経営者の意識
こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで今日もね、聞きたいと思いますけれども。
はい。
いきますか、もう早速ね。
はい、よろしくお願いします。
今日はですね、大変嬉しい質問といいますか、ご報告も兼ねての内容ですので、早速言わせてください。
はい。
向井先生、遠藤さん、こんにちは。
ずっと家の都合で拝聴できていなかったポッドキャストを最近再開。楽しく学びも多く、やはり向井先生ファンだなぁと改めて感じております。
この度、ようやく社長賞に合格いたしまして、これから開業に向けてステップアップしようと思っております。
ということですよ。おめでとうございます。
おめでとうございます。
この方ですね、2年くらい前から質問をちょこちょこいただける中で、試験先生への影響を受けてチャレンジしてみようと思いますというところが始まって、ついに合格ですよ。
よかったです。おめでとうございます。
いや、おめでとうございますですよね。ぜひね、タイミングでゲストなんかも出ていただきたいですが。
そうですね。
そこで向井先生にお伺いしたいことは、ということで質問いただきました。
はい。
クライアントの方が法律を詳しくご存じなかったり、先生の問題対応の方針に納得されないときなど、方向性が合わないときには、どのような点を意識されてお話をされているかをご教示いただけたら幸いです。
今勤務している社長司法人でも、正社員の方が顧問先様に法律的説明をしても納得されなくて苦労している電話が聞こえてきます。
今後の参考にしたいため、よろしくお願いいたします。
今まで番組内でも試験頑張ってと応援をいただいてきましたが、ようやく結果が出せました。ありがとうございました。これからも自己検査のために番組が続く限り拝聴したいと思っております。
ということですね。
ありがとうございます。
というわけで、何よりもおめでとうございますなんですけれども、ご質問いただきましたので早速いきたいと思いますが、これはよくあることな感じもしますよね。
そうですね。本当に我々も直面する内容ですね。
まだ弁護士の方が何かなんだろうな。
先生が言うんだったら仕方がないってなりがちなのかな。
弁護士だからしょうがないかみたいな、諦めに似たような感じで聞いてはくれるけど、
シャロー氏の先生とか会計前立さんだと、何でそんなね、法律って言って、何でうちのこと考えてくれないんだみたいな、そんなことにはなりやすいですね。
どうされてるんですか。
まずですね、このよく言われてるんですけど、結局人間って自分のことが大事なんですよね。
ですから経営者とか中小企業の場合は、自分イコール会社なんで、自分の会社がどうなるかっていうのを、法律がどうかじゃなく自分の会社がどうか、自分中心に考えますよね。
選択肢の提示
で、これよくおそらく何かで聞いた話で、別に僕独特のアイディアじゃないんですけど、その相手の人の北極性を探せと言われてます。
要するにその人の最も大事にしている価値観とか、絶対に譲れない点とか、北極性中心に回ってるじゃないですか。夜空の星っていうのは。
その一番の中心点を抑えるっていうのが大事で、無用なトラブル、従業員との無用なトラブルを避けるのが第一なのか、あとは1円でも安く済ましたいのか。
あとはトラブルになってお金がかかっても、解雇しちゃって、この人をちょっと排除して、それで進めたいのか。全部求めてる人っていうのは意外となくて。
何かこう、北極性。その方の北極性とかですね。みたいなものがあるんですよ。1つか2つあるんですよ。1つとは限らないけど、まあ1つですね。これを見抜く必要があって、それ以外は譲れる人が多いんですよ。
全部全部、お金もただみたいな値段で、クビにして何も起きないで、明日今日にでも終わらせてくれなんて人はさすがにいないんですよ。
なるほどね。あまりにも都合の良すぎる北極性を握りしめまくってる人は意外といないと。
1つはあるけど、そんなに軸が、絶対譲れない点が2、3、4ってあるかというと、いやそうではないですね。
なるほど。
その上で、省、蓄、倍って用意するんですよね。
省、蓄、倍。
はい。要するに選択肢を示すと。1つは安全策。法的リスクはゼロ。でもコストや手間が一番かかる。
はいはい、なるほど。
省、蓄だけですね。現実策。グレーな部分も残るけども現実的なやり方でお金もかかるけどメリットもあると。早く終わると。
なるほど。
で、埋め。省、蓄、倍。埋めはリスクが高い。法律上無効になる可能性ある。この時はトラブルになったらもう金銭的時間的な損失が発生して、多額の損害を会社がこむると。
可能性があるけどもと。
この3つありますと。どうしますかと。お勧めはこれですと。決めてくださいと。こういう風に提案するといいんですよ。
どうしてか、なんでこの考えに至ったかというと、外資系企業の外国人経営者とか中国人投資家、中国人経営者はこんな感じなんですよ。
決めるのはお前じゃないと。決めるのは私だと。選択肢出してくれと。選択肢出した結果折り合えないんだったらあんたをクビにすると。
折り合えるんだったらこのぐらいお金払うよってこんな感じです。
ディシジョンの責任は自ら持つか。プランを出してくれと。
法律の翻訳
日本の事業ってちょっとお父さんお母さん的なんですよ。
どういう意味ですか。お父さん。
守ってあげなきゃとか、やってあげなきゃとか、世話してあげなきゃとか。
ちょっと依存的なんですかね。ニュアンスで言うと。
中小企業を一人前の経営者を一人前の判断能力のある大人とは見てないっていう点があります。
子供として見ちゃってるってニュアンスでお父さんお母さん。
お父さんお母さん的。パターナリスティックとか言うんですけど。
付権的、要するに構ってあげる。ないとダメだみたいなね。
そういう感じが多いんですけど。
選んでくださいと。どれも完璧じゃないし。
しんどいのはもう全部しんどいですよと。
こっち選ぶんだったらうちは受けられません。
契約はもうちょっとうち降りるかもしれないけど。
こっちだったらやります。
でもそれはしょうがないから選んでくださいと。
担当者の人がちょっとかわいそうなのは、うちは契約切られてもいいですよって言えないんですよね。
担当の立場だぞってことですね。
それはちょっとかわいそうで、そこがちょっと経営者が選択肢を決めていただく必要があるかなと思いますね。
この方ちなみにもともと開業する前提でずっと頑張ってこられてますから。
そういう意味でいうと、まさにそういったね。
その方向での戦いができる環境を自ら掴もうとしている。
今は厳しいかもしれません。
自分が経営者になれば大した苦労はないのかもしれないけど、
大きな事業事務所で担当になるとこの点は苦労するんですよね。
なんだけど選択肢を出せば意外とそんな過激な内容を取る人は少ないんですよ。
あとはですね、これは私どもも反省しないといけないんですけど、
翻訳をしないといけないんですよ。
法律って言葉は外国語に近いから。
外国語ですよ。向井先生に本気でしゃべられたら何言ってるか全くわからないですもん。
例えば解雇できないんですよ。解雇にはこういう要件があって、
整理解雇には1、2、3、4って要件要素があるんですよ。
一つ一つ説明しますと、何のことやらさっぱりわからないですよね。
これどういうふうに説明するか難しいけども、解雇しちゃうと、
出るところ裁判所とかに行けば、弁護士さんとか行けば、
1年分とか長くなると2年分3年分のお金を1人払わないといけないと。
そのコストはなかなか高いと。
1年間2年間かかることもあると。
そのリスクよりも、話し合いで1人3ヶ月分とかで提案して、
終わらせた方がいいですよと。大した説明じゃないんだけど、
あんまりちゃんと説明してない弁護士多い感じですよね。
素人の立場がどこがわかんなくてどういったらわかってあげるかが、
専門家だからなかなかわからないでしょうね。
向井先生のこの番組そのものが翻訳番組みたいなのがありますもんね。
日本はクビにできない国なんですよとか、
そうなんですかみたいな話もあるじゃないですか。
クビにできないんですよと。
クビにするとこういう悲惨なことが起きて、
お勧めできませんけど、それでもやりますかって言ったらやらないと。
北極星の重要性
やらない場合はこういうふうにお金でこういう仕組みで解決した方がいいんですけど、
どうやりますかって言ったらしょうがないですよねってなりますね。
外国語だと思って翻訳するっていうのは大事ですよね。
ということですね。相手もあくまでも人間なので、
そして相手の北極性があるんで、
お金だったりリスクだったり時間だったりというような側面で
省畜倍の選べる選択肢をきちんと専門家として提示させることで、
ちゃんと選ばせてあげると。
そうですね。あとはやっぱり、
感情的な対立を避けるって大事でして、
なんでわかってくれないんだよみたいな、
そういうトラブルになりがちなわけですよ。
同じ方向を向いて一緒に問題を解決するっていうスタンスが大事で、
そのためには僕はですね、
相手の立場になるってなかなか難しいから、
非常に難しいんで、
期待をしないっていうことをやってます。
相手に。わかるはずだとか。
お子さんがテストの成績が悪いと、どうですか?
なんでうちの子供はこんな悪いんだって怒ったり。
期待しますよね。もっと頑張ってほしいってなるからね。
それは他人の子供があったらどうですか?
どうでもいいっちゃどうでもいい。
そう言ってはいけないですけど、そんな感じありますかね。
他人の子供に相談を受けられるのと、
自分の子供から相談を受けるのだったら、
どっちが冷静に回答できますかね。
冷静かって言ったらね、他人でしょうね。
ですよね。なんで?他人だから。
だからいろんな事情あるけど、
お父さんにこういうこと言ったらどう?とか、
こういうものを塾に通いたいって言ってやったらどう?とか。
なんだけど、自分の子供だと、
なんでそんなのもわかんないんだ?とか始まっちゃうから。
無理なんですよね。冷静に自分の子供とか自分。
それと同じで、結構感情的な態勢。
わかってくれるはずだみたいな、
そういう期待があるんですよね。
こっちがね、その相談される側がってことですね。
要するに相手の人をコントロールできると思ってるんだよね。
できないから、
分からない。
所詮他人同士だし、
分からなければしょうがないよなと。
でも分かる範囲で分かりやすく伝えて、
まあダメだったらしょうがないよねってやれば、
まあそんなに疲れないし、
淡々と進められるかなと。
まだマシかなと思いますよね。
期待をしない。
相手がこちらの立場、
こちらの意見を分からないはずであるという前提に立つからこそ、
期待をしないコミュニケーション
分かり合えるっていう話でもある。
おっしゃる通り。
弁護士の言ってることなんでわかんないんだろう?じゃなく、
分かんないのが普通だよなと。
分かるわけないじゃないですか。
それだけ勉強されてるね。
シャロシの先生。
放送界の先生の言ってること。
何言ってるか夢中語ですよ。
そう。
僕はゼリー市の大久保先生のポッドキャストを聞いてるんですよね。
ワネトレですね。
トレーニングジムで走りながらとか聞いてるんですけど、
まあなんか走ってるからかもしれないんですけど、
分かんないですね。
あれ?
税判のヨタ話っていうんですか?
はい、ヨタ話。
あれは分かるんですよ。
それはヨタ話ですからね。
なんだけど、先生が融資とか財務とか、
税金の処理の仕方とか、
もうちんぷんかんぷんですね。
専門家のモードに入ったらね、結構ブワーってなりますもんね。
でもおそらく大久保先生はこのぐらい分かるでしょうみたいな感じなんですよね。
頭いいですからね、あの方もね。
いや、あれ難しいっすね。
カイ先生でもですか。
ちょうどその話出てましてね、
お二人のゲスト収録とかもしようよなんて話がありますんでね。
そのうち配信されるかもしれませんので。
楽しみにしていただけたらと。
いい感じですかね。
そんな流れで最後、
久野先生と向井先生のコラボセミナーなんかをちょっと3月ぐらいに東京でやろうかなって話も出ております。
そうですね。
日程も確定は、今仮にしてるんですが、
また中身を確定したら皆様に告知していきたいなということで、
いろいろやっていきたいと思います。
というわけで、終わりましょう。
ありがとうございました。
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