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2023-04-20 11:27

独習者は教材の間違いに気が付かないか

単語などを個別に丸暗記しようとすると、chatGPTの間違いに気が付かないことがあるが、物語を作ってもらってそこに出てくる言葉を覚えるようにしておけば その文脈から chatGPT の間違いに気がつくことができるということを話しました。

さらにchatGPT が行っていることを おかしいと思ったら「本当ですか」と聞いてみたり「再生成ボタン」を押してもう一度 答えてもらうことにより正しい情報を得ることができるということも お話ししました。

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はい、冒険家のみなさん、おはようございます。 今日もですね、落雷に揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は、2023年4月20日、インドでは午前8時28分を回ったところですね。 今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのはですね、 読習者は教材の間違いに気がつかないのかということですね。
これを話さなければいけないと思ったのはですね、 よく聞く誤解なんですけど、チャットGPTは時々間違いがあるから、学習者はそれに気がつくことができないので、
チャットGPTで、読書を一人で勉強するべきではないという声があるんですね。
今、誤解って言いましたけど、チャットGPTは時々間違いを言うっていうのは、それは別に誤解じゃないです。それは事実ですね。
ですけど、学習者はそれに気がつかないかというと、そうでもないんですよ。
多分、勉強の方法によって、チャットGPTが間違いを言った時に見逃してしまうときと、そういう勉強方法と、それからチャットGPTが何か間違いを言った時にもですね、
それに気がついて、しかもそれをですね、本当の情報を確かめたりする、そういうことができる勉強方法があると思います。
それについて今日はお話をしてみたいと思いますね。
まず、主に2つのやり方があると思うんですけど、1つはですね、必ず文脈ですよね。
文脈を使って、文脈の中で勉強しましょうということです。
僕がいつもご紹介しているのは、チャットGPTにヒンディ語のとても簡単な物語を書いてもらって、その物語に出てくる言葉について僕が質問するというね。
それで言葉の意味とか、それから時々ですね、ヒンディ語が結合文字といって、ちょっと読みにくい書き方をしているときに、それを英字転写、アルファベットで書き直してもらうとかですね、そういうのをやっています。
それから文法的に、これは複数形なのか三人称なのか、それから現在形なのかとかですね、そういうことを、文法を質問したりということをしているんですね。
こういうことをしていると、何か変なことを言われたらですね、それは文脈に合わないので、それで少なくともこういう方法でやっている限りそれは間違いなくわかります。
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明らかに文脈に合わないっていうのがあったら、ちょっと後から言いますけど、それは本当ですかっていうふうに言ったりとか、それから再生成ボタンを押したりすると、それが間違いであるっていうことが確認できるんですね。
ただね、でもこういうことは本当に稀です。
実は今まで一回しかないですね。そこのところをご紹介してみたいんですけど、僕がヒンディ語の発音もよくないし、この音声配信を聞いている人の中でヒンディ語がわかる人もそんなにいないと思うので、ちょっと日本語に翻訳したところを読んでみますね。
この物語の最初のところなのですぐわかります。
ある日、二人の友達のラームとシャームは森に散歩に行きました。そこにはたくさんの木と花があり、彼らはとても幸せでした。すると突然、彼らは古い寺院に近づきました。
寺院の外には大きな石があり、その上には聞いたことがある効果が置かれていました。
ラームとシャームはその効果を探すことにしました。
ここまでですけども、ここだけ見ても、石の上に聞いたことがある効果が置かれていましたっていうのが、ちょっとこれ、まず普通物語だったら効果について何か前振りがあって、伏線があって、その後でその効果をそこで見つけましたとかっていうのはいいんですけど、
ここで聞いたことがある効果が置かれていましたというのは、そういう前振りもないので、いきなりあるのはとても不自然なんですね。
しかもその後にあるのが、ラームとシャームはその効果を探すことにしましたって書いてあるんですよね。
その効果が置かれてあるってことは、目の前にあるはずなのに、それを探すことにしましたっていうのは、ちょっと矛盾してますよね、矛盾してます。
なので、そこにないものを探すならわかるんですけど、そこにあるものを探すっていうのはちょっと変なので、それでここはちょっと信用してはいけないなというのがわかるわけですね。
それと、実はヒンディー語を読んでいて、なんか変だぞと思って、ちょっと信じちゃいけない、気をつけなきゃいけないなと思ったのはこの時だけです。
それ以外は何を聞いても文脈的におかしいとかですね、そういうふうに思ったことはないです。
なので、僕は個人的には、今ヒンディー語をチャットGPTで勉強していますが、それでチャットGPTは信用できないから、この勉強方法をやめたほうがいいかなというふうには思っていません。
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ただ、一部に日本語や英語に比べてヒンディー語はまだ時々物語の中に不自然なところが出てくるという、そういう可能性はあるとは思っていますけどね。
でも、これは日本語を勉強している人とか英語を勉強している人にとってはほとんど問題ないレベルのリスクだと思います。
あともう一つ、これはヒンディー語を勉強しているときではないんですけど、先日英語で日本語を勉強する人のシミュレーションというのをやりました。
ここでもご紹介したんですけど、ここで、称えられましたというところを英語で質問してみたら、称えられましたというのは、褒めるという動詞の受け身形だというふうにチャットGPTが答えたんですね。
これはこのぐらいの物語を読む人、あるいは受け身のことを1回勉強したことがある人にとっては、称えられましたが褒めるの受け身だというのはちょっと形が違いすぎて、
その時点で日本語の学習者じゃなくても、あるいは称えるという動詞を聞いたことがない人でも、これはおかしいというふうに気がつくはずです。
というか気がつきますよね、間違いなく。
そういう時はすぐに本当ですかというふうに質問してみればいいんですね。
本当ですかだけ聞いてもいいんですけど、私の場合は本当に称えられましたの原型は褒めるですかというふうにチャットGPTに質問しました。
そして返ってきた回答が以下の通りです。
失礼しました。間違いです。
称えられましたの原型は称えるです。
称えるは称賛するや高く評価するという意味があります。
お詫び申し上げます。
ここまでですね。
別に人間の先生に聞かなくても、チャットGPTに聞き直すだけで正しい答えを得ることができるわけですね。
今本当ですかというふうに聞くという一つのコツをご紹介しましたけど、それも面倒くさい時はその回答のすぐ下に再生成ボタンというのがあります。
英語のインターフェースの場合はregenerateですね。
そのボタンを押すと再生成されますね。
もし2回も3回も再生成ボタンを押しても同じ結果になったらそれはある程度信用してもいいと思いますが、
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再生成ボタンを押したら違う結果になってしまうときは、これはチャットGPTは実はよくわかっていないで書いているということがわかります。
ですので本当ですかというコツのほかにもう一つ、疑問に思ったらすぐ再生成ボタンを押すというのもとてもいいやり方ですね。
最初にも言いましたが、こういうことを気がつくには一つ一つの単語を個別に丸暗記するのではなくて、
こういう物語などの文脈の中で勉強するということですね。
そうすると文脈の中での整合性がないわけですよね。
何か間違っていたら。
整合性がないので間違っているところは見つけやすいというのがあります。
以上のことから、私の今の考えとしては一人で勉強している人、
読習者でもチャットGPTというのは十分に役に立つと考えていいと思います。
もし再生成ボタンとかを押しても納得できないようなことがあったら、
もちろんソーシャルメディアとかに質問してもいいと思いますし、
あるいはそのために質問に答えてもらうためだけにオンラインの個人授業の先生を毎週予約しておくとか、
そういうのでもいいと思います。
週1回先生にまとめて質問してそれに答えてもらう。
そういう時間を作るために個人授業の先生を予約するというのもいいんじゃないかなと思いますね。
それでは本日の村スペはここまでになります。
今日もお聞きくださいましてありがとうございました。
今日の読習者は教材の間違いに気がつかないのかというコンテンツにつきまして、
ご感想とかコメントなどがありましたら、ぜひ村スペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
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