内科医たけおの心身健康ラジオ、皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を、
毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開の収録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今週のテーマはですね、医療安全を扱いたいと思います。
なんでいい嫌い医療安全っていうふうに思うかもしれないですけれども、
実はですね、これ11月の25日ですね。
が、良い医療に向かってGO!の語呂合わせで、医療安全の日らしいんですよね。
ちょっとだいぶ強引な気がしますけれども、良い医療に向かってGO!っていう謎の語呂合わせですけれども、
はい、ということで、この1週間ですね、今日からの1週間が、この医療安全推進週間になっているらしいんですよね。
厚生労働省もそういうふうにおっしゃっておられますんで、
2001年から始まった制度らしいですけれども、
それにちなんでですね、医療安全を今週1週間扱っていこうと思います。
で、これ医療者の方はですね、医療安全、ああ、やったわっていう、
ああ、やったわとか今もやってるっていう方いらっしゃるかもしれないですけれども、
実は全ての医療機関に求められている2つの研修とか、マニュアルっていうのがありまして、
1つがですね、感染ですね、感染対策なんですよね。
で、そのもう1つが医療安全っていうことで、
これ、研修を医療機関で受けられている方もいらっしゃると思うんですけれども、
必ずどんな医療機関であっても、大学病院から総合病院からクリニックレベルまでですね、
必ず医療安全のマニュアルは作らないといけないっていうことになっておりますし、
あと、今日出てくる問題のようなですね、その医療ミスっぽいものが発生したらですね、
今回の医療ミスではないんですけれども、
とある事象が発生したら必ず報告を上げたりとかっていうのは必要になってきたりするというふうになっておりまして、
なので、これをですね、是非医療にかかる前の方も知っていただきたいというふうに思いますし、
あとは、昨日の投稿にも書きましたけれども、
医療安全にですね、患者さん側のご協力っていうのも必要不可欠なんですね。
例えば、病院受診するときに、採血するときに、お名前を教えてくださいとか言われるじゃないですか、
お名前と生年月日を教えてくださいみたいな感じで言われたいとかですね、
あとは、お薬を点滴とかですね、投与する前にその点滴を見せてですね、
これでお名前と確認をするとかですね、そういうのもされると思うんですけれども、
これはね、患者間違いを発生しないための工夫なんですよね。
その辺で、医療安全、当然我々も日々改善しようとしてるんですけれども、
医療事故が起こらないようにっていうことで改善してるんですけれども、
その中に、患者さん、医療を受ける側の協力も必要不可欠なんで、
話の流れからE、そうですね。
E、いちいちE、えー、E、E、AとかB選んだら不合格にしてほしい。
いや、これは確かにね、近畿の可能性あり得ますけどね、はい。
はい、ということで、これは正解はEですね。
はい、正解の方おめでとうございまーす。
はい、これは正解、皆さん正解でございます。
はい、えーと、これがですね、非常に典型的な医療事故の報告制度っていうもので、
これ実際ですね、患者さん内服してしまってますけれども、
内服してなくてもですね、これインシデント報告として上げる可能性は十分にあるかなというふうに思います。
で、インシデントって初めて聞かれる方もいらっしゃるかもしれないですけれども、
このアクシデントって分かりますね、いわゆる医療事故的な何らかの副作用が起こっている、
その前の段階ですね、ヒアリハットとも言いますけれども、
その段階のものを抽出してですね、で、それを医療安全管理部門という、こういうのは必ずあるんですけれども、
そこに報告を上げていくっていうことになっているんですね。
で、そういう報告から、システム的に対応できないかとかですね、
この一件一件に関して検証をしてですね、で、その次そういうことが起こらないようにっていうことを行っているっていうのが医療現場になっております。
で、なんでそういうことをやっているかというとですね、
この廃院利益の法則っていうのがあってですね、その1個の重大な事故の背景に300かなのアクシデントが、
まあ軽微なアクシデントとかあって、その背景にさらに大きなインシデントがあるっていう、
アクシデント構造になっているっていうふうに言われていて、なのでそういう細かい種というか目をつむみたいなそんなイメージで、
こういう細かなことでも必ず報告にあげるっていうことになっておりますし、
あとはね、この件ね、誰があげるかっていうのを書いてないと思うんですけど、
これ誰があげると思いますかね、ちなみに。
これですね、少なくとも担当看護師、この夜勤の看護師さんかな、
夜勤だそうですね、の看護師さんは多分あげると思うんですけれども、
これ担当院は必ずあげないといけないんですね。
だから1件の事象に関して複数から上がってくるっていうのが理想的なインシデント報告ということになってます。
で、一応他の選択肢を検討するとですね、
ちょっと先ほどコメントにもいただいたと思うんですけれども、
AとB、これは論外ですね。
病室で看護師を注意するって全く意味がないっていうか、
これ基本的に医療安全の基本は個人攻撃しないっていうのが一体原則なんで、
これ看護師が悪いと思われるかもしれないです。
これ自傷医者から見ても医者が悪いですからね、明らかに。
なので、これは看護師を注意するなんてもってのほかですし、