はい、承知しました。
それでは本についてでお願いします。
本について、かしこまりました。
本っていっぱいあるじゃないですか、それこそ小説も漫画も、図鑑だって本だし、いろいろあると思うんですけど、月シナさんが好きな本っていうのはどういうジャンルで聞いたほうがいいんですかね?
それとも、もしかしたら作家さんがいるのか、どういうところが一番本の楽しいところ、月シナさんの中の本という趣味の中の一番おいしいところってどこですか?
一番おいしいところ、結構決めるのが難しい。
小説も、詩も、詩とか単歌とか、写真集とか、歌詞とか、いろいろ買い漁ってはいるんですけれど。
表現が綺麗なものがお好きなんですか?
そうですね、綺麗なもの。
もちろん、小説にはいろいろな種類の小説があって、最近のジャンルとかだとイヤミスなんていうジャンルがあったりとかそういうのもありますが、
あとは写真集だって、その綺麗な景色のものもあれば、世界のいろんな生活をしている人を写しているものとかもあったりとかすると思うんですけれども、
そういったものを小説とか写真集とかでジャンルできるのが難しいということであれば、
すきしなさんが好きなものを仮に一つ串刺しするような共通点みたいなものをあえて見つけるとしたら、どういった、カテゴリーじゃないんですもんね、きっとね。
そうですね。
だとすると、どんなキーワードがふさわしいと思いますか?
今、自分が見ている世界とはちょっと違った世界を見せてくれるような、みたいな。
なるほどね。
確かに自分が、自分の日常とは違う世界に連れて行ってくれるところが、本だったりとか映画だったりとかも含めて、そのエンターテイメントのいいところだなと僕も思います。
すきしなさんが言う別の世界っていうのは、自分の世界とは違うところっていうのは、ファンタジー的な意味ですか?
それとも、日本に住んでいる我々にとっては、ヨーロッパの片田舎は違う世界じゃないですか、そういった意味では。
その現実には存在するけど違う世界とか。
あとは、同じ日本に住んでても職業が違うだけで違う世界だったりとかもすると思いますけど、その違う世界っていうのはどういう世界になるんですか?
うーん、今おっしゃった中だとファンタジーが一番近いかなと思います。
なるほど。じゃあちょっとファンタジーの世界のジャンルの本についていろいろお話をしてみましょうか、今日は。
はい。
その、じゃあ例えば最初、本、小説っていうと、ファンタジーはどの辺の本が好きですか?
ハリーポッターとかが有名なファンタジーの本ではありますけど。
そうですね、今お話をしている中でパッと浮かんだのが、ショーンタンさんの本が浮かびました。
あー、なるほどね。僕も聞いたことはありますが、代表作で言うと何になるんですかね?
ライバルとかかなと思います。
ショーンタンさんの僕の名前は聞いたことあるけど、じゃあ何か読んだことあるかって言ったらないかもしれないな。
どういう作風でどういう魅力があるんですか?
そうですね、例えば、アライバルっていう作品は、言葉が全く使われてなくて、鉛筆で描いたような絵だけがずっと続いている作品なんですけれど、
でもなんか、言葉がなくてもすごく声が聞こえてくるような作品で、内容をお話しするとサイレント映画みたいな感じで、
古くて錆びれた街の中に怪獣の尻尾みたいな物体がすごく街中を運びっている感じのところから始まるんですけれど、
その3人の家族が中心人物で、その父親が妻と娘を残して別の街に旅立つ場面から物語が始まって、移民となった彼が街の人とか同じく移民してきた人たちに助けられて、
その街には不思議な生物がいっぱい住んでて、その生物と絆を次第に結んでいて、暮らしが成立していて、最後にはその奥さんと娘さんと再会して、また生活を送っていくみたいなあらすじなんですけれども。
それを文字がなく、絵だけで表現をしていると。
そこまで読み取れるんですね。
そうなんです。
今お話を聞いてて、僕ショーオンタウンの世界展に行ったことあるわっていうことを思い出しました。だから知ってるんだと思って。
なるほど。
すごく緻密な絵のファンタジーな世界ですよね。
そうですね。
少なくとも僕らが普段生活している世界では、なかなか実際に目にすることがなく、ファンタジーという括りにはしてしまいますけど、
ここまで精密に描けるっていうことは、もしかしたらこの世界は存在するのかもって思わせてくれるようなリアリティみたいなものがありますよね。
はい。
現実逃避ともまた違う、もっと知らないものって世の中にあるんだなって思わせてくれるところって確かに魅力ですよね。
いや、本当にそう思います。
就職だったりとか、月シナさんの生活に何かこれが好きで影響を及ぼしたことってありますか?
これが好きで…
お仕事にちょっと関係してたりとか、家の装飾というか、家のレイアウトがちょっとファンタジー感がある家具を買っちゃうとか、
そういうことあるのかなと思って。
なるほど。そうですね。
いや、あんまり実生活に直接的に反映されているということはないかもしれないですね。
じゃあ、やっぱりそこはあえてその月シナさんの現実があるからこそ、
こっちの作品によっての小説だったり、そのイラスト集だったり、
その写真集だったりが、違う世界として本自体が扉のようになって、その世界に入っていくっていうところに気持ちよさがあるんですね。
そうですね。
違いがあるからこそ魅力的に見えるっていうのはありますもんね。
そうなると、ちょっと自分でね、僕から一つのジャンルのお話をとかって言っておきながらなんですけど、
こういう本とかを見ている人が聞いている音楽って気になるなぁなんて思ったんですけど、
月シナさんはこういう本とかを見るときに、部屋で読んでいるとしたら音楽とかって流したりとかするんですか?
そう、流すときもあるし、流さないときもあります。
流すとしたらどういう系の音楽なんですか?
そうですね、でも結構ラジオを流すことが多いかもしれないです。
そこは、ラジオって結構現実に即している感じがあることの方が多いですよね。
そうですね。
あえてそこにちょっと現実を置いて、やっぱりそのコントラストを楽しんでいるみたいな側面があるんですかね?
そうですね、それもあると思いますし、
あとは結構そのラジオは音楽が中心となっているラジオなので、
なんか全然知らない音楽が流れてきて、その知らない音楽と知らない世界、この世界を楽しむみたいな。
ふとムシャラジに出演してくださるぐらいだから、やっぱりちょっと知らない世界を覗きたいっていう気持ちが強いんですね。
そうですね、はい。
いや、僕もそういう好奇心は好きですよ。
ファンタジーとは限らないんですけど、僕もやったことがないっていうものをなくしたいなっていうタイプなので、
自分の人生の中で、それやったことないなって思いたくなくて、やったことないことなんでもやってみようみたいな感じの気持ちではあるんですよ。
素晴らしい。
一人の人生の1回じゃやりきれないんですけどね。
そうですね、なかなか時間が限られているので。
でもここまでのお話の中で、最初にいっぱい羅列していただいた月シナさんの趣味が、
もしかしたら旅の話を聞いたらこういう方向になるのかなとか、そういうのが少し見える気がしますね。ここまで10分、15分ぐらいお話した中で。
さっき、いつの間にやらこの趣味を持っていたみたいな感じのね、その趣味の起源をお伺いしましたけれども、
逆に今度、今から未来のお話になると、月シナさんの中でこういったファンタジーというか、非現実的な世界を楽しんでいく上で、
いずれこんなことができたらいいなとか、こんなとこ行きたいなのか、こんなもの作りたいなのか、
何かその月シナさんの中でのこの異世界を楽しむ上で、目標というか夢ってありますか?
そうですね。何個かあるんですけど、まずはファンタジー小説を書くっていうことと、
書くんですか?
はい。
へー、すごい。
ありがとうございます。あとは、音楽だとヨルシカとかが好きなんですけど、
あー、なるほど。
はい。何かそういう音楽も作りたいなーっていうのと、あとはフィンランドに行ってみたいなと思って。
いいですよ。僕ちょうど去年行ったんですけど、すごく良かったです。
僕が行ったのが9月、10月ぐらいだったんですけど、ちょっと温暖化が進んでいる影響で、そんなに寒くなかったんですよ、秋口のフィンランドが。
へー。
コートなくても夜歩けるかなぐらいの感じで、落ち葉がちょうどサクサクするぐらいの夜のヘルシンキを歩いてみたんですけど、サウナに行ってから歩いてみたんですけど、すごく心地よくて、それぐらいの時期がおすすめでした。
あ、そうなんですね。それぐらいの時期に行きたいと思います。ありがとうございます。
いいですね。そういった世界を見て創作をされるっていうことであれば、余計そこがまた反映されてね、作品の中に生きていくんじゃないかななんて思います。
それは僕もぜひ読んでみたいし、聞いてみたいですね。
ありがとうございます。
普段そういった創作活動みたいなこともされているんですか?
あ、そうですね。普段は詩とか短歌とか、あとは写真撮ったりとかすることが多いです。
あ、すごいクリエイティブなんですね。現実に戻すような質問をしてしまうのかもしれないんですけども、そんな月品さんってどんなお仕事されてるんですか?言えます?
あ、公務員をしてます。
へー。教える系?
いや、教える系ではないです。
先生とかも向いてそうな感じがするなって思っちゃったから、先生かなって思っちゃいました。
嬉しいです。
へー。本当に色々できそうだな。興味の幅が広いから色々できそうだなって思ったので、でもちゃんと住んでいるエリアの人のことをちゃんと考えてくれそうな人が公務員をやってくれるっていうのは安心ですよね。
ちょっと地方なのか国家なのかもわかんないですけど、あんまり人の職業のことを趣味の番組で聞きすぎるのマネかなと思ったので、ここまでにしておきますね。
了解しました。
さっきの話に近いのかもしれないんですけど、あんまりこう、私生活の中でこの異世界の感じを取り入れることがないというふうにおっしゃっていたと思うんですけれども、
職業病っていう言葉があるように、趣味病もあるんじゃないかなというのがこのムシャラジの中での説がありまして、
例えば、その広告が好きな人が電車に乗っていて、中摺広告ってこの企画でどうやって決めたんだろうなって考えちゃったり、
ついつい自分の推しのメンバーからのものを選びがちとか、関係ないのに選びがちとか、なんかそういう趣味病ってあると思うんですけど、
月シナさんの異世界が好きな漢字、何か趣味病ってあったりしますか?
んー、ですねー、あったは思いつかないんですけど、
まあでもファンタジーというか、ちょっとなんか外れた感じの見方をするのが好きなので、なんかそういう漢字の文章を書いたりするっていうぐらいがちょっとパッと浮かばないです。
日常の中でファンタジーっぽいものを探しちゃうっていうのがあるってことですかね?
あー、あ、そうそうですね、はい、そんな感じです。
あ、このお着物なんか異世界っぽいとか、この看板がすごいファンタジーっぽいとかそういうこととかがあるんですかね?
あー、そうですね、あります、看板とか。
いいですね、そこで妄想が膨らむ感じとか、なんか楽しそうです。
ありがとうございます。
すごくその感性とかを含めて、月シナさんが作るものが楽しそうだなーなんていうふうに思うんですけれども、
こうやってすごく物心をつく前から異世界、ファンタジーの世界に取り憑かれている月シナさん、こうやってお話を聞いていて、
あー、そういう、例えばね、仕事ばっかりして現実に追われている方とかが、
あー、そういう世界とか知ってみたいなって思った時に、
はい。
ベテランの異世界トラベラーの月シナさんが、
まあ、まずはこの辺から見てみなよってお勧めする、今回の場合は本ですかね。
お勧めの本、これ見てみてくださいよっていうのを、まあ、1、2冊あげていただくとしたらどんな本をご紹介いただけますか?
あー、そうですね、難しい。
もうね、すでにね、ショーンタウンとか石川賢治さんの月夜の晩にとか、
はい。
もう教えていただいたんですけど、
そうですね。
1冊でもいいですよ。
もうここまで2冊教えていただいたんで、
1冊、なんかまたちょっと違うベクトルで、
はい。
小説とかでもいいですし、
はい。
この世界観1回読んでみてくださいよっていうお勧め本を。
あー、そうですね、夏目友人長っていう漫画がありまして、
はい、これはあの、あやかしが見える高校生の男の子が主人公の話なんですけれど、
なんかすごくあやかしが見えることで、
まあ結構人間とも小さい時からなんか摩擦というか、
うん。
なんかしんどい思いをしてきた子が主人公なんですけど、
うん。
その子がだんだんその、あやかしであったり人間であったりとかとちょっと関わるようになっていって、
なんかどんどん、なんでしょう、成長していくっていうか、
うん。
そういう作品ですごくなんか温かくて綺麗な作品なので、
うん。
とてもおすすめです。
漫画なら確かに入りやすいですもんね。
はい、あとアニメもやってるので、
はい。
ちょっとファンタジーの世界に、
はい。
一歩踏み入れてみたいなという方は是非夏目友人長をご覧ください。
まあでもそんなこう作品いろいろと漫画でも取り入れ、
はい。
絵本ですかね、でも取り入れ、
はい。
写真集でも取り入れっていう、
はい。
月シナさん、まあそんな月シナさんが紡ぐ物語だったりとか、
はい。
まあその短歌とかもやられているって言ってたんで短歌とか詩とか、
はい。
ちょっと触れてみたいなって思った方に、
はい。
なんか月シナさんが作ったものが見れるチャンスとかってあったりしないもんですかね。
あ、そうですね、えっと普段はノートとかで、