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2024-11-24 12:10

《1095》医療現場でミス発生‼️正しい対応は⁉️

本日の問題はこちら

https://x.com/NaikaiTakeo/status/1860280917589393662


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《AI要約》※誤字多数ありますが、AIによる自動文字起こし&要約ですので、ご容赦ください


内科医たけお先生による医療安全に関する放送の要約を以下に記します。


## 医療安全推進週間


11月25日は「いい医療に向かってゴー」の語呂合わせで医療安全の日とされています。2001年から始まったこの取り組みにちなんで、1週間にわたり医療安全について扱います。


## 医療機関における安全対策


全ての医療機関には、感染対策と医療安全に関する2つの研修やマニュアルが求められています。大学病院から診療所まで、医療安全マニュアルの作成が義務付けられており、医療ミスに類する事象が発生した場合は報告が必要です。


## 患者の協力の重要性


医療安全には患者側の協力も不可欠です。例えば:


- 採血時の氏名と生年月日の確認

- 点滴投与前の患者名の確認


これらは患者間違いを防ぐための工夫です。


## 医療安全問題の事例


82歳男性の腎盂腎炎治療中の事例を紹介。抗菌薬中止の口頭指示が適切に伝達されず、患者が不要な薬を服用してしまった状況について説明しました。


## 適切な対応


この事例における適切な対応は、医療安全管理部門にインシデントを報告することです。これは以下の理由によります:


1. ハインリッヒの法則:1つの重大事故の背景に多数の軽微なインシデントがあるという考え方

2. 個人攻撃を避け、システムの改善を目指す

3. 複数の関係者からの報告が理想的


## 医療安全の基本原則


1. 口頭指示は極力避ける

2. 指示は適切なタイミングで出す

3. 電子カルテの活用

4. インシデント報告の重要性


医療安全は医療提供者と患者双方の協力が不可欠であり、小さなインシデントも見逃さず報告・改善することが重要です。

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、
毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開の収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週のテーマはですね、医療安全を扱いたいと思います。
なんでいい嫌い医療安全っていうふうに思うかもしれないですけれども、
実はですね、これ11月の25日ですね。
が、良い医療に向かってGO!の語呂合わせで、医療安全の日らしいんですよね。
ちょっとだいぶ強引な気がしますけれども、良い医療に向かってGO!っていう謎の語呂合わせですけれども、
はい、ということで、この1週間ですね、今日からの1週間が、この医療安全推進週間になっているらしいんですよね。
厚生労働省もそういうふうにおっしゃっておられますんで、
2001年から始まった制度らしいですけれども、
それにちなんでですね、医療安全を今週1週間扱っていこうと思います。
で、これ医療者の方はですね、医療安全、ああ、やったわっていう、
ああ、やったわとか今もやってるっていう方いらっしゃるかもしれないですけれども、
実は全ての医療機関に求められている2つの研修とか、マニュアルっていうのがありまして、
1つがですね、感染ですね、感染対策なんですよね。
で、そのもう1つが医療安全っていうことで、
これ、研修を医療機関で受けられている方もいらっしゃると思うんですけれども、
必ずどんな医療機関であっても、大学病院から総合病院からクリニックレベルまでですね、
必ず医療安全のマニュアルは作らないといけないっていうことになっておりますし、
あと、今日出てくる問題のようなですね、その医療ミスっぽいものが発生したらですね、
今回の医療ミスではないんですけれども、
とある事象が発生したら必ず報告を上げたりとかっていうのは必要になってきたりするというふうになっておりまして、
なので、これをですね、是非医療にかかる前の方も知っていただきたいというふうに思いますし、
あとは、昨日の投稿にも書きましたけれども、
医療安全にですね、患者さん側のご協力っていうのも必要不可欠なんですね。
例えば、病院受診するときに、採血するときに、お名前を教えてくださいとか言われるじゃないですか、
お名前と生年月日を教えてくださいみたいな感じで言われたいとかですね、
あとは、お薬を点滴とかですね、投与する前にその点滴を見せてですね、
これでお名前と確認をするとかですね、そういうのもされると思うんですけれども、
これはね、患者間違いを発生しないための工夫なんですよね。
その辺で、医療安全、当然我々も日々改善しようとしてるんですけれども、
医療事故が起こらないようにっていうことで改善してるんですけれども、
その中に、患者さん、医療を受ける側の協力も必要不可欠なんで、
03:04
是非知っていただきたいなと思って、
それで多分、この医療安全推進週間ってのもあるんだろうと思うんですけれども、
はい、ということでやっていきたいと思います。
ということで、ちょっと前置きがだいぶ長くなりましたけれども、
今日取り上げるのは、第111回のH問題、H-30ですね。
はい、っていう、また必修問題ゾーンになっております。
ちなみに医学生の正答率は90%だそうですね。
はい、今日は久々の事例問題です。
じゃあ問題いきます。
えっと、82歳の男性、GNGの治療のために入院中である、
セフェム系抗菌薬を1日3回、毎食後、内服していたが、
尿所見の改善が見られたため、昨夜、担当医は看護師に対して、
明朝翌日の朝からの抗菌薬を注してくださいと、口頭で指示を行った。
担当医は口頭で指示を行ったことを、翌朝出勤してから、
カルテの経過記録に記載した。
ところが、朝の配薬、お薬を配る看護師さんを担当する看護師は、
抗菌薬を患者に渡してしまい、
リーダー看護師が口頭指示に気づいた時には、
すでに患者は抗菌薬を服用していた。
実際には服用しないはずのものを、患者さんは内服してしまっていたということですね。
で、リーダー看護師から連絡を受けて、担当医が患者を確認した時点では、
明らかな副作用は認められなかった。
担当医は指示が履行されなかったことを患者に説明し、
引き続き、副作用の観察について看護師に指示書を渡した。
ということで、次に行う対応として適切なのはどれかということで、
E、医療安全管理部門にインシデントを報告するということで、
はい、いかがでしょうか。
これよく考えたら、さっきの本題に入る前にヒントを言ってしまいましたね。
はい、もう一回選択肢だけ聞きますが、
A、病室で看護師を注意する。
B、口頭指示に関する記録を削除する。
C、患者の血液を採取し、倦怠を保存する。
D、院外の自己調査委員会に調査を依頼する。
E、医療安全管理部門にインシデントを報告するということで、
はい、いかがでしょうか。
えーと、これはちょっと言葉が難しいやつもあるかもしれないですけれども、
でも、医療現場ではね、こういうのはすごいね、リアルな感じでいい問題かなと思いますね。
はい、ということで、皆さん答えていただいてますが、Eでお願いします。
はい、えーと、Eで、E、E、医療、あ、なるほど。
06:04
話の流れからE、そうですね。
E、いちいちE、えー、E、E、AとかB選んだら不合格にしてほしい。
いや、これは確かにね、近畿の可能性あり得ますけどね、はい。
はい、ということで、これは正解はEですね。
はい、正解の方おめでとうございまーす。
はい、これは正解、皆さん正解でございます。
はい、えーと、これがですね、非常に典型的な医療事故の報告制度っていうもので、
これ実際ですね、患者さん内服してしまってますけれども、
内服してなくてもですね、これインシデント報告として上げる可能性は十分にあるかなというふうに思います。
で、インシデントって初めて聞かれる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
このアクシデントって分かりますね、いわゆる医療事故的な何らかの副作用が起こっている、
その前の段階ですね、ヒアリハットとも言いますけれども、
その段階のものを抽出してですね、で、それを医療安全管理部門という、こういうのは必ずあるんですけれども、
そこに報告を上げていくっていうことになっているんですね。
で、そういう報告から、システム的に対応できないかとかですね、
この一件一件に関して検証をしてですね、で、その次そういうことが起こらないようにっていうことを行っているっていうのが医療現場になっております。
で、なんでそういうことをやっているかというとですね、
この廃院利益の法則っていうのがあってですね、その1個の重大な事故の背景に300かなのアクシデントが、
まあ軽微なアクシデントとかあって、その背景にさらに大きなインシデントがあるっていう、
アクシデント構造になっているっていうふうに言われていて、なのでそういう細かい種というか目をつむみたいなそんなイメージで、
こういう細かなことでも必ず報告にあげるっていうことになっておりますし、
あとはね、この件ね、誰があげるかっていうのを書いてないと思うんですけど、
これ誰があげると思いますかね、ちなみに。
これですね、少なくとも担当看護師、この夜勤の看護師さんかな、
夜勤だそうですね、の看護師さんは多分あげると思うんですけれども、
これ担当院は必ずあげないといけないんですね。
だから1件の事象に関して複数から上がってくるっていうのが理想的なインシデント報告ということになってます。
で、一応他の選択肢を検討するとですね、
ちょっと先ほどコメントにもいただいたと思うんですけれども、
AとB、これは論外ですね。
病室で看護師を注意するって全く意味がないっていうか、
これ基本的に医療安全の基本は個人攻撃しないっていうのが一体原則なんで、
これ看護師が悪いと思われるかもしれないです。
これ自傷医者から見ても医者が悪いですからね、明らかに。
なので、これは看護師を注意するなんてもってのほかですし、
09:03
あとは口頭指示に関する記録を削除する、
これもかるって改ざんですからね、これをやってはいけません。
これもしかしたら近畿史かもしれないですね。
C、Dですね。
Cに関しては、もしかしたら今後、
副作用のチェックのために血液検査するかもしれないですが、
まずやるべきことはインシデント報告っていうことでなりますし、
あとは医療事故調査会っていうのは、
院外の医療事故調査会ですね、これは基本的にはアクシデント、
しかも重大なアクシデントの時に検証するための機関なんで、
これぐらいの軽微なインシデントに関して、
全部院外の事故調査委員会にお願いしたらパンクしますんで、
これは基本的には院内で解決する問題っていう、
そんな感じになってます。
という感じで、ちなみにこの問題文のところに
いろいろツッコミがこれあるんですけれども、
まず口頭指示ダメなんですね。
口頭指示やってはいけないっていうのは、
これどこの病院でも言われていると思うんですけれども、
口頭指示、やらざるを得ない場合もあるんですけれども、
その場合には遅滞なく指示を書くっていう、
だからこういう時に電子カウンターって非常に便利なんですけれども、
紙カルテだとその場に行かないと指示書けないんですけど、
電子カウンターだったら他のところから遠隔で書けたりするんで、
そういう点でも電子カウンター必須なんですけれども、
でも口頭指示を極力やらないっていうのは必要ですし、
あとそもそもこの夜に指示を出すっていうのは、
これ看護師さんからすごい怒られるパターンなんですけれども、
これはやってはいけない、
しかも病床からの呼吸薬を注するかどうかとかって、
これ正直どうでもいいっていうか、
それ翌日の日中に指示出せよって思うんで、
これは担当医が良くないんですね。
その病床から注する意味は全くないんで、
1回飲むぐらいは全然むしろ問題ないんで、
これは翌日の午前中朝一に指示を出して、
看護師さんに指示出しをすべきかなというふうに思います。
そんな感じですかね。
リーダー、そうですね。
口頭指示に気づかない、
たぶんこれリーダー看護師って、
翌日の日勤の人とかが出てきてっていうことだと思うんですけれども、
これがやかにそんな口頭指示があったみたいな感じで気づくのは、
大体8時とか出勤してきて、
本日の業務をみたいな感じで整理しているときになるんで、
そのときにはお薬飲んでるっていうのは、
それは起こるべき不指定になるよねっていう、
そんな感じかなと思いますんで、
これは担当医に責任を言ってはいけないっていう感じですけれども、
でも担当医が悪いですね、これはね。
ですし、そんな時間に指示を出しちゃいけませんっていうのを徹底すべきかなと思います。
はい、ということで、
最後、しんしんじゃんけんにいきたいと思います。
いきますよー。
しんしんじゃんけん、じゃんけん、
パー!
12:02
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いとはない一回の竹でした。
興味津々。
12:10

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