内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわるちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分に10分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開生し録や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週月曜日は興味津々資料ということで、皆様のお役に立つ資料をご紹介しているんですけれども、
ちょっと過ぎてしまいましたけれども、実は11月14日はですね、いい医師の日だったんですよね。
そのままゴロ通りですけれども、1114でいい医師の日っていうことで、
今週はですね、いい医師とは何かとかですね、いい医師に出会うための方法みたいなのをご紹介しているんですけれども、
今日はですね、筆調です。いい医師に出会う方法ということで、
私の放送をですね、まあ、以前から聞かれてらっしゃる方はよくご存知だと思いますけれども、
私ね、時々、あの、プライマリー気合とかですね、総合診療専門医とか総合診療医みたいなことをお話しすると思うんですけれども、
あの、この、いい医師に出会う確率が一番高いのはですね、私個人的には総合診療医に出会うのが一番いいんじゃないかなというふうに思っておりまして、
それで今日のタイトル、いい医師リスナンバーワンっていうふうに書かせていただきました。
で、もちろんですね、あの、医者も人間なんで、あの、やっぱり医者との相性っていうのはあります。
当然ね、この先生はいい先生というふうに思うかどうかって、まあ、人によって様々なんで、
あの、まあ、必ずしもいい医師でない可能性もあるんですけれども、でもね、
あの、総合診療専門医とか総合診療医っていう先生方は、あの、学ぶ意欲がね、非常に高いですし、
あとはね、若い先生がね、比較的多いんですよね。はい、そういった点で、あ、あと、まあ、ちょっと今日今からお話しする、
まあ、総合的に、あの、見ることができるっていう、まあ、いわゆる、あの、かかりつけ医ですね。
ちょっとかかりつけ医議論はね、いろいろ紛糾していて、お、失礼しました。
えっと、いろいろ紛糾してるんですけれども、でも、
えー、まあ、そのかかりつけ医になり得るのが、まあ、この総合診療医、プライムレイケア医っていうことになってくるかなというふうに思います。
はい、で、そんな中でですね、この実は総合診療.comっていうサイトがありまして、
このサイトね、実はね、非常に良いサイトなんですけれども、えっと、何年前ぐらいにできたかな、4,5年前ぐらいにできたと思うんですけれども、
非常に良いサイトなんですけれども、あんまり知られていないっていうことで、今日はそのサイトの中はですね、この総合診療専門医が求められる理由っていうところですね、
これをちょっとご紹介してみたいと思います。
はい、ということで、えー、上から言っていただいて、総合診療専門医が日本の医療に求められています。なぜでしょう?っていうことで、
まず、はじめにみたいなことが書いてありますね。
えー、ちょっと全文読むと長くなりそうですけど、まず全文読みますかね。
人類の歴史は、人類の歴史からいきます。人類の歴史は、医学医療の進歩を背景とした疾病との戦いでもあります。
科学技術の進歩はさらに加速度を増し、私たちは多くのものを享受しています。
医療においては、進歩とともに高度化、専門分化し、私たちが担当する医師としての領域はより狭くなっています。
その結果、臓器単位や疾病単位で病を捉え、臓器は人体の一部にしか過ぎない、という当たり前のことが忘れられがちになっているのです。
日本プライマリーケア連合学会は、全身の3つの学会、日本プライマリーケア学会、日本家庭医療学会、日本病院総合診療医学会の時代から、
高度医療、臓器あるいは疾病別の専門医療はもちろん大事だけれども、人間中心の医療ケアを決して忘れてはならない、と声を上げてまいりました。
総合診療専門医の総合の意味するものは、内科や小児科などのありふれた病気の診療を広範囲に行うという意味だけではなく、
その本質は高度に細分化した医療に対する文化史、科学史、医療史的な繁盛に基づく世界的な潮流が底辺にあるのです。
加えて、我が国は微増の高齢社会を迎えており、それによる社会の変化が医学や医療そのものを疾病の診断と治療という単純な図式ではなく、
社会医学的あるいはプライマリーヘルスケアの視点から捉える必要に迫られています。
これらの課題を乗り切るために、日本で始まった地域包括ケアシステムの要は紛れもなく一致です。
包括的統合アプローチの方法論を学び、理解した総合診療専門医が専門的な役割を果たし、
人々のために地域の医療をプライマリーケアを強化しなくてはなりませんというような書き出しになっております。
ちょっと長すぎました。失礼しました。
その下に、日本が抱える喫緊の医療的課題にはどのようなことがあるのでしょうかということで、
1、2、3、4、5、6ということで6個書いてあって、こういうのは総合診療専門医がいると解決終了というようなことになっています。
1つがですね、高齢化と少子化、人口減少と同時進行。これはよく知られた話ですよね。
はい、というのが1つ目。
2つ目が疾病構造の変化ということで、これ非常にありますよね。
これね、意外と見逃されていることも多いと思うんですけれども、本当にね、かかる病気が変わってきてるんですね。
昔は感染症で亡くなる方が非常に多かったんですけれども、今ややっぱりがんが多いですね。
あと、生活習慣病ですね。生活習慣病という言い方、ちょっとあまり僕は好きじゃないですけれども、はい、いうものとか。
あとはここに書いてあるような認知症とか精神的な問題を抱えている方、あと高齢者のフレールですね。
はい、というのは非常に多くなってきてますよね。
この辺はやっぱり医療をその辺にシフトしていかないといけないという問題あるかなというふうに思います。
あとはちょっとここに書いてないですけれども、マルチモビリティっていうですね、
書いてありますね。多種管理医科って書いてありますね。マルチモビリティっていうですね、
いろんな病気を抱えている方って特に高齢の方では非常に多いんですね。
そういう方が各々の病気で各々の診療にかかるっていう、これはもうリスクしかないんで、
こういうのは総合診療医、もしくはプライマリーケア医、かかりつけ医がしっかり責任を持って全部、
まるっと見るっていうのが必要かなというふうに思います。
3つ目、診療の場の対応かということで、やっぱり大きな病院振興とか、大学病院とか総合病院振興って非常に多いんですけれども、
私は全然それは良くないと思っています。特に高齢の方、これも高齢の方ばっかり言うとあれですけれども、
高齢の方はやっぱり大学病院とか行くと本当に狭間に陥る方ってすごい多いんですよね。
なので、やっぱりこういった総合的に見れる医者を1人抱えておくっていうのは非常に重要かなというふうに思います。
4つ目が限りなく増大する医療費負担ということで、これはあんまり、特に高齢の方は感覚的にちょっと思わないかもしれないですけど、
医療費ものすごい増えていて、無駄な医療ってものすごい多いんですよね。
これは日々臨床していてもものすごい感じますんで、少なくともいろんな病院行くといろんなところからいろんな処方が出たりするじゃないですか。
なんですけれども、この処方がいらなかったりとか、処方カスケードっていうふうに言うんですけれども、
1つの薬の副作用対策で別な薬が入って、それのまた副作用でなんか変なことが起きてまた薬が入るみたいな、
そんなこともなりかねないんで、極力一元化するっていうのは非常に大事かなというふうに思います。
5つ目、この辺からちょっとマクロな話になっていきますけれども、
医師や医療施設、診療科の自律的偏在っていうことで、これはもういつも言ってますけれども、
もう医者不足の前にこの地域偏在問題とか、診療科の偏在問題なんとかしないとというふうに個人的には思いますね。
というのと、あとは6つ目ですね、健康リテラシーの危うさと医療に対する期待の高まりということで、
私が発信をしているのもこの一つですけれども、
やっぱり健康、マネーリテラシーも最近よく言われますけれども、健康に関するリテラシーって、
やっぱり普段から上げておくべきと個人的には思うんですね。
これポジショントークかって言われるかもしれないですけれども、
でも本当にいざ自分とか周りのご家族さんとか親しい人が病気になってから調べるのでは遅いと思うんですね。
遅いというか、そういう時に調べるとだいたい不安があるんで、よくない情報に真っ先に出会ってしまうんですね。
それで変な方向に行くっていうケースを数限りなく見てきたんで、
なので、初めから知っておくっていう、健康なうちから知っておくっていうのの重要性っていうのは非常に思っておりますっていう、
はい、そんな感じですかね。