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2021-06-22 18:46

ながらcast238 「おかえりモネ」に見る商品開発の難しさ

NHKの朝ドラの話です。森林組合で働く主人公モネが、商品開発を任されることになり、未利用材の広葉樹を使った学校用の机を開発することになります。なんとか完成して学校に持ち込んで、気に入ってもらったところまでは良かったのですか、「年度末までに何千台」と言われて、それができずに失注します。録音の時点では、机の天板の加工に時間がかかるのが、ネックだと思って話をしましたが、翌日の放送を見たら、乾燥がネックだったようです。結局その問題は主人公のアイデアで見事解決し、めでたしめでたしと相成りました。ちゃんちゃん。【今日も家族でボードゲーム!】
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この番組は、50代後半、定年まであと7年の私、sasayukiが、日常生活で感じたことや、
定年後の貧乏を何とかしようと足掻いて、いろいろ試している、そんな姿をお届けしております。
役に立つこと、立たないこと、混ざって、自分語りでお届けしておりますが、少しでも何かお役に立てば幸いです。
今日はですね、朝の連続テレビ小説、おかえりもねの話をしようと思います。
この物語は、ご存知の方は、島生まれ島育ちの主人公のモネという女の子が、島を離れて、
トネというところで森林組合で働いています。
彼女がこの後どうなるかは、まだ知らないんですけども、
今はね、その森林組合がメインの舞台になっています。
今週はね、この組合の話がメインなんですけども、林業関係者や山木材の関係の人たちは、
見た方がいい、ぜひ見てほしいですね、今週は。
山から切り出される木、それから値段の話とか、市場で買い叩かれる姿とかですね。
主人公のモネは商品開発を任される、なんていう流れで今週は進んでいるんですね。
今回はね、この商品開発の話が非常に興味深いのでね、そこの話をしようと思います。
以前にね、山に見学に来た小学生のグループがあって、
その学校から図書室なのか、あるいは図書コーナーの棚をね、
そのトメの木で作りたいっていうリクエストが来て、彼女たちは喜びいさんで納品に行くんですね。
子どもたちの手を借りながら組み立ててできたと。
帰りがけにですね、教室の机の天板が外れかかってるっていうところを遭遇するんですね。
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いわゆるスチールの机ですよね、学校によくある。
天板だけ合板みたいな感じの、その天板が外れてると。
それを見てね、主人公のモネは、トメの木で学校の机を作ったらどうだっていう風にアイデアを思いつくわけですね。
その前の前振りとしてね、紅葉樹の需要がなくて行き場がないっていう話をしていて、
極端な話、チップにするしかないみたいな話があった中でこの話なんですね。
そういう紅葉樹を生かした机を作ろうみたいな流れになって、
実際今週ね、ものを作って、今日なんかも幅剥ぎをするところを見せたりとかですね。
商品開発して、作ってみたらちょっと重いとかいうことでまた作り直したりして、
いざ学校に持ち込んだら、これはいいということになったんですけども、
これを年度内に何千台作ってくれって話になった時に、一緒に行ってる人たち、
組み合いの人たちも肌と困ってそんなに作れないってことになるんですね。
で、なくなく諦めるって話なんですけども、実際はその後、東京の業者さんがそこに納品するっていう話も出てくるんですけども、
こういう山の現状を描いている、ちょっとね、悲壮的ではありますけども、描いているわけですね。
ある意味突っ込みどころは満載なんですけども、問題点をね、分かりやすく伝えるっていう意味では、
まあ、ありかなと思っています。というのはね、何千台も作れない理由っていうのが、
この細い板を並べて接着して、机の幅にするんですよね。それを幅方向に剥ぐので、幅剥ぎって呼ぶんですけども、
そのシーンも出てて、幅剥ぎ、ただ接着でする場合もあるんですけど、
ここの描写では、サネって呼ばれる板が上下にずれないように、一枚薄い板を間に入れるんですね。
それを入れることによって、接着の強度も上がるし、上下の力にも強くなる。
ただね、幅で接着しているだけだと、極端な話、思いっきりパーンってやれば、そこの接着層が壊れてパカーンって外れちゃうんですけども、
そこに一枚板をかませることで、強度がすごく上がるんですね。
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なかなか丁寧な仕事で、そういうことをやっているところはほんと少ないと思うんですけどね。
そうやって幅剥ぎ、接着剤を塗った後、横からギュッと圧縮して固めるんですけども、
そうすると、どうしても厚み方向に段差が出ちゃうんですよね。
それを、通常はプレーナーとかワイドベルトサンダーっていう、大きい紙ヤスリがぐるぐる回っているところに入れて、凸凹を取るんですけども、
なんと今日は、手で、もちろん電動のサンダーなんですけども、
電動ワンマンみたいな感じで凸凹を取る、電動紙ヤスリ機みたいなやつですね。
やってたんですけども、
今日その何千台作れって話をした時に、
いや、あれが手作業だもんで、月何十台とかが限界ですって言ったんですよ。
俺だけなんだけど、神さんは別になんとも思わなかったんだけど、
いや、そこかよって思わずずっこけましたけどね。
業界の方だったらわかると思うんですけども、
通常、山の下には加工する工場が結構あるんで、
今言ったようなプレーナーって、要はカンナですよね。自動カンナ。
厚みを設定してやって、その間に板を通すと、パイーンって厚みを一定に仕上げてくれる。
それがプレーナーとか自動カンナ、昇降板、いろんな言い方をするんですけども、
プレーナーでもしくはサンダーですね。
ワイドベルトサンダーみたいなもので厚みを決めたり、表面を滑らかにしたりする。
機械がどっかにあるでしょって思うんですよね。
その新リーグ組合は、持ってないのかもしれないんだけどね。
組合は山側の方だから。でも、どうなんだろう。
僕が言った、例えば天竜とかだったら、そういう工場はいくらでもあるんで、
そういうところに加工に出せばいいだけじゃんって思ったりするんですけどもね。
ただ、問題を分かりやすくするためにそこに理由を見出したのかなとは思いますが、
そこはさておき、俺が一番気になったのは、商品開発する前にリサーチしろよっていう話です。
はい、今から帰ります。
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また雨が降ってるので、また傘に当たる音が入っちゃってるかもしれません。
入ってると思うんですけど、ご容赦ください。
ポツポツポツっていう音が入っちゃってます。
商品企画の話なんですよね。
アイデアを思いついて試作を作っていく、そのスピード感はすごいと思います。
ただ、もうちょっと調べようよって話はありますよね。
今回は学校の机に求められているものが何かということを調べてからスタートしないと出戻りが多すぎるでしょう。
今回も試作品が出来上がった時に、熊さんになる人が重いって言ったんだよね。
机が重すぎるなんていう話で、そこで一回出戻りじゃないですか。
そうやって考えると、何が求められているのかっていうところで、
例えば子供が掃除の時に後ろに机を持っていかないといけないので、子供が持てる重さ、何キロみたいな仕様が出てくると思うんですよね。
例えば、椅子だったらスタッキングできるとか、いろいろ求められるものがあるわけですよね。
当然予算もあるし、農機と今回で言えば、いついつまでに何千台作ってほしいっていうような部分、
そういったところを顧客と事前に話をしておいた方が問題はない、少ないと思うんですよ。
なので、今回非常に今週面白く見てるし、なかなかいいこと言ってくれるなって思うんですけども、
今日のところでですね、木が鉄やプラスチックみたいなコストの安い素材に負けちゃうみたいな話をしてたんですけども、
それもあるんだけど、それ以前にリサーチ力とか商品企画力がないっていうところに問題があるんじゃないかなと僕は思ったんですけども、
そういうドラマじゃないから、そこまで深掘りする必要もないにはないんですけどね。
結局競合が何がいるか、あるいは既存の商品がどんなものかっていうものも当然、商品を企画する時には必要なわけですよね。
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だからその辺をきちっと考えた上で、自分たちの強みをこの商品にどう載せていくかっていうところまで考えていかないと、
やっぱり受注できないんじゃないかなという気はするので、どちらかというとそういう部分での力不足じゃないかなと僕は思います。
木が負けたとかっていう話じゃないと思うんですけどね。
極端な話、今回で言えば商品を作るのが目的じゃないわけですよね。
その留めの木っていうものを生かしたいというところが原点にあるので、材料として売ってもいいわけですよね。
ならば例えば顧客である学校なり、どこが権限を持っているのか僕も知りませんけど、
お役所に話に行って、この素材を使うことを検討してほしいと。
ひいては、東京の大きな会社で約束作れるところにうちの材料を使ってもらって、留めの木を使った机みたいな流れを作ってみる。
これは僕も適当なアイデアですけどね。
自分たちが最終製品を作るんじゃなくて、その製品を作っているところに自分たちの材料を下ろす。
もちろん付加価値が違うんで値段は変わるとは思いますけども、逆に机を生産する能力がないのであれば、そっちの方がいいわけですよね。
でも正直、プレーナーを買えよとか、あるいはプレーナーを持っているところに行って積んで行って、プレーナーをかけてもらうだけじゃないと思ったんだけど、どうなんでしょうね。
今回のドラマの中では、ヤスリがけに時間がかかるから何千台も作れないという話でわかりやすくまとまっていたので、わかりやすさという意味では良かったとは思うんですが、
僕だけですよね。変にリアルに考えて。経済ドラマを見ているわけじゃないからね。
とはいえ、木材に多少でも関わった人間としては、そのあたりが気になりました。
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そんなわけで、今日はおかえりモネの中の商品開発の話に絡めての感想をお話ししました。
とはいえですね、商品開発って本当に難しい大変な仕事だと思います。
良いアイデアは簡単に浮かぶわけでもないし、他の新人組合とかの成功例をリサーチしてみるとかからでしょうかね、僕だったら。
あるいは同じような地場産品を使って、これは木材に限らずですけどね、成功事例を見てみるとか、
こういうのって本当、需要を掘り起こせれば、あるいは潜在需要を見つけることができればいいんでしょうけどもね、
それは本当に、それができればみんな本当にそんなに苦しまないと思うんですけどね。
私のいる静岡市の中山間地でもやっぱり、その木材の需要をどうするかっていうのは問題になっていると聞きます。
ただそれが、山地には材料があるけども、結局需要がないから流れないっていうこのテーマは、
僕が林業関係というか、住宅関係の会社にいた頃からずっと言われている話なんですけどね。
まあでも、そうですね、いろいろ取り組んでいくしかないかなとは思うんですけどね。
魔法のような言ってはないんじゃないかと思います。
余談なんですけど、私の通勤路で今日建前があったんですよ。
朝、ゴミを捨てに行った時にクレーンが入ってたんで、あ、今日建前だなと思って、
ゴミ捨てに一回自転車で行って、家に帰って、その後、ちゃんと出勤する時には建前が始まってたんですけど、
実は普通に土台からプレカットで組んでいくのかなと思いきや、実はパネルだけで組んでたんですよ。
これはツーバイフォーかなとか、いろいろ考えたんですけども、
よく見たらパナホームだったんですね。
だからもう木材使ってないんですよ。
これもなんかかなり象徴的な感じがしたんですけどね。
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昔だったらほぼ、かなりの割合で住宅の骨組みは木造だったんですけども、
耐震性、耐火性、いろんな意味で性能の高い住宅が求められるようになる中で、
強度の高いものですよね。
そういう流れができているのかなという気がしています。
ちょっと変な暗い話になっちゃいましたけども、最後までお聞きいただきましてありがとうございました。
ではまた!チュース!
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