ゲスト呼ぶならこの異空間にご招待だよねっていう気はしてて。
なるほどね。
だからそんなルールはもう僕たちのこの部屋のルールですって。
あなたがエラカロがなんだろうが知らん、
全部タメ語で名古屋弁で行かしてもらうでよろしくっていう、
そういうなんかさ、
周りの外の世界のこと関係ないんでっていう、
そういう空間作れたら面白いなとは思う。
そうだよね。
ほんとそうだわ。
だからそういうこともあるで、
あんまり標準語なんか喋っとっちゃかんわっていう。
そうだね。
今締めてます。
今締めてますって言いながら、標準語。
今締めとるがや。
これでもさ、今メタバースのさ、
空想の世界が現実に近づいてきてる。
だけどまだ足りないっていうところで言えばさ、
もっとこのお茶室の中の空間っていうものはさ、
今のテクノロジーでは到達できないところに
持っていった部分もあるだろうね。
ちょっと待って、もう一回言って。
このお茶室はさ、
メタバースよりも進んでいるところまで
行っていたかもしれないよね。
なるほどね。
どういう意味で進んでたってどういう。
さっきさ、とっても大事なキーワード、フラット。
フラット。
っていうのはあったと思うけど、
お茶室の外では絶対に言えないようなことを、
その目の前の人の位とか関係なく、
言えちゃうっていうのがお茶室だったから、
そういう意味ではフラットに強制的にさせる装置としては
優れていたかもしれないね。
それがさ、
フラットにさせられてしまう上位のお殿様とかが
受け入れたのは、それがメリットがあったからなの?
そう。
どういうメリットがあるの?その上の人からすると。
例えば、歓迎を呈する中心っているわけじゃない。
言いにくいこと言ってくれるっていう。
そうそうそう。
ちゃんとそれをするとか、
例えばお殿様同士だと、
周りに重要な重心家臣たちがたくさんいて、
お殿様同士はさ、お殿様っていうプレイをしなくてはいけないんだけど、
本当に思っていることのやり取りをするには、
お茶室はもってこいで、
誰も聞いていないし。
その時って誰もいないの?
お茶を立てる人はいるってこと?
お茶を立てるのもお殿様自体が立てればいいわけよ。
じゃあ本当は二人で差しで話せるんだ。
そうか。そうそうそうそう。
まあ、あのー。
面白いじゃんそれ。
だからお客さんとして来る人も大名で、
おもてなしする側も大名とかありえるわけだから。
それは面白いね。
今の茶の湯で残っている文化って、
そういう文化のことを残してるの?
そう。そういうことを残してる。
なんかそんな本音をしゃべれる場所なんですってのは初めて、
なんかそうなんだって思った。
だからその、
その当時とちょっと違うのはさ、
あんまり形式ばったことが大事じゃなかったの、当時は。
うんうん。そうなんだ。
昔の方がなんか色々形式気にしてそうなイメージしてたけど。
えーとね、それも江戸時代に入ってからの話で。
後々?
後々。
もちろん形式はより美しく、より機能的に身体を動かすことによって、
その空間をさらに高める、特別な空間にするっていう、
そういうものはあったんだけど、
そうじゃなきゃいけないっていう形式はなかったの。
だから変な話、片手で馬上杯っていう、
馬の上でガバッて飲んだりするお茶もあったぐらいなのね。
へー。
そのお茶っていうのは今で言う薄茶?
あのー。
抹茶の薄茶の。
抹茶ね。
薄茶のこと言ってんのかな。
うん、薄茶って言うのかな。
抹茶だよね。
抹茶。
千茶じゃなくて。
千茶じゃなくて。
うーん。
そう、だから形式にとらわれず、
うん。
まあ、やりたいようにやるっていう形だったよね、昔はね。
後から後から。
後から後から。
でもその、戦国時代はすごくわかるんだけどさ、
うん。
そのメリット、本音が言える場所って。
うん。
なんかあんまりその辺の歴史詳しくないけど、結局戦の力を切腹させられたんだっけ?
あー、そうね。
ちょっとそこの話入ってくるとあれだけど。
うん。
でもじゃあ、それで江戸時代に来ました、
うん。
で、その先に今現代まで来てますっていうのはさ、
うん。
そんななんか本音を言える場所として流行って残されてたの?それは。
やっぱりその、形式がより大事になってきたんだよね。
形式。
そう。だから、その諸作、諸作とか。
作動っていうものにこう。
あーそうだね。
途中で変わってんの?それは。
途中で変わってる。
戦国時代に作動なんかじゃないよね。
うん、違う。
うん。
もちろん作動の要素はたくさんあったし、作動というものは存在していたかもしれないけど、
うん。
ここでこういうふうに手を置いて、この順番で茶器をやってっていうのはない。
そういうのはないんだ。
うん。
じゃあ本当にお茶を入れてあげる空間っていうぐらいの、
そう。
細かい決まりは別にないんだ。
うん。で、そこで出てくるのはね、
普段では目に見ることができない噂で聞いていた国一つにも匹敵するお茶器が出てきたりとか、
いや、それめちゃめちゃ、だからそれが、なんか大事なものを失っとるやつやんかね。
うん。
わからんけど、茶の世界のことをよく知らずに失礼なこと言ってるかもしれんけど、なんかその、
歌舞伎と一緒だよね、歌舞伎とかと。
歌舞伎と一緒なの?
うん。歌舞伎ってさ、
うん。
めっちゃ笑いながら見てたりさ、
ほう。
うん。半分寝ながら見たりさ、
うん。
今での感覚で言うと1000円とか2000円のチケットでさ、
うん。
こういう感じぐーたらしながら見ているようなものだったのにさ、今はさ、
うん。
何万円も払ってさ、
なんかすげえ交渉な。
地域階級が、そう交渉がいいな、
うん。
ねえ、ものっていう風に見るけどさ、
うん。
一番、なんていうの、芸の中でも、なんていうのかな、交渉じゃないものが歌舞伎だったわけでね。
ああ、そうなんだ。
うん。とか狂言とかもそうだよね。
脳狂言なんてもうなんか、国宝を見に行きますみたいな気持ちなんだけど。
ねえ、そうだよね。
狂言なんて、だってコントだからね、今の言葉で言えば。
シチュエーションコント。
ああ、そう。
そう。だからコント誌が当時笑わせていたのを、
うん。
長く長く続いたから、おごそかなものになっていっちゃったんだけど、
うん。
うん。見て笑うっていうものだけだからね、本当に。
じゃあそれなに、見に行ってる人笑ってんの?
もともとは笑ってたんだよ。
うん。今は笑う?
今も、今も俳句を勉強した人たちが、面白ポイントで笑う。狂言は本当に笑う会場。
ああ。
うん。
そういうことがあるんだね。
あとは文化、伝統、芸能系も詳しいね、楽は。
まあね、そういうイベントを主催したりもしてるからね。
ああ、そういえばやっとったからね、あんた。
そう。世界で一番大きな能楽堂でイベントをさせてもらいました。
ああ、おもろい。
おもろいなあ。
またなんかそういう話あるとき、あれしようよ。
うん。ぜひに。
当時はまだね、このラジオやっとらんかったね。
確かに。
うん。
そういう面白い話は、バンバンリスナーさんに還元していきましょうよ。
うん。
僕もね、お茶の先生とちょっとご縁があってね、何回かね、誘っていただいてね、行ったことあるんですよ。
いいね。
あんまり景色はいいよ、いいよって言ってくれる方だから、
うん。
まあとりあえずこういう文化があるよっていうのをね、体験しに行って感じなんだけど。
うん。
その人もなんか音声配信やってるもんでさ、
うん。
ちょこちょこ聞いたりしとるとさ、まあなんかそういう全然知らん世界のこと知れるで。
うーん。
なんとなく聞きかじっとるのよ。
ええね。
抹茶セットあるよ、うちに一応。
ああ、そう。
形から入るでね。
うーん。
抹茶セット買ったけどコーヒーになっちゃった。
ははは。
ねえ、もともとコーヒーもお茶も好きだでね、カネリンね。
もともとコーヒーはあんまね、全然飲まなかったんだけどね。
ほうほうほう。
ちょっと今年入ってから飲むようになっちゃったけど。
あれだよ、なんかで聞いたことあるよ、あのカネリンが。
うん。
正しく出していないコーヒーをガバガバ同僚たちや上司たちが飲んでる傍らで、
自分でマイお茶のキットを持って行って、
あの、刑事の時代も自分で入れて本当においしいお茶飲んどったって言って。
まあそれはね、お茶はね、そうだね。
お茶いいよね。
うん、そうだね、お茶飲んでました。
なんかあんなもう、ポットで出されて放置されて酸化したコーヒーおいしくないもん。
うーん。
はい。
なるほどね。
ちょっと脱線しましたけど。
うんうんうん。
まあだってね、結構そのこう、連綿と続いてきた歴史からこういう風になっているっていう背景の物語がやっぱり名古屋はあるでね。
この喫茶店の文化って一口に言っても。
なるほどね。
ただ多いだけじゃなくて、これね、僕の視点からすると、
特に高齢者の人や、主婦、女性、集まっている人たちのコミュニケーションの場として優れとるんだわ、米田とか。
あーなるほどね。
喫茶店は。で、今で言うとこの株とかさ、FXとかさ、そういうような経済的な情報の交換する場でもあるんだわ、昔から。
あーそう。
そう、だって経済の話もするし、政治の話もするし、はたまたね、不倫の話もするし、結構そのワイドショー的な情報をやり取りしながら、情報交換をすることによって経済の知恵を高めていくっていう場でもあるんだわ。
それに関しては、昔のお茶の湯のところからは大きく離れてないと思うんだよね。
うん。
井戸端会議の場所だから。
そう。でもさ、普通さ、井戸端会議で言うとさ、選択しながらとかさ、そういうことをやってるとさ、生活の知恵にしか及ばないところあると思うんだけどさ、やっぱりさ、お金払って行って集まってっていうさ、わざわざ集まる人たちの集団ってさ、やっぱりそれなりに情報感度も高い人たちかわかんないけど、
そういう、なんていうのかな、有料のサロンみたいな感じでさ、やっぱり得られる情報が違うと思うんだよね。
うん。
そう、だからチャンスが多かったと思うんだ。あの、名古屋の喫茶店通ってる人たちっていうのは何か他のことをするにも。
なるほどね。こんなにネットとか流行っとらんもんで、いろんな人と喋る場所がなきゃ、喋ることもできんかね、道端じゃ。
そうそうそう。江戸時代はあったんだわ。
あ、そうなの?
江戸時代はね、まあ要は田舎者のことを垢抜けないって言うじゃない。
垢抜けん。
うん、あれは何でかっていうと江戸の人たちってよくお風呂入ったんだわ。
うん。
1日に何回も入る人も多くて。
へー。
なんでかっていうと、風呂入った後に情報交換するんだわ。
ほー。
商売人とか。
浴場に行くってことね、風呂場に。
風呂場に行って、ティッシュトップルを浴びて、2階やなんかで、そういう情報交換の場所があるんだわ。
なるほどねー。
だから、オフラインサロンならぬ、お風呂インサロンなんだわ。
お風呂インサロン。
うん。
はー、それってさ、知り合い同士じゃなくて、もう知らん人と喋るってこと?
あー、だからね、2階に上がるには、今の感覚で言うと何百円っていう風に払ったりするんだわ。
うん。
だから、そこの2階のスペース。
あ、風呂と別で?
風呂と別で。
あー、そう。
それをしに行く場所なんだわ。
そうそうそうそう。
へー。面白いねー。
うん。
今ってそういう場所あんのかな?
それこそだから、コワーキングスペースとか、サウナとか、なんかそういう場所がそういう風になってんのかな?
うん。
知り合い同士だもんね。
そうなんだわ。
コワーキングもなんか出会えるコワーキングとかあるけど。
でも、あれってさ、日本では結構成立してないと思わない?
うーん。
それはなんか俺が引きこもりだからじゃなくて、成立してないんですか?
そう。やっぱりね、コミュニティマネージャーがめちゃくちゃ働きかけないと、全然動かないっていう現状があって。
それは日本人の気質?
うん。ウィーワークっていうものがあるじゃない?
その世界で一番大きいコワーキングスペースの会社。
で、ソフトバンクがね、なんだっけ、7千万だか、7千億だったか8千億だったか当時でやって、数千億の赤字が出たっていうようなものがあるけど。
やっぱりその、なんていうのかな、自分たち同士ではコミュニケートしないっていうのがあるよね。
うーん。
誰かに取り持ってもらわないと。
そう。だからその喫茶店って取り持つ人がやっぱりいてさ、まあその仲間うちの人たちの誰か多分話を回すんだろうけどさ。
喫茶店に取り持つ人いるんですか?
うん。やっぱグループの中でそういう人が。
グループの中でか。
そうだね。
ウェイターが取り持ってくれるのかと思った。
あー。
コメダでそういうことやってくれるのかな。
それはやったら。
出会い喫茶じゃん。
確かに確かに。
うーん。
でもさ、あのウィーワークのそういうコミュニティマネージャーもその場の提供はするけど話の回しとかはしないからね。
あー。
うーん。
まあそうだよね。
うん。
話の回しまでしないわね。
そうだね。
うん。
だから、倉橋岳が何かやりたい名古屋のなんだかんじゃよくわからん、このポッドキャストを通じてメモリハオリ聞きながら増幅させていく。
増幅させていく、その岳の中の気持ちなりを言語化しながら増幅させていく、かつ伝播させていくを同時にやるっていうのがこのポッドキャストという装置ですね。
今はカネリンは表に出るプレイヤーとして色々動いてるけど、どっちかというとそれはもう下支えして周りの人たちがどんどん出ていくみたいなそういうイメージ?
多分自分はプレイヤーですよね、最後まで。
あーなるほど、プレイヤーでありながらってことね。
プレイヤーであることにはもうプレイヤーであらざるを得んよね。
その心は?
やっぱり熱量が爆発しちゃうからさ、後ろに引っ込んでることなんてできないよ。
そうだね。
そりゃそうだわ。
そうやって一個ずつ番組ごと爆発していきたいな。
エネルギー凝縮体みたいにして。
この番組を終わらせちゃダメだっていう思う人が大勢集まったら終わらんでしょう。
そうだね。今回もあれだね、いい話のところまでたどり着いたわ。ありがとう。
いやいやいや、まだ半分ぐらいしか終わってないんじゃないかなと思って。
まあいいんじゃない?
この喫茶店の文化をまた折に触れて語りたいね。
今回は茶の湯でそれたから、また折に触れて喫茶店の話その2でもいいさ。
でも一番大事なところ触れられた気がする。
何それ?
やっぱり脈々と物語で繋がっていて、地続きで繋がっていて、
そのありようは変わっていったものの結果として喫茶文化、もしくは喫茶店の数としてもう実在しているこの地域に。
それって今の話で茶の湯の文化から繋がってるってこと?
そう。
あ、そうなんだ。
そう。
そこが繋がってんだ。
そう。だって庶民も茶の湯をやるようになったわけよ。
お茶っていうものやお茶にまつわる、要はアクションだよね。情報交換するとか、気持ちを鎮めるとか、
いろんな副次的な大切な要素がお茶にはあるわけだから。
なるほどね。今それが喫茶店の喫茶文化ってこと?
そう。
だいぶ形変えたね。
うん。
ちょっと崩れてきとらんね、もうそれ。
まあだからね、喫茶店っていうものにはカフェと違う、やっぱりそういう要素が含まれているっていうだけで立派なものだなとは思うけどね。
カフェとは違うな。
うん。またでは、ちょっとね、この回も。
ぜひまたちょっと深掘りたいね。
お話をしましょう。
はい。
うん。ということで、締めの時間だわ、そろそろ。
またシミワだな。
さあ、ここまで聞いてくれてありがとう。
うん。
前回の名古屋言葉クイズの正解発表からいきますか。
いきましょう。
おお。
何だっけ?
もうやっこ。
もうやっこ。
ああ、違う。それは1個前で。
1個前で、日水だね。日水。日水使う?
日水こやねえ!っていう用例。
言われたくないな。
ちょっとね、これ、俺もあんまり意味わからんので、正解を教えてほしいがね。
はい、わかりました。
うん。
えっとですね、日水は主に名古屋などで使われる、ゆるいとか。
ゆるい?
弱いとか、にぶいとか、とろくさいとか。
ああ、とろくさい。
なんかね、人とか物事の動作が遅かったりにぶかったりする、そういう表現なんだけど、
もうその中にニュアンスがあって、ちょっとダメな感じがあるな。
ただ、ゆるくて弱くてにぶいだけじゃなくて、このとろくさいっていうのがあるように、
本来であれば10までいってほしいのに、日水だとその半分以下みたいな。
そういう期待値を下回るみたいなね、そういうニュアンスもありますね。
足りとらんな、みたいな感じだよね。
だから動作がにぶいっていうよりも、頭の回転がにぶいとかそっちの方のニュアンスが強いかな。
ちょっと頭弱いな、みたいなそういうニュアンスだね。
日水。
頭のにぶい子だねってそんな感じだよね。
そうだね。