1. むらスペ
  2. 行動中心アプローチの振り返り
2022-12-29 23:22

行動中心アプローチの振り返り

今日の音声配信では、昨夜終わった行動中心アプローチの教師研修について振り返りを行いました。今まで解決法が見つかっていなかった「班によって完走率が二極化する」という問題について、ようやく光明が見えてきたように思います。 

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今日お話ししたいのは、行動中心アプローチという、僕が本業の方でやっていたコースの振り返りなんですね。
今日このタイミングで話そうと思ったのは、昨日、毎週水曜日にやっているコースなので、
水曜日に8週間のコースが全部終わりました。
いろいろアンケートもいただきましたので、それを見ながら、個人的な一人反省会というやつですね。
Googleフォームでもたくさんの意見をいただいたので、一人反省会というわけではないんですけど、
次のためにどうするかということを一人で振り返ってみたいと思います。
まずやり方としては、コースに参加していない方がほとんどだと思うので、
この音声配信を聞いている人の中では、このコースに参加していない人がほとんどだと思うので、
まず最初に8週間の大体の流れをご紹介しておきたいと思います。
まず最初は、自分がよく知っていることをたくさんリストにするということですよね。
例えば仕事のこととか趣味のこととか、例えば僕だったら鼻筋とかね、
オンラインでやってて皆さんが知っていることだったら鼻筋やってますとか、
日本語教師映画パーティーやってますとか、ブッククラブやってますとか、
音声配信でムラスペやってますとかありますよね。
こういうふうに自分がよく知っていること、よくやっていてよく知っていることを羅列するわけですね。
その中の一つを選んで、その一つのことに関わる行動のリストを作ります。
例えばね、少なくともこれを聞いている人は、僕の音声配信については皆さんご存知だと思うので、
それをちょっとネタに考えてみますね。
僕は毎週、毎週じゃなくて、ほぼ平日は毎日こうやってムラスペといって音声配信をしているわけですね。
それが一つの範囲、行動の範囲なわけです。
その中にどんな行動があるかということですよね。
例えば、まず明日何話そうかなというふうに、
それは普通はいろんなことをご飯食べながら考えたりするわけですけど、
特に別にネタ出しとかは時間はとっていませんけど、歩きながらね、
そういうときに明日何話そうかなというふうに考えたりします。
それからネタが決まったらですね、スマホのツイッターのアプリで、
今日はこれについて話しますというのを投稿します。
それから時間が来たら、時間が来る前に話す内容を一応リストアップするんですよ。
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時間が来たらマイクのボタンを押して話し始める。
それからですね、話し終わったらそれをハッシュタグをクリックして、
他の人が何かコメントとか意見、質問とかしていないかを確認するとか、
あるいは一応スペース以外にも録音しているんですよ。
パソコンの録音アプリでも録音しているので、
それをPodcastのプラットフォームに音声のデータをアップロードするとかですね。
音声のリンクをFacebookでも投稿しておくとか、
そういう一連のリストがあります。
こういう風にですね、例えば音声配信するということについても、
そうやってダーッとコードを細かくリストにして分けるわけですね。
そのコードリストができたら、今度はそれをキャンドゥリスト、
キャンドゥステイトメントに変える必要があります。
何でかというと、最初に作ったコードリストの中には、
どう考えても言語を使わないとか、そういうこともたくさんあるわけですね。
そういう場合は、コード中心アプローチで日本語を教えるときのコードとしては不相応しくないので、
そういうのは外すわけですね。
あともう一つは、それを設定したレベルに合わせる必要があります。
例えば音声配信で日本語に関係するところで言うと、
話す内容を過剰書きのメモにしておくとか、
そういうところは言語に関係するから残しておくわけです。
でもそれだけだと、どのレベルで対象の行動になるかわからないので、
そこに辞書を使えばとか、
あとキャンドゥステイトメントはできるっていう形にするんですよね。
なので辞書を使えば、短い過剰書きのリストを作ることができるとかですね。
すみません、今何も準備してないで考えているので、
あんまりそんなにきちんとしたキャンドゥになっていませんけど、
そういう感じで、一つの、例えばA1レベル、A2レベルというふうにレベルを設定して、
そのレベルに合わせたキャンドゥステイトメントのリストになるように変えるわけですね。
それで大体それが開発するシラバスになります。
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その中の一つのキャンドゥステイトメント、
例えば辞書を使えば15分で3つぐらいの話の過剰書きのリストを作ることができるとか、
そういうキャンドゥステイトメントを作ったとしたら、
それがどうすればキャンドゥステイトメントが達成できたかどうか、
それを評価する方法を考えるわけですね。
要するに授業の内容を考える前に試験の内容を考えるわけです。
それでこれに合格すればキャンドゥステイトメントができたと見なせるというふうにする、
そういう評価を考えて、
その後でどんな授業をすればその評価に合格できるようなことができるのかということを考えるわけですね。
それでその授業が一応教案のような形になって、
その教案をその次の週に実際に模擬授業としてやってみるというわけですね。
その後に皆さん参加してくださった方がいらっしゃいますけど、
公開発表会でどんなコースを自分は開発しているのか、
あるいはこれから開発したいのかというようなことを話していただく公開発表会というのがあって、
そして昨日が全体の振り返りというわけでした。
こういう流れのコースをやったわけですね。
それで昨日も皆さんの班に分かれて振り返ってもらって、
その結果をGoogleフォームで皆さん一人一人に書いていただいて、
いろんな振り返りをしていただき、
しかも僕にもすごく大きな学びがありました。
まず最初に驚いたことがいくつかあったんですけど、
想定外だったことは反転授業を初めて体験したという人が何人もいたんですね。
反転授業というのは要するに最初に僕がビデオで話したいことを話して、
それを事前に見てもらってから、
実際のGoogle Meetのライブセッションに来てもらうという、
そういうタイプの授業の形式なんですけど、
それが初めて体験したという人が実はかなりいました。
それでちょっとそれはびっくりでしたね。
あともう一つは、僕もあんまり意識していなかったので、
ちょっとこれもびっくりしたんですけど、
自立性を尊重しているとか、自立性を重視しているという反応もありました。
これに関しては、実はインドに住んでいない人は、
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もう自分で勝手にやってくださいみたいなスタンスだったんですね、元からね。
それでどっちかというと、ちょっと放置していたような気がするんですけど、
でもそれでも申し訳ないなという気持ちがあったんですが、
実はそれがとても自立性を尊重していて良かったという、そういう声もありましたね。
これはどういうコースかというと、さっきコースの内容を話しましたけど、
僕が何かをするコースじゃなくて、参加者が自分でコース開発をする、
そういうものなんですね、8週間でね。
それに対して僕が来週までにこういうことをするといいですよということを提案するような、
そういう感じのものなんですよ。
なので、僕が何かをするというよりも参加者がコースを開発するという、
そういうものなので、参加者にとっては実は結構やることがたくさんあるんです。
だって本当にコースデザインを8週間でやるわけですから、
それは仕事の量として結構あるわけですよね。
なので結構きつかったというアンケートの回答もありました。
なので、それを考えると本当に最後の週にそこにいたということだけでも、
これは本当に素晴らしいと僕は皆さんを讃えたいと思います。
実は毎回最後に写真を撮るんですよ、記念撮影といってね。
Google Meetの場合は最大でも49人しか一つの画面に収まらないんですね。
最初の頃はそれに全然収まらない人数だったんですけど、
昨日はかなり人数が減ってしまって、
余裕でその一枚の写真に皆さんの記念撮影の皆さんの顔が入ることができたという、
そのぐらい本当にとても人数が減ってしまったんですね。
なので、完走した人、本当に最後の週に出席した人は本当にそれだけでもとても素晴らしいと思います。
おめでとうございますというふうに言いたいですね。
あとアンケートの中で2回目というか3回目とか、
そういう複数回参加してくれた人がいるんですね、このコースには。
初めて参加した人らしい人のコメントで、
2回目の人がいてそのおかげで完走できたという、
そういう声が本当にたくさんありました。
今、個人名は出しませんがリスナーの方にもいらっしゃいますけど、
そういう人には本当に心から感謝したいと思います。
そういう人のおかげで初めての人も完走できたという人が本当にたくさんいらっしゃいました。
実際僕も特にインドに住んでいない人に対してはもう全然サポートする余裕がなかったので、
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インドに住んでいない人でかつ初めてなのに完走できたという人にとっては、
本当に2回目3回目の人がいてくれたというのは素晴らしい価値のあることだったんじゃないかと思います。
あともう一つは、
日本人というかインドに住んでいない人に対しては、
最初の申し込みのときに、
これは皆さんのためのコースじゃないんですよ。
インドに住んでいる人のためのコースなんですよということを、
かなり強調して納得してもらって、
それにはいと答えないと参加できないという形にしていたんですね。
例えばこれは修了書ももらえませんとか個人面談もできませんとか、
基本的には僕からのコメントもありませんとか、
そういうことにいちいち納得してもらった上で、
インドに住んでいない人には参加してもらっていたんですよね。
だけど実はインドに住んでいる人に対しては、
それをもうちょっとちゃんと強く強調して伝えるべきだったような気がします。
このコースの主役はインドに住んでいるあなたなんですよということですね。
このコースはあなたたちのためのものなんですよということを、
インドに住んでいる人たちにもうちょっとそれを十分に伝えておくべきだったなと思います。
なぜかというと、やっぱりどうしても日本語でコミュニケーションを行われることが多かったので、
日本語がネイティブじゃない人にとってはちょっと遠慮してしまうようなところがやっぱりあるんですよね。
それは僕自身が英語のコミュニケーションとか英語の会議のときには、
本当に僕自身がいつも痛感してしまうことで、
いくら積極的に話そうと思ってもどうしても引いてしまう部分っていうのはやっぱりあるわけなんですよね。
なので日本語で話すときにはどうしてもそういう面は出てくるので、
それを少なくとも次回はもっともっと強調してインドに住んでいる人に対しては、
これはあなたのためのコースなんだから遠慮しないでくださいと。
あとインドに住んでいない人っていうのはちゃんとそれを納得した上で参加してもらっているんですから、
ちゃんともっとサポートしてもらってもいいんですよっていうね、
そういうことをもっともっと強く言っておくべきだったなというふうに思いました。
あとやっぱりインド人というかインドに住んでいる人だけの班っていうのをね、
それも二重になるんですけど、インドに住んでいる人に対しては、
やっぱりインドに住んでいない人との交流もしてほしいので、
こういうミックスした班も作りつつだけど、
インドに住んでいる人だけの班というか、
そういうグループチャットみたいなのも作っておくべきだったなというふうに思っています。
次はそういうふうに作っておきたいと思いますね。
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あとこれはもう長年の問題だったんですけど、
ちょっとようやく解決の目処が立ってきたかなというのが一つあります。
それを一番言いたくて今日はこれを音声配信してるんですけど、
要するにこれまでですね、班によって、
自分がその配属された班によって換装する率がですね、
もう極端に分かれちゃうんですよね。
その班によってはほぼ全員が換装できる班。
あと班によっては途中でも全員がフェードアウトしてしまう班というふうに、
そういうふうに中間があんまりいなくて、
二極化してしまうというそういう問題があるんですよ。
つまりですね、もともと同じだけのやる気の人でも、
どの班に入るかによって換装できるかどうかが変わってしまうというのが明らかにあるんですね。
で、その中の一つは、
まず一つはですね、班のグループチャットがうまく機能していないところがあるらしいんですね。
なのでそれに関しては、
これもうインフラですよね。
皆さんが自分のコースを作るっていう以前のインフラ、
そういうインフラに関わるところはですね、
主催者の側がちゃんと作っておいた方が良かったと思っています。
最初はそういうところも自律的に皆さんにやってもらう方がいいと思っていたんですけど、
グループチャットにうまく参加できないような人に対するサポートとか、
そういうのはもう本当にインフラの場面、環境の問題なので、
そういう環境を整えるっていうところまでは、
参加者が自分でやれっていうよりも、
むしろ主催者の方できちんとやっておくべきだったんじゃないかと思います。
つまり環境を作るところは教師の責任でやるべきだなというふうに思ったわけですね。
ただ教師がチャットの中に参加していると、
自由に発言できなくなってしまうところっていうのはちょっとあるので、
グループチャットを作って皆さんが参加したところまでを確認したら、
もしかしたら教師はそこから出るとかね、
そういうことはちょっと考えておくべきではないかと思います。
もう一つの方がすごくとても大事なことなんですけど、
試しにやってうまくいったことなんですけどね、
今回はもともとの知り合いがいたらですね、
その人たちを同じ班にするようにしたんですよ。
申し込みのフォームのところにですね、
友達とか同僚とかでこのコースに参加する人がいたら同じ班にするので、
その人たちの名前を書いてくださいという、
そういうのをGoogleフォームの申し込みの資料の中に書いてもらう項目として入れたんですね。
それで同じ班にすると、さっきちょっと言ったグループチャットですよね、
その班ごとにグループチャットっていうのを作りますので、
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もちろん全体のグループチャットもありますけど、
それとは別にもっと少人数の自分たちの班のグループチャットっていうのがあります。
それと毎週水曜日のライブのブレイクアウトルームですね、
これも前半と後半に分かれていて、
前半は同じ班の人と毎週固定で話してもらうようにしていました。
なので、もともとの知り合いを同じ班にすると、
結構、最後まで完走できる可能性が上がってくるということですね。
かつ、最後まで完走した人の振り返りのアンケートでもやっぱりそういう声がたくさんありました。
今回は本当に思いつきでちょっと入れただけなんですよね、
うまくいくかどうかもわからず。
なので、少なくとも今回の試みではこれはかなり効果的であるということがちょっとわかってきたんですね。
なので、こういうコースを広報するときに、
インドでも結構先生がたくさんいる大規模な学校というのがあるわけですよ。
そういうところには皆さんのあなたの学校のための一つの班を作りますよということを、
それを広報のときにちゃんとお知らせしておくと、
学校の中でみんなでこのコースに参加しましょうというふうに言ってくれる人もいるだろうと思いますし、
というか、実際に今回はインドの中ではなかったんですけど、
日本の名前は出していいかどうかわからないので名前は出しませんけど、
とある日本語学校がたくさんこのコースに応募してくれたんですね。
入ってくれたんですね。
かつお互いにご自分たちの同僚の名前を書いてくれたので、
それでその人たちを同じ班に入れることができた。
そしてその人たちはほとんど完走することができたということがありました。
なのでこういうことはさすがに日本の国内に向かってそういう広報をする余裕はないような気がするんですけど、
インドの国内の大規模な学校に対してはこういう広報をすると、
そういう学校規模で参加してくれる。
そしてもともと知り合い同士で同じ班になると、
完走できる確率も上がるのでそういう方法を次回も考えてみたいと思います。
今後来年もやるんですかということも結構いろんな人から聞かれているんですけど、
実はまだわからないんですよ。
だけど仮登録というのはもう始めています。
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これはやるかやらないかもまだわからないんですけど、
少なくとも来年やれませんということがわかったらそれだけでもお知らせすることができますね。
だいたい4月まで、毎年そうなんですけど、
だいたい4月までにはメインの仕事のスケジュールが決まるんですね。
スケジュールというか回数とかですね。
そういうのが4月ぐらいには決まるので、
その隙間にちょっとこの行動中心アプローチのコースを入れるという形になるんですよ。
なので少なくとも5月ぐらいまでには仮にやれないにしてもお知らせできるんじゃないかと思います。
でももちろん多分できるとは思うんですけど、
今回はいつもより短い回数だったんですけど、
そういうことも含めて何回になるかもちょっとまだわからないんですけど、来年ね。
なるべくできるようにはしたいと思っています。
なのでですね、そういうことも含めてこの仮登録に申し込んでいただくと、
とりあえずですね、やることが決定しましたということがわかったら、
その時点でも仮登録された方にはお知らせしたいと思いますし、
その後で実際の正式な申し込みですね、
そういうものが始まったらこちらのGoogleフォームに正式な登録をお願いしますというようなね、
そういうことはその仮登録されている人にはお知らせをしたいと思っています。
それではですね、本日申し上げたいのはそこまでになりますので、
こちらまでになりますので、
もしですね、来年のための仮登録をしてみたい方がいらっしゃいましたらぜひお願いしたいと思います。
それではですね、本日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日のね、この行動中心アプローチの振り返りにつきまして、
ご感想とかコメントとか質問とかありましたら、
ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
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