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冒険家のみなさん、おはようございます。今日もですね、ラクダに揺られて灼熱の砂漠を横断していらっしゃいますでしょうか。
本日は2023年5月3日ですね。インドでは午前8時31分を回ったところです。
今日もですね、音声配信むらスペを始めさせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
今日お話ししたいのはですね、学習者にチャットGPTで書いていないことを証明してもらう方法ということですね。
これを話そうと思ったのは、もう本当にですね、普通の学校でいかにもチャットGPTで書いてきたような宿題が、
そういう宿題の提出がすごく増えてきたというのが、もう本当に至るところで聞こえるようになってきたからなんですね。
もう数ヶ月前には考えられていなかったような問題が、もう本当に至るところで起きているというのが現状だと思います。
僕は基本的にはチャットGPTで書いても全然いいと思っています。
あるいはですね、チャットGPTでは書けないような、自分の固有の体験に基づく意見とか、
あるいは自分の固有の体験に基づいて一つの客観的な事実を考えるとかですね、
そういうことが僕は大事だと思っています。
今やることとしてはですね、この人工知能の時代の作文などの課題としてはそういうものが求められていると思いますね。
だけどそうは言ってもですね、まだ4月でそういう準備ができていないまま、
もう新しい年度が始まってしまって、それでこの1年は今まで通りにやるしかないというね、
そういうような先生とか学校もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思いますね。
そういう場合に、やっぱりそのもう学校の方針としてね、
チャットGPTは禁止ですよとかいうところもあるかもしれません。
あるいはその課題の内容によってはやっぱりチャットGPTで書いたら意味がないような課題もたくさんあるので、
それは今の時代となっては課題の方が間違っていると僕は思いますが、
だけどそれを変えられない状況もあると思いますので、
そういう場合に学習者の皆さんにですね、これはチャットGPTで書いてないんですよということを証明してもらう簡単な方法がありますので、
それをご紹介しておきたいと思います。
はい、実はですね、もうこのことは僕のブログでも10年以上前から言っているんですけど、
要するに変更履歴というものですね、これを使うということです。
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もしね、学習者の方が自発的に私はチャットGPTで書いてないですよ、
この変更履歴を確認してもらったら分かりますよというふうに言うこともできますが、
もしね、それが学校の方針でそうではなくて、もう禁止だから皆さんチャットGPTで書いてはいけませんよというふうにね、
そういうふうに言わなければいけない先生の場合は、もう宿題を出すときに、
例えばGoogle Classroomだったらね、Googleドキュメントとかの神話性も高いので、
Googleドキュメントで書いてもらうことも多いとは思うんですけどね。
宿題を出すときに課題の内容として、最初から同じGoogleドキュメントで書いてくださいというふうに指示をする。
そしてそれだけではなくて、提出された後で変更履歴の確認もしますと。
別のところで書いてからコピペをしたら、変更履歴のところですぐに分かりますからそういうことはしないでくださいね
そういうことを課題の指示として書いておくといいんではないかと思いますね。
少なくともそうしたら、外部で書いてきてただGoogleドキュメントにコピペしただけのものか、
あるいはゼロから書いていったかどうかも分かります。
それでは提出されたGoogleドキュメントでどうやって変更履歴を確認すればいいかというと、
これはキーボードのショートカットだと、
CtrlキープラスAltキープラスShiftキープラスHですね。
Hは多分このバージョンヒストリーの日のHだと思います。
僕はGoogleドキュメントは英語のインターフェースで使っているんですけど、
メニューのファイルというところからバージョンヒストリーというのがあります。
そこを見ると同じように変更履歴を見ることができますね。
そうやってゼロから作った文書ファイルを開いてみれば、
誰でも確認できますけど、
1分、2分という分の単位で履歴が残っています。
午前8時37分に書いたバージョンと、
8時38分に書いたバージョンみたいに、
そういう分の単位で履歴が残っていますので、
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それが本当にそのドキュメントを作成した人が、
どういうふうにその文章を作っていったかというのを、
本当に一目で見ることができます。
それから、もうちょっとちゃんと文章の書き方とかを指示したい、
あるいは指導したい場合は、
バージョンに名前を付けることもできるんですね。
なので、最初にブレインストームをしたとき、
同じファイルでブレインストームからして、
最初のブレインストームでだーっと単語とかそういうもの、
それは別に日本語じゃなくてもいいし、
学習者の母語でもあるいは、
それ以外の英語とかの媒介語でもいいとは思うんですけど、
それでブレインストームをして、
その後、つまりブレインストームをした段階で、
そのときのバージョンに名前を付けるということができます。
なので、例えばブレインストーム終了とか、
そういう名前でバージョンに名前を付けておくんです。
すみません、これは別名でファイルを保存するというものではありません。
同じファイルのバージョンに名前を付けるということができるんですね。
これもメニューだとファイルからバージョンヒストリーのところに行くと、
今のバージョンに名前を付けるとかそういうことができます。
その後、例えば学習者同士で見てもらう場合は、
ペアで見てもらったりしたりするわけですよね。
なので、その前、つまりさっきのブレインストームが終わった後で、
自分で文章を書いて、それで第一項として、
同じようにそのバージョンに名前を付けます。
その第一項が終わったら、ペアとか、
あるいは同じクラスの他の学習者の人に見てもらったりして、
見てもらった後にもう一回修正して、それを第二項にして、
それを第二項という名前で、同じファイルだけど別の名前でバージョン、
そのバージョンに第二項という名前のバージョン名を付けて、
それで提出前に最後にタイプミスとかそういうものがあったら、
それも修正して、最終版として名前を付けて、
それを学習管理システム、Googleドキュメントとか、
そういうものに提出するとか、そういうふうにするといいんではないかと思います。
これも、例えばブレインストームは今日まで、
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第一項は明日まで、例えばですよ。
それでペアで誰かの同級生に見てもらうのが明後日、
そして同級生に見てもらった後の修正がしあさって、
そして最後に最終版を出すのが翌日とか、
そういうふうにそれぞれに締め切りをつけるのもいいと思います。
Googleドキュメントの場合は、それぞれの段階で提出していなくても、
先生が学習者の進捗状況を見ることができますから、
そういうふうに締め切りを、一つ一つのバージョンに締め切りを置いておくと、
ちゃんと学習者の時間管理とかそちらのほうも支援することができるようになるのではないかと思います。
こういうことが起きる、つまり今起きているような問題、
つまり宿題にChatGPTっぽいのが出てきて困っているという、
そういうところの問題は、実は評価に対する考え方がちょっと、
そちらのほうに問題があるからこういうことが起きている可能性もあります。
つまり、作成の過程ですよね。
文章を作成する過程を評価するのか、
あるいは成果物だけを評価すればいいのかということですね。
成果物だけを評価するんだったら、ChatGPTを使ってもいいと思います。
ただし、その場合はChatGPTを使ったらみんな同じようなものになってしまうので、
そういう成果物だけを評価しますよって言うんだったら、
必ず自分の固有の体験に基づく考えを、
そういうものを入れなければいけないというふうにしておくといいと思います。
本当にChatGPTの時代はまさに他の人とは違って、
私はこう思うんだということが問われる時代になっていますので、
こういうことは本当に必要だと思いますね。
逆に言うと、自分の固有の体験に基づく考えとか、
そういうものが必要ないもの、
例えば日本の首都はどこか、日本の首都は東京でありますとか、
これも法律としては決まっていないみたいですけど、
そういう一般論というのは人工知能に任せてしまえばいい時代ですよね。
あるいはGoogle検索に任せてしまえばいい時代なので、
そういうものを成果物として書かせる時代ではないと思います。
ですので、基本的には僕はChatGPTを使って、
こういう作文とかレポートを書くというのは、
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それほど反対はしていないんですけど、
ですが、最初にも言いましたように、
今年の新しい年度が始まってしまって、
それで今年いっぱいは今までのコースデザインでやらなければいけないという、
そういう人向けに今日は変更履歴を使って、変更履歴の確認、
それを使って、学習者の皆さんがChatGPTではなく、
自分の指とかキーボードで作文を書くような、
レポートを書くような、そういう方法をご紹介しました。
それでは本日のむらすべはここまでになります。
今日のこの学習者にChatGPTで書いていないことを証明してもらう方法につきまして、
感想とかコメントとか質問がありましたら、
ぜひむらすべのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
それから明日はちょっと出張でいないので、
音声配信はお休みにしたいと思いますね。
それでは失礼します。そして冒険は続きます。