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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト、社長は労働法をこう使えは、
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日はですね、社労士の先生から
社労士の経営者の方ですね、質問いただいております。
少し長いので早速今日は行かせてください。
はい。
じゃあ早速行きたいと思いますが、
今回は会社から見た問題社員に関しての質問ですということです。
新規オープン従業員30人程度の小売飲食店でのことです。
その社員は店長的な役割を担っており、
導入業者の対応や社内の従業員の労務管理など様々な業務を担っております。
オープンから2ヶ月間ほぼ休むことなくバタバタと日が続きました。
社長をはじめとした経営者は休みを取るよう指示しましたが、
その従業員は仕事が遅く、上司に報告相談もしないため、
一人で追い詰められた結果、病んでしまい、
5日の休養という診断書を会社に提出し、休みを取ることとなりました。
私としては、報告相談がないのが一番の問題だと思い、
日報を提出させることで、しっかりと報告を受けるとともに、
本当に業務量が多すぎるのかを確認することをお勧めしています。
また、本人が出してきた診断書を理由に役職は保持したまま、
業務は他の従業員に振り分けることとしました。
この従業員の問題はいろいろあるのですが、今回向井先生にお聞きしたいのは、
休めずに体がきついことや、社内の文句を出入りの業者などに漏らしていることを注意するのは、
法的に問題があるかどうかという点です。
現状では正当な指導さえ、その従業員が外に向けて悪く言ってしまえば、
それが正しい情報となってしまいます。
小さな町では、悪い噂はすぐに広まりますので、
何かしらの対応は必要な状況です。
正直私は、社外に自分の辛さを訴える原因は、
その人の性質によるものが大きく、止めるのは難しいと考えておりますが、
何か方法などがあれば教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。
はい。
こういうことですね。
論点を整理していくと、どういう感じで向井先生見ていくんですかね。
でも論点は明確ですよね。
会社への批判、悪口を止める方法はありますか。
外に対して言っているのを止めることは良いのか。
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法的な話なんですか。
法的な話では一応ありますね。
勤務命令とか、服務規律として悪口を言わないことを命じられるかということですね。
そういう人いますよね。
いますよね。
いいのはですね、こういう話を聞いたんだけど、君はこういうことを言ってるそうだねと、
プレートに言っちゃうことですね。
僕らに筒抜けなんだよって言った上で、それで叱るんじゃなくて、
何か不満があったら一緒に解決したいと思うんで言ってくださいと。
休みが取れないとしたら、どのぐらい休休を取ったりするのが望ましいですかとか。
そっちから言って、前向きに解決するという形を取りつつ、
全部漏れてますよと。
あなたが話している内容が全部漏れてますよって言うと、
用心して喋んなくなりますね。
法律じゃないじゃないですか。
また喋り始めると思うんですけど、
なのでこういう人が会社に置いておくのがまずいので、
僕これを読んで思いましたけど、こういう人ってね、
自分に会社が依存してるって思うのが好きなんですよ。
俺のせいで、俺のおかげで店が回ってるみたいな。
会社が回ってるみたいに思いたい人なんですよ。
だから、この人がいなくても回るんだよっていうことを証明するのが一番いいです。
それを彼のか彼女のか分かりませんけど、その方にある種の見せるってことですか。
本社が一部権限を代行するとか、
チフトを減らして本社から応援派遣するとか、
休んでも困らないよってやると黙る。
黙るんですよ。
これがこの人はやっぱりね、
俺がいないと回らないんだよこの会社ってひでえ会社なんですよって言ってるから、
別にあなたいなくても困らないんですよっていう体制を早く整えると黙ります。
なるほど。
黙りますから。
だから早くそういう体制を整えて、やめる方向に舵を切った方がいい。
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やめさせるっていうか、いなくても回るよっていう状況ですね。
そういうことでそういう外で悪口言ったりすることがなくなってくる。
5日間の休養ってのもまた微妙じゃないですか。
私がいないとすごく困るでしょっていう内容でもあるんですよ。
これは意識的なのか無意識的なのかわかんないけど、
5日間って珍しいんですよ、休養で。
だから、私がいないと困るんだよっていうのをしきりにアピールして、
自分の自己満足感を得てるから、いなくても困りませんよって体制を作るのが一番いいと思います。
なるほどですね。
これはもうズバリ回答いただいたと思うんですけど、一方でその法律として、
っていう意味で言うと、
どこまで法的根拠、法則力があるのかわかりませんけど。
いや、難しいんですよね。
例えば私生活上で会社帰還をするなっていうのは、褒めるの難しいです。
それは言ってる人いっぱいいるし、実際は無理ですね。
根拠のない誹謗中傷を行わないことは、命令は形状できるけど、
本人がそれは事実なんですって言えば、難しいですね。誹謗中傷と言えるかは。
そんなことするなんてアホくさいなと思いますけど、
例えばなんですけど、この流れでいくと、
例えば誹謗中傷をあまり外に言い過ぎた場合に、何かしらの罰則みたいな。
やめたほうがいいですね。
できるもんなんですか?
罰則できないですね。
やめたほうがいいのは、
要するに自分の存在で会社が困ってるって思うと嬉しいんですよ。
逆に喜ばしちゃうと。
喜んじゃうんですね。
構ってくれると喜んじゃうから、
いなくても回るんだよっていうのを、
一個一個積み上げるっていうのが大事ですね。
なるほど、てことですね。
そっちに舵を切るのが一番いいと思います。
そしたら黙りますし、やめるでしょうね。将来はね。
代わりの人を送り込んだら、ものすごい効果あると思いますね。
そっちなんですね。
別の悪口言うかもしれないけど、
休みが取れないとか、そういう悪口にはならないですよね。
あの店長、あの社長はなんかおかしいんだとか、
そういう悪口なんですよね。
でも誰もそんな聞く。
僕はよく思いますけど、
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気にする会社さん多いんですよ。
悪口言われてるとか。
誰も気にしてないよ。
人の悪口なんか、もう右から左に突き抜けですよ。
興味ないもん、そんな。
他の人が。
そんなに気にしなくていいと思うっていうのが正直なところですよ。
なるほどですね。
違います。
僕なんて悪口いっぱい言われてるけど。
それはまたなんか違った、あれじゃないですか。
いやでも気にしてない。
だってエゴサーチャーをずっとやってる人いっぱいいんですよ。
全く気にならないですね。そういうもんだから。
一定のちょっと領域を超えたところにいる人はね、
そうなんですよ。
向井先生みたいにね。
まあ気にするのも時間の無駄っていうかね、
あんまり気にしてないと思いますよ。
まあというところですよね。
なのであんまり法律法律というところの枠組みで考えないというのが大事なところですかね。
そうですね。いなくても回る仕組みを作るのが一番予防になると思うし、
解決すると思います。
ぜひ社長の先生ですのでお仕事上も活かしていただけたらと思います。
向井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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