1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第64回「時事ネタ:「勤務間イ..
2016-10-27 23:20

第64回「時事ネタ:「勤務間インターバル」導入企業に助成金」

第64回「時事ネタ:「勤務間インターバル」導入企業に助成金」
弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
00:04
向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井さん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日は、時事ネタですかね、これは。
そうですね。
新しくできそうな助成金についての情報があるそうなので、ちょっとそれについてお話したいと思うんですが。
はい、勤務間インターバル制度の導入と助成金というテーマです。
勤務間インターバル制度、何のこっちゃという感じですか。
何のこっちゃということですが、働いている方がですね、会社を退社してから、会社を物理的に出てから、
自宅に帰り、睡眠をとって翌日に出社するまで、この勤務間、ある特定の日と特定の日の間のインターバル時間を一定時間空けることを求める制度です。
そしてそれをしっかりと守れると、国からの助成金が入ると。
守れるというか、そういう制度を社内に作って、導入して、就業規則等に定めて導入して、ローム管理のソフトウェア、どういうソフトウェアかは普通のタイムカードでもできるような気がするんですけども、そういった導入費用を支援しますよと。
何ですかね、普通のタイムカードでいいような気がします。
これはもう特定の国が指定する機械?
そうですね。
そうなんですね。
いや、特定の機械は別にいらないんですよ。いらないと思います。
単に会社出て、次の日に何時に来るかだけですから。
タイムカードでもできると思うんですけども、ちょっとよくわかりませんが、その点は、こういった制度を導入すると、助成金を最大限100万円払いますよと。
そういった制度です。
中小企業向けの寄贈みたいですね。
はい。
で、まだその時間はわからないんですけども、
何時間のインターバル?まだ出てないんですね。
03:01
出てない。
欧州連合EUではですね、退社から出社までの休息時間を11時間確保すると、こういう規制がありまして、
10時に会社を出たら、次の日の朝は9時ですね。
11時に会社を出たら、次の日の朝は10時に出社すると。
定時の会社が大体9か10とかですか?9時とかが多いんですかね。
9が多いですよね。
9ですよね。どうするか。
10時。
10時。
夜の前日10時を超えて働くと、働いちゃいけないってことですよね。このインターバルを設ける以上。
働いたと仮にしたら、10時まで働いたら、始業時間が9時であってもそれは10時にすると。
10時にすると。
途中でおそらく、始業時間自動的にスライドするソフトウェアとタイムカードというか、タイムレコーダー、連動したものを導入した場合に助成金が出るってことなんでしょうね。
なるほど。
これは明確な規制ではないですけど、日本も過労死ラインというのがありまして、1ヶ月の残業時間が80とか100とか120とか言われていて、その根拠は家で十分に休む時間があるかどうかと言われています。
例えば80時間だとすると、仮に1ヶ月、例えば20日勤務するとすると、残業80時間だと4時間残業することになりますよね。
すると6時に終わって4時間残業すると10時じゃないですか。するとその10時に家を出て次の日9時に来ないといけない。するとちょうど休息時間で11時間になりますよね。10時に出て9時に来る。
ところがこれが残業時間100になると、仮に20日勤務だとすると1日5時間じゃないですか。5時間というと6時終了と11時まで仕事する。9時6時だと。次の日また9時ですから休息時間が10時間しかないわけですね。
120時間になると毎日12時まで残業していることになるので、休息時間が9時間しかなくなってしまいます。家で睡眠時間がどんどん短くなりますよね。ということで、もともと過労死ラインというのは家での休息時間から逆算して外算でこのぐらいじゃないかというラインを定めたと聞いたことがあります。
今までのルールをちょっと違う形で表現したという感じですよね。
そうとも言えますね。休みを取らせると。
06:03
インターバルとしっかりと。
これはなかなか面白いというかサービス残業とかあるじゃないですか。これはインターバルは会社出てからカウントが始まるからサービス残業もやっぱり休息時間には入らないですよね。会社出た時からですから。
会社出た時が客観的にわかるように社員証か何かでICレコーダーで強制出る時にかざすとかそういう仕組みを取るんでしょうね。それで一定の制度を整えた場合は助成金を出すよと。そういう仕組みなんでしょうね。
私はとても賛成ですね。
賛成ですしもともと今野川先生がおっしゃってた通り今の制度ができたホッターの考え方から別にそんな大きくずれてもいないようです。
これ実はこの案は野党案なんですよ。老朽法の改正案のもう早い案になっちゃいましたけど今またこれから始めると思いますけど去年の老朽法改正の時の野党案なんです。残業の上限規制とかそういうことよりはインターバル制度導入すべきだっていう罰則付きでこれ野党案なんですね。
野党統一法案だと思うんですけど。
日本はアメリカというよりは雇用問題はヨーロッパに近いので
アメリカは解雇自由の国なんですけどヨーロッパは解雇規制厳しい国も結構あってEUで一応統一的な規制を作ってるからEUを真似する方が馴染みやすいというか文化的にも馴染みやすいというところで野党案で出てきて
安倍政権って野党案そのまま丸呑みすること多くてインターバル制度も正面切って自民党にできないけど助成金出すからやってみてくださいっていうふうに事実上の改正案みたいな
そういう見方なんですかこれ
僕はそう思いましたけど2017年4月から早ければスタートと書いてます
そこまで出てますか
そう書いてますね私が見てる記事で
2017年度から最大100万円の支給があるかもしれないまだ詳細は未定である
ある種のガイドラインを出さずに助成金という形で出したみたいな
助成金という形でもし必要であればやりたい会社があれば支援しますよと非常にいいと思いますよ
09:06
普通にやってる会社であれば今までの残業規制とかをそれなりにやっておけばあんまり大きくは外れなそうで支給もできそうな感じで
外れないけど結局例えばですよ繁忙期になったら徹夜が2日連続あるとかそんな職場あるじゃないですか
そうですね
しみきりんまぎやは徹夜が3日続くと
職場業化とか印刷とか
だから毎日確実に休息取れてるかっていうとそうではない職場あるじゃないですか
そこは1ヶ月残業時間の規制ではカバーできないから
非常にいいと思いますよね
それ以上やっぱり超えるんだったら何らかの形で人手を増やすなりしてくださいっていうメッセージです
そういった助成金が出るそうですので
是非中小企業を前提としてるみたいな
経営者の方だったり総務人事関係担当者の方はチェックすると
予算継承そんな大きくないみたいなので結構一気にいく気がしますが
結構ね
この前僕日経新聞の記事読んでて
ハワハワと思ったのが
内定をもらった学生のインタビュー記を含めた段階みたいな
ありますね中の方ですね
やっぱり残業の時間を気にするっていう学生すごく多くて
びっくりしましたね
かなりやる気のある優秀な方
のはずの子たち
な感じなんですけどね読んでる限りは
だけど私は農産業のこの会社を選びました
なるほどなあ
内定何個ももらってるような
の中澤南海で
こういう時代なんだなあ
前々回の統一賃金統一労働
政権の猛烈社員の話されてた時の
あれにつながると思いますけどね
そう
今の若い子たちって同じ会社にずっと働いてても
上がっていかないの分かってるんで
会社じゃないところで自分のスキルとか能力とか
そういうことか
そういうことだね
非常に言ってることは筋が取って
しっかりしてる大学生だったんですよ
働きたくないわけじゃないはずですよね
だけどやたら農産業にこだわって
私は重視しましたってあって
会社終わってからの活動も
12:00
忠実させたいって言ってて
仕事やりたくないってわけではないんだよなあ
ってこんだけ優秀なやる気のある
大学は有名じゃないんだけど
指定校みたいな大学は有名じゃないんだけど
内定いくつも取ったっていう学生を集めた
日経新聞の図談会だったんですけど
種類選考で苦労したとか
こうやってアピールしたとか
そんな感じの図談会だったんですけど
なるほど今遠藤さんから聞いて
それだったら納得いきますね
あとは外でネットワーク作るとか
勉強だけじゃないと思いますけど
若くたちって結構すごいですよ
仕事終わりの
よくアフターファイブで飲み行くとかじゃないんですよ
そんなに外でいろいろやってるんだ
会社の枠に収まっても
保証されないから
自分で積極的に行動しないとダメだと思ってるんですよね
うすうす
意外と終わった後にそのまま合コンとかに行って
そうじゃない子たちもいて
そんな精力的にビジネスとして
働きかけの自分のキャリア作っていくんだ
すごいな
どこどこの方に会いに行くとか
どうにかく会食を設定してもらって
異業種
昔言い方振れるかもしれないけど異業種
交流会みたいな
そういうのいっぱい出て
あれって若干パーティーみたいな感じじゃないんですよ
もっと真面目ですよね
例えばなんかあれですか
いろんな企画出して携帯のアプリ作ってみるとか
終わった後とかには自分たちのプロジェクトチームに乗って
労働はしてないんですけど
企業とかに提案をするような
いろいろ活動に参加して
正しいねそれが
健全だなと
健全
中国の優秀な若者もそんな感じですよ
優秀な子たちってほんとそんな感じですよね
やたら人脈が広いですよ
ですよね
平気で入社1年目2年目から
営業とかバカバカ取ってくるんですけど
何かって見ると
そういう時間帯に社長さんとかと
すごい人脈作っちゃってるんで
そりゃ売り先あるよね
そういう優秀な人はすごいね
僕そこまでその記事読んだ時は考えなかったけど
インターバル制度なんかは
当たり前だよみたいな時代になりますね
そうしないと社員からしたら
自分を制限されて潰されちゃうとなっちゃうんですからね
その発想はね
遠藤さんは30代ちょうど前じゃないですか
僕40アラフォー
アラフォーですね
アラフォーはないですね
そういう発想は
そうなんですか
バブルが崩壊して大学生になったから
ダメだと思いつつも
でも先輩方は結構どっぷり会社文化
15:04
使ってる人が多いから
そういう人を見て仕事するじゃないですか
最初の10年とか
だから残っちゃいますよねその影響が
でも結局銀行とか行った人ほとんど辞めたのかな
都市銀行
当時の言い方で都市銀行行った人ほとんど全員辞めたと思いますけど
そんな会社も保証してくれない将来って言って
途中で方向転換だり
独立したい賞資権やったり
感動の良い方があったんでしょうね
感動は何が正解かとかはないけど
感じ方が途中から変わっていくっていう
世代なんだけど
今の20代10代の子は
生まれた時から不協ですから
不協というか成成長時代ですから
だからそんな一つの会社で
30年40年なって
考えてないですよね
考えてないですよ
僕入社2年目の時なんて
金曜日終わった瞬間に飛行機で北海道とか飛んで
北海道の軽車の方とか会いに行ってましたよ呼ばれて
で日帰りで帰ってきたりして
日帰りじゃなきゃ一泊で
それはまたすごいな
面白いねって言われるんで
またいろんな人が紹介してくれるんで
気づいたら辞めちゃいましたけど
そんなもんじゃないですよ今の子って
友達に会社やら後輩にやらせて大学生
で自分たちは給料もらわないけど
終わった後にそこでビジネスやってる子とか
いっぱいいますよね
あの池井戸淳さんっていうのから
小説か
あのなんだっけ
半澤直樹
ロケット
下町ロケット
新しい小説知ってます?
知らないです
出たばっかりのやつ
陸王って知ってます?
陸王
陸王
読んでみれば
読んでみれば知らないです
陸王って出て
今年出て今結構売れてるんですけど
中小企業のタビ
博タビ
自家タビのタビ
タビ
タビ
僕東北人なんでアクセントが苦手なんだ
タビって言うのか
だと思いますね
タビ
タビ
タビはほら
旅行のタビか
自家タビの
従業員20人ぐらいの会社
舞台にしてるんですけど
どんどん自家タビなんて
なかなか爆発的に
マーケットが増えるなんてないじゃないですか
どんどん自利費になってくっていう
4代目経営者の50歳ぐらいの
社長さんが主人公なんですけど
息子さんがちょうど就活やってるんですよね
就活やってて
行くとこ行くとこ落ちて
しょうがないから
お前俺の会社手伝えよみたいになって
でも言っとくけどと
自家タビに未来はないぞと
18:01
だから俺の会社を継ごうと思うなと
今時の学生なんで
言葉遣いもちょっと変わってるし
お父さんだから素直になれないんで
馴染めないわけですよね
お父さんも悩んでるから
自家タビをモデルにして
新しいスポーツシューズを作ろうと
なったんですよ
開発する
そのスポーツシューズって
読みたい人全部出てきちゃってますもしかして
新規事業立ち上げになって
人手が足りないからお前やれって息子さん言われて
一からやるわけですよ
どんどん成長して
就活も上手くいったんですね
学生時代にそれを新規事業みたいな形でやってて
就活やりながらやってた
上手くいくに決まってました
留年したんですね
設定からいくと
もしくは第二新卒みたいな形で
面白そう
それでなるほどなと思ったのは
それはフィクションもあると思うけど
要するに話す内容変わるじゃないですか
自分はこうやってこうやって
そしたら全然死んでるような面接が
今までリクルート活動やって
同じようなこと話すじゃないですか
いろんなマニュアルとかあって
死んでるみたいな面接官の人だったのに
その話してから
ちょっと教えてほしいと思って
どんどん面接が上手くいくようになって
内定出ちゃったみたいな
そういう物語で
もはやその後内定いらないですけどね
いらないんですよ
逆に言うと
そういう人は欲しいんですよね今は
僕らの時代はリクルートスーツを着て
確率的な答えして
枠にはまってれば
僕昔大企業今も勤めてますけど
友人で
理系の友人になったんですけど
学校推薦みたいなんですよ
僕は国立大学だったんで
理系は学校推薦なんですよ
研究室が推薦してくれて
だけど彼なりに
ちょっと尖った自分を演出したくて
適正検査ってあるじゃないですか
ちょっと尖った自分みたいな感じで
書いたら
推薦されてるのに落ちちゃったらしいんですよ
普通ありえないのに
また尖ったこと書いたらまた落ちて
研究室の人から
お前何やってんだって言われて
恥ずかしいからやめてくれって言われて
確率的な答え書いたらよかった
ダメなんだなって
ちょっと尖ったみたいな
欲しい人材がね
そうじゃない
保守的確率的なことが求められてるんだな
って言ってたのを今思い出しましたね
今ダメでしょおそらく
でも結果的にはそういう思想が多いと思いますよ
21:01
その中の一部で尖ったことが欲しいって
取ってるとこ多い
ありますけど
取ったとこで尖ったこと出して
やめてっちゃいますけどね
まあまあまあ
だってすごいですよ
その子の名前は言えないですけど
あるすごい有名な私立の
誰も知ってるような大学出てて
ビジネスとかガンガン
大学1年生3年生からやりまくってたんですよ
あえて就職するのか起業するのかどうするのかなと思ったら
一旦1年間
本当に誰もが聞いたことある上場企業に
しかも大使
日本日経企業に入って
日経企業の実態見てきますって言って
あえてそこの内定取って
外資とか全部受かってたんですよ
全部決定
ないし1年入るんですけど
もう辞める気で入ってますからね
そんなのありかと思いながら
まあそうでしょうね
そこの構造を見てから
やりたいことやりますって言ってましたけど
結構そういう子たちいますよ
話がだいぶ逸れたな
インターバルです
インターバルか
今の若者からしたら
インターバル何それっていう
当たり前じゃんっていう
そういう感じになるんじゃないですか
導入しないとちょっといい人取れないとか
そういう時代になるんじゃないですか
できそうですよね
ずっと会社にいるような人は
いらないよみたいに
逆にね
そう会社が宣言し始める
副業自由みたいな会社出てくる
あれも同じですよね
だからなんか変わってる
これから変わるんじゃないかな
っていう気がしますね
だいぶ今日は
主的な考え方も入りましたけど
実際に助成金がそういうの出てるそう
経営者や人事の方とか調べてもらって
うまく活用してみるといいかもしれないですね
本日もありがとうございました
本日の番組はいかがでしたか
番組では
向井蘭への質問を受け付けております
ウェブ検索で向井ロームネットと入力し
検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス
その中のポッドキャストのバナーから
質問フォームにご入力ください
たくさんのご応募お待ちしております
23:20

コメント

スクロール