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内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
この放送では、いろいろなそれぞれちょっと役に立つ小話を毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
毎朝5時半からライブをやっていて、公開直し録画や皆さんからのご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、毎週水曜日は通常はこういうのをやっているんですけれども、
今日はリクエストをいただきまして、また興味津々論文2日連続をやっていこうと思います。
リクエストをいただいたのは、おとといの放送のコメントなんですけれども、
おととい医薬品副作用被害救済制度を取り扱ったんですけれども、
その放送の中でもチラッと触れましたけれども、漢方薬ですね。
漢方薬でも副作用が出るというのが何パーセントかちょっと忘れましたけれども、
数パーセントその中のデータでもありまして、
実際に漢方薬での副作用って臨床上もかなり経験するんですよね。
僕自身が副作用で出たいろんなことの対応をすることもありますし、
あとは僕自身も特に診療内科では漢方薬を使うことが非常に多くてですね、
それを使っている中で実際に副作用の原因の漢方薬を処方してしまったということもあるので、
処方する立場、あと副作用を見る立場、両方の視点から結構見ているということもありまして、
調査を調べていたら非常にいいまとまった資料が見つかったので、
これを論文をご紹介したいと思います。
今日ご紹介する論文が、最前線注意しておきたい漢方診療上の副作用ということで、
このファルマシアって聞いたことない雑誌なんですけれども、
それの2020年に出た論文ですね。これをご紹介したいと思います。
ちなみに書かれたのは富山大学医学部和観心療学講座、教授の柴田先生という先生で、
富山大の和観心療学は非常に有名で、
昔から非常にいろんな先生を輩出している講座なんですけれども、
そこの教授の先生が書いた論文です。
ということで、まず1のところですね。1ページ目の1、はじめにっていうところを書いてありますけれども、
本当に漢方薬は副作用が少ない、比較的安全な薬剤と思われていたということで、
これ一般の方でもすごい多いですよね。
副作用はないというふうに思っていらっしゃる方も、
結構いらっしゃるんじゃないかなというふうに思いますけれども、
先ほど言ったように結構臨床上では漢方薬の副作用ってよく出あります。
具体的にはこの表の1のところですね。
いろんな漢方薬の副作用の出方があるんですけれども、
大きく分けると3つですね。免疫、アレルギー、反応。
2つ目が過剰投与、3つ目が長期投与ということになっていて、
この後詳しく出てきますけれども、
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特に有名なのは肝性肺炎とか、あと肝肌障害ですね。
この辺が比較的有名ですかね。
あとは過剰投与に関してはギアルドステロン症っていうですね、
これが私が腎臓内回移としては一番よく出会う副作用なんですけれども、
あとは交換神経刺激症、あとゲリとかですね。
ゲリは副作用というか、それを狙って出しているものもあるんで、
っていうのもありますけれども、
あとは長期投与に伴う副作用ということで、
腸患膜腫瘍脈硬化症という、これちょっと特殊な副作用で、
これは私自身見たことないんですけれども、
っていうのもあったりします。
ということで、ちょっと次のページに。
あ、これPMDAの話も出てきてますよね。
はじめにのところにPMDAのところも出てきますけれども、
まず次のページですね。
その免疫アレルギー反応による副作用というところですね。
ここから行きたいと思いますけれども、
まず一つは肺障害ですね。
特に肝臓性肺炎なんですけれども、
これは非常に有名ですし、
この詳細ことのところは取り上げられてますけれども、
この詳細こと以外でも、
副作用が起きる薬剤性の肺障害が起こるということはしばしばあります。
これ私自身も経験があって、
肝臓薬を出している患者さんが、
なんか最近よく咳が出て異急死因ですみたいなことを言われて、
レントゲンにとっては思いっきり肝臓性肺炎という、
ちょっと特殊なタイプの肺炎なんですけれども、
になっていたということがあって、
これは薬剤性というか肝胞薬だなということで、
即座に注入したらよくなったということがありましたけれども、
結構いろんな肝胞薬でなるんですね。
この表の2というところに書いてありますけれども、
基本的にはこの黄金という小薬、
成分が入ったものが多いということになっているんですけれども、
ただそれ以外でも起こり得るんですね。
結構黄金ってこの下に何個くらいあるのか、
30個くらい書いてあると思うんですけれども、
いろんな肝胞薬に含まれています。
なのでここら辺は出せないことはないんですけれども、
ただ出すときには注意が必要という、そんな感じになっていますね。
同様にこの肝障害、これも肺障害と同様にということで、
黄金、牙牛の報告が多いということが指摘されていますね。
これも僕自身はそんなに重度の肝障害は経験していないんですけれども、
ただやっぱり軽度の肝障害は結構よく見かけますし、
自分自身も経験していますねという感じで、
この2つが比較的有名な副作用じゃないかなというふうに思います。
アレルギーに関連する副作用という、そんな感じですね。
あとはアレルギー性膀胱炎とか、薬針書いてありますけれども、
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特にアレルギー性膀胱炎とか、ちょっと僕もほとんど経験ないんですね。
薬針はちょいちょいありますよね。そんな感じでした。
続きましてが④、過剰投与による副作用ということで、
これは肝臓によるギ・アルンステロン症という、
これが非常に有名ですし、臨床症もよく出会うという感じですね。
これはここに書いてある通りなんですけれども、
肝臓という小薬の成分ですね、これがアルドステロンという、
体の中で血圧を維持したりとか、維持するとか、上げたりとか、
ミリアルバランスの調整をするホルモンがあるんですけれども、
それと似たような働きをしてしまうことによって、
いろんな症状が出てくるというものなんですけれども、
これが結構あり得ます。
特にこれ過剰投与による副作用というふうになってますけれども、
肝臓はかなり多くの半数以上の漢方薬の中に含まれているんですね。
その肝臓を含まれている量って、
漢方薬の種類によってバラバラなんですけれども、
例えば、灼薬肝臓糖という、
小村帰りとか足のつりに対して使うお薬があるんですけれども、
これ、灼薬と肝臓という2つの小薬成分で作られているんですけれども、
これ肝臓の含有量って非常に多いんですね。
これ6グラム入っているんですけれども、
という感じで、やっぱり量が多くなればなるほど起こりやすいという、
もちろん少なくてもなるんですけれども、
ただ、量が多いとリスクが上がるという、そんな感じになっています。
だから、肝胞を併用する方もいますし、
肝胞の併用って実はだいぶハイレベルなんですよね。
併用していくと、お互いには肝臓の含有量、
肝臓をそんなに多く含まれていないんですけれども、
併せ技で肝臓が多くなってくるとかということとかもあったりするので、
この辺ちょっと注意が必要かなというふうに思いますね。
ここに書いてありましてね。
肝臓を含有する医療用漢方製剤は、
148処方中109処方も存在するということで、
そうなんです。これ非常に多いんで、3分の2以上ですかね、あるので、
非常に、ギアルロステロン症は、
漢方を使っている人には、とりあえず血圧が高くなっていないかとか、
あとは定期的な採血ですね。
肝障害とかも採血しないとわからないので。
あとカリウムですね。この辺は見ないといけないかなというふうに思いますね。
という感じです。
あと、ここにも書いてあります。
ヨッカン酸も、ヨッカン酸は別に肝臓は多くないんですけれども、
ここに書いてあるとおり、
やっぱり処方料が非常に多くなっているというところが問題というか、
それによって見る機会が増えているという、そんな感じですね。
これは本当にその通りかなと思いますね。
続いてが魔王ですね。
魔王は魔王刀というのがあるぐらいで、
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結構漢方の中でも重要な働きをするものなんですけれども、
これエフェロリンというのが入っているんで、
それが交換神経を刺激して脈が速くなったりとか、
汗かいたりとか、
これは副作用というか、作用として期待している部分もあるんですけれども、
そういうものがあったりするので、
これはちょっと注意という、そんな感じですね。
あとは、武士、鬱による神経麻痺症状。
これはちょっと僕は聞いたことがないですね。
でも、武士は神経痛には効くので、神経麻痺症状、
ちょっとこれは僕は経験ないです。
次の4番、大王による下痢ですね。
これは、むしろ大王を下痢として使っている部分もあるので、
例えば有名なのは大王肝臓痘というやつですけれども、
というのとか、大王ぼたんぴ痘とかもありますけれども、
大王はそもそも下痢なんで、
それは下痢の人に使うと余計に悪くなるよという、そんな感じですね。
という感じです。
あと5のところは、この3種の副作用として、
腸幹膜腸脈硬化症というのがありまして、
これは確かに非常に有名なんですけれども、
僕自身はちょっと経験はないですね。
3支子というのが原因ということになっているんですけれども、
という感じで、いろいろ肝胞にも副作用があります。
なので、先ほども言ったように、
肝胞に全然副作用がないと思わずに、
定期的に細血のチェックを受けたりとか、
あと血圧を測るとか、
そういう基本的なところはやっていただくのがいいんじゃないかなというふうに思います。
ということで、最後、しゅんしゅんじゃんけんいきます。
しゅんしゅんじゃんけん、じゃんけんぱ。
ということで、今日も幸せな一日でありますように、
お会いいただき、ありがとうございました。
しゅんしゅんじゃんけん。