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2023-06-05 08:23

初級の学習者がChatGPTに添削してもらうときの注意点

チャット GPT が添削すると時には 学習者が意図しない意味になってしまうことがあります。こうした 間違いを防ぐためには 最初のプロンプトに添削するのと同時に学習者の母語に翻訳することも一緒に指示しておくと簡単に防ぐことができます。

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初級の日本語学習者によくある添削例
冒険家のみなさん、おはようございます。今日もですね、落雷に揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年の6月5日ですね。インドでは午前8時37分を回ったところです。
今日も音声配信、むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのはですね、初級の学習者がチャットGPTに添削してもらうときの注意点なんですね。
特に日本語の学習者の場合はちょっと英語よりも必要なことが多いかもしれません。
何でかというとですね、僕自身も最近ですね、初級の日本語学習者の方がチャットGPTを利用しているところをよく見るんですけど、
チャットGPTに添削してもらうときに、これは必ずしも学習者が意図した通りの意味にはなってないかもしれないというね、そういうふうに思うことがあるからなんです。
実言うと僕はですね、英語でいろいろ添削してもらっているときにあんまりそういうことを思ったことはないんですね。
いやいや、そういうつもりで書いたんじゃないんだけどとか、そういうことはないんですけど、
でも日本語学習者のチャットGPTの添削してもらった前と後のを見てみたりすると、そういうことが非常によくあります。
一つはタイピングのミスと漢字変換が複合的に起きてしまうときにそういうことが起きたりするんですね。
例えば、ヨーグルトというのを、調合品をなくしてヨーグルトというふうに間違えてタイプしてしまうと、それが漢字変換されると、昼と夜の夜にカタカナのグルトというふうになったりするんですね。
それは漢字変換のソフトはいろいろありますから、必ずしもそうなるとは限りませんけど、でも少なくともそうなってしまっている例を見ました。
それを気がつかないままチャットGPTに添削してもらうと、夜にヨーグルトを買ったみたいね。
なぜかグルトがあるとそれがヨーグルトのことだというのはチャットGPTは理解しているんですけど、
でも漢字の夜というのがそのまま残っているので、夜にヨーグルトを買ったみたいにそういうふうに添削されてしまうことがあります。
そういう実例を見ています。
添削の注意点1:翻訳・漢字変換のミス
この夜にヨーグルトを買ったの、夜にというのは最初はなかったわけですよね。
間違えてヨーグルトと書こうとしたら聴聞音符を忘れてしまって、夜のグルトと書いてしまった。
その結果この夜という漢字が出てきているので、夜にというのは学習者が本来意図していたわけではありません。
それから、例えばこれは本当に一つの例ですけど、犬がにゃーにゃーと鳴いているとかそういう文章があったときに、
ちょっとこれは変ですよね。犬が鳴くんだったらわんわんだし、にゃーにゃーと鳴くんだったら猫だったりするわけですよね、普通はね。
これだけではどちらかがわからないんですけど、
それもですね、つまりその添削する方向は必ずしも一つではないので、
そういう意味でも正しく添削されない可能性というのはあるわけなんですね。
それがどうすればいいかというと、もう一つ気にしなければいけないことは、
スーパーマーケットという、これもよく僕が例で出している例ですけど、
スーパーマーケットのね、スーパーの帳簿員を忘れてしまって、スーパーマーケットというふうに書いてある場合に、
これもですね、スーパーという単語があったりするわけですよ、温泉とかね。温泉とはちょっと違うけど、そういうリラクゼーションの施設ね。
そういうのがあるので、それが間違えたら気がつかれないで、そのままだってスーパーという言葉もあるし、マーケットという言葉もあるわけですよね。
なので、その相手の行動をよく知っている人だったら、それ本当はスーパーマーケットと言いたかったんだろうと思うところでも、
それがそのまま添削されないで正解だと思われてしまう。
つまり、添削されないままGPTが返してしまうような可能性もあります。
添削の注意点
こういう問題を防ぐために、一つ簡単なやり方があるんですけども、それはただ翻訳を入れてしまうということですね。
それで、もし日本人が英語を勉強している場合だったら、あなたは英語教師です。
次の私の作文を添削してください。そして添削した文章を日本語に翻訳してください。
こういうプロンプトを入れるだけでも大丈夫です。
その後に英語をどんどんそこに書いていったら、英語の間違っているところは添削してもらえますし、
添削した後の英語の意味を日本語でも書いてくれるので、それで間違いにもすぐ気がつくことができます。
僕もヒンディー語でやってみました。やっぱりこの方が明らかに楽というのはありますね。
僕のヒンディー語のレベルでは、チャットGPTが直してくれたヒンディー語が正しいかどうかもよくわからなかったりするんですよね。
正しかったら、それが理解できなかった場合に覚えればいいけど、正しくなかった場合に時間をかけて解読して、
その結果、これは俺の言いたいことじゃないじゃないかと思ってしまうこともあるわけですから、
そういう時間を無駄に使わないで済むわけです。最初から日本語とか英語にヒンディー語が翻訳されていると。
なので、今日は初級の、特に日本語の学習者がチャットGPTに添削してもらうときの注意点としては、
まとめですけど、必ずしも添削が正しいとは限らないという、そういう前提で使うということと、
それをすぐに確認するには、つまりチャットGPTの添削が自分の希望している、
自分の書きたいこととは違った方向に添削されているかどうかを確認するには、
同じプロンプトで、最初のプロンプトでそれを学習者の母語とかあるいは媒介語に翻訳するという、
そこまで入れておくとすぐに気がつくので簡単ですよというお話をさせていただきました。
まとめと感想
それでは、本日もむらすぺにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日の初級の学習者がチャットGPTに添削してもらうときの注意点について、
ご感想とかコメントとか質問がありましたら、ぜひむらすぺのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは今日月曜日ですので、今週も良い1週間をお過ごしください。
そして、冒険は続きます。
08:23

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