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2023-08-31 12:04

この文型を教えるにはどんなキャンドゥを設定すればいいですか

「この文型を教えるにはどんなキャンドゥを設定すればいいですか」というのは、目的が文型を教えることなので、文型シラバスの発想です。キャンドゥシラバス(行動中心アプローチ)ではキャンドゥが目的なので、「このキャンドゥが達成できるようになるには、どんな文型が必要だろうか」という発想になります。

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サマリー

行動中心アプローチの教え方について話します。行動中心アプローチでは、Can Doを達成するために必要な文型を教えています。しかし、その文型を使わずにCan Doが達成できる場合でも、それでも問題ありません。

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冒険家のみなさん、おはようございます。今日もラクダに揺られて、灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年の8月31日です。インドでは午前8時45分を回ったところです。
今日もTwitterの音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日はこの文型を教えるには、ちょっと喉がむずむずしてすみません。
今日はこの文型を教えるにはどんなキャンドゥを設定すればいいですか、というタイトルでお話ししたいと思うんですけど、
まだリスナーの方が1名しかいらっしゃらないので、最初にいくつかお知らせをしておきたいと思います。
でも1名でも来てくださるのは大変ありがたいです。
まず、ズームで鼻筋なんですけども、明日、乾杯の温度はパリの三浦隆さんが、
フェスティポンというフランスの中高生を対象にしたオンライン日本文化フェスティバル、
そういう企画があったので、それについてお話ししてくださいます。
いろいろ成果物も見ながら説明してくれるということですね。
それから、僕の方でハナキンピーディで、
画像生成AIを語学の授業で使うアイデア共有というふうに書いたんですが、
これね、実は聞いてみるとね、そもそもアイデア共有の前に画像生成AI自体がよくわからないから、
その画面を見せてほしいという声がですね、
それから僕の使っている画像生成AIの特徴とか、
そういうのを画面を共有しながら見せてほしいという話も出ているので、
まずはそれをやりながら、皆さんでこれだったらこういう使い方もできますねとかね、
そういうのをチャットボックスとかでいろいろ共有してもらうような、
そういう回にしてみようかなというふうに思っています。
実際に昨日のムラスペで言葉では説明したんですけど、
でもやっぱり画面を見ながらじゃないとわからないこともあると思いますので、
明日のハナキンではこの画像生成AIの画面を見せながら、
実際に画像を生成するところをやってみたいと思います。
それから早勤なんですよね、明日はね。
早勤なので21時からアイスという部屋もあります。
それから日本語教師映画パーティーはですね、また第2土曜日にやりますが、
鏡の小嬢ですね、辻村みずきさんでしたっけ。
僕も原作は読んだんですけど映画は見てないのでちょっと楽しみにしています。
それから日本語教師チャットはただいま受付中ですね。
来月9月も第4土曜日に日本語教師チャットをやりますので、
こういうトピックで話し合いたいというのがありましたら、
ぜひご提案をいただければと思います。
じゃあですね、まず音声が聞こえているかを確認したいんですけど、
僕の声聞こえていたらハートのリアクションいただけますかね。
何か問題あったら涙のリアクションいただければといいんですけど、
でも問題あったら聞こえないからね、涙のリアクションはないかもしれませんけど。
それから余裕がありましたらムラスペ聞いてますとかね。
今ハートのマーク2人からいただきました。ありがとうございます。
余裕がありましたらムラスペ聞いてますとかね、
そういうふうにツイートしていただけましたら大変ありがたいです。よろしくお願いします。
それでは本日の本題に入ってみたいと思います。
行動中心アプローチの教え方
今日お話ししたいのは、この文型を教えるには
どんなキャンドゥを設定すればいいですかということなんですね。
これ話そうと思ったのはTwitterではないところで
実際こういう相談を受けたことがあるんですね。
これは実は僕行動中心アプローチのコースもずいぶん前にやっていて、
その時にも最後の方にそういう質問を受けてかなりがっくりきたことがあります。
今回は今やっているコースではないんですけどね。
なんでこういう質問をされてがっくりするかというと、
それまで僕が教えてきたことが全然伝わってなかったんだなということが分かるからなんですね。
今回は単発の相談だったので別にがっかりする必要はない。
僕が自分で無力感を感じてしまうようなことは全くないんですけど。
基本的には行動中心アプローチやキャンドゥシラバスの理解ができていない時にこういう質問が出てくるんですね。
それでちょっと振り返ってみたいと思うんですけど、
行動中心アプローチはどういうものかというと、
まず行動目標があるんですよね、キャンドゥがあるわけです。
そのためにはどんな言語知識を教えればいいかというのを考えるというのが行動中心アプローチです。
言語知識というのは語彙とか文型とか漢字とかそういうものですよね。
なので質問としてこの文型を教えるにはどんなキャンドゥを設定すればいいですかというのは、
まず目的がこの文型を教えるという風になってますよね。
この文型を教えるにはどんなキャンドゥを設定すればいいですかっていうのは、
キャンドゥが目的になってないわけなんですね、文型が目的になっている。
まず文型があってその文型を教えるにはどんなキャンドゥを設定すればいいかという風になっているので、
これはちょっと行動中心アプローチの 発想ではないということになりますね
逆にこのCan Doを教えるには どんな文型が必要だろうかと
そういうふうに考えるのが 行動中心アプローチです
でもそれでも このCan Doをやるためには この文型がどうしても必要なんですよ
そういうふうなことは もちろん当然あると思いますよね
そういうときはもちろん当たり前ですけど 文型とか文法を教えればいいわけです
これもよくある誤解なんですけど 行動中心アプローチでは文法を教えないわけではないんですよね
どういうふうに行動中心アプローチで 文法を教えるかというと
やっぱり目的はCan Doなので そのCan Doを達成するために必要で
かつ その文型とかその文法を含む 例文をたくさん聞かせるというふうにします
もしこの文法は大事だから どうしてもその文法だけ
集中的に聞かせたいというときも もちろんあっていいと思います
その場合もさっき言いましたように そのCan Doを達成するために必要で
かつ その文型を含む例文というのを たくさん聞かせればいいわけですね
本当は会話モデルみたいに ちゃんと流れがあって 談話があって
それで その中で自然に文脈ごとに 耳に入って定着すればいいんですけど
ごくたまにはね たまには結構あるけど その文型がどうしても
このCan Doをやるのに必要なのに その文型がちょっとうまく言えないというときは
そういうことをすればいいんじゃないかと思います
そういうことっていうのは つまりそのCan Doに必要で
かつ その文型を含む例文を 集中的にたくさん聞かせるわけですね
ここでね だけどよくある間違いがですね
その文型を含むんだけど そのCan Doとは関係ない例文を
たくさん聞かせてしまうということなんですね
そうすると もうそれは文型が中心になってしまうので
文型を教えることが目的になってしまうので
この行動中心アプローチの範囲からは 離れてしまうと思います
なので逆に言うと その場面が思いつかないんですっていうのも
これも行動中心アプローチではないんですよね
何でかっていうと もう場面は最初から決まってるわけですよ
そのCan Doをする場面っていうふうに 決まっているわけですから
そこでその文型を含む その場面に必要で
かつその文型を含む例文を たくさん聞かせるってわけですね
逆にね でもそのCan Doを達成するために
その例文があまり思いつかないっていうことがあったら
その時はですね もしかしたら その文型って本当に必要ですかと
そういうふうに考えてみる可能性もある
必要もあるんじゃないかと思いますね
もしそのCan Doを達成するために その文型を含む例文があまり思いつかないんだったら
その文型を使わなくても そのCan Doは達成できるかもしれないっていうことですよね
なのでその場合は別に無理してね
うなりながら うーんってうなりながら 例文を考えるなんてことをしなくて
むしろその文型を教えるべきなのかどうかっていう方に
発想を変えてみるっていうことも あっていいんじゃないかと思います
それからですね もちろん最初に聞かせた後に
いろいろロールプレイとかさせると思うんですけど
これもですね その時に大事なのは そのロールプレイで
その文法とかその文型を使わなくても Can Doが達成されるんだったら
それでいいんですよ だって目的は本当にそのCan Doなわけですから
その文型を使わなくて そのCan Doが達成できるんだったら
それはOK その文型を使わなかったから 減点しますなんてことは
文型シロバスではもちろんありですけど 行動中心アプローチでは
そういうことはやらないわけですね
繰り返しますけど その行動中心アプローチでは
その目的はですね その文型を身につけることではなくて
そのCan Doができるようになることだからなわけですね
今日で言いたいのはここまでになるんですけど
もしね 行動中心アプローチについて興味がある人ね
文型を使わないCan Do
今ライブで聞いてくださっている方とか 録音で聞いてくださっている方で
行動中心アプローチで興味がある人は
今度ですね 行動中心アプローチと大規模言語モデルね
チャットGPTとか そういうそれを使って
自律的に第二言語習得を自分で体験するっていうね
そういうコースをやりますので 興味のある人はぜひご参加ください
リスナーの方の1名の方はもう申し込んでいる方ですね
ありがとうございます 申し込んでくださっててありがとうございます
それではですね 今日のムラスペはここまでになります
このライブで聞いてらっしゃる方とかね
録音で聞いてくださっている方も
もし行動中心アプローチでそういう体験してみたいと思いましたら
あるいは質問とかありましたら
ぜひムラスペのハッシュタグ付きで ご共有いただければと思います
それでは本日も良い1日をお過ごしください
そして冒険は続きます
12:04

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