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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え
向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今日も行きたいと思いますが
最近フェイスブックとかツイッターでのシェアが多くて
反応が多いものがあるので
その辺のマーケットニーズが読み取れるじゃないですか
それで受けが良かった話をしたいなと思うんですけども
コメントはあまりつかなかったけど
反応があったのが
うちの事務所の訴訟と交渉の
グラフが出てたやつですね
作ったんですけど
それがですね
特にフェイスブックが反応がありまして
いいねボタンが
170ぐらいあったはずですよ
170ぐらいですね
170はなかなかついてる方でして
何のコメントしていいかわからない感じはありましたけど
反応が良かったですよね
こういう時に必ずコメントするのが安田さんっていうのが面白いですね
安田さん嬉しいことにコメントいただけるんですよね
こんな光栄で安田さんにコメントいただけるなんて
仲良く最後に
そうそう
安田さんありがたいですね
やっぱり安田さんの仕事やってると
労働問題もチラッと関係があるから
採用人事関係とか
採用人事関係とか人の問題は関係あるんで
うちの訴訟と訴訟にならない交渉の比率を
件数をグラフにしたんですけど
ついに去年逆転しちゃって
交渉件数が訴訟件数を上回りまして
むしろその差が開く
交渉がどんどん増えてきつつあるっていう
そういう傾向をグラフに示しました
前は内容証明も送ってこない弁護士さんも多くて昔は
いきなり訴状が届くとかね
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そんな感じなんですよ
内容証明かまさないんですか?
かまさない人もいた
内容証明普通は送るんですけど
もう訴状作っちゃって訴状が内容証明代わりみたいな
そうなるといきなり訴訟スタートになっちゃう
訴訟スタートになる
え、交渉なし?みたいな
あとは内容証明形だけ送るんだけど
もう2週間後には本当に訴訟で
交渉の余地ほとんどないみたいな
あれって訴状来ちゃったら
交渉にしていいんですか?
いいんだけど訴訟になっちゃうと裁判所で話して
裁判上の和解聴証というのがありまして
裁判官の前で話し合って和解すると
強制執行ができる判決と同じ効力ができるんですよ
訴訟外だと一般主人の約束なんで
強制執行できないですよ
また裁判やらないといけない
なんで最終的に訴訟を提起するとお互い
話し合いまとまったけど裁判所の前で
裁判官の前で和解しましょうってなるんですね
なんで訴訟提起の後は和解は裁判所でやるから
時間かかるんですよ
一部の事務所なんか特に極端ですけど
奥に計算もしないで
150万でいいですかとか電話してくるんですよ
最近
150万ってこれ半額ぐらいだけどと思うんだけど
依頼者は説得してますんでぜひこれでお願いします
エビデンスなし
なし
うちの計算でいくと例えばですよ
300万請求の事案とかだと
250万ぐらいかなって大体わかるんですけど
いきなりね150万でどうすか若い先生が
淡々と
根拠なんですかと
いやないです特に早期解決なんで
社長さんに言うとね
先生これ裁判やると何本になるんですかと
250万です
先生のお仕様もありますよね
そうですね時間かかりますね
今だけ言うと150万なんですよね
そうですね
断る理由がないですよね
これ断るお客さんは
実は他の内容証明日も来てて
複数の従業員グループから訴えられてるとか
一人と和解すると
秘密にしててねって言ってしゃべっちゃうんですよ
バレるな
また火がついちゃうからできないんですけど
うちの会社他には請求する人いないですね
20人ぐらいしかいなくて
家族的なんで彼だけ置いてたんで
じゃあ妥協しますかねって思っちゃう
これ意味ないな
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残業代の計算すら6人やってないし
そういうもんですか今
これ完全成功修正だから
今何本かな
完全成功修正だと15%から20%ぐらいかな
広告費とかかかってますけど
事務局が簡単な残業代計算になって
弁護士電話に何往復かして終わりですから
時間にするとほんと数時間で終わっちゃう
2,3時間かな
そしたら単価時間
2,3時間じゃないですか全体
流れ作業でやってるからね
弁護士の稼働としては2,3時間
50万ぐらいの案件ってことですね
報酬がおそらく30万ぐらい
150取ってたとしたら大体何%になるんですか
15%から20%が多いね
完全成功修正だからね
20だとすると30
30万で
これ所長弁護士とかがやると
ちょっと割に合わないかもしれないけど
1年目の先生弁護士さんとかね
が大量にこなすんだったら全然オッケーですよ
これ何かに似てるんですよ
かばないに似てるんですよ
悪いかって言ったら違法じゃないのよ
依頼者がいいですよって言ったら違法じゃないですよ
大幅に厳格してるけど
だって自分の給料ですから
自分で決めれますから
いいですともうやめましたから早くくださいと
確かに何にも元依頼の雇い主とかと合わないで
100何十万もらったら
やってみっかってなりますね
なりますか
なる人多いんじゃない
だってお金のない若者いっぱいいるから
独立したタイミング取ったばっかりとかだと
依頼者の弁護士
若手弁護士もやってるね
同じ感じです
そんなこと言ったら
要は今までだと訴訟まで持っていったような話を
ビジネス的に見ると
実は交渉とかで大量に量産できるような案件って
意外とその目線で見たらいっぱいあるんじゃないですか
その典型例が今話題になってる
騒音基地訴訟があるんですよ
基地騒音訴訟か
米軍基地が至るところにあって
結構騒音が
何十デシベリューっていう騒音が日常化してるわけですね
不眠症になったとか
精神疾患になったとかそう言って
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飛行機の飛行の刺し止めとか言ってるんですけど
刺し止めは認められないままずっと何十年も
何十年やってるんじゃない?来てるんですけど
厚木基地とか
一番有名なのは厚木基地訴訟ですね
厚木基地訴訟って僕らのイメージ同業者の中でも
自衛隊の勉軍の活動に批判的な弁護士さんのグループが
やってることが多いから
そっちの先生がやってるんだろうなって感じだったんですよ
社会文明の中での訴訟なんですね
ある事務所は厚木基地周辺の自治体あるじゃないですか
エビの綾瀬
ザマとかあるじゃないですか
あれにチラシ配って
住民の皆さんと
実はこのぐらいの医者料が取れますと毎月
毎月最大2万円ぐらい取れます
そこに住んでるだけで
1人なんで5人家族だと10万なんです毎月
住んでる限りずっともらえる
すごいでしょ
月10万
でもそれは広まらなかった運動として
なぜかというと基地の差し止め訴訟もセットだから
今までの弁護団は
基地の差し止めって時間かかるんですよ
自衛隊の違憲性とか活動の違法性とか
そういう理論的なところから始まって
すごく
社会運動に近い問題になる
ところがこの事務所はどことは言いませんが
それはやりません
飛行機の差し止めはやりません
お金だけです
すごい
国としてもいいんですね
国としてもしょうがないですよ
差し止めの話ししなくてもそこだけ言われたら
訴訟罪に対しての
女性っていう言い方なんですか
異車両だね
異車両の相場が過去の裁判例で決まってるのよ
だいたい決まってまして
ここの地域に住んでる方は
1ヶ月いくらとか決まってまして
それがなかなかのお金なんです
5人家族とかだと
これ言ったらイメージあれですか
住民票をもらって提出したら
毎月手続き通ったら振り込まれますみたいな
そうですね
これに対しての
今のところは訴訟をやらないとダメなんですよ
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だけどもう裁判例がガチガチに固まってるから
ここの住所にずっと住んでましたって証明さえ取れば
もう取れますね
手続きとしては一応訴訟なんだけど
だけどもうガチガチに固まってるんですよ
騒音問題については
ここの地域に住んでる人で
こういう立場の属性の人
子供なのか大人なのかお年寄りなのかで決まるんですよ
だから訴訟としては
ちょっと単純というか単純ですよね
テンプレ化してる
テンプレ化してるんですよ
それって
例えば2万だったら
2万のうちの何%かという交渉してるってことですか
それを集団訴訟を起こす
100人200人300人とか
そうすると何本取れんだろうな
何本取れんかな
100人集めたとして
数千万は固いよね
年間でね
年間
200人取って2万ずつで400万ですか
時効3年間
3年なんですか
3年なんで
3年分取れるとしたら
100人でも
まとめていくんですか
月額支払いじゃなくて
過去の分はまとめて
これからについては話し合いで払ってもらう
基本的には永遠となんですよね
永遠ともちろん
過去もあるんですか
過去もある
時効が3年ですけどね
だから
100人集めると
5000万ぐらい3年分だったら
200人だと1億
300人だと1億5000万
しかもそこから
ライフタイムバリュー的にはまだいくんですよね
もうだって
地元の方が多いから
1回もらったらずっともらえる
そこの成果報酬みたいな感じで
もらっていいんですか
もらっていいんだよ
なんでかと国が
弁護士通さないと訴訟ができない
代理ができないっていうので
弁護士通してしか話せないんですよ
直接やってもいいけど訴訟やらないといけないから
訴訟やるってだってテーマでしょ
できないですよ
できないでしょ
基地訴訟問題なんで
できません
それをね
チラシ配ってその地域に
その成果報酬の分を払うと
契約で結ばれちゃうんですよね
いいんですね
いいんです
なんかすごい
何とも言えない気持ちになりますねそれ
何とも言えないどころか
愕然としたね僕見て
こんなこと許されるんだと思って
でも弁護士しかできないですか
弁護士しかできないし
何かの法律に違反してますか
違反してないです
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訴訟って言ったって
はっきり言ってテンプレ化してますから
何が言いたいかって言うと
訴訟やらないんですよ
弁護士って訴訟やるもんだって
同業者は思ってるけど
やっちゃダメなんだよ
労働問題、課払いとかだけじゃなく
そういうとこもあって
今そういう感じになってきてる
訴訟の文書とか
作るの好きな人多いんですよ
自分の存在意義みたいな
どうかなって思うな
それで大丈夫って
大変失礼だけど
その発想で大丈夫なのかな
食べていけんのかなって失礼だから
でも一方でそういうビジネスとして
捉えてる弁護士というのも
弁護士じゃない一般の見方からすると
何度も言える気持ち
いじめられるんだよね
弁護士会で
弁護士会とかでいじめられるんだけど
でもおそらく
よく代々的に宣伝してる事務所なんか
経営は順調ですよ
若手弁護士の採用も結構できてて
何でかってホワイトなんですよ
ホワイト
職場がホワイト
ホワイト職場
ホワイト経営
そういうブラックじゃないと
ブラックじゃない
何でかって言うと
分業化してるんで
特定の客とベタベタ付き合う人ない
決められた範囲のものを
言われた通りひたすらやればいい
作業工みたいな状態ですよね
お金も社会保険もきっちりしてる
残業時間も残業もあんまりないって聞いたよ
だから意外とみんな辞めないんですよ
安定して働いてる
上層部こういうマーケティングとか好きでしょ
ライバルほとんどいないから
かけた分だけコンバートしていくと
何が言いたいかというと
これ聞いてる方は
弁護士さんが交渉にまで入り込む時代で
どんどんいろんなところに出てくる時代ですよ
っていうことなので
そういう意味でやっぱり
法律全部守るのは難しいんですけど
労働法令はある程度は覚悟して
備えたほうがいい時代かなと思います
経営者サイド
というわけで
今の放送界のビジネスの現状みたいなところから
考える経営者の労働法ということでやってまいりました
何とも言えないモヤモヤが残りますが
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これが事実ですからね
受け止めていただいて終わりたいなと思います
というわけで本日もありがとうございました
本日の番組はいかがでしたか
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