじゃないですか、これね、
あの男性全体でいくと27.9%、女性19.9%なんですけれども、
あの年齢いくに従ってですね、むしろ高くなる傾向があるんだと思って、
これね、あの非常に良い傾向だなというふうに思いましたね、あのフレール予防っていう観点でもですね、はい。
で、同様の質問で、えー日常生活においては、歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施しているっていうことで、
これもですね、男女あんまり変わりないんですけれども、年齢、高くなるに従って割合高くなるっていう、そんな感じの結果でした、はい。
で、このペースでいくと全然終わらないんで、ちょっと端折っていきますけれども、12、歩行速度、食物の、13ですね、食事を噛んで食べる時の状態、