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2019-07-12 19:59

第205回「質問:健康診断結果の情報を会社が集約することは可能なのでしょうか」

第205回「質問:健康診断結果の情報を会社が集約することは可能なのでしょうか」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え
向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
さあ、いきますか?
今日はね、申し訳ございません。
あれですか?
聞いている方は何だか分からないですけど
現在予定の時刻より1時間半を
あっ、言っちゃいました。
過ぎようとして
これに関しては
諸事情があって
遠藤さんが
遅刻をながら
いや、でも
私もないことないんで
本当ですか?
いや、もう今、実はですね
言っていただいたら恐縮なんですが
今、心苦しくてですね
収録に集中できないことの
罪悪感に怯みながら
気にしなくて結構なっているのも
リスナーの方は関係ないんですけど
宣言した上でやりたいと思います。
すげえプレッシャーかかる
いや、もう実は私が
完全に時間に入れ忘れておりまして
1時間半遅刻します。
はい、大丈夫です。
頑張ります。
よろしくお願いします。
早速、いいですか?
大丈夫です。
さあ、いきましょう。
今日はですね、男性の34歳
セールスの方から
ご質問いただいております。
一部上場企業ですね
会社名バコーンと出てますね。
誰もが知っている会社です。
誰もが知っている。
会社で健康診断を進したところ
会社経由で結果が届きました。
検査結果は会社が把握している
ということなのでしょうか。
かなりの個人情報だと思うのですが
会社は知る権利があるのでしょうか。
また、再検査の要項があり
検査結果のコピーを
会社に提出するよう指示があるのですが
会社に報告義務はあるのでしょうか。
このデータをもとに人事などが
情報を集約していると思うと
働いて気持ち悪さを感じています。
向井先生のご意見を
お伺いできませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
はい。
結構ね、昔だったら
無頓着働いている方
無頓着だったんですけど
自分の健康状態も含めて
まあ今
プライバシー、個人情報
03:00
プライバシー、個人情報という言葉が
よくニュースで出るくらい
みなさん敏感になっていまして
健康情報も当然
プライバシーに当たるので
ただプライバシーといっても
まあいろんなプライバシーがあって
それこそ
まあなんていうのかな
血圧とか
まあ
こう人に知られて
まあそれほど困らない
身長なんか
まあ見ればわかりますね
なんだけど一方で
まあそれこそ
昔本当に30年前問題になったのは
HIVウイルスに
感染しているかとか
まあ今でも問題になってますけど
まあそういうプライバシーまで
まあいろいろあって健康情報については
遺伝上の情報も今取れるので
なるほど確かに
で、それで
一方で会社は安全配慮義務といって
健康で
安全な状態で働けるような
環境を提供するっていう
こういう義務もあるわけですね
ああ一方でですね
健康で安全に働けるような
まあそういう体制整えると
配慮してあげると
そうなると
どこまでプライバシーを
知る必要があるかという問題がありまして
なるほど
長らく問題になってたんですけど
あまり厚生労働省はガイドライン
あまりというか全然出してくれなくて
実はですねちょっと長いので
申し訳ないんですが
口頭で申し上げますと
読み上げてください
読み上げますと
平成30年9月7日付で
労働者の
心身の
心と体ですね
心身の状態に関する
情報の
適正な取扱い指針
工事第1号
工事ったら公に示すと
これが平成30年
9月7日に出まして
あまり知られてないんですけど
要は
線引きが
必要なわけですね
個人のプライバシーと安全配慮義務で
どこを線引き
引いていいか分からないかったんですけど
その線引きを
国が一応示したということで
非常に意義がありまして
なるほど
今ものすごいスクロールされてますけど
こんな長いんですか?
すごい長い
これがまた長いので
3つ分類分けされてます
会社の
安全配慮義務ということを前提に
どれだけ会社が
労働者の情報を
知っていいかみたいな
これがやっと出たんですよ
去年の9月に
めちゃ気になりますね
1つが
まず3つ分類されてて
方法枠
1つが
個人が同意がなくてもいいですと
会社がむしろ
06:00
積極的に
取ってください
収集してくださいという
情報があります
またプライバシーの程度は低い
それは
これAから
Fまであるんですけど
健康診断を受けたか受けないか
内容じゃなくて
ストレスチェックを
の結果
高ストレスと判定された場合に
面接指導を
したいかしたくないか
働いている方が
自分は面接指導を希望します
希望しない
希望の有無を
聞くこと自体はむしろ積極的に
してくださいと
検査結果じゃないですね
内容に踏み込まないものばかりで
これは積極的に
会社やってください
健康診断を受けてませんよと
6月10日までに必ず受けてください
とかそういうのは
問題ないじゃないですか
あなた80時間超えて
働いてるから
うちの産業員の先生と面談してくださいよ
面談したいですか
こういうのはいいですね
これは問題ないですけど
微妙なのが次
同意を得ないで
本人の同意を得ないで
情報は収集できるけど
得た情報は
きちんと
適正に取り扱わないといけない
要は勝手に部外者に
見せたりとか
関係のない部署に
回覧するとか
そうやってやっちゃダメだけど
基本的にご本人が
NOです
嫌ですと言っても
もしくは同意を取らなくても
やらないといけない
ちょっとすごいグレーゾーンなんですけど
同意はいらない
内容はですね
これちょっと質問にかかってくるんですけど
健康診断の結果
ピンポイントきた
法廷の項目なんです
血圧とか
法廷項目
僕も詳しくないんですけど
新年度とかも法廷に入ってるんですかね
35歳以上になったら
義務化されてるもの
もともと工場労働者の方向けに
作った法律なんで
視力体重身長
血圧入ると思いますね
そういうものは法廷の項目は
これは同意なく
例えば健康診断を外部に
大体業務委託してるじゃないですか
そこから直接もらっても
問題ないと
なるほど
あとは
法律で決まってる
検査があって
例えば長時間労働者に対する
面接指導の結果
要は
80時間くらいの方に対して
医師が面接本人が希望した場合
09:01
面談するわけです
面談した結果
実は体調は
非常に悪くて
実は朝起きれなくて
苦労してますとか
そういうのは実は面談指導の結果は
これはフィードバック本人に
同意なく
していいと
面談の結果というのは
医者との面談の結果
そこは
取っちゃっていいということですか
むしろ
ストレスチェックが高ストレスとか
ちょっとだんだん
健康状態に黄色信号を持っている
方だからむしろ積極的に
取りなさいと
あとは法定項目の
再検査の結果
異常値を示した場合に再検査
受けてくださいと
突然不正味役が出ているとか
もう一回
見た方がいいですねと
機械を変えてきちんと
検査した方がいいですねとか
そういう場合も
会社が取れますと
法定項目
法定項目というのは
バーッと出てますよね
なんかあります
基本的に
大体
それほど本人が
知られて
体重とか女性は知られたくない
僕も嫌ですけど
嫌なの?
なんで?
なんで知ってんだよ
仕事なんか関係あるのか
嫌なんですか?
僕は嫌ですよ
僕いいけどな
世代感あるから
なるほど
法定項目があると
最後
本人の同意なくやっちゃダメ
これが
健康診断で
いろいろできるじゃないですか
オプションいっぱいありますよね
だいたい
オプションかなりつけて
会社も福利厚生大企業など
充実してるから
いろんなもの
血液検査の項目も増えてるはずなんです
これは
法定外項目については
同意がいると会社が
情報収集するの
っていうのが出たんです
これってすごくないですか
そこは
引いちゃダメよってことですか
本人が自発的に
いいですと会社と情報を
共有していいですって
同意してればいいですよ
だけど基本的には
本人に無断で情報収集しちゃいけない
ってのは出たんですよ
だからこのご質問で
もしかしたら
血液検査とか
結構
ちょっと法定以外のこと
やってる可能性あるかな
まずありますよね
ちなみに法定の
項目が
パッと出るんですか
どれですか
労働安全衛生法規則第43条
12:01
そうですね
だとしたら
自覚症状及び
多覚症状の有無の検査
身長体重脅威視力張力
X線検査
血圧
貧血検査
肝機能検査
血中脂質検査
血糖検査
心電図
大体あれですね
もう知ってます
でも問題は
例えば会社の
福利厚生で
胃カメラ内視鏡検査
ありますよね
大企業だったら
何年に1回受けれる
あれ高いんですよ
私も
この間自腹でやった
高いところに
そんな年かな
念のためやったんです
引っかかって
酒の飲みすぎが
大丈夫でした
僕やったことなくて
そうなんですか
辛いですよ
結構辛いですよ
置いといて
ですから内視鏡検査とか
あと
なんだっけ
婦人病
関連の子宮が
検査とか
普段法廷外で福利厚生でやってるんで
これは結果は
ご本人の同意がないと
会社が勝手に
当たり前にそんな気がしますけどね
ちなみに今の
法廷の検査あるじゃないですか
引っかかるじゃないですか
再検査も止められますよね
再検査の方の情報はどうなんですか
引っかかったぞっていう情報は取れる
再検査した
再検査も取れる
法廷項目は取れる
ややこしい
法廷項目は取れる
ややこしいのが
精密検査は取れないんですよ
本人の同意がないと
精密検査って何のことを
精密検査って僕もよく分かってないんですけど
精密検査と再検査は
違う
へえ
おそらく
精密
それをきっかけに再検査じゃなくて
精密検査をするということができるんですかね
そうですね
それはダメなんだ
精密検査ってのは
あれじゃないかな
より専門性の
高い病院に行って
検査を受けて
かつアドバイスをもらうっていうやつじゃないですかね
そうなると
受診医療機関が違うから
だからそれについては
個人の同意がないと取れないと
なるほど
ただここはちょっと違和感があって
例えば心電図とか
糖尿病とか
ちゃんと改めて
専門病院で精密検査してアドバイスもらわないと
15:00
分かんないんですよ
会社に全然入る義務もあるのに
ご本人が嫌だって言ったら
それ以上分からないってなると
だから
黄色フラグ立ってるのも分かるけど
その後どうなったんだみたいな
特に高血圧とか
糖尿病との合併症だったり
いろんなものが
原因が含まれてるから
本当は全体分からないと
会社も
職場環境を配慮をつっても
特に現場の仕事
デスクワークだったら
デスクワークも長時間労働はやっぱり
負担がきますからね
甘いもの食べながらガリガリガリ
長時間したら結構
負担きますし
この辺りで一旦
総括的な方向にいきたいなと
思うと思うんですけど
なるほどって感じなんですよ
ガイドラインあったんだと
法廷項目に関しては
いいよとそれ超えちゃダメだよ
なるほどなと
グレーゾーンもあると
そうすると
この方の質問からは
内容次第だってことで
内容次第ではアウトの可能性がある
内容次第では実は
難死経検査
向井さんこんなの出てましたよ
なんて言われる
っていうのは本当はおかしいと
個人にまず来てから
それを個人が提出すると
だけど血圧とか
血液検査の普通の
数値については
それは会社が把握して
それはしょうがない
そういうことですね
へーなんか
すごい
詩的な感覚で言うと
知られたくないですよね
そうですか
全然
私もともと人事じゃないですか
人事の中は分かるので
人は移動してどうしようもないやつも
人事やってるって言っちゃいそうですけど
あったりするわけじゃないですか
いやいやあいつその情報持って
お前それどうする気だよ
みたいな飲み会行った時に
お前実は体調悪いんだとか
言うのをこいつが知ってると思うだけで
なんかあり得ないだろう
みたいな
どうだろうなそんな人いますか
いやいますよ
あの人糖尿病なんだ見えてみたいな
言わないにしろ
そいつがとか言ってあれですけど
知ってるだけで
嫌で嫌でしょうがないです
人によりますね僕全然
何も
マジですか
全然気にしないですね
政府がどこまで情報を取るかとかと
近しい話
千の話
やっぱり
そうですね
プライバシーに関わる対応もありますよね
眼鏡審なんかもやって
やってくれる
会社も
会社も多いと思うんですけど
18:00
あれなんかも本当は
個人にしか見せてはいけない
内容なんですね
眼鏡審の結果とかね
あの私明確に
この質問の意味わかるんですけど
見たことありますよ
健康診断が本当に会社から
送られてくるんだよ結果が
ってことは病院会社
自分で取ってんじゃん情報
取ってる取ってる
取ってる
会社も無頓着だったんですけど
今は取ってますね
大企業だったら
オプションで自分でつけちゃった方が取られちゃってる
本当はそれはダメだってことですね
これは結構セミナーやると
ざわつく
ざわつくでしょうね
会社の
手応えここだけあるみたいな
話してて
そういうことじゃない
そういうことじゃないんだけど
これ知らないんだなと思って
ちょうど質問が来て
いいなと思いました
2030年9月のガイドライン
非常に
時代が伴った話な気がします
だからどうということではないですが
そういうガイドラインがあると
まず知っていただいて
日常の人事経営者の方が
見ていただきたいですね
というわけでこの辺りで
今日は申し訳ございませんでした
今後記憶しないように
はい気をつけてください
本日もありがとうございました
19:59

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