00:01
冒険家の皆さん、おはようございます。今朝も落雷に揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。ありがとうございます。
本日は、2023年の10月16日ですね。インドでは8時46分を回ったところです。
今日もツイッターの音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
今日は、非線形のプレゼンテーションというタイトルでお話をしたいと思うんですけど、リスナーの方が集まる間に、最初にいくつかお知らせをしておきたいと思います。
一つは、日本語教師映画パーティーなんですね。これはもう先週投票が終わりまして、今週の土曜日、10月21日、日本時間21時から
みんなで母ですね、世界で一つの彼女、この映画を見ることになっております。これはですね、女性の声の音声で操作するタイプのOSですね。
人工知能に恋をしてしまった男性の話ですね。今週土曜日の日本時間9時からですので、皆さんご参加ください。
それから日本語教師チャットは、もう投票の時間が始まっているんですが、私まだ投票の準備ができていなくてすみません。今回はトピックが2つあります。
一つはソシュールvsチョムスキー、もう一つはポッドキャストというものですね。
今日中にでも投票を開始しますので、皆さんご投票をお願いしたいと思います。
それでは本日の本題に入りたいと思います。
非線形のプレゼンテーションとは
今日お話ししたいのは、非線形のプレゼンテーションということですね。非線形というのは要するに一直線に進むわけではないプレゼンテーションということですね。
これは前々からよくいろんな誤解を聞くなと思っていて、例えばプレゼンとかグーグルスライドとかパワーポイントとかそういうのは一直線に進むものだからあんまりインタラクティブじゃないと。
スピードぐらいは調整できるけど、順番とかはインタラクティブに対応できないとかね。
あるいは、だから黒板を使った番書の方がいいとかね。そういう誤解をよく聞くからなんですね。
こういうのを聞くたびに、そうじゃないプレゼンテーションっていっぱいあるじゃん。
例えばハナキンでももうそういう乾杯ノンドのときはそういう一直線ではないプレゼントって多いですよね。パワーポイントとかグーグルスライドとか使いながらも。
今すぐちょっと思い出して、ちょっと考えて思い出すだけでも、アモスンさんとか北竹間さんとかね、そういう方の乾杯ノンドは一直線ではないような、
だけどそのプレゼンテーションソフトを使ったそういうものだったのを覚えています。
僕自身も昨日やってみたんですよ。
先週の金曜日ですね。ちょっと事情があって、プレゼンテーション、乾杯ノンドを僕がやることになってですね。
僕自身も皆さんが、ちなみにトピックはメインとしてクロームブックを使い始めて、気がついたら10年経っていたので、ちょっとクロームブックについて話そうということだったんですけど、
でも皆さんが何を知っていて、何を聞きたいのかがよくわからないんですよね。
なので、こういうタイプの皆さんにトピックを選んでもらって、それについて僕が話すというね、そういうパターンのグーグルスライドを作りました。
このグーグルスライドはさっきですね、ムラスペのハッシュタグ付きで共有しています。
ご興味のある人は、8月16日のムラスペのハッシュタグを見て、その一つリンクが共有されていますから、そのリンクを開いてみてください。
この中の4枚目のスライドが目次スライドになっていますね。
4枚目以降のスライドには、もう本当に数行の説明とか、あるいはちょっとした根拠とかデータが少し載っているぐらいで、
それほど作り込んだスライドではないんですけど、でも特徴的なのは、目次スライド以降のスライドには全て目次に戻るリンクがついているということなんですね。
こういうふうにすると、目次スライドにいろんなトピック、クロームブックなんですけど、クロームブックに関するいろんなトピックが目次スライドに書いてあって、
皆さんにどれ聞きたいですかというふうに聞いて、その中の一つを参加者の方が言ったら、僕が目次スライドのトピックをクリックするわけですね。
そうすると、リンク先の同じスライドですよ。同じGoogleスライドの中にある別のスライドにリンクがつながっていますから、
目次からもう少し詳しいデータとかが書いてあるそれぞれのスライドにジャンプすることができるわけです。
そのトピックについて一通り話をしたら、そのスライドの中にもう一回目次に戻るスライドが書いてありますから、それをクリックしてもう一回目次スライドに戻ると。
そうすると、また他の人が今度はこれというので、そのトピックを僕がクリックして、そこからリンクが貼ってあるもう少し詳しいスライドにジャンプすることができるという繰り返しです。
こういうのはGoogleスライドでもPowerPointでもKeynoteでも本当に簡単にできます。
Googleスライドでの非線形プレゼンテーション
ただ、もっと専門的にこういうのをやりたいという人の中では、それ専用というか、もともと先継ではないプレゼンテーションをするそういう目的で開発されたアプリなんかもあります。
たぶん一番歴史が長いのかつ有名なのは、Plazyというハンガリーで開発されたアプリじゃないかなと思いますね。
これも全体像が一目で見えて、その中のプレゼンしたいところをクリックすると、そこが拡大されて詳しい内容を表示することができる。
また、ズームアウトして全体像を見たりすることもできるという、そういう作りになっています。
ただ、こういう新しいソフトに慣れない人もいらっしゃるでしょうから、
そういう人にとっては、今日僕がご紹介しているようなGoogleスライドで目次スライドを作って、そこから詳しいスライドにリンクを貼って、
詳しいスライドには目次スライドに戻る、そういうリンクを貼っておくと。
そういうふうにするだけで、皆さんが使い慣れているGoogleスライドとかPowerPointとかKeynoteとか、
そういうアプリで全く同じようなインタラクティブなプレゼンをすることができるようになります。
これのメリットは、やっぱり時間が限られている中で、参加者が興味のないトピックを話さないで済むということですね。
参加者にとっては、自己関与効果というのもあると思います。
自分で選んだトピックだから、より積極的に聞く。
ただ順番で流れてくるんじゃなくて、自分が選んだトピックという意味付けができますから、
そういう自己関与効果みたいなのもあると思います。
選択肢の重要性とプレゼンター側のエゴ
こういうのを作るときに、ちょっと注意した方がいいなと思うことは、
スライド一つ一つを作り込むことよりも、選択肢を多くすることを優先した方がいいんじゃないかなと思うわけですね。
なんでかというと、一つはさっきも言ったように、
こちらがこれは話したいと思っていても、参加者の方はそれは実はあまり興味がないということは、
非常に頻繁によくあることですよね。
なので、選択肢を多くしておいて、話さなくて済む、興味がないトピックを話さないで済むようにしておくというのは非常に重要だということと、
あと一つ一つを作り込んでしまうと、
目次じゃなくて詳しく内容を説明する方のスライドを作り込んでしまうと、
どうしても作った側の人間としては、せっかく作ったのにこれを使わないでそのまま見せないのはもったいないと思ってしまうんですよ。
もちろん時間が余っていて、時間が無限にあればそれはそれでもいいんですけど、
かつ皆さんの興味のあるところから順番に話して、
それで最後に、皆さん興味がないかもしれないけどこの辺も一応触れておきましょうみたいな。
時間が無限にあれば、そういうプレゼンの方法ももちろんできると思います。
だけど、基本的にはせっかく作ったのに話さないのはもったいないという、
そういう前提でプレゼンをするのはやっぱりプレゼンター側のエゴじゃないかなというふうに僕は思います。
なので、参加者の方が指定しなかったトピックはもうそれは必要ないんだと思う。
参加者の方は皆さん多分知っているトピックなんだろうというふうにそういうふうに思って、
それは話さないでおいておくという形にしておくといいんじゃないかと思います。
それでは今日は本当に簡単な内容なのでここまでになるんですけど、
ご参加くださった皆さんありがとうございました。
今もいらっしゃいますが、それでは本日も村辺にご参加くださいましてありがとうございました。
今日の非線形のプレゼンテーションについて後から録音を聞いた方でも結構ですから、
ご感想とかコメントがありましたらぜひ村辺のハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは今日月曜日ですから今週も良い1週間をお過ごしください。
そして冒険は続きます。