ぜひこちらで解説をお願いします。
子ども生活で、子どもとの対話でも使用したい技法ですということでいただいております。
はい、ということで今日は、
これ何のこっちゃって初めて聞かれる方もいらっしゃると思うので、
まずこのミラクルクエスチョンとかスケーリングクエスチョン、
これをですね、扱う心理療法の一つに、
この解決思考アプローチ、ソリューションフォーカスアプローチっていうのがあるんですけれども、
これをまずざっくり解説してですね、
このミラクルクエスチョン、スケーリングクエスチョンのコツ、使い方みたいなのをお話ししようかなというふうに思います。
心理療法を使うというのは、このラジオでも以前からお話している話ですけれども、
その中でですね、この原因を追求しない、追求しないっていうのはちょっと言い過ぎですけれども、
原因をあんまり捉われない方法としてですね、
この解決思考アプローチ、思考の思考って心を雑そうの思考ですね、アプローチっていう方法があるんですよね。
例えば症状があってですね、その症状の原因がとかってよく考えたくなるじゃないですか、
それが例えば職場であったりとかですね、家庭内であったりとかっていうことで、
なんか原因を追求したくなるんですけれども、
でも世の中、その原因わかったところでどうしようもないみたいなことも多々ありますよね。
もちろん原因に対処できたらいいんですけれども、その原因に対処できなかったら、
それは原因見つけても意味ないやんみたいな感じでですね、
それよりもその未来思考でですね、その現状を把握して、
それからどういうふうにやっていったらより良くなるかっていうのを考えるっていうのが、
この解決思考アプローチ、ソリューションフォーカスアプローチ、SFAっていう略されますけれども、
これの肝なんですね。
これの3つの中心哲学っていうのがあって、書籍にも書かせていただきましたけれども、
非常にシンプルなことなんですけれども、まず1つ目ですね。
うまくいっているのなら変えようとするな。
そりゃそうですよね。うまくいっているんだったら変えなくていいっていうのは当然そうかなと思いますし、
2つ目ですね。もし一度やってうまくいったのなら、またそれをせよっていう。
なんかうまくいっていないことが、なんか方法を一つ変えてですね、
うまくいったんだったらそれをさらにもう1回やる。
さらにもう1回やるみたいな感じで繰り返してやっていくと、
うまくいく好循環に入るかもしれないっていうことですね。
3つ目ですね。3つ目はちょっと今チラッと言ってしまいましたけど、
もしうまくいっていないのであれば違うことをせよっていうですね。
これもすごい当たり前ですよね。
うまくいってないんだったら何かやり方に間違いがあるんで、
それと違う方法をやった方がいいよねっていう。
これなんか3つともね、そりゃ当たり前でしょっていう3つなんですけれども、
しないとね、これできていないっていうか、
うまくいっていないのにそれに固執したりとかですね、
あとは1回うまくいったけどまた元のやり方に戻してしまうとかですね、
こういうのって結構日常生活で多くあるんじゃないかなというふうに思うんですよね。
なのでこの3つの中心哲学をもとに、
どういうふうに未来思考で解決をしていくかっていうのが、
このSFA、ソリューションフォーカスタアプローチの肝ということになります。
その上でですね、書籍の中にも書かせていただいたんですけれども、
SFAの技法って本当にいろいろあるんですけれども、
その中で比較的有名なのがこのミラクルクエスチョンとスケーリングクエスチョンっていうこの2つなんですね。
ミラクルクエスチョンはですね、
これある程度信頼関係ができている人との間でやらないと、
何言ってんのこの人みたいな感じになるんですけれども、
要は寝て起きたらですね、世界が変わっていましたみたいな、
そういう問いかけをするんですね。
起きた世界はどんな世界になってますかとかですね、
どういう風になっていたら最高ですかみたいな、
そういうのを聞くっていう。
もうちょっと現実的な聞き方をするとですね、
症状があれば、症状がある方に関しては症状がなければっていう聞き方をしますし、
症状ない方でも何らかの制限があってみたいな方に関しては、
もし仮にもう制限とかは全くなくなった世界ですね、
なくなったとしたらどういう状態が理想かみたいな感じで、
まず理想像を思い描いてですね、それと現実とのギャップ、
そこをどういう風に埋めていくかっていう感じのことをやっていくっていうのが、
このミラクルクエスチョンの肝ということになりますね。
これはですね、結局その未来の状態を描けないっていうところがですね、
現状で問題になっていることで、
症状が良くなったりとか、あるいは制限が解除された状態を一旦思い描いてもらうっていう、
もちろん症状とかあるんですけれども、それでも症状がなくなったらどういうことを
現実的にしたいかとかできるかとかっていうことを思い描いていただくことで、
それに近づけるようなプランを実際に考えていけるっていうところが、
メリットということになりますね。それが一つ目になります。
二つ目のスケーリングクエスチョンですね、
これの方がより現実的で、これはね、私も診療の場面でかなり対応するんですけれども、
これね、実は同期付け面接でもですね、このスケーリングクエスチョンって結構やるんですよね。
これ、具体的に例えば0から10とかですね、100点満点でもいいんですけれども、
そういう感じで、今の現状が何点満点かみたいな感じで付けていただくんですよね。
そうすると、なかなかね、今の現状に満足できていない方は、
例えば100点満点中30点みたいな感じで付けられる方もいるんですけれども、
30点かって普通は落ち込みますよね。落ち込みますよねっていうか、
あの30点ですかみたいな感じになると思うんですけれども、そうではなくて、
あ、そうなんですね。なんで10点ではなかったんですかっていうとですね、
その10点ではない理由を語られるじゃないですか、
その3分の20点分が何が原因でこの30点としたのかっていうのが語られて、
それはね、必ずポジティブな内容が語られるんですよね。
なので、その点を強化していくっていうことで、
その上手いこと、その人に持たれているリソースって言いますけど、
資源を活用していくっていうことになりますね。
ですし、あとはもう一つ質問としては、
例えば30点って答えられたら、それをね、
じゃあ31点にするにはどうしたらいいでしょうかっていう、
この刻んで良くしていこう方法を一緒に考えるっていうことですね。
それがこのスケーリングクエスチョンの使い方としてもう一つ大事なところで、
ほんの少しでも良くなるっていう、
要は今日より明日が少し良くなるみたいなそんなイメージで、
少し良くなる方法を一緒に模索するっていうところで、
こういうスケーリングクエスチョンっていうのを使ったりしますね。
という感じです。
これで日常生活でも診療場面でももちろん使うんですけれども、
診療場面以外でもこういうSFA的な技法って非常に使える場面多いかなというふうに思いますし、
冒頭でも言ったように、原因を追求してっていうのも一つのやり方ではあるんですけれども、
あったところで対応できないことって医学だけではなくて、
日常生活でもものすごいいっぱいあると思うんで、
そういうときに、そういう環境の中でも何か一筋の巧みを見いなしじゃないですけれども、
そういう感じで未来志向で世界を描いていくっていうことの重要性っていうのは、
このSFAでは非常に重要かなというふうに思っております。
ということで何か参考になりましたでしょうか。
ただこれね、やる上ではある程度関係性がないと、
特にミラクルクエスチョンに関しては何言ってんのこの人みたいな感じになりますし、
ある程度信頼関係ができた人と対話するっていうことが非常に大事なので、
その点は知っておいていただけたらなというふうに思います。
では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、はっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お相手はないかいのたけでした。
興味しんしん。