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2025-04-10 40:07

【大久保伸隆・後編】なぜ上場企業副社長を退任し、まちづくり?創業に至る11年間の軌跡(株式会社ミナデイン・代表取締役)

▼本日のゲスト

株式会社ミナデイン代表取締役/元エー・ピーカンパニー(塚田農場)副社長/烏森百薬・里山transit・烏森珈琲・新橋らんたん・STAND BY Mi・烏森絶メシ食堂オーナーなど。大手不動産会社に就職した後飲食業へ。エー・ピーカンパニーで11年勤務。カリスマ副社長として、マスコミにも度々取り上げられる。2018年6月、副社長を退任し、同年7月、株式会社ミナデインを設立する。


 

サマリー

このエピソードでは、元APカンパニー副社長の大久保伸隆さんが飲食業界を離れ、地域社会に貢献するために創業を決意した経緯について語ります。彼は教育哲学やコミュニケーションの重要性に気付いた結果、地域の個人店を支える道を選んでいます。また、大久保さんが副社長職を退任し、まちづくりに取り組む理由や、飲食業としての独立の経緯についても話しています。彼はセレクトショップ形式の飲食店を設立する際、ユニークな価値を提供することに挑戦し続けています。大久保さんの姿勢は、地域の食文化を中心としたまちづくりに取り組む姿勢が強調されています。彼の理念は、家庭では失われつつある人と人との繋がりを取り戻すことであり、飲食業界全体の底上げを目指しています。大久保さんの経営スタイルは、ビジネスの数字だけでなく、面白さを重視したアプローチが特徴的です。

大久保の背景
始まりました、むにむに。この番組は、40歳を超えてNPOに関わり始めた順人、20代のポッドキャストプロデューサーのひとしが、
社会課題解決に取り組む方々から、誰も取りこぼさない社会を作るためのヒントを学ぶポッドキャスト番組です。
認定NPO法人、全国子供食堂支援センター、むすびえさんの提供でお送りします。
よろしくお願いします。
前半どうでしたか?ミナデインの大久保さん。
いや、すごいよ。毎回さあ、すごいゲストが来るよね、この番組。
すごいですよね。
あと、こうね、インタビュー記事とかね、テレビ番組とかに取り上げられてらっしゃる方なんだけど、
それの読んでる印象とまた全然違うんだよね。お会いしてみると。
前半、町づくり、店舗づくりみたいなことが僕の中で強いのかなと思ってたら、
メンバーの育成とか、どう人とコミュニケーションをとるかって、そこの教育哲学のところがめちゃくちゃ強い方なんだなっていうのが理解できました。
じゃあ後半、あれですね、これまでのなんでそういう教育哲学や飲食店のビジネスモデルに至ったのかっていう背景を聞いていきたいと思います。
はい、ということで後編をやっていきたいと思うんですけど、
あれですね、やっぱりもう僕はAPカンパニーの副社長をやってたって聞いてたんで、かなりゴリゴリの資本主義の真ん中にいる方なのかなと思ってたら、
若干アンチの側面も見えて、今に至ってる背景気になるなって思ってるところです。
もともとは最初大学卒業して社会人になっては何をされてたんですか?
不動産?
ずっと飲食やりたいなって、アルバイトして2年間ですよね、やられた時に、もう決意はされていった?
そうですね、将来独立飲食店でしたいなっていう決意はあったんですけどね。
けど。
一般的な人、一般的な人間として、大学に久々に行ったらみんな就職活動してたんで、その流れによって一社目に受かったところに入社しちゃって。
そんなあれなんだ。でも当然就職先としても、それこそ直接APカンパニーさんに行くとか、飲食店さんで上場されてるところ、目指してるところとかもいっぱいあるじゃないですか、そういうふうには選ばなかったんですね。
でもやっぱり飲食店、僕のアルバイト先の先輩が飲食店だけじゃなくて他の授業もやってた人で、その人の視点が面白かったんですよね。
やっぱり飲食店を客観的に見るというか、他の業界と比べてみる視点というか、そういうことは大事だなと思ったし。
飲食で成功したいんだけど、飲食以外でも業績残して自信をつけたいなっていうのもあったし、大学行った手前みたいな、親へのちょこちょこずらけそういう気持ちもありましたし、そんな感じで普通に就職したと。
何年くらい何をやってたんですか。
飲食業界での経験
一年間だけなんですけど、阿藤さんは。建築の営業だったんですよ、賃貸マンションの。なので事主さんを自転車で訪問営業するっていう。
そこから1年後にもうAPカンパニーですか。それは新卒だから2年目くらい。
第二新卒、そしてAPカンパニーですね。
で、11年。
11年。
11年で副社長になれるものなんですよ。
そうですよね。
やっぱりそれは偶然ですよ。
何人くらいの時期だったんですか、会社の人数的には。
何人とか覚えてないですけど、10店舗くらいだったと思います、当時、APカンパニーが。
塚田農場とか。
まだなかった。
まだなかったんですね。
関係ないですけど、僕も最初、塚田農場さんの飲食店のイメージだったんですけど、
毎週新幹線で出張行くんですけど、必ず僕、塚田農場さんのお弁当。
お弁当美味しいっすよね。
美味しいっすね。
美味しい。
もうね、毎週なんで、品川から乗るんですけど、全部比べるんですよ。全部比べるんですけど、敵わない。
そうなんです。
あれに敵わないと思って。
米美味しいっすよね。
全部美味しいっす。あの鮭と昆布とかもう完璧じゃないかと。この値段でいけるのかと。もう全然わからんすよ。
あのお弁当は僕も、わざわざたまに途中で降りて買いました。美味しくて。
そっから11年の間で、三名田園を創業しようと思ったのに、大きな影響があったなっていう出来事って何かありますか?
やっぱり塚田農場が当時辞めるときで150店舗弱あったと思うんですよ。
10倍ぐらいに弱大されたんですね、その間。
で、その時に全国を回っていく中で出張して、駅前とかっていうのはだいたいチェーン店が入ってるわけで、新鮮味みたいなのが結構ないわけですよね。
出張でちょっとワクワクしていったのに、結局町場の個人店に食べに行くわけですよ。
自分はチェーン店を出してるんだけど、チェーン店じゃないとこに食べに行くっていうのを考えたときに、高齢化も進むし、こういうお店がたくさん閉店していくんだろうなと。
だからさっきアンチっておっしゃってましたけど、チェーン店アンチではないんですよ。チェーン店は機能としてとか住民の人が求めてるからそこにあるんで、必要だと思うんですね。
だけど僕はこういうチェーン店でやることじゃないことを目指して、個人店を残すとか、自分自身が個人店を出すとかっていうことをやっていきたいなっていうのを徐々に思い出したという感じがきっかけですね。
ドラスティックなきっかけというよりも。 徐々に徐々に。
徐々に徐々に自分の価値観が滲み出てきたみたいな感じ。
ちょっと戻ると第二人卒で、20、20だっけ? 23って行かれてから、どんなふうにお仕事の編成ってあるんですか。
イメージだとまずは現場、店舗の方に行って、店長みたいな感じになれるように。
そこから人の特性によっては本部でマーケティングしたりとか、店舗開発したりとかっていうのがだんだん移動していくものというイメージなんですけど。
どういうキャリアだったんですか?
普通にホール社員として配属され、 そうですよね、最初やっぱ行くんですよね。
普通にそこから店長、エリアマネージャー、部長、取締役、業務副社長みたいな感じで。
すみません、どうやったら出世ですか?
現場からマネージャーが結構ハードルがありそうな気もしますよね。
僕は現場が大好きだったんで、本当に店長、業務が大好きだったんですよ。
なのでエリアマネージャーとかになっても、必ず自分のテンポは店長として持って、そこでいろんな戦略戦術を試し、うまくいったら横、自分のエリアに展開する。
で、その時にちゃんと、ただやれっていうんじゃなくて、研修をして、目的を伝えて、ロールプレイングして落とし込むみたいなのをやってて、
それがエリアだけじゃなくて事業部に広がり、全社に広がりってなってたっていう感じなんですよ。
え、でも皆さんがそういうわけじゃないんですよね。エリアマネージャーになったら現場はもう離れますよっていうのが一般的ですよね。
でも僕らの会社は僕の影響もあってか、割と現場にちゃんと入るマネージャーが多かったですね。
今はちょっとわからないですよ、もう辞めて6年以上経つんで。
じゃあそこで自分の現場を持ちながら、自分の権限で色々試していって、で上手くいったものを他のチェーンにも活かす。
本社採用みたいな感じで、どんどんそれで売り上げを伸ばしていくような企画をどんどん出していったってことなんですか。改善を出していったってことですか。
まだやっぱりその売上げ上げていく販売促進のシステムだったり、それを落とし込む教育面だったり、あとは単純にシンプルに販売面、営業ですよね。
現場でどういう接客をするべきかみたいなところ、この大きく3つを店長の時に試してたっていう感じですね。
創業への道
言うは安しですけど、それどこかで習ってきてるわけじゃないんですよね。
でも当時やっぱり居酒屋甲子園さんとかの朝礼を参考にしたりっていう、いわゆる他社の勉強みたいなのも、いわゆる業界の勉強もしっかりしたし、
販売促進で言うと、じゃあ例えば航空系のマイルの勉強をするとか、ポイント系のとか、いろいろなジャンルでちゃんと勉強してた感じ。
それは会社としてそういう機能があるんですか、個人で。
個人で勝手に、いい店を作るためにはどうすればいいかっていうことだけを考えて勉強してた感じ。
その時にいい店を作ろうっていうモチベーションはどこから湧いてたんですか。
いや本当ですよね。まあでもやっぱり思い返すと、楽しく働いてほしいなとか、お客様に感動しほしいなみたいな、
僕らはCISイコールEISって呼んでたんですけど、顧客感動満足と従業員感動満足がイコールになるような状態をめちゃくちゃ目指してて、
それなんでいい店を作りたいのかっていうところは、アルバイトの時のお店がすごく良かったし、
自分自身があの体験をしたいというよりも、あの体験をスタッフにさせたいみたいな。
要はそのアルバイトを通していい社会人になってほしい。
僕はそこで仕事が好きになったし、大学生のアルバイト時代に、そういう初体験を生み出したいなみたいなのはあったかもしれないですね。
現体験がめちゃくちゃ大きいんですね。 めちゃくちゃ大きいですね。
なんか来てるお客さんにこういう喜んでほしいだけじゃなくて、働いてるメンバーにあの時の自分みたいな体験してほしいって結構レアというか、
もう一個メタ視点じゃないですか。だからこうマネジメント層とか福井社長までマッチしてたみたいなのあるんですか。
いいお店を作るために、やっぱりお客さんもお客様ですし、スタッフもお客様として捉えてた感じですよね。
楽しく働いてもらうお客様みたいなことで、それでもそうですよね。
例えばお家帰って家族に仕事のこと話すだろうし、友達にも話すわけじゃないですか。
その口コミって最も信頼の高い口コミなわけなんで、それを狙ってとかじゃないですけど、でもそういう感覚ですね。
上というより上司の目を全く気にしないタイプで、割と下を見てというか、階層的な部下を見て仕事をするタイプではありますね。
だからそういうチェーンの会社にいても、出世しようと思ってやってたわけではなく、目の前のお店、お客さん、メンバーを幸せにしたいが、たまたまそうなっていった。
一生店長やってたいと思ってましたからね、当時は。楽しくて。
どんどんキャリア上がっていくのはちょっと複雑な気持ちなんですか?
そう、この仲間から、このお店から離れるのは最初は寂しかったですけどね。
それは納得度は増していったんですか?
そうですね、別の楽しみをちゃんと会社全体で、いわゆる現場の戦術面から大きな戦略面を考えるようになるわけですよね。
またそれで別の違った楽しみを見つけたっていう感じですね。
でももうあれですよね、なんでみなでんを創業したのかやっぱり気になってて、
じわじわとそういうチェーンじゃない部分も自分作っていきたいなと思っても、
大きなきっかけがないと、よしじゃあ自分で創業しようってなりにくいのかなと思って、きっかけはあったんですか?
そのAPカンパニーは飲食店と思いきや、いわゆる加工場もやってるし、
養鶏もやって、いわゆる1次2次3次産業の6次産業のパイオニア的な感じだったんですよ。
でそれを見た時に飲食だけじゃない業界とか飲食だけじゃない産業と関わってるからこれだけ大きな価値を残せるんだなって思ったんですよ。
だからやっぱり飲食店だけやってても限界がある。例えば人を健康にしたいと思ったら食事だけじゃ無理じゃないですか。
睡眠運動医療とかっていうソフト面サービス面と、もちろん水インフラとか建物もなきゃダメだから、
大久保氏の独立の動機
いわゆるいろんな会社と協業とかいろんな業界といろんな産業と協業することが長期的な大きな価値に繋がるんだなって思って、
その大きな価値の剥く先がAPカンパニーとちょっと違ったっていうことなんですよ。
どのような違いですか?
いわゆる街に個性をとか、人間見あふれる社会とか、いわゆるワンブランドを横展開して生産者を潤わせるっていうこと、当時はそうだったんですよ。今は違うとは思うんですけど。
なんでその、と言うのとあとは自分の力でやってみたいってのがあります。
なるほど。で、1店舗目が新橋の。
その1店舗目の戦略とか相当こう気合い入りますよね。失敗しづらい時代から。
本当ですよね。
長城京の副社長が1店舗目外したっていうのはちょっと良くないプレッシャーはありましたよね。
あの1店舗目はどういう設計でプロデュースされたんですか?
えーと、当時独立した時に料理人がいなかったんですよ。
それだけのコネクションとかリソースがある会社にいらして、そこまでめどつけて始めるわけじゃないんですね。
まあ強引に引き抜きもできないし、だし物件が思ったより早く見つかったっていうのもあって。
ずっとあれですよね、元フランス料理屋さんかなんかのたまたま何かで決まらなかった場所が
偶然ご縁があって入れるようになって、でもまあやっぱりいい物件だったので早く出したいなって思ってたんですよね。
で、その時にじゃあ料理が僕は一切できないんですけど、それでもお客様に価値を提供すると考えた時に、
僕全国的に出張に行ってて、いろんな物を食べた経験が人よりあるので、いわゆるこれをセレクトするとか紹介すればお客様の価値になるはずだと。
で、周りの業界だったらDJが音楽に空いて、アパレルには普通にセレクトショップがあるから、そのセレクトを編集ということに価値が他の業界ではあるわけですよね。
なんでこれを飲食で体現しても価値になるんじゃないかと思って、食のセレクトショップってコンセプトで独立したっていう感じですね。
だからこういろんなとこから取り寄せたものをその場で唐揚げだとあげるだけとか。
そうですね。だから日本一の唐揚げを一定時間あげればアルバイトさんが日本一の唐揚げができるっていう設計にしたってことね。
僕でも不思議なのが、APカンパニーさんでそこまで登り詰めて11年やってこられて、その価値パターンをそのまま、同じ業界じゃないですか。
この価値パターン持ってるから独立しても成功できるよって言って、やってるのかなと思ったら、最初から全然違くないですか?
全然違いますよね。
僕ノウハウをそのままやったら成功するよって言って、出資だけ自分で持ってやればうまくいくでしょそれはと思うんですけど、全然違うことやってません?
そうですね。やっぱり違うことをやるために独立したっていうのもやっぱりありますからね。
飲食店の設立と戦略
うまくいくからやってるわけじゃなくて、挑戦したいと。
そういうことですね。
それこそ1店舗目でその未知のものに、これでいこうって思えたのがすごいなって。
そうですね。でも完成品を買うっていうことは仕込みを軽減することなんで、発注がLINEで終わるわけですよ。
だからスタッフのローム環境の改善につながるっていう福寿的な目論みもあったし、なんかこう空間設計で小さなお皿で美味しく見えないといけないな、大盛りは出せないんで。
セレクトしてる、いわゆる買ってるんで、人件費は相手側についてるわけですよね。
その分手待ちが乗るんで、ちゃんと小さなお皿でもおしゃれな空間設計にするとかね、カウンターの奥行きの長さとか、そういう小技みたいなのをめちゃくちゃやってますよ。
いやでも、今だから成功パターンみたいにおっしゃってますけど、後付けですよね。
まあそういうことですね。
最初にいい店、たまたまあったから、早くやんなきゃって言って、でも後からこうやって組み立てて、うまくいかせてるっていうことですかね。
ですし、キッチンの社員はいなかったんですけど、ホールスタッフは抜群だったんですよ。
お酒だけでも絶対最悪なんとかなるとは思ってましたけどね。
私このスタンスだと、普通に別に1店舗目どうなっても成功するまで何店舗も試して、そうですね。
だから、奥歩さんってやっぱ真の経営者なんですね。
なんですかね。
うまくいくからやるんじゃなくて、自分がやったらうまくいかせるっていうことができる実感がもうありましたか、当時から。
1店舗とかだったら絶対できると思ってましたね、正直言うと。
じゃあ要は最初のそのプランですよね。もしうまくいかなくても、また次の作でやればいいと。
うまくいくまでやればいいと。で、必ずそれができるっていうのはやっぱりありました。
それもありましたね。
それどうやったら身につくんですか。
でも身につくというより。
さすがに社会人で一番最初に飲食業界飛び込んだときは、そうではなかったんですよね。同じですか?
まあ経営面はやっぱり全然違いますよね。運営面がしっかりしてれば1店舗うまくいくっていう感覚はやっぱり1店舗目から思ったんですよね。
じゃあ現場をやっぱりちゃんと知っていて、そこに愛があれば1個はマンパワーでなんとかなると。
そうですそうですそうです。
最初からそれはあった。
でもその1個踏み出すか踏み出さないかって実力があるないというよりもメンタルですよ。
メンタルですよね。なんかノウハウ全く使ってないじゃんと思って。
そうそう。いけるかいけないかとか覚悟とかもそんな。
資金力ってわけでもなさそうななんかあれですよね。
そんなお金なかったんで。
思いとメンタルと覚悟。
そんなそういう抽象的なオチ。
情報を知れば知るほど現実それじゃ難しいよねとか出てくるじゃないですか。
多分副社長までエピソード3倍でやってたら、いかにちゃんとロジック積み上げて売り上げ予測立てなきゃいけないとか
自分にもやっちゃいそうだなと思うんですけどね。
その業界に詳しくなればなるほど、セレクトショップ形式でやってる店で成功してる見たことないよと。
一番わかってるわけじゃないですか。
だからうまくいくのかなって、なんか調べたり計算したりしちゃうと
やめとけよとかなるようなプランだったりする気もするんですけど。
それで言うとね、面白いなっていうのが上回ってた気がしますね。
これ面白いじゃんみたいな。
このないから面白いっていうか。
だから居酒屋として食のセレクトショップって言うと、言葉だけは一人で書きちゃうとよくわかんないけど
ちゃんと美味しいもの揃えてたし、接客もいいんで。
なんかこれはもうコンセプトが面白いし、接客もある程度できるし、まあ大丈夫でしょうね。
そういうふうに踏ん切るんですけど、当然身内だったり近くの人からもなんかは言われますよね。
そのプランで本当に大丈夫なのとか、一緒についてこられた奥さんとかもどんな反応だったんですか?
いやいやもう意見聞かないです。
聞かないんですか。これで行くぞと。
これで行くんで。
でも途中で本当大丈夫とか言われるんですか?
絶対親とかも言わないですね。
相談そもそもしないですし、決まってから言うんで。
じゃあそれだけやっぱり自分の短歴があるんですね。
もう面白いから行けると思ったら、人の意見を聞くのも忘れるぐらいの感じですね。
それを面白さを実現するために、そこから考えるっていう感じですか、数字とかは。
なるほど。
そういう人なんですね。
そういう人なのかもしれないですね。今聞かれて気づきましたけど。
近くの人からは別に頑固者だと言われてるわけでもなく、
ないですね。
あなたは自分で決めて、その通りにやる人だよねという評価ですか、奥様とかは。
どうなんですか、面白い人だなぐらいじゃないですかね。
あんた面白いことどんどんやるわねと。
よく思いつくねぐらいは言われますけどね。
そこがやっぱり軸なんですね。
なんでそんな次から次に新しいアイデア思いつかれるんだろうと思ってたんですけど、
そこの面白いことやってみようっていうのがすごく強いですね。
遊び心はすごく大事にしてますよね。
じゃないとこんな名前しませんよね。
そうそうゲームじゃないですか。
ちゃんと表現されてますね。
ゲームだと。会社系もゲームって思ってます。
どうやっていきなりメディアに出すんですか。
いや、インフォに取材が。
取材いいですかっていうメールが。
それがノウハウじゃないですか。
ノウハウじゃない。
ノーってやってた時の、知り合いが、ディレクターがいるからとか、
以前の貸し借りみたいなんで、独立したからやってよみたいなことじゃないんですか。
こっちからお願いすることはないです。
ただ、全職でお世話になった方に取材されるってことは多いですよ。
その繋がりはやっぱりありますけど、でも、もちろんメディアさんも変わったことというか、
新しいこととかは探してるわけなので、やっぱり普通と違うっていうところが、
きっかかるポイントなのかなと思いますね。
それもじゃあ結果論ですか。
自分が面白いなと思う独自のことやってたら、ついてくるって。
そうですね。
そしたら取り上げられるかっていう視点じゃないですよね。
全然視点じゃない。
それはもうあくまでスタッフが楽しいか、お客様が感動するかっていうのが軸なんで、
あんまりメディアに出ることファーストではないです。
社会的視点と今後の展望
結果出たら嬉しいですけど。
岡本さんとお話ししてると、現体験がやっぱり職だから一番大事にされてる。
で、確かに聞いてると象徴的なシーンだと思うんですね。
他人が腹を割ってとか笑顔でとか一緒に楽しむみたいなところって、
確かそれ以上の場所ってあんまりないかもなみたいに思うんですけど、
でも逆に職じゃなくても何でもできちゃう人だなと思って聞いてたんですけど、
他の可能性ってあるんですか?いずれ飲食じゃないところで、
それこそ街作りだったりとか、座地方活性みたいなことだったりとか、
プロデューサー、コンサル、デザイン会社みたいな感じのこととかもできちゃうんだろうなと思って聞いてたんですけど。
そうですね。やっぱり職が好きなので職抽選では行きたいなと思いつつ、
今もどんどんデベさんから街のエリア開発の相談とか、
職だけじゃない多面的なポジションでご依頼いただくみたいなことは多いんで、
そういうのをやっていきたいと思いますし、でも軸としては確かにおっしゃる通り職だ、
職とよりも割と人間味みたいなことの方が大きいと思うので、
ただもう一個僕がやりたいなと思ってるのは、1%の非日常じゃなくて99%の日常を変えるべきだっていうのがあるので、
高単価はやらないとかそういう軸はあります。
氷とかはね、やっぱり日常なんであり得るかもしれないし。
なるほどね。だからプレイヤーがなんかいらっしゃらない領域だなと思って、
この高単価浮遊僧向け非日常づくりだったら、なんかそういうことをやってらっしゃるところなんかあるなと思うんですけど、
確かにとか、市民も大事にしてるというか。
まちづくりの新しいアプローチ
そうだから高級旅館はやらないけど、なんか一階に立ちのみ屋が住んでるゲストハウスとかだったらありかもなとか、そういう感じですね。
あんま割が良さそうじゃないあれですもんね、どっちかといえば。でもそういう人たちを喜ばせたい。
国内においては。
国内においては。
国外でもしやるとしたら、わからないですけどね。
そっか、海外とかがあるんですね。
確かに。海外でやるとしたらもう日本のもの持っていくだけで、向こうからしたら非日常ですもんね。
そうですね。
そもそも。だからそこは設計がまた変わってきて。
スパンとは別の、たぶんとはいえそんなに甘くないと思うんで、考えますけどね。海外はやってみたいなと思いますね。
でも今こそ食を中心にした人と人の繋がりに際いて、価値がどんどん増してる気がしてるんですよ。
要は家庭でなかなかできなくなってきちゃってるなというか、極端な例ですけど、家族でご飯食べてもみんな自分のスマホを見ながらだったりとか。
昔はね、テレビ見ながら同じ話題で食べれたりとか、食事の時は食事をして断乱しましょうよとかがあったのが、だんだんこういわゆる固食になってきていて、
そもそもずっとそれで育ってるような世代が出てきていて、でも家でそれをなんとか、親がやろうと思っても難しいですもんね。
これは断乱の時間なんだぞ、鍋は囲むって言うんだぞみたいな。
うるさいよって言う。 だからこそ外じゃなきゃできないのかなと思いながら、
でもなんかさっきのシェアハウスとかっていう話とかだったら、日常にそれを取り戻してほしいなって聞いてて。
それも人に求めるなよなんだけど、家庭の食のシーンをプロデュースしたらどうなんだろう、くおさんがと思って。
でも確かにおっしゃる通りリアルな友人の価値みたいなのは大切ですよね。
上がってるっていうか大切さに改めて気づかされるなあと思いますよね。
給料と選択肢の増加
今日暇だったら連絡できる友達とか、飲食店も予約していくんじゃなくて、
友達と歩いてフラッと入っていい店見つけた感動とかって予定調和にはないじゃないですか。
そういう偶然の起こる確率をどう高めるかみたいなことは結構興味があるんですよ。
難しい。 偶然たまたま友人とすれ違った驚きとか、
いいお店を探すとか、いろんな偶然がつながってプロジェクトが進むとか、
接客してても偶然の共通点を探すとか、そういう予定調和にはないことみたいなことを人生にたくさん治療される。
真鶴子さんの店舗出す企画とかスタンス自体がそうですしね。
そう、偶然物件が出てきて、偶然そういうコンセプトもついて、その子に偶然社員が入ってきて、みたいなことですよね。
じゃあ、みなでんさんの今後、将来的な事業計画みたいなのも、数字で3年後10年後、計算してますよというよりは割と偶然を大事にしながら。
まあでもこれぐらいに大きくしないとスタッフの給料を上げれないなとかっていうのはあるんで、ある程度の計画はあります。
で、何か上場も視野に入れてとかもあるんですか?
いやー、上場とか今のところ考えてないですね。いつでもできるような感じにはしたいとは思ってます。
調達する必要があれば、みたいなことですか。
当面はじゃあちょっとそこら辺で、もうちょっとこう水準を上げていくみたいなことを、数字的には。
そう、めちゃくちゃ給料高い会社みたいな。
それどのくらいなんですか?
いやー、わかんないですけど、世帯年収の平均もちょっとわかってないんですけど、まあいわゆる一般的な給料だと思うんですけど、
なんか僕はその世帯、今の日本だったら世帯年収で1500万を目指させたいとは思ってます。
なんか理由があるんですか?
なんとなく1000万だとなんか少ないというか、なんかこう一段上がった楽しみみたいなのを経験させてみたい。
で、結果それで別に普通の生活っていうか別に平均年収でも幸せな人もいるし、やっぱある程度お金ないとダメな人もいるから、
なんかこう選択肢を増やすという意味、従業員の選択肢を増やすという意味で1500万。
で、それには海外しかないかなと思って。
そうなんですね。
そういう考え方ですね。
で、それのモデルみたいなのができれば外食業界全体につながっていけばいいかなと思ってて。
何なんですか?市民の味方なんですか?なんかこう、庶民の味方っていう気持ちが強いんですか?
関わった人の味方。あんまり社会を変えようとかはないんですけど、結果こう身近な人から行こうぜみたいな、そういう感覚なんですよね。
なんかこれだけアイデアマンだし、なんかやっぱ富裕層向けの高付加価値なやつをやった方が楽そうだなって思うんですけど、そうじゃないんだながさっきから。
そうですね。
職人さんとか素晴らしいんですけど、全員満遍なく上げたいんですよ。
底上げを。
教育哲学の重要性
底上げをしたい。それは別にすぐじゃなくても良くて、みんなが適正な努力をして、会社も適正な成長をしたら得れるぐらいの感じで。
目的じゃないんで別にその1500万が。
それは大久保さんがトップでいたらどんどんそうなっていくのはすごくわかったんですけど、なんかこう人を育てて経営者にしていくみたいなことも考えてらっしゃるんですか?
そうですね。
どうやってるんですか?
独立ですか?飲食店として独立する?
はい。基本的には多分グループ会社として独立する人間が増えると思うんですね。資本関係を結んだ。
で、独立の形だったり、一番ライトなのだったら一定規模さえいけば新米給与制度を変えるとかっていうのでも反独立っぽく見せれたかもしれないし、いろんな選択肢を残していきたいなと思いますね。
僕はやっぱその人育て、育成研修教育みたいなところすごい興味があるんですけど、それは現場で合間を見てやってるということですか?
現場は前半かな?クオリティサービスみたいな。言ったんですけど、例えばおしぼりをお客様に素早く届けるためにポッケに入れとくっていうのも僕はサービスだと思ってるんですよ。
そういうのを1日3つ以上直すっていうルールがあるんですよ。うちの会社は。
1日ですか?1ヶ月じゃなくて。
1日1人1個です。別にボールペンを置く位置変えるとか何でもいい。それを3つ変えていくっていうのがあって、そういうちゃんと適切な成長もさせていく。
具体的なんですね、そんな。
めっちゃ具体的ですよ。
見つかるかなと思っちゃいました。最初はなんかありそうだけど、すぐなくなっちゃいそう。
月100個とか見つかる。
あれも気になったの変えたしって。
そう、キャップのロゴありますよね、上の。あれ揃えようとか。
そういう細かいところに。
揃えちゃったらもう終わりじゃないですか。新しいの見つけるの大変って。
いやなんかこれが別にもうちょいまっすぐ。美意識高めようぜとか何でもいいですよ。
やっぱり永遠にあるんですね。
別にハンガーの向き揃えようとか。
無限ですね。
それは教育哲学としては揃えたほうがいいよとか、ここの埃きれいにしておくものだよ。マニュアルではこうなってるからね。
を叩き込むんじゃなくて、気づかせるっていうことを意識されてるってことで。
そう、その意識を高めるために5分間清掃っていうのをやってて、ルールは昨日と違うところをするっていうダメなんですけど。
昨日と違うところじゃないとダメなんですよ。
そうすることによって気づくわけじゃないですか。
反マニュアルですよね逆に言うと。
まあそうかもしれない、まあエアコンの上もしかしたら汚いかもな。
同じとこやっとけばいいよと目指すところ、効率5分だからじゃないんですね。
そう。
うわー。
そんな感じ。
プロから見たらそういうとこ見えてるんだ。
お客さんは見えてないけど、でもお客さんが見えないからやらないっていうのはプロとして僕は失格だと思ってるんですよね。
そういう1ミリが世界を変えるっていう元デザイナーさんが言った言葉があってそれが大好きで、舞台が遠いから衣装にこだわらないっていうのは何も見えない人だと思うみたいなことがあって。
それが感動したことがあって。
そういう教育哲学が反映されてるんですね。
その積み重ねが今の企業文化とかそのスタッフの感じにちょっとずつつながって、最初からだったわけじゃないと思うんですけど。
じゃあほんと教え込むっていうよりは、自立的な人が育っていくってことを意図してるし、実際そういうリーダーが生まれてきてるっていうことですか。
その種が徐々に出てきてるって感じです。
ありがとうございます。気づきを言いましょうか。何かありますかジュンさん。
その大久保さん自身はバイトから始めてこの現体験からもっと増やしたいから、たまたまなのか本来の素質なのかから経営的なものと運営的なものと両方できる。
でグッといかれたと思うんですけど、みんなはそうなるのかなと思ってどうしたら大久保さんみたいになるんだろうと思って、みんな全員のスタッフさんでも確かに自立的な人はそうなっていく。
ここからさらに大久保先輩って、僕が次第ですとか、新しいこんなことやりたいんですっていうのってどうやったら生まれてくるんだろうって気になりました。
新たな疑問ですね。
だってこれで人育てまでできちゃったら最強じゃないですか。
まだできてないんですけどね。
でもやろうとされてるんですもんね。
そうですね。でもやっぱりその環境ですよね。僕が前回の代表の米山社長っていう人だったからこうなってる。
あの方がIPを目指すって言って激動の環境を取られてくれたからここまで来られたんで。
よく言うとそういうことですね。
そういう適度な環境みたいなのを作りたいなと思います。
環境は人を育てる。でもその根底にビジョンですよね。
ビジョンがありますね。
僕はもうほんとお話する前はゴリゴリに飲食店コンサルKPIみたいなイメージを持っちゃってたんですけど、
全然真逆だなと思いましたし、面白いからやるっていうスタンスの方がむしろ再現性あるんじゃないかって思いましたね。
ゴリゴリに数字を決めて達成するよりも面白いじゃんっていうのに本気で向かうっていうスタンスが再現性あると思ったので、
ぜひリスナーの皆さんも面白いと思ったことやりましょうと思いました。
いやこれ他の業界でも何でもあるじゃないですか。
きっとどんなバイトとかどんな仕事でもちょっとのめり込んだこととか趣味でもありますよね。
それをもっとこうしたいとかそんな同じ思いをさせてあげたいっていうところと、
やってそれをやれるようにしちゃおうよということで楽しんでるよみたいな。
それでいいんだっていうなんかそんな背中を押せた回なんじゃないかなと思いました。
他のいろんなことをね、やろうかなって思ってる人に対しても。
ということで株式会社ミナデインの代表取締役大久保信高さんをお呼びしてお送りした2回でした。ありがとうございました。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
ということでお聞きしましたね。
魅力的な人ですよね。
あのひとしさんね、お店に行かれましたけどスタッフの方がね、すごい楽しそう。
楽しそうでした。
生き生きとされていた。お店の方、お客さんもね、いい感じの方だったっておっしゃってましたけど。
大久保さんの経営スタイル
確かにこの大久保さんのところで働いたらそうなるよなっていうか、大久保さんの近くで働いたりね、生活したりしたくなるよなっていう人ですよね。
いや本当大久保さんのDNAがかなり深く刻まれてるんだろうなっていうのを感じましたね。
まあ整理するとね、経営のプロというのとやっぱ運営のプロでその両方に情熱を持ってらっしゃるっていうのがバランスよく表現されていてうまくいってらっしゃるんだなって思いました。
僕はもうね最後にさっき大久保さんにも直接伝えましたけど、自分のアイデアを面白がって実行するっていうスタンスが一番再現性あるんじゃないかっていうのは改めて思ったんで。
やっぱもう最近も自分の事業のお金回りが厳しくなればなるほどこう再現性のあるロジックで売り上げを立てようと頑張ったりするじゃないですか。
バランス難しいですよね。経営として数字をちゃんと立てていくってことと、面白いからやってみたい。こういう世の中にしてみたいからやってみたいっていうことのこの塩梅ですよね。
でも大久保さんのやっぱどっちかって言うと面白いからっていうことが先行して、必ずうまくいくじゃなくてうまくいかせるんだっていう短歴と覚悟みたいなを楽しんでやれちゃうっていうのはこっちのほうが理想だよなと。
そうですね。 うまくいくからこれをやるというよりはこのあり方が理想だなと思いましたね。
僕はちょうど今の状況に響きましたね。
そしたらいつもあれだよね。自分のことをこう身につまされながらなんかあのやってるよね。
番組中のひとしさんは僕から見たおでんのガンモみたいな感じ。
おでんのガンモって何? 大根?ぎゅーっと染みてるなーっていう。
ゲストからのだしがぎゅーっと染みてるなー毎回いいと思って。
ありがたい。本当これ僕がお金払った方がいいんじゃないかっていう感じですけどね。出演するなり。
ということで、あと残すところゲスト2名となってきましたね。
また次回もすごい方来ますからね。
はいということでこの番組は毎週火曜日の朝6時に配信してますのでぜひお聞きください。
そして感想などありましたらXでハッシュタグひらがなでムニムニと書いてツイートポストいただけたら嬉しいです。
それと番組のシーズン2がどうなるか考え中でございますのでぜひアンケートのご回答をお願いいたします。
それではさよなら。 さよなら。
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