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2024-07-21 10:26

《987》糖尿病+αの方、必要な治療は⁉️

本日の問題はこちら

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1814607300881158351

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《AI要約》

たけお先生は毎朝5時50分から10分程度、健康に関する小話を配信しています。日曜日は医師国家試験クイズの日で、今週のテーマは糖尿病です。


今回の問題は47歳女性の症例で、血液検査結果が示されています。主な特徴として:


1. アルブミンが低下(2.6g/dL)

2. ヘモグロビンA1cが非常に高い(13.5%、基準4.6-6.2%)

3. 総コレステロールが高い(380mg/dL)

4. 血圧が高い(156/94 mmHg)

5. 尿タンパクが多い(ネフローゼ症候群の状態)


問題は、この患者の治療に有効でないものを選ぶというもので、選択肢は:

A. インスリン

B. カルシウム拮抗薬

C. 副腎皮質ステロイド

D. HMG-CoA還元酵素阻害薬

E. アンジオテンシン2受容体拮抗薬


正解はCの副腎皮質ステロイドです。他の選択肢は全て有効な治療法です:


- インスリン:血糖コントロールに必要

- カルシウム拮抗薬:高血圧の治療に有効

- HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン):高コレステロールの治療に有効

- アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB):高血圧治療と腎保護効果がある


副腎皮質ステロイドは血糖値と血圧をさらに上昇させる可能性があるため、この患者には適していません。


たけお先生は、糖尿病の治療には薬物療法だけでなく、食事や運動療法も重要であり、この患者は糖尿病教育入院が必要になるだろうと説明しています。


最後に、たけお先生は今週も糖尿病シリーズを続けると予告し、「心身じゃんけん」で放送を締めくくりました。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブやっていて、公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週日曜日は医師国家試験クイズの日ですけれども、
今週のテーマは糖尿病をお送りしようと思いまして、
これ以前も糖尿病をやったような記憶もあるんですけれども、
ただ大事な病気の一つですし、
ちょっといい書籍を見つけたんで、これ水曜日にご紹介するんですけれども、
それにちなんで今週は糖尿病ウィークでやっていこうと思います。
ということで、今日の問題、ちょっと問題部分が長いので早速始めていきたいと思いますけれども、
今日は事例の問題ですね。
47歳の女性、右足の男性の海洋と交結とのため紹介されてLINEしたということで、
海洋わかりますかね。海洋ってこう皮膚がえぐれて炎症のひどい版なんです。
炎症とか感染が起きてっていうので、糖尿病の方にちょこちょこある合併症の一つなんですけれども、
それでLINEしたということですね。
10年前から糖尿病の診断を受けていたが、1年ほど通院していなかった。
2ヶ月前に右足に湯たんぽで熱症、火傷ですね。
おおい自宅近くの診療所で処置を受けていた。
男性のため血糖を測定したところ、550mgパーデシリットルと高く紹介されて受診した。
これ550はもうびっくりするぐらい高いですね。
普通は100台っていう感じ、100台以下。
糖尿病がない方だったら100以下が正常なんで、はい、っていう感じでむちゃくちゃ高いです。
身長が155cm、体重が62kg、血圧156の94、顔面と硬いとに高度の不詳を認める。
硬いって分かりますね、足の下の方、ふくらはぎのあたりってことですね。
腹部に血管雑音を聴取しない。
これはちょっとまた説明しますけれども、お腹に聴診器を当てて音を聞いても血管の雑音ですね。
ザーッザーッっていうようなことはないですよっていうことですね。
はい、尿所見、タンパク3プラス、これ通常マイナスなんで、これ3プラスは異常です。
はい、鮮血マイナス、審査に、上皮炎中数試合に1個、死亡炎中5から9個、各試合、尿タンパク3.8gパーデイ、これむちゃくちゃ多いです。
はい、血液所見、赤血球380万、ヘモロビン11.8gパーディリトル、ヘマドクリット37%、白血球5900、血小板36万ということで、
これはまあほぼ、ヘモロビンだけ若干低めですけど、まあまあほぼ正常かなっていう感じですね。
03:02
はい、血液生化学所見、総タンパク5.8gパーディリトル、アルウィン2.6gパーディリトル、これアルウィン非常に低くなっていて、
〇〇〇〇症候群っていう感じですね、さっきの尿タンパクと合わせて考えるとですね。
はい、で、IgG1166、まあこれは基準値範囲内、IgA160、これも基準値範囲内、IgM69、これも基準値範囲内。
まあこれね、ちょっとややこしいんですけど、これまあ無視していただいて結構です。
これ免疫グラブリンのね、あのー各々をとっているんですけど、これちょっとまあ無視でいいです、今回は。
で、乳酸素窒素は8mgパーディリトル、これ正常ですね。
クラチン0.7mgパーディリトル、これはちょっとEGFR計算しないとわからないですけれども、ちょっと低下しているかなっていう感じですかね。
はい、で、ヘムノビA1cが13.5%っていうことで、これはもうべらぼうに高い数字ですね。
基準が4.6から6.2って書いてありますけれども、むちゃくちゃ高いですね、はい。
で、総コレステロールが380mgパーディリトル、えー、これその中のね、LDLとか書いてないですけど、まあまあ総コレステロールはむちゃくちゃ高いっていう感じです。
はい、で、免疫血清学習研ASO、200単位、基準250以下、これもまあ無視してください。
はい、広角抗体陰性、CH50、38.4、基準30から40、これも無視してください。
まあ、これちょっとね、無視してくださいって言ったところはね、他の順座病じゃないよっていうことを言いたいためのデータなだけなんで、この辺は無視していただいていいです。
はい、ということで、この患者の治療に有効でないのはどれかっていうことで、選択肢が5つあります。
A、インスリン。
B、カルシウム喫香薬。
C、副陣皮質ステロイド。
D、HMG-CoA還元酵素阻害薬。
E、アンジオテンシン2重体喫香薬。
ということで、はい、いかがでしょうか。
有効でないものはどれかですからね、はい。
他の4つはもう、この方を見た瞬間に導入を検討するっていう、検討するというかまあまあ入れますね、はい。
あの、必要な薬物療法なんでっていう感じですね。
もう1回選択肢いきますが、A、インスリン。
B、カルシウム喫香薬。
C、副陣皮質ステロイド。
D、HMG-CoA還元酵素阻害薬。
E、アンジオテンシン2重体喫香薬。
ということで、いかがでしょうか。
はい、これは非常に難しいと思います。
はい。
なんか、Google先生とかパワーアップ歴史先生とか、
チャットGPT先生とかに聞いたら多分正解してくるんでしょうけども。
えっと、C。
わからないけど、B。
C、Cかな、C、C。
C、缶です。
昨日予習していただいたんですか。ありがとうございます。
はい。
えっと、スペースの方も、C。
06:00
はい。
皆さんいかがでしょうか。
今日人数が少ないですね、そもそもね。
この難問すぎてちょっと諦めて寝てる方もいらっしゃるかもしれないですけども。
正解は、Cですね。はい。
Cの方、正解です。おめでとうございまーす。
はい、ということで。
はい、これはですね。
えっと、まあ医学生の正答率はね、これ92から96%くらいあって、
まあ医学生はね、まあほぼ正答できる問題なんですけれども、
ただ一般の方にはね、ちょっとってかかなり難しい問題かなというふうに思いますね。
はい。で、まあ選択肢検討していくと、
まあまずAは必要そうですね。
インスリンって糖尿病の治療で使われる薬で代表的なものですけれども、
まあ、もちろんそのお薬で、内服薬で、
インスリン以外のお薬で糖尿病治療していくっていうことも必要ですし、
まあこの方に対してはね、インスリン以外のお薬も使っていくことにはなるんですけれども、
でも、さすがにね、ここまでいくとインスリンはまず必須っていう感じで必要です。
で、Bですね。Bはカルシウム効果薬。
これ何のことか分からない方もいらっしゃったかもしれないですけれども、
これですね、血圧のお薬の一種なんですね。
で、この方、血圧高いじゃないですか。
156の94ってこれ高いんですね。
で、糖尿病と血圧が両方高いっていうのは動脈効果の非常に大きなリスクになるので、
まあ血圧も当然下げないといけないっていうことで、
カルシウム効果薬も使うっていうことになります。
で、続いてですね、まあそれと同じような感じでEですね。
アンジョウテンシンⅡ状態効果薬っていう、これ通称ARBっていう風に言われることが多いんですけれども、
これもですね、血圧のお薬なんですね。
で、これ、BとE何が違うかっていうと、これちょっと専門的に難しいんですけれども、
Eの方がですね、そのおしっこのタンパクですね、を減らしたりとかですね、
あと人員保護効果っていう風に言うんですけれども、
腎臓をね、長期的に守る効果があるっていう特徴がある高圧薬、血圧のお薬なんですね。
なので、この人おしっこのタンパク、先ほども言ったようにものすごいいっぱい出ていて、
まあいわゆるネフローゼ症候群っていうような状態なんですけれども、
はい、それでまあ腎機能に関しては今のところ比較的保たれてるっていうことで、
まあ将来的な腎臓の機能の悪化を抑えるためにARBですね、
アンジョウテンシンⅡ状態効果薬、この辺は必須になってきます。
はい、で、えっと、あとデーですね、
で、HMG肺肝原酵素阻害薬、これも何の薬っていう風に思ったかもしれないですけれども、
これはですね、スタチンっていう薬で、スタチンだったらね、聞いたことあるっていう方も、
医療者は多分聞いたことあると思うんですけれども、はい、というお薬で、
これは脂質上昇ですね、特にコレステロールを下げるお薬ですね。
で、この方、コレステロール非常に高いっていう話さっきあったと思うんですけど、
これまあネフロイド症候群によって高くなっている部分もあるんですけれども、
まあいずれにしても高いので、これも動脈効果のリスク軽減のために必ず必要ということで、
09:02
A、B、D、Eは必要有効であるということで、
逆に有効でないのは腹腎質ステロイドですね、Cが間違いということになっています。
で、まあこの状況でステロイドを入れると余計にね血糖高くなりますし、
そもそもステロイドを入れるような病気はないですし、
血糖、血圧ともに高くなってしまって、逆効果、悪影響になりますので、
この状況でステロイドは絶対入れないっていう感じですね。
ということで、正解の方おめでとうございます。
これはですね、薬物療法だけの問題でしたけれども、
当然糖尿病の治療って薬物療法だけではなくて、
食事、運動とかですね、その辺も大事なんで、
この方は必ず入院になるんですけれども、
入院してその辺の、いわゆる糖尿病教育入院みたいな、
そんなこともされていくような方になってますね。
ということで、今週は糖尿病シリーズでやっていきますので、
明日以降もご期待ください。
それでは最後、しんしんじゃんけんにいきたいと思います。
はい、いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、はっ!
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
とはないかいのたけでした。
きょうみしんしん。
10:26

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