本日の問題はこちら
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《AI要約》※誤字多数ありますが、AIによる自動文字起こし&要約ですので、ご容赦ください
過重労働解消キャンペーンと過労死等防止啓発月間にちなんで、今週は過重労働をテーマに取り上げます。今回は第112回医師国家試験の必修問題から、過重労働対策に関する問題を紹介します。この問題は医学生の正答率が99%と非常に高かったものです。
問題は「産業保健における過重労働対策として適切でないのはどれか」というもので、選択肢は以下の通りです:
A. 時間外労働時間の削減
B. 年次有給休暇の取得促進
C. 担当業務目標達成の徹底
D. 健康診断結果に基づく事後措置
E. 長時間労働者への医師による面接指導
正解はCの「担当業務目標達成の徹底」です。これは過重労働対策として適切ではなく、むしろ長時間労働や過重労働の原因となる可能性があります。他の選択肢はすべて適切な過重労働対策です。
この問題は、常識的に考えて仲間外れを探すような国語力を問う問題でもあります。
過重労働対策の歴史的背景として、2002年に過重労働による健康障害防止のための総合対策が策定されました。長時間労働者への医師による面接指導は2005年から始まっており、約20年近く実施されています。2006年以降は、時間外・休日労働時間の削減、労働時間の設定改善、労働者の健康管理に関する措置の徹底などが求められるようになりました。
これらの対策が20年ほど前から実施されているにもかかわらず、その後の状況については今後さらに詳しく見ていく必要があります。