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2023-02-28 20:40

chatGPTは語学教師の敵か味方か

2023年2月25に行われた#日本語教師チャットのログをご紹介しながら、僕の考えを共有しました。

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今日お話ししたいのは、「チャットGPTは語学教師の敵か味方か?」というタイトルなんですね。
これを話そうと思ったのは、先週土曜日の日本語教師チャットで、まさにこれと同じタイトル。
チャットGPTは語学教師の敵か味方か? こういうタイトルで話をしたんですね。みんなで意見共有を行いました。
ではそれをのちょっとまとめみたいな感じで話をしてみたいんですけど、 ちょっと聞くだけ聞いてみましょうか。
チャットGPTをもう既に使っていらっしゃいましたら、ハートマーク、まだアカウントを作ってない場合は涙のマークでリアクションいただけますかね。
どうだろう。これも確か、いつだったかな。
ツイッターですね。ツイッターで1週間くらい前に、ツイッターの4つの選択肢でアンケートできるんですけど、
その時は半分ぐらいの人、半分より少し少ない感じの人がまだ作ってないというふうにおっしゃってましたね。
なので半分以上の人は、少なくともツイッターで、僕のフォロワーの方は限定ですけど、半分以上の方がチャットGPTのアカウントを作っているという感じだったようですね。
ここからはですね、トゥギャッターですね。トゥギャッターで土曜日の日本語教師チャットをまとめてあるんですけど、それを見ながらですね、皆さんのご意見をちょっとご紹介していきたいと思います。
最初は、第1問目はですね、自己紹介とそれからもう使ってますか、どのぐらい使ってますかっていう質問だったんで、ここはちょっと省いておきますけど、
2番目ですね、2番目の質問は、欧米の教育機関ではチャットGPTを既に禁止しているところもあると、それについてどう思いますかというのを聞いてみました。
中には、例えばまだサービスが始まって間もないので仕方ないと思いますとかですね、ある程度の規制は必要だと思いますという意見もありましたけど、
ほとんどの方は、禁止する必要はないという意見がほとんど多かったと思います。
その中でちょっとね、禁止してもどっちにしろ使うから無駄だというような意見がいくつかありました。
4人ぐらいいらっしゃったかな、だけどこれに関しては実は少なくとも検出することはかなり簡単です。
なぜかというと、例えばGoogleドキュメントで、前にも村瀬ペンでも話をしたことがあるんですけど、
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Googleドキュメントで最初の白紙の状態から全部の課題を文章を作ってくださいというふうに指示して、
それでその後で編集履歴も確認しますよということを言っておくと、
外部の例えばGoogle翻訳とかチャットGPTとかね、そういうところで作ってからそこにコピー&ペーストでバッと入れちゃったらすぐにバレます。
でかつ人間が文章を書くときはやっぱり何か書いてから間違ったところを直したりとかね、
そういう編集履歴全部Googleドキュメントとか、たぶんWordでもそういうのあったと思いますけど、
編集履歴を確認するとそこのところは確認できるので、禁止しようと思えばできないこともないとは僕は思っていますね。
ただこれは本質的な問題解決ではないので、やっぱり僕もですね、こういうのは禁止しないでもっと自由に使ってもらうべきではないかなというふうに思っています。
でね、なるほどと思ったのが一つあって、これねNangさんという人の発言だったんですけど、
AIを使わないで調べた経験があるとAIの嘘に騙されない能力もつくっていうのがあるんですね。
あのね、これね僕がこういう考え方、こういう視点はなかったので、なるほどというのはちょっと確かに思いました。
そういう意味では、AIを使わないで調べろという言い方にはちょっとメリットはあるかもしれないですね。
で、これ僕は個人的にはこういうふうに大学とかでチャットGPTの禁止をすることには反対で、むしろね、
こういう目的の文章を書くためにはどのようなプロンプトを入れればいいかというようなね、そういうスキルが必要とされるので、
その授業でもそういうことを教える必要があるんじゃないかと思います。
でももう中にはそのGPT、チャットGPTを必ず使わなければいけないというね、そういう教育機関もすでに現時点でね、すでに存在しているというのが、
マリボーさん、ヨーロッパの小国でというふうにおっしゃってますけど、ヨーロッパで教えてらっしゃる方ですけど、
マリボーさんの働いている、ここはAIと哲学というね、そういう授業だから、だからこそというのではあると思うんですけど、AIと哲学というそういう授業だからね、
でもそこではアサインメントにチャットGPTを必ず使わないといけないというね、そういう縛りもあると、そういう授業もすでに現時点で存在しているということですね。
3番目の質問ですね、この日本語教師チャット、先週土曜日の日本語教師チャットの3つ目の質問は、
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チャットGPTは語学教師の職を奪うと思いますか?という質問ですね。
これに対して、北さんがですね、チャットGPT本人に聞いてみたんですけど、そしたらチャットGPTはですね、奪いませんってはっきり返事をしてきた、というふうに北さんが画面を共有してくれていました。
ただね、質問によってもちょっと変わるんですけど、チャットGPTによって語学教師の雇用が減少する可能性はありますか?というふうに聞いたら、
その可能性はあるということは、僕が聞いたときのチャットGPTはその可能性はあるということは認めていましたね。
まあでもこれに関しては、人間の回答はほぼ皆さん一致していて、一部奪われるところはあるけど、だけど一部は残るというそういう意見でした。
例えば和音さんがこんなふうに書いています。可能性はゼロとは言い切れませんが、教師1から学びたいという人がいなくなることはないと思うので答えはいいえです。
こういう感じですね。
こういう感じで、人間には人間にしかできないことがあるから、だから完全に奪われることはない。
語学教師の職が完全に奪われることはないけど、でもやっぱり一部は奪われるんじゃないかという、そういう懸念も結構あります。
ここで、ちょっと皆さんのコメントの中でいくつかちょっと気になるところがあったんですね。
例えば、YouTubeとかアプリの方がよっぽど語学教師の職を奪うんじゃないかという、そういう意見があったんですけど、
ただね、僕が実際にヒンディ語をチャットGPTから教わっている経験からすると、YouTubeとかアプリとか教科書とか自動翻訳とかそういうものとはかなり圧倒的に違う部分があるんですよ。
それがね柔軟性だと思うんです、柔軟性。
YouTubeとかアプリっていうのは、YouTubeっていうのは少なくとも一方的に話すだけですよね。
なので、全く柔軟性がない。少なくともこちらの質問に答えてくれたりはしないわけです。
アプリとか、例えばデュオリンゴとかね、デュオリンゴも質問するコーナーがあるんですよ。
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デュオリンゴの方は、人間のコミュニティがあるんですよね。同じ言語を勉強している人同士のコミュニティがあって、それぞれの例文についていろんな人が話し合っている。
その中には自分が聞きたかった質問っていうのはある場合があるんですね。
だけどない場合もある。そういう時にもそこで質問することができて、運が良ければ何日かしたらその返事が返ってきて、その先輩が教えてくれるということはあります。
だけど、それには何日も時間がかかったりするんですけど、チャットGPTは本当に質問したらすぐその瞬間に教えてくれるというのが、
ここはですね、まったくYouTubeとかアプリとかとは次元が違う柔軟性があるというふうに僕は思っています。
例えばね、ある文のわからないところがあったので、こういう文章のここの部分を文法的に説明してくださいというふうにチャットGPTに僕が質問するとですね、
一部ヒンディ語の言葉とか例が入ってますけど、それをそのまま読んでみますけど、
ちなみに、ほうがや、ほうな、それがヒンディ語なんですけど、それ入りなんですが、チャットGPTの返事をそのまま読み上げてみます。
僕の質問は、かむかたむほうがやのほうがやを文法的に説明してくださいという、そういう僕の質問だったんですね、プロンプトだったんですね。
それに対してチャットGPTがこんなふうに答えています。
ほうがやは官僚を表す助動詞、ほうなの過去分、過去官僚形です。
過去官僚形は、てしまった、てしたところだったといった意味を表します。
この文でいうと、かむかたむほうがやは仕事が終わってしまったという意味になります。
でね、これに対して、助動詞だ、ほうなが助動詞だというのは、僕はちょっとあんまり認識しなかった。
動詞の一つだと思っていたので、分類としてはね。
それについて僕が、ほうなは助動詞なんですか?というふうに質問したんですね。
そうすると、その次にこんなふうに返事をしてきました。
はい、ほうなはヒンディ語の助動詞の一つです。
通常、ほかの動詞と一緒に使われ、動詞の活用形によって変化します。
また、ほうなは英語のB動詞に相当する場合があります。
例えば、めくしふんは私は幸せですという意味で、ふんはB動詞の一つです。
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はい、というふうに返事が返ってくるんですね。
なので、こういうのは今までのアプリとか、YouTubeとかね、
DeepLみたいな自動翻訳とか、そういうものとは全く次元が違う。
本当に次元の違う柔軟性を持っているというふうに言っていいと思います。
で、その柔軟性とか、あるいは多様なニーズに一人一人に対応できるというのが
人間の役割の一つというふうに思われているわけですね。
あくまでもそれが人間の役割のすべてではないですけど、
人間の役割の一つだったと思われていると思うんですけど、
そこの部分はもう現時点の人工知能、ChatGPTにもう奪われてしまうと思います。
で、確かキタさんがChatGPT本人に、本人というのは人間じゃないからね、
ChatGPT自身に質問してたね。
ChatGPTによって語学表紙の職は奪われますか?という質問をしてChatGPTが答えていた。
その中に、人間の役割はね、その多様なニーズ、学習者一人一人の多様なニーズに柔軟に答えることができるけど、
ChatGPTにはそれができないから、人間の雇用は奪われないはずだというふうにChatGPTは答えていたんですけど、
僕はこれは嘘だと思います。
これ絶対嘘。
だってね、その学習者一人一人の多様なニーズに対応できるなんていうのは、
人間にもある程度はできますけど、
もうはっきり言って、そのもう何百倍も何千倍もChatGPTはそれができます。
例えばね、僕も今ヒンディ語ChatGPTで勉強してますけど、
例えば、バーフバリのストーリーをとても簡単なヒンディ語で書いてくださいとかね、
そういうふうな、自分が興味があってこういう内容なら読める。
しかもこのレベルなら読めるとかね。
そういうものを人間の教師だってできますよ。
もしバーフバリのストーリーを知っている人間の教師だったらそれはできると思いますけど、
まずバーフバリ見てなかったらそれはできないし、
あと量的に効率の問題で、
例えば10人とかヒンディ語の学習者を抱えている人間の教師がそんなことをできるかって言ったらまず無理ですよね。
しかも時間的に、僕がバーフバリのストーリーをとても簡単なヒンディ語でお願いしますって言ったら、
本当に5秒くらいで返ってくるわけですよ。
それをクラスの全員に対してやるなんてことは人間には絶対無理です。
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なので、学習者一人一人の多様なニーズに対応できるのは人間だけっていう、
だからChatGPTに人間の職が奪われるってことはないと思います。
そういう奪われることがないっていう、その主張はもうかなり基本的なところで間違いだと僕は思っています。
あともう一個だけ最後に、最後4番目の質問は教師の役割は変化するかっていうことですね。
このChatGPTの出現によって人間の語学教師の役割は変化するかっていうことなんですけど、
これに関してはキーワードが一つありました。
これファシリテーションですね。
今ここにいらっしゃるリスナーの方の中の一人もこの言葉を使っていらっしゃいましたけど、
やっぱり人間の教師の役割としてはファシリテーションとしてこれは残るというのがありましたね。
あともう一つ僕があんまり考えてなかったアイデアとしては、台湾の阿部君彦さんがおっしゃってたんですけど、
人と人をつなぐ役割はなかなかAIには難しいというのが阿部さんがおっしゃってました。
これは実際確かに少なくとも今のChatGPTは無理ですね。
だけどなんでかというと、これが2021年までのデータしか持ってないんですよねチャットGPTはね。
だから例えばツイッターとかで今こういうことに興味を持っている人を探すとかそういうのは無理ですね少なくともね。
これは言い換えるとソーシャルキャピタルって言いますね社会資本。
そういうものを今の現時点のChatGPTでは持ってないということが言えると思います。
だけどこれがGoogleが2月中にGoogleバードっていうのを出す一般ユーザーも使えるようにするって言っていたので、
もしかしたら今日中にも出るのかもしれませんけど、そちらの方はリアルタイムの情報でアップデートしていくんですよね。
なので例えばツイッターでねこういうことに興味を持っていて
ユーザーの数が何人以上のそういう人を探してくださいとか言ったらGoogleバードの方だったら対応できる可能性があります。
そういう意味では相手に接触した時にGoogleバードに紹介されてきましたっていうのと、
それと例えば村上さんに紹介されて今メッセージを送ってるんですけどっていうのでは全然相手に対する意味合いが違いますよね。
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そういう意味ではここでおっしゃってる安倍さんがおっしゃってるね人と人をつなぐ役割はなかなかAIには難しいっていう。
これはAIがどれだけ進化してもそれは安倍さんのおっしゃる通りそういう人と人をつなぐ役割っていうのはなかなかAIには難しできないのかもしれないなというふうに思っています。
この後その5つ目の質問がですねこの日本語教師チャットねこれはすごいと思ったチャットGPTのプロンプト。
プロンプトっていうのはその反応を引き出すための質問とか指示なんですけど、
それがあったら共有してくださいというねこれもねなかなか面白いいろんなアイデアをいただきましたがこれに関してはですね
3月3日の日本時間18時からZoomでハナキン0303ねこの乾杯の音頭の時に実際に僕がですねデモンストレーションとしていくつかやってみたいと思いますので
ぜひ興味のある方はご参加ください。
このデモンストレーションの主な対象はですね、語学関係者別に日本語じゃなくてもいいので英語でもいいですけどあるいはその翻訳している人とかでもいいんですけど
まだアカウントを持ってないそのぐらいのレベルの人にですね本当に初めて初めて見る
チャットGPTの画面みたいなそういう感じでちょっとご紹介してみたいと思います。まあ僕もねそんな専門家ではないので
僕の使い方とかあるいはこの日本語教師チャットで皆さんにアイディアを出してもらったそういう使い方をちょっと実際にその画面、僕の画面を共有しながら
皆さんにお見せするというねそういうことを考えています。はいえっとそれではですね
本日のムラスペもここまでにさせていただきたいと思います。 リスナーの皆さんもですねもしチャットGPTこれからも使ってみたいというふうに思いましたら
あるいは使ってない人は使い始めてみたい それからもう既に使っている人はもっと使い方の幅を広げてみたいというふうにね
そういうふうに思った方もしいらっしゃいましたらハートのリアクションをいただければと思います。 はいそれでは本日もムラスペにご参加くださいましてありがとうございました
今日のねこのチャットGPTは語学教師の敵か味方かっていうね こういう僕のあの音声配信につきましてご感想とかコメントがありましたらぜひ
ムラスペのハッシュタグ付きでご共有ください あハートマークは皆さんありがとうございますはいそれでは本日も良い1日をお過ごしください
そして冒険は続きます
20:40

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