1. 内科医たけおの『心身健康ラジオ』
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2025-11-24 11:41

《1399》これだけは知っておきたい‼️在宅医療

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■AI要約(誤字はご勘弁ください)


**内科医たけおの心身健康ラジオ:在宅医療の基礎知識**


本放送では、11月23日が「在宅医療推進の日」であることにちなみ、十数年にわたり在宅医療に携わってきた内科医たけお先生が、勇美記念財団の情報を基に「在宅医療」の概要について解説しました。以下にその要点をまとめます。


**■ 在宅医療とは何か**

在宅医療とは、通院が困難な患者さんに対し、病院以外の「生活の場」で行う医療のことです。ここで言う「生活の場」とは自宅に限らず、特別養護老人ホームやグループホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)などの施設も含まれます。

医師、看護師、薬剤師、リハビリ職、ケアマネジャー、ヘルパーなど多職種が連携し、人生の最終段階までを視野に入れて包括的な支援を行います。


**■ どのような人が対象か**

年齢や性別は問いません。小児から100歳近い高齢者まで、通院が困難で医療的サポートが必要な方が対象となります。

主な対象疾患や状態は以下の通りです。

* がん(末期含む)

* 脳血管障害の後遺症

* 認知症

* 運動器疾患(骨粗鬆症、骨折、関節症など)

* 神経難病

* 慢性疾患(心不全、呼吸不全、腎不全など)

* 老衰

* 床ずれ(褥瘡)の管理が必要な方


**■ 在宅でできること・できないこと**

近年、ポータブル医療機器の進化により、在宅で可能な医療行為は増えています。

* **処置・治療**: 在宅酸素療法、点滴、中心静脈栄養、気管切開や人工呼吸器の管理、腹膜透析、床ずれ処置、医療用麻薬(オピオイド)を用いた緩和ケア(在宅緩和ケア)など。

* **検査**: 血液検査、尿検査、心電図、超音波(エコー)検査など。

* **できないこと**: レントゲン(X線)、CT、MRIなどの大型機器を用いた画像検査はできません。そのため、聴診やエコー検査など医師の診断技術が重要になります。

また、訪問歯科による入れ歯の調整なども可能です。


**■ 費用について**

医療者が患家へ出向くため、診療報酬の点数が高く設定されており、通常の通院に比べて費用は高くなる傾向があります。

費用の内訳には、医療保険の診察料に加え、介護保険サービス費、自費診療(診断書や紹介状など)、さらに交通費や特定の医療材料費などが含まれます。また、在宅酸素濃縮器や透析機器を使用する場合は、自宅での電気代などの光熱費も考慮する必要があります。


**■ 相談先とクリニック選びのポイント**

在宅医療を検討する場合、入院中や通院中であれば、その病院の「地域連携室」や「医療相談室」、「がん相談支援センター」などに相談するのがスムーズです。

在宅療養支援診療所などを探す際の重要なポイントは以下の2点です。

1. **24時間対応が可能か**: 特に病状が不安定な場合や終末期においては、夜間休日を含めた24時間の連絡・対応体制があるかが重要です。

2. **オピオイド(医療用麻薬)の対応**: がん患者さんの場合、痛みのコントロールのために麻薬を使用するケースが多いため、その取り扱いに慣れているか確認が必要です。


在宅医療は、患者さんが住み慣れた場所で自分らしく過ごすための選択肢の一つです。多職種がチームとなって、患者さんとご家族を支えています。

サマリー

在宅医療は病院以外の居宅で提供される医療サービスで、利用者は通院が難しい方々です。特に在宅医療推進の日に関連し、在宅医療の概念や対象、医療行為の進展について詳しく解説されています。在宅医療では訪問看護や多職種のスタッフが重要な役割を果たしています。また、費用については通院より高くなることが一般的ですが、必要なサービスが多様であるため、理解が求められます。

在宅医療の概念と背景
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる皆さんからのご質問やリクエストにお答えしております。
医療ニュースの解説などもしています。
質問・リクエストは、質問箱のGoogleフォームから是非お寄せください。
あなたのご質問をお待ちしております。
ということで、今日はですね、
実は昨日、11月の23日は何の日だったでしょうか?
世の中には勤労感謝の日だと思うんですけれども、実はですね、
在宅界隈では在宅医療推進の日だそうで、私も昨日知ったんですけれども、
1日遅れではありますけれども、今日は在宅医療についてお話ししたいと思います。
私自身はですね、実は在宅はもう10数年来ずっと関わっておりまして、
もちろん在宅、ずっと専門でやっていたわけではないんですけれども、
細々と在宅医療、ずっとこの10数年関わってきていて、
その変遷とかっていうのもなんとなく肌身で感じている時代です。
今日はですね、この在宅に関してですね、非常に有名なゆうみ記念財団っていうところがあるんですけれども、
そこのサイトの中に一般の方向きのところで在宅医療についてっていうページがありました。
このページには非常に良かったので、これを一緒に紐解いて読み解いていきたいなというふうに思います。
ということで、まず在宅医療とはということで、
はじめにちょっと前段みたいなのが書いてありますけれども、
当然在宅医療って在宅ってついているように、ご自宅に訪問するっていうことはなんとなくイメージついていると思うんですけれども、
この米印が書いてあるこの生活の場ですね。
生活の場に関しては、当然ご自宅だけではなくて施設に入ってられる方とかもいらっしゃいますよね。
特別養護老人ホーム、特応とかですね、グループホーム、あと有料老人ホームとか、
サービス付き高齢者住宅、通称社交住って言いますけれども、
そういったところでも当然のことながら在宅医療を受けることができる生活の場ということになります。
逆に言うとですね、病院とかでは在宅医療を受けられないっていうことになりますので、
この点はよくよく知っておいていただきたいなというふうに思います。
在宅医療の対象者
そうですね、次の在宅医療の対象となる方っていうのに行っていただけたらと思うんですが、
その前に在宅医療の概念みたいなのが書いてあってですね、
日本在宅ケアアライアンスっていうところが2019年10月に発表した文書の中で、
在宅医療はこういうものですよっていうのを言われていて、
在宅医療とは地域の住まい、法律上在宅医療は病院以外の居宅等での医療、
さっき言ったような話ですね、に棲む、通院が困難な対象者に対し、
人生の最終段階も視野に入れて、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、
リハビリ関係職、PT、OT、ST、管理栄養士、栄養士、歯科衛生士、
介護支援専門員、介護職などが行う医療・介護を通ずる包括的な支援を指す概念ということになっているらしいです。
何のこっちゃって感じですけれども、これをちょっと詳しく話していきたいと思います。
まずはですね、在宅医療の対象となる方ということで、ここにドドンと書いてありますけれども、
入院や通院が困難な方、呼吸や栄養・排泄等、日常生活に医療的なサポートが必要な方
あと、米津医師のところで、他の医療機関にかかわられている方でも在宅医療を受けることができますということになっております。
なので、基本的には在宅医療を受ける方は、通院が何らかの事情で困難という、
この後は対象の病気とか症状を言いますけれども、そういう方が対象になってくるので、別に年齢とかそういうのは全然問いません。
私が訪問診療を今までずっとやってきた方も、本当に若い小児の方から本当に高齢者、100歳に近い方まで、
本当にいろんな方がいらっしゃるので、年齢も様々、当然性別も様々、
あと持っている病気も様々という、そんな感じになってきます。
ただ当然ですけれども、在宅医療ってついているように、何らか医療が必要な方に限ると、
ご飯が作られないとか、そういうのは医療的な介入ではなくて、介護的な介入は必要になる場合がありますけれども、在宅医療とはならないということですね。
主な疾患や症状ということで書いてありますけれども、在宅医療に関しては、
がんが一番有名ですし、実際がんの方が多いんですけれども、がん以外の方も非常に多くいらっしゃいます。
例えば、脳血管障害の後遺症とか、あと認知症の方、認知症の方も非常に多くなってきましたよね。
あとは、運動器疾患ですね。骨粗小症とか、圧迫骨折とか、変形性の関節症とか、こういった方とか、
あとは神経難病の方も当然いらっしゃいますし、あとは内部疾患ですね。
慢性心不全、慢性呼吸不全、慢性心不全とか、こういうような病気で、通院、もしくは入院が難しいという方も対象になります。
あとは、合併症ともなった糖尿病、とこずれ、あと浪水、浪水の方も非常に増えてきましたよね、という感じです。
なので、実際には次のような方が在宅療養を受けていますということで、
9つかな、書いてありますけれども、これはあくまで本当に一例なんで、それ以外の方でも見ていることはしばしばあります。
在宅医療の実績と可能性
続きまして、ちょっとこのペースでいくと終わらなくなってくるので、在宅医療で可能な検査、処置などということで、
在宅は当然医療を行えるんですけれども、できること、できないこと、いろいろあります。
ただですね、今結構いろんな、例えばエコーとかですね、この数年すごい在宅エコーとか進化してきていて、
エコーをやっていろんな治療をやるということが増えてきたりもしましたね。
なので、この辺の、もともとは病院でないとできなかったことが在宅でもできるということは非常に増えてきているかなというふうに思います。
実際、治療、処置のところに書いてある酸素療法とか当然できますし、点滴とか当然できますよね。
あとは、中心状脈栄養、濃い栄養とかですね。
あと、基幹切開という喉に人工呼吸用の穴が開いている方に関してはその管理とかですね。
あとは、陶石もできますよね。
これ、某企業さんは、うーんという言い方で陶石を推進しようとしてますけれども。
あと、床連れの管理とかですね。
あと、医療用麻薬ですね。
こういう在宅緩和ケアといってですね、在宅でも緩和ケアを入院しているときと同じように行えるということもあったりします。
あとは、検査ですね。血液検査、尿検査当然ですけど、心電図とか、超音波エコー検査とかできます。
ただ逆にですね、エクセンを使う検査は当然できないんですし、あとMRIとかも当然できないので、
そこらへんがね、いかに在宅でできる検査をエコーとかも含めてやっていくかというのが腕の見せ所という感じですよね。
あと、資料に関しては当然薬剤栄養リハビリテーションとかこういうのを当然行えますし、
在宅医療の費用
あとは歯科、訪問歯科に関してはこの入れ歯の調整とかですね、そういうのもやってもらえるという、そんな感じになっております。
続いて費用ですね。お金のこと、皆さん気になると思うんですけど、お金はですね、やっぱりね、通院するよりも高くつきます。
当然ですけれども、医療者が現場にお邪魔して、様々な治療とか処置をするということになるので、
その点数自体がですね、診療報酬というのが点数なんですけど、診療報酬の点数が在宅診療は当然高めに設定されています。
なので、患者さんの支払い額も普通に通院するよりは高くなることが多いかなというふうに思います。
ただ、ここ、01020304と書いてあって、診察にかかる費用ですね。
他に、介護保険を使うようであれば、介護保険サービス、あとそれ以外の自費診療ですね。
当然、これは別に外来とかでも普通にかかるんですけど、例えば診断書を出したら診断書の量とかですね、
あとは紹介状ですね、診療情報提供書という他の病院にかかっていただくためのお手紙を書いた場合には、
そういった文書の費用が別にかかるということになってきますね。
ただ、これはちょっと自費ではないですけど、今のはね。
あとその4として、消耗品とか高熱水費とか交通費とかがかかってくるということになりますね。
高熱水費とかはですね、例えば腹膜透析をやる方に関しては、
電気を必要とするような機械を用いることもあるので、そういったもので使われたりとかですね。
あと、在宅酸素とかも当然電源がないとやっていけないというのはありますね。
あと、交通費もね、どれくらいもらうかというのは、病院、クリニックによって様々かなというふうに思います。
在宅医療を支えるスタッフ
在宅医療を支えるスタッフですね。
先ほど言ったように、医師以外の職種もいろんな職種が関わります。
訪問看護師、歯科医師、薬剤師、管理医師、手学療法師、作業療法師、言語聴覚師、キャマネジャーさん、
ホームヘルパーさん、あと医療ソーシャルワーカー。
なかなか在宅で医療ソーシャルワーカーって珍しいですけども、という感じになっております。
あと最後に見つけ方ですね。
見つけ方は、まずは随院中のところが在宅訪問診療をやってくれるのであれば、それが一番いいかなというふうに思います。
ただ、24時間対応してくれるかどうかっていうのは、結構、特に週末期に関して重要になってきて、
もちろん訪問看護ステーションは24時間対応のところは必須なんですけれども、
それ以外に関しても、24時間の対応をしてくれる在宅診療所が望ましいかなというふうに思いますし、
あとはオピオイドを使えないっていうか、そういう新生を出しておられないところとかもあったりするんで、
その辺は特にがんに関してはですね、その辺のオピオイドを使えるかどうかっていうところが重要になってくるかなというふうに思います。
入院している場合には、そこに書いてあるように地域連携室とかですね、医療相談室みたいな、
そういう名称のところが必ずありますので、がんに関連してはがん相談支援センターがそれを担っている部分もありますけれども、
っていう感じで相談していただくのがいいかなというふうに思います。
では最後、しんしんじゃんけんいきたいと思います。いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、はっ!
ということで、今日もお幸せな一日でありますように、お会いとはない、かねのたけでした。
今日も、しんしん。
11:41

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