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今日お話ししたいのは、AIと人間の違いっていうことですね。
これを話そうと思ったのは、日本語教師チャットです。
先週土曜日の日本語教師チャットで、
チャットGPTは語学教師の敵か味方かっていうことで、皆さんと意見を交換しました。
その中で台湾の安倍さんが、チャットGPTにできないことは、人と人をつなぐことだっていうことをおっしゃってたんですね。
ここにすごく本質的な違いを僕は感じたんですよ。
僕の音声配信を聞いてくださる方は、日本語教育関係者が多いと思うので、
そこに人間の日本語教師と、AIね、チャットGPTとかのAI。
チャットGPTをAIと言うかどうかは、秘書によってちょっと定義が違いますけど、
知能っぽく見える、実際すごく知的な答えを返してくれるんですよね、人間のようなね。
そういう意味でここでは人工知能と呼びますけど、
人工知能とそれから人間の日本語教師ですね。
ここでこれから差別化がどんどん起きていくと思うんですよ。
そこの差別化が起きていくときに、人間には人間の強みがあって、そしてAIにはAIの強みがある。
人間の日本語教師がいくら効率とか、例えば24時間いつでも電話かかってきたらすぐに教えますよとか、
そういうのは無理なので、人間の日本語教師がいくらそういう効率とかそういうものを追求しようとしても、
それは絶対に勝てないです。
AIには絶対に勝てない。
効率性とかそういうものでは絶対に勝てないです。
だからAIに強いところで勝負しようとするのは、はっきり言ってとても不毛だし不健康だと思うし勝ち目がないので、
人間の日本語教師というのはAIにはできないところに特化してやっていくべきことだと思うんです。
そうしないと生き残れないと思うんです。
その区別ができない人は本当に人工知能に淘汰されてしまって職を失うのは間違いないと思います。
だってその部分的には人工知能のほうが絶対に強い部分というのはあるので、
そこでは本当に立ち打ちできません。
もうそういうレベルになっています。
文法説明とか例文を作るとかそういうところも、
今の現時点でのチャットGPTでも普通の一般の日本語教師よりはずっと効率的に説明ができるようになっているんですね。
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でも人間にしかできないことというのは僕はいくつかあると思うんですね。
それが昨日ご紹介した安倍さんがおっしゃっていた、
人と人をつなぐのはAIにはできない、人間にしかできないことということですよね。
つまりAIに紹介されたので今あなたに連絡していますというのと、
村上さんに紹介されたので連絡していますというのでは全然意味が違うわけですよね。
そこからこれすごい本質的な何かがここにあるなというふうに僕が思っていたところに、
今ちょうど本を読んでいたんですよ。
今読んでいた本というのが国境を越えるためのブックガイド50という本なんですね。
これが国際交流基金の職員の人が50冊の本を紹介しているという本なんですけど、
まだ全部読み終わってないんです。
今前半ぐらい読み終わったところなんですけど、
この本自体もすごく面白いんですけど、
この本に後藤愛さんという人が国際交流基金の就職の面接の前に書類出しますよね。
そこで外国人の友達が100人いますというふうに書いて、
面接までこぎつけたと。
そこで面接であなたにとって友達とは誰のことですかというふうに面接官に聞かれて、
自分の就職や引っ越しを共有したいと思う相手ですと苦し紛れに言ったと。
そういう部分があって、
それはその部分を書いている後藤さん本人にとってもまだ未熟な答えだったということが書いてあるんですけど、
それでその文章の一番最後にこの後藤さんが今思うこととして、
友人とは話を聞き理解してくれる人であり失敗を一緒に笑ってくれる人だという部分があるんですよ。
この本では友人というふうに書いてあるけど、
でもそれって実は人間と一緒に働いてくれる、
要するに人間とAIの違いとしてもこの定義というのはすごく役に立つというか、
はっきり線が引けるんじゃないかと思うんですよ。
もう一回言いますけど、
友人とは話を聞き理解してくれる人であり失敗を一緒に笑ってくれる人だですね。
要するにネタにできる。
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自分が失敗しちゃったことをネタにしてそれを共有したいと思うかどうかということなんですよ。
例えば僕自身も今これ本当にそうだなと思ったのは、
チャットGPTっていうこれは本当にヒンディ語の勉強とかですごくお世話になってますよ。
チャットGPTでこんな変な答えが出てきましたとか、
あるいはチャットGPTにお説教されてしまいましたみたいなことをTwitterにも投稿しますし、
それを実際に対面でご飯でも食べることがあればそういう時にもネタとしてしゃべると思うんですよ。
ちなみに最近は映画のセリフっぽくてものすごく熱い愛の告白の例文を3つくださいって言って、
3つ出てきたんですけどあんまり熱くないんですよ。
もっと熱いのをお願いしますって書いたらそういうのは良くないっていうチャットGPTからお説教されてしまったんですね。
こういうネタをここでしゃべってるのも僕が聞いてくれる人がみんな家族とか友達とかそういう人が聞いてくれるからここでしゃべるわけですよね。
それもTwitterに投稿したりするんですよ。
でもその逆のことがあるかっていうとない。
例えばTwitterでこんな面白いことを見ましたっていうことをチャットGPTに共有するかっていうとそんなことはまずないんですよね。
そこが本質的な人間とAIの違いじゃないかと思います。
SNSもそれは直接会うのとは違うけどTwitterの向こうにいるのはあるいはこの音声配信のスペースで聞いてくれているのは人間なわけですよ。
生身の人間。
そういう人にはこういうネタを共有したい。
こんな馬鹿なことをしちゃいました。
人工知能に説教されちゃいましたみたいなことを共有したいと思うんですけど、
その逆はないわけですよね。
自分の失敗したことを人工知能に共有したいと少なくとも僕は思わないんです。
多分この感覚っていうのは僕だけじゃなくて他にもそういう方はいらっしゃるんじゃないかなと結構本質的な違いなんじゃないかなと思うんですね。
人間としての日本語教師の強みももしかしたらここにあるんじゃないかと思うんですよ。
すみませんここから先はまだ全然固まった考えではないんですけど、
でも実は日本語教師というかすみません語学教師ですね。
僕もオンラインの英会話のプラットフォームとか使っていることもあるんですけど、
そこでこういうネタを共有したい相手というのが出てくるんですよ。
長く付き合っているとあの先生にはさっきのチャットGPTに説教された話とか、
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そういうのもあの人には共有したいなという人もいればあんまりそういう気持ちにならない人がいるんですね。
多分そこがAI時代に日本語教師としてあるいは語学教師として、
人間として生き残れるかどうかというところにかかってくるような気がします。
まだもちろんこれは全然検証も何もしてないんですけど、
そういうところに少なくとも、つまりこの間の日本語教師チャットでも、
人工知能によって全ての語学教師の職が奪われるとは思わないという人がほとんどで、
というか全て奪われるというふうに思っている人は誰もいなかったわけですね。
だけどやっぱりどういう人が奪われてどういう人が奪われないのかというところが、
そのときの僕にとってはまだ明確ではなかったんですけど、
このことを考えて安倍さんの投稿からそういう違いがすごく僕にとっては見えてきた、
そういう体験だったんですよ。
これもいつものパターンなんですけど、
ちょっとAIに聞いてみたんですね。
チャットGPTに聞いてみました。
チャットGPTと友達になることは可能だと思いますかというふうに聞いてみたんですけど、
これはもう正直ですよ。
答えはこんな感じです。
チャットGPTは人工知能による自動応答システムであり、
友達という関係性を持つことはできませんというふうに返事が来るわけですね。
その後でチャットGPTにさっきすごく面白いことがあったんだけど聞いてくれるというふうに質問したら、
もちろんですビックリマークお話を聞かせてくださいというふうに返事が来るんですけど、
でもその後で僕が面白いと思ったことを共有してそれに共感してくれるのって質問僕がしたんですね。
そしたらはいできる限り共感してお話を聞かせていただきます。
私には感情がないため共感という感情を持つことはできませんが、
できる限りあなたのお話に真摯に向き合って応答いたしますという感じに出てくるんですよね。
なのでこのあたりはチャットGPTさんもある程度は正直には話してますけど、
やっぱり僕自身もチャットGPTにそういうことは全然期待してないんですよね。
チャットGPTにくだらない質問して愛の告白の例文を3つくださいとか言ってるけど、
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それはチャットGPTと盛り上がりたいというふうに思ってるわけじゃなくて、
それをネタにしてツイッターで盛り上がりたいっていうね、
そういうのがあるからやってるわけなんですよ。
ツイッターっていう生身の人間がいるところでね。
だけど逆に僕がチャットGPTに期待しているのは、
例えばね辞書が引けないこととかがあるんですよ。
例えば活用とかしますよね、言葉っていうのは。
特に英語とかでも英語はそれほどでもないですけど、
フランス語とかの方は動詞がすごい何種類も活用しちゃって、
それがだから辞書の形がわかんないからそもそも辞書が引けないっていう、
そういう時があったりしますよね。
そういう時にこういうチャットGPTではこの単語を文法的に説明して、
この単語を文法的に説明してくださいっていうと、
その辞書の形はこれで、
第3人称の過去完了ですとか、
第3人称複数形の過去完了ですとか、
そういうふうに教えてくれたりするわけですね。
そういうところは全然人間よりも、
現時点ですらチャットGPTのほうがレベルが高いです。
しかも真夜中でもすぐに答えてくれる、5秒ぐらいでね。
そういうところでは人間の教師はもはや現時点ですでにかなわない、
人工知能にかなわないです。
だけどそのネタをシェアしたいとか、
それを話したいっていう、
そういう時にはこれはすごくやっぱり人間じゃなきゃそこはできないわけですね。
あるいは逆に人間、
本当にこれが安倍さんが言ってたことですけど、
人と人をつなぐことはできないっていうことですよね。
なので、例えばZoomで鼻筋とか、
そういう人と人をつなぐためのイベントを企画するとか、
そういうのも少なくとも今のチャットGPTには無理だと思います。
こういう交流会のアイデア出してとかね、
交流会でやる活動のアイデアを出してくださいとか、
そういうのをやるといっぱい出してくれますけど、
でもそこでチャットGPTが誰かに招待状を送るとか、
そういうのは現時点ではできないわけですよね。
そういうところがやっぱり語学教師のこれから生き残っていくべき方向、
人間である語学教師の生き残っていくべき方向なんじゃないかなというふうに思います。
それでは今日のムラスペはここまでにさせていただきたいと思います。
もし今いらっしゃるリスナーの皆さんも、
人間の強みを生かした授業をしていきたい、活動していきたいというふうに思う方は、
ハートのリアクションをいただければと思います。
それでは本日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
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今日のAIと人間の違いについて、
ハートバックいただいております。ありがとうございます。
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それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。