1. むにむに〜世界を変える社会起業家〜
  2. 【大久保伸隆・前編】食を通し..
2025-04-10 38:59

【大久保伸隆・前編】食を通したまちづくりとは?カギは「関係の曖昧さ」(株式会社ミナデイン・代表取締役)

▼本日のゲスト

株式会社ミナデイン代表取締役/元エー・ピーカンパニー(塚田農場)副社長/烏森百薬・里山transit・烏森珈琲・新橋らんたん・STAND BY Mi・烏森絶メシ食堂オーナーなど。大手不動産会社に就職した後飲食業へ。エー・ピーカンパニーで11年勤務。カリスマ副社長として、マスコミにも度々取り上げられる。2018年6月、副社長を退任し、同年7月、株式会社ミナデインを設立する。

サマリー

今回、食を通したまちづくりを行う株式会社ミナデインの代表取締役、大久保信鷹さんがゲストとして招かれ、地域密着や食文化の保全について掘り下げられます。特に、飲食店を介した人間関係の重要性や地域でのビジネスのあり方について考察されます。また、大久保さんが語る食を通したまちづくりの重要性と、スタッフとお客様の関係性の曖昧さがコミュニティデザインに与える影響についても考えられます。さらに、千葉県桜市の里山トランジットにおける地域貢献の姿勢も紹介されます。大久保さんは、地元との関係性を重んじた食を通じたまちづくりについて語り、市民農園や地域農家との連携を通じて地域資源を活かし新たな価値を創造する試みについて詳しく説明します。最後に、大久保さんが飲食経営の現状や経営の重要性についても言及し、関係の曖昧さがまちづくりに与える影響について考察します。

ポッドキャストの概要とシーズン1の終え方
始まりました、むにむに。この番組は、40歳を超えてNPOに関わり始めた順人、20代のポッドキャストプロデューサーの人氏が、社会課題解決に取り組む方々から、誰も取りこぼさない社会を作るためのヒントを学ぶ、ポッドキャスト番組です。
認定NPO法人全国子供食堂支援センター、むすびえさんの提供でお送りします。
よろしくお願いします。 たびたび話しに出してたんですけど、実はこの番組はシーズン1で一旦区切って、12月いっぱいで。 年内でね、一旦。
終了となります。 シーズン1。 初めてじゃないですか、ポッドキャスト配信。 初めてですよね、なんかレギュラーMCとしてやらせていただいて。
どうでした? だから最前線で本物の授業を受けてる感じがしますね。 まさに、そうなんですよ。
しかも教授を一人占め、二人占めして目の前で質問できる形で授業を受けてるみたいな感じの。 なんかお金払ってでも出たいっていう。
その臨場感と学びを届けられたらいいなと思って毎回やってますけれども、リアルにたまたまだと思うんですけどね、出てくれる人たちの話が生かされてるんですよ。
あの人こう言ってたしな、だからこういう風な授業にしようとか、本当に盗ませていただいてるというか、引用してうちのチームとか他の活動とかでも使っちゃいますね。
最近あったのは、ボーダレスジャパンのアモーマの佐伯さんが言ってた、企業家の伴奏やめたって言ってたじゃないですか。企業家がいろんな壁を乗り越える試行錯誤する機会を奪うから企業家に伴奏する仕組みやめたみたいな。
それは結構普段意識するようになって、この人の自立の機会を奪ってないかみたいな視点を手に入れて。 人を伸ばす視点ですね。 そういうのは確かにちょっとずつ入ってきた感じはあります。 これ本当にためになる。
番組の冒頭全部に僕の声でアンケートお願いしますっていうのが先日から挟まってると思うんですが。 ムスビエさんで。 そうなんですよね。ぜひシーズン2とかシーズン3ができるかどうかも含めて皆さんの声が生かされていきますので、よかったらアンケートください。
お願いします。 ムスビエ 自分の活動なんでもいいんですけどね、始める人を増やしたいっていう思いでやってるのでね、それに貢献できたかどうかっていうのは一区切りみたいので、それにめちゃくちゃ貢献してたしとか、皆さんがもっとやってほしいとかね、こんなこともやってほしいみたいなことがあったらまたね続けられるかもしれませんし。 ぜひお願いします。 ムスビエ はい、ぜひお願いします。
ミナデインとその事業
そして今日は残すところ3名のゲストになりまして、今回は株式会社ミナデインという会社の代表取締役大久保信鷹さんをお呼びしております。 ムスビエ すごいですね、最強呪文みんなで必殺技みたいな感じの。 ミナデインですね、食と人間の価値で街づくりをするっていう会社で、具体的には店舗、飲食店を運営されてたりとか。
非常に子供食堂とも僕は近いなと思っていて、完全に株式会社でビジネスとしてやられてますけど、食と人の価値で地域活動、人の繋がりどんどん増やしていくっていうことが目指してらっしゃる人を生かしていく、地域を生かしていくということをビジネスで追求されている。
どういうことなんだろう。子供食堂の支援を通じて誰も取りこぼさない社会を作りたいっていう気持ちの中に同じことがあるだろうなと思ってですね、そこら辺勉強したいなと思ってます。 ムスビエ その食と街づくりみたいな意味だと子供食堂ムスビエさんとかっていうのはやっぱり思い浮かぶように最近なってきてるんですけど、それ以外で飲食店かける街づくりってどういうことなんだっていうのがあんまり理解できてないとか。
特にあと人育てみたいなスタッフの育て方とかもやっぱりこだわり持ってやってらっしゃるみたいな。 ムスビエ うわさははい聞けましたんで、そのあたりも聞いていきたいと思います。ではお呼びしましょう。はい大久保さんよろしくお願いします。
昨日赤長賃に行かせていただきまして。 ムスビエ ありがとうございます。 めちゃくちゃ良かったです。 ムスビエ すごい何が良かったんですか。 そうですよね。あの入ったら1階が立ちだけなんですよね。2階が座り椅子もあってどっちがいいですかって選択ができるんですよ。迷うじゃないですか一人で入って。 ムスビエ 一人で行ったの?二人で行ったのかと思った。
そしたら隣にいたもじゃもじゃのおじさまが。 ムスビエ お客さんですね。 隣で立ちで飲みながら楽しいよって言ってくれて。その雰囲気がまずいいなっていう感じでしたね。 ムスビエ あんまりいきなり話しかけられないですよねお客さんに。
そういう感じがやっぱいいなと思ったらすぐ帰っちゃったんですよその方。 ムスビエ あ、その人帰った。 じゃまたねーって言って。 ムスビエ 招き入れるだけしてくれて。 どうしようかなってお酒頼んですぐぐらいに帰っちゃったんでその方。どうしようと思ったらすぐ店員さんが話しかけてくれて普段どこで飲んでるんですかみたいな。楽しく飲みました。
ちょっとそういうことができるんですかひとしさん。 ムスビエ 僕できないんですよ。 だから。 一人で居酒屋とか入ってなんか常連さんと話したり、おかみさんとかと仲良くしたりとかはできない? ムスビエ ちょっと無理して、無理しました。そしたら無理せんでもよかったっていうそんな感じでした。
なかなかできないですよね。僕もできないのでそういうことができるお店とそういうことができるような人を大事にされているのを感じました? ムスビエ 感じました。なんかあれがどうやって作られてるのかを今日聞けるっていうことですよね。楽しみだ。ずっと笑顔でうなずいてはくれているんですけど。じゃあ簡単に自己紹介お願いしてもいいですか。
ミナデイ 株式会社ミナデイのオクボと申しまして、会社としては職を通した街作りを目論む会社なんですけど、主には飲食店の経営だったりとかプロデュースで他社さんのブランドを作って協業していくみたいな事業をしている会社ですね。
具体的に昨日僕が行ったのは新橋だったんですけど、新橋に7、8店舗のお店がやられてるんですか? ムスビエ そうですね。僕らの軸としては地域密着と地方創生、食文化の保全って3つの軸が目的の事業をしてるんですけど、そのうちの地域密着の部分が銀座新橋エリアで今8店舗を経営してます。
ザ・赤長賃っていうお店に行ったんですけど、その前にランタンとカラス森百薬行こうとして満席満席で、人気だなーって感じで 金曜日でもないのに そうなんですよ、月曜日ですよ、昨日。そして赤長賃で話した人はそのミナデイさんの系列店やっぱみんな知ってました、どこどこねっていう
同じように回ってきてるじゃないですか、あっち行ってよって言って ほんと1次会から4次会ぐらいまで全部系列店で行けるような感じですね そうですね、常連さんがこういう風にホッピングするっていうケースと、近隣に店舗展開してるんで、知らずにこう2,3軒入っちゃう方とかもいらっしゃるんですよね
夜食を通じた街づくりっていう、このムスビエでは子ども食堂の支援を通じて誰も取りこぼさない社会を作るってことを掲げてるんですけど、勝手に親近感を感じまして、こっちはNPOで主に寄付によって活動してるんですけど、ビジネスで株式会社でそれをやられていて
街づくりと人間関係
しかも真柱だけじゃなくていろんな地域もあれですもんね、されているのがどうしてもお話聞きたいなと思って今日はメンバーの宮本氏のつてでですね、お忙しい中来ていただきましてありがとうございます とんでもないですありがとうございます
食と人間の価値で街づくりをするっていう掲げられてるじゃないですか、街づくりをするのをこの街づくりのイメージでなんかもうちょっと具体的に聞きたいなと思ったんですけど
そうですね、街を作っていくっていうのは例えばインフラとか建築物みたいなハード面といわゆるサービス面、いわゆるソフト面ってあるじゃないですか、例えば飲食店もそうですし医療もそうだし運動、ジムでもそうなんですけど、このソフトとハードが両方必要だと思っていて
僕ら主にソフト的なサービス面の部分で街を作っていくんですけど、再開発だとかで一緒くたになっていくというか、いわゆる同じテナントさんがどこの全国的に駅にお目立つという中で、それが悪いわけじゃないんですけど僕らとしては違う軸でやっていきたいと
それが一言で言うと街に個性をっていうコンセプト、会社のコンセプトなんですけど、もう少し具体的に下ろすとその個性ってのは何なのかっていうことで僕ら人間っていうキーワードを出して 個性とは人間である
つまり人間見あふれる社会を目指すためにお店を出すとか、人間見あふれる社会を目指すためにプロデュースをするとかっていうことを目的として、そこの軸をぶらさずに事業を展開しているという感じですね
飲食店だけで例えると、例えばモバイルオーダーが悪いわけじゃないけど、IT化が進んだりとかセルフオーダー化が進むっていうことは悪いことじゃないんですけど
やっぱり人がいないからモバイルオーダーとか、人材不足だからIT化とかっていう、いわゆる企業都合で飲食店のオペレーションが出来上がっちゃってるんですけど、やっぱりそうあるべきではないと思うんですよね
お客様があってお客様の喜びを拡張するためにモバイルオーダーとかだったらいいと思うんですけど、そういう起点っていうんですか、そういうことがなかなかできていない会社が僕は多いなと思っていて
そういう意味で人間スタート、つまりそれはお客様であり従業員、両方なんですけど、その人が主役で楽しく働く飲食店だったりとか、お客様同士がさっき赤帳珍のように繋がるような繋がりのデザインだったりとか
そういう温かさっていうんですかね、人間、それは僕ら人間美って言ってるんですけど、ちょっとぼんやりして申し訳ないですけど、なんとなくそういったニュアンスです
昨日お話した店員さんが5年目って言われてたんですよ、働き始めて、5年間一度も仕事に行きたくないと思った日がないってなってました
えー本当ですかね
仕事に行きたい理由が多すぎるって
失礼なあれかもしれないですけど、自分も大学時代にアルバイトとかで飲食店で働いたことがちょっとだけあるんですけど、すごい嫌だったんですよ
働くの?
怖くてすごく胃がキリキリしてたんですよ、その業界でそんな楽しく働いているっていうのは割とレアなんじゃないのかなと
自分の体験でも考えられなかったんですけど、大久保さんはご自身が同じように学生時代にバイトされていた飲食店で、逆の体験が現体験であったんですよね
ああそうなんですか
あったんですよね、大学生の頃からアルバイトを始めて、結構いくつか点々としたんですよ
そしたら飲食店もそうだしコンビニとか引っ越しとかもいろいろ含めて点々と1ヶ月ごとにして、結構どこもすぐ辞めてたっていう、いわゆる一般的な大学生っていうか
自分が今思えば悪かったんですけど、その中で大学2年生の頃に地元の居酒屋、赤長賃のそれこそぶら下がっているような
地元は東京ですか?
市川です、千葉の市川です、で出会ってそこだけ2年半続いたんですよ、そこではもちろん食材の楽しみから働いている人間、先輩方との人間関係だったり
それはこう仕事もプライベートも絶妙なバランスで、遊びと緊張感のバランスもやってもらったりとか
あとは常連さんですよね、が多い店だったんで、まあ仕事に行っている感覚ではなかったといいますか、作業的なことがわりと少ないところで
スタッフとお客様の関係性
500本ぐらいのボトルキープがあるんですよ、しかもそれが3段奥行き3列になってて、なぜかあだ名で書いてあって常連さんの
それもなぜか50本順に並んでないっていう 埋みつけるの大変ですね
そうだけどお客様が入ってきた瞬間にそれをパッて取って出すっていうルールがあるんですよ
難しい めちゃくちゃ難しいんですけど、それをこう今まで以前からラーメン屋とかで
僕いろいろ食券機のないラーメン屋でオーダー覚えるとか経験してたんで、それがわりとうまくいって常連さんに気に入られてみたいなループが始まり
のめり込んでいったっていう それと僕も大学6年間同じ焼き鳥屋でずっとバイトしてたんだけど
そういえば 長いですね 楽しかったな、あれ仕事の感覚なかったんでそういう感覚か
あの昨日出会った方はそういう形で働いてるってことなのか
でもね僕やっぱそれでも拭いきれないのが、僕がたまたまそこ行ってたところはちょっと高めのホテルのレストランのホールだったんですよ
だから何だろう、お客さんと何か親しくなるというようなことは考えられない
そういう構図で思ったんですけど違うんですね
うちのそうですね、僕らのお店のスタッフとお客様の関係性は割とそれより曖昧かもしれないなと思ってるんですよ
それはお客様とスタッフっていう関係性なのか仲間なのか友人なのかちょっとわかんないんですけど
割とその辺は結構曖昧だな、例えば飲みたいお酒をお客様からスタッフが聞いて、それを黒板にメモっておいて商品開発の参考にするとか
そういったことをやったりして 共同開発してるんですね そういうことですよね、そうすると仲間みたいなもんじゃないですか
割と関係性を曖昧にするみたいなことは狙いすぎてもいけないと思うんですけど
コミュニティデザインという言葉があると思うんですけど、それは割とこの関係性を曖昧にするっていうところにヒントがあるのかなと思うんですよね
すごいそれってその塩梅が難しいなと思うんですよ
こういう社会活動とかもやる方と受ける方って本当は同じ目的に向かっていたりとかするんですけど
いつの間にか主客の関係になって、もっとこうしてくれよ、なんでそんなあれなんだみたいな間柄になっちゃうってあるあるだと思うんですけど
特にお金払う払われるってなるとお客様とそうでない方ってすごいラインがはっきりしそうな感じ
かつ飲む場所ってストレス発散とかもすると思うのでそういうのが出やすいというか
言うこと聞けよと、俺は客なんだぞ、お金払ってんだぞ、なんでそんなタイトなんだみたいな風になりやすい場だなと思うんですけど
そこをそういう風に設計できるっていうのはあんまりしすぎてもとは言ってましたけど
意図というかこうあるべきだお店の中はみたいな理想の姿はやっぱあるんですよね
こういうお客様に来ていただきたい、これは選んでるわけではなくて
スタッフがどうしたら楽しく働けるかとか、いずれにしてもお客様も周りに良いお客様がいた方が良い空間になって幸せなわけなので
でもだって選べないですもんね、入ってくる人は拒めないですよね
でもやっぱりそういうお客様ってそういう自分に合うお店に行くじゃないですか
自然と選んでくるわけですね 自然とやっぱり、例えば単価によって着ていく洋服を買えるとか
スタッフがすごく接客してくるお店だったら静かに話したお客様はいかないわけだし
そうやって客層が育っていくとか進化していくというか
そういう僕らのブランドとしての在り方みたいなのは割とスタッフにも明確に伝えてるんで
やっぱりオープンして年月が経てばそういうお客様が集まってくるっていう最初からそうではやっぱりないですよね
それはザお客さんお金払ってるからやってよっていう関係にならないようなアットホームな雰囲気を作れるようなお客さんみたいな
そうですね、ただうちの場合はそういうアプローチよりもプロとしての仕事はどうあるべきかみたいなアプローチの方が多くて
いわゆるいただいたお金以上の価値を残せば公平であるというかその平等であるというかお客様とスタッフもそういう健全な努力みたいなのが意識させてます
具体的にどういう共通言語でメンバーの方たちとはやっていくんですか
まちづくりの事例紹介
基礎が何より大事ってことなんですけど飲食人としてそれはQSCオペレーションって言われるクオリティサービスクリーニングです
いわゆる商品の質と接客と店内の清掃面でこれがいわゆる一般的な基礎であと能力的な基礎が今の話で
人間力的な基礎というので行動規範みたいなのをすごく徹底していてそれを行動規範というのは例えば社内に水といえばサントリーっていう行動規範があるんですよ
そうなんですか これはどういうことかというと創業からサントリーさんにめっちゃお世話になっているんで
うちの社員はコンビニに行ったらサントリー商品を優先しましょうみたいな別にその強制じゃないですよ
でも物事を買うということは選挙活動みたいなものだし支え合いなのでそういう行動が僕らにとってはいいよねと
それが合わないんだったらやっぱりうちが合わないってことだからっていうスタンスを人間的にも明確にしてるし
こうのんびり仕事したいんだったら他の会社に行けばいい
それはあれですよね応援してくださってる企業さんに対してちゃんとそれを意識しながら全て行動ができるような人になろうよっていう意味ですよね
そういうことですよねそれをシンプルに言った感じがご近所づけを大事にしようっていうことなんですよね
結局サントリーさんをたまたま一人にあげただけでじゃあ公屋さんもそうだし地元の人もそうだし
お客様だってそうだけどいわゆる人付き合いというものを大切にするという考え方が大事であるっていうことを伝えていく
行動規範他に具体的にどんなものがあるんですか
潜在のCMに出ようとか
潜在のCM なんですか普通の会社の行動規範じゃないですねさっきから
超具体
遊びの会社なんで遊び心を大事にするっていうのがもう感覚として価値観としてみんなあるわけなんで
言葉も面白くユニークにしようねっていうことでその潜在のCMに出ようっていうのはいわゆる清潔感ってことですね
出れるような清潔感を意識しようみたいな意味ですか
そのなんかもちろん髪型香り
分かりやすいですよね確かに
飲食店として匂いがついてたりすると料理の邪魔になるからそういうことは気をつけようねっていうことだけど
一言で言うと潜在のCMに出ようとか
潜在のCMに出れるのかって嫌味なくないですか
はいはい確かに
面白いし
言葉一個一個にクリエイティビティがありますね
いや僕まだ会社にしてから半年ちょっととかなんで確かにメンバーに共有するときにそういうのあった方がいいなっていうのは思ってますね
会社が僕らの場合は急成長してるのであえてそういうものを作ってるっていうのはある
なんか小さい時はそんなに気にしてなかったというか
なんかおっしゃってたように自主みたいな感じで勝手に感じてみたいな時代もやっぱりありましたけどね
何人ぐらいとかどのぐらいの急成長してるときに言葉必要だってなったとかありますか
10人超えて一気に30人になるときぐらいですね
あれですね考えといた方がいいなと思いました
でもスタートアップあるあるってね創業したメンバーたちは同じような価値基準を持って
言葉にしないまでも暗黙地でやれてるけれども
どこかで必ずあるんですよね急に増えたときに
それ一生懸命やってても結構難しいと思うんですけど
オフィスワークで長い時間一緒に働いてる人たちでも難しいと思うんですけど
飲食店ってまたそれとは違うじゃないですか飲食店の人材教育って基本的には現場だし
飲食業界の人材教育ってどうやってるんだろうってどうやってそれ浸透させてるんだろうってすごく
ただでさえ難しいのにどうしてるのかなって思うんですけどなんか気をつけてることがあるんですか
時間を使うようにはしてますよね
例えば直接全員に話せないのでメルマガを僕から電車に送るようにするとか
あと本当に大事なことだけとりあえずノートには書いておいて
コウホーさんのノートに行動規範とか上がってて
一般向けというか皆さん向けに書いてあるのと最後に従業員向けに
みんなの宛先があるんだと思うんで
ちゃんと従業員向けに最後メッセージがあるんですよね
そもそもは従業員向けに書いてるんですよね
そもそもそうなんですか
そもそも一般の人もいるから文章はちょっと書いてますけど
でも拡散目的ではないっていうことで
ああいうのとか年4回全社会議があってそこだけ直接僕からセミナーするとか
あの手この手を使って伝えたいことは一個なんですけど
それに向かっての基本的なことがこういうことですよね
でもそういうのを明確にするともちろん会わなければ転職する人もいるし
だいたいうちはリファラル紹介で人が入ってくるんですよね
社員の友達とかお客様がそのまま社員に入ったりとかもあるんで
今のところはうまくいってるっていう
普通はでも離職率とか他の業界よりちょっと高い業界ですよね
高いと思います
うちは離職あるものの高くはないですね
多少はありますけど
いやなんかもう相当もう一回聞き返して
僕が聞かせたいこと多いんですけど
僕から見てあのサイトを見させてもらった時に
地域貢献性が僕にとっては強く見えるなと思ったことも結構やられてなと思ったんですよ
その話も聞きたかったんですけど
なんですかね幻商店とか里山トランジットとか
なんかその辺の説明をぜひ聞きたいなと思っているんですけど
里山トランジットというお店を千葉県桜市ゆうかりが丘という場所でやっていて
そこが2万人弱の町なんですが
山間さんっていうデベロッパーが
40年以上かけて少しずつ成長管理をしながら町づくりをしてきた町なんですね
成長管理っていうのはこう
普通例えば8000世帯ぐらいを計画最初してたらしいんですけど
普通8000世帯を一気に分譲して
一気に儲けて次の町開発ニュータウンに行くみたいな
それがニュータウンの形だったんですけど
1年間で200世帯ずつしか分譲してこなかったんですよ
やる方としてはめんどくさいし効率的じゃない
しかもバブルの時も200世帯で我慢したらしいですよ
で、そうして年齢の調整をしながら人口を増やして
構成をちゃんと考えながら出て本当に町づくりの視点なんですね
ニュータウンができると30代夫婦が入ってきて
40年後みんな70代っていうことが分かってたんで
そういう成長管理をしているデベさんがいて
ちょうど社名がミナデインって協業って意味なんですけど
ドラクエの一本 そうです、ドラクエの一本の名前で
ハードの事業者とちゃんと協業をしないと長期的な価値は残せないから
組んで一緒にやりたいなと思ってた時に
ヤンマンさんを見つけて会いに行ってトントン拍子で進んだっていう形
市民農園と地域の関係性
北斗さんはほぼ飛び込みみたいに行かれたんですよね
ヤンマンさんもほぼ飛び込みで
なんか本で読まれたんですか
本で
読んですぐに問い合わせてたまたま返事が返ってきて
会いに行ってすぐ開業したっていう流れですね
共通の友人の名前ももちろん使わせてはもらったんですけど
マムタニさんっていう人の本を読んで
そこに島田さんっていうヤンマンの代表の方が出てて
感動して会いに行ってっていう形ですね
その町が面白いのが成長管理なんで自然も残ってるし
駅名は都市機能だしそれに住宅もあると融合している町なんですよ
仕事を引退された方が500人ぐらい市民農園をやってたんですよね
500人ぐらい
500人ぐらいその菓子農園っていうんですか
で聞いたら自分で食べるか人にあげるか捨てるわけですよね
プロじゃないんで収穫の計画もないから
最近ではあげることもしないんだっていう方がいらっしゃって
それは何でかというとお返しが申し訳ないらしいんですよ
気使っちゃう気使わせちゃう
で自分で食べるか捨てるみたいな
だったらその捨てるものを使ってくれてありがとうもないくていいので
お店の前に置いてってくれみたいなカゴを用意して
それをお客様に無料でピクルスにして出すとか
それがやったら面白いんじゃないかなって思いついて
僕らその持参持奨って呼んでるんですけど
持ち込んで持ってくる
それを持ってきた持参した方は何か対価を得られる
なんないです
ないんです
お互い感謝もない
感謝もない
ありがたいと思ってました
そうですね
でも別に勝手に置いて勝手に帰っちゃうんで
なるほど
余裕暇もないし
誰が置いたかもわからない
お客様同舌するものだから別に何も別に別にみたいな
感謝もいらないとか
っていう市民農業の方はプロじゃないので
ピクルスにさせていただいてお客様に無料で出すとか
フリットに一緒に出すとかやってるんですけど
あとは地元でもちろんプロの農家さんもいらっしゃるんで
そういう方にもお店に持ってきてもらうとか
店の前でマルセっぽく言ってもらうとかっていうので
持参持奨というか
そういうプロとの取り組みっていうのもやってるんですよ
でもそれだけで機能になってますよね
街の中の人をつなぐというか
すごいですねつながりをそうやって
失敗と成功のストーリー
そうですね
作ってるんですね
普通の大手さんとかだと
どこの何かわからない原材料とかを
仕入れるみたいなことに
そもそも抵抗があってできないんじゃないかと思うんですけど
機能として人と人がつながる
店と地域がつながる機能みたいに聞こえたんですけど
地元とのつながりがどうあるべきかみたいなことは
やっぱり都会にいた時と
そうやってゆうかれがおかでやった時とは
結構だいぶ違うかなと思ったんですよね
確かに
遠くからとすごい良い距離感で
お互いそこまで踏み込まないみたいな
そうじゃない人ももちろんいるんですけど
僕もマンション住んでますけど隣の人と別に知り合いでもない
よくわからないですもんね
ゆうかれがおかって基本的に
自治会に入らないと家買えないんで
基本的には知ってるわけですよね
その中であるべきつながりと
都会ではやっぱちょっと違うから
そういうのは勉強になりましたというか
最初はやっぱり失敗というか
上手くいかなかったこともやっぱりありますけどね
大久保さんも上手くいかないことあるんですか
そうですね
その里山出した時はもう散々だったというか
そうなんですか
カラス森百薬っていう創業店出して
2号店が里山だったんですよ
で都会から地域に行って
しかも大きい箱っていうかその客席も大きい場所で
2万人の街なんでターゲットもクソもない
ユニバーサルなファミレスみたいになるわけですよ業態は
でそうしたら例えば量が少ないとか
お通し頼んでないとか
メニューが少ない
写真がないからわかりづらいとか言って
もうグレームみたいな野嵐みたいなので
かなりうまくいかなかったんですけど
唯一選挙メニューっていうのをやってたんですよ
選挙というのはお客さんが投票するということですか
スタッフに渡して投票して
月1必ずそこからどれかの商品開発するっていうのをやって
まだないメニューに投票するっていう
しかも地元の食材をなるべく使うみたいな
当時オープンした時は4ページぐらいのメニューブックだったんですけど
半年経ったら36ページぐらい
投票で勝ち抜いたメニューが定番化されていくんですか
定番化されていく 一回限りじゃなくて
メニューブックに乗っちゃうんですね
あと写真を足してとかももちろんあるんですけど
やっぱり一回クレームというかご意見くださったお客さんも
半年後にはもう一回見に来てくれるんで
そうなるとやっぱりあまりの違いに感動して帰っていくみたいなことが起きる
で今はうまくいってるんですけど
ちょっと当時はヤバかったです
さっきの持参事象もそうなんですけど
この投票システムとかも別に思いつけばできることだけど
それはオークマンはめちゃくちゃアイデアマンなんですか
アイデアが湧いてきちゃうよっていうのと
そういう来てくれる人と地元をこうしようというビジョンとの結びつくところに
どんどんアイデアが生まれてくる人なのかなって思ってるんですけど
そうですねアイデアというよりも軸が明確っていう方が結構しっくりくるかな
経営とB2B2Cの重要性
例えばチェーン店でやってるようなことはなるべくやらないとか
逆に言うとチェーン店がやらないことをやるってことなんで
お客様のアイデアをどんどん聞くとかもそうですし
人間臭いマニュアル臭くないお店を作るとかもそうだし
それを軸が割と独立した時に明確になってるんで
やらないことが結構決まってるから
シンプルなんでアイデアが出やすいっていう側面の方が大きい気がします
その1店舗目の新橋の方は自信も終わりだったし勝てるというような
特殊経営視点マーケティング視点で勝ち筋にいったでうまくいったのかなと思ってるんですけど
今の話だとさくらの方は馴染みもないですし最初全然うまくいかなかったよって
なんか結構用意して確実に勝てる戦略みたいなんで
戦略戦術で出店してやってこられたのかなと思いきや
やってみてその自分たちの信念ブランディングに合うように
どんどんどんどんアジャイルで改良アップデートしていくっていう経営手法なんだなと思ったんですけど
そうですねだからまあ諦めないっていうことがうまくいく要因なんですけど
お金が尽きたらどうしようもないんですけど
でも結構他の会社よりは失敗も多いと思いますよ
言ってないけど
そうなんだよ
今の実績だけ見るともう100発100中の
順風満帆なヒットメーカーというかに見えたので
そういう2店舗目でいきなりそういうことなんだがちょっとまずびっくりしました
例えばそのコロナ禍の時に売上げ下がってないって言いますけど
それはとはいえ下がるじゃないですか営業時間が短いから
無理ゲーですよね
無理ゲーじゃないですかだからその時にやっぱり他のことしなきゃいけないって言って
片山トランジットで買い物代行を始めたんですよ
買い物をやってあげる
そうですそれこそ買い物難民の方もいらっしゃるかなとか
重いもの持つの大変かなとか
あとはそのコロナで感染対策も大変でっていう時に始めたんですよ
そしたらお客様に私の唯一の楽しみは買い物だって言われたんですよ
奪うなって便利でしょって言ったのに奪われちゃ困ると
そこを閉じてその時に
それさえも汲み取れず始めちゃったのかとか
なんかそういうそもそも買い物代行に人間味はあるのかとか
ちょっとその時は考えずに
理念との整合性が
どちらかというとITサービスに近いんで
それで繋がりを出すことができたのかもしれないけど
そこまで考えずやっぱ血迷ってというか
コロナで大変だから次のこと考えなきゃいけないという自分都合の起点で
始めた時は大体失敗してる
里山はそうじゃなかった明確にビジョンがあったんで諦めなかったし
でも買い物代行はコロナでやばいと思って始めたんで
時間はあんまなかったんですぐ辞めるっていう
これ根本が起業家であり実業家なんですね
結局運営と経営の違いだと思ってて
ストーリーができるサービスができるって言ってみんな独立したんですよ
これであくまで運営じゃないですか
でB2Cビジネスですよね
でも本当に飲食店のお店で大事なことって
それももちろん大事なんですけど
オープン前が大事なんですよね
オープン前
ただお金をどう借りる物件をどこで借りるとか
初期設定がここで決まりますよね
であと業態どうするとか
これって経営でありB2Bなんですよ
飲食店って実はB2B2Cに変わってきていて
B2Bの部分ができないのは独立してしまうと
1店舗はもちろんうまくいくかもしれないんですけど
人を雇ってちょっと大きくしていくっていうことになると
この経営の部分っていうのが今は重要になってきたってことですよね
不動産の価格も上がってきたりとか
食材も上がって人件費も上がってっていう中で
家業を卒業して企業になっていくっていうことは
経営をしっかり学んだ上で僕は独立した方がいいと思ってる派
なるほど
だからB2B2Cって言ってるのは
みなでぃんさんとどっかの企業がコラボしてお店作るとかっていうのは
だとその企業さんがBで来てくれるお客さんはCっていうイメージです
そうです。あとは不動産デベロッパーとの交渉もB2Bですよね
そうか借りる時に
ほぼそれでPLは決まるんで
そこを本当に考えるのが上手くいく人ももちろんいると思うんですけど
基本的にはやっぱ経営の基礎を学んだ方が僕はいいんじゃないかなと思ってます
それとかどの業界も本当はそうですもんね
飲食だと有名な店で修行しました
職人になるわけですもんね
こういう一流の味が出せるようになったとか
ラーメン屋でもそうだし
職人として一人前になって繁盛してるから
同じものを作れば乗れんわけしてもらえれば
いけるんじゃないかって言ってやるけど
あくまでそれは一職人に過ぎない
でたまたまその出したところがいい店舗だったりとか
飲食経営の重要性
なんかいい経営的にラッキーがあると続くのかなと
でもなんかもがき方がやっぱでも職人っていうイメージが強いですよね
もっと良くしなきゃとかお皿変えなきゃというか
この提供するプロダクトの改良において
何かアクセントをしてお客さんが増える増えないか
また来てくれるかどうかっていうのは
何か繋がってるようで確かに違う作業ですよね
経営と何ておっしゃいました?
経営と運営ですよね
だからお客様が来てないのに商品変えてもしょうがない
来てからの満足度と
お店がそもそも足を運んでくださる新規集客では
戦略が違うわけじゃないですか
そこを見極められないとか
分かんないです
いいもの作ってれば来てくれるよねみたいな
でも自分がやってるときはそれが整えられた状態で
内緒は違うあれですよね
首脳陣が何かやってて現場だけになってたみたいな
視点ですもんね
いいものを作れば売れる
じゃあ例えば自宅の1階で家族でやっていいものを作ったら
待てるじゃないですか売れるまで
でも人を雇って家賃払って
いいものを作って待ち続けるってのはできない
ってなったときにやっぱり経営面は
僕は大事っていうことですね
ちょっと前半この辺りにして
僕が思ったのは結構今までの資本主義の効率化とか
チェーン店の仕組みとかを
ちょっとアンチポジションというか
かなって見えてるんですけど
元々は結構ゴリゴリの飲食経営じゃないですか
そこからなぜ今に至ったかを聞いていきたいと思います
ということで前半株式会社みなでぃの代表取締役
大久保信鷹さんをお呼びしてお送りしました
次回もよろしくお願いします
この番組は毎週火曜日の朝6時に配信します
ご質問やご意見ありましたら
Xでハッシュタグむにむにひららで書いて
ツイートいただくか
概要欄のお便りフォームからお願いします
そして冒頭お話ししたアンケートについても
ぜひお願いいたします
それではありがとうございました
ありがとうございました
38:59

コメント

スクロール