1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第170回「質問:行政指導され..
2018-11-08 15:17

第170回「質問:行政指導されやすい業界のトレンドはありますか? 」

第170回「質問:行政指導されやすい業界のトレンドはありますか? 」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
00:04
向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、質問いきたいと思いますが、たくさん来ている中でありますが、どこから行きますかね?
こちらの病院の方へ行きますか?
病院関連の方へ。
スタートしたのにどっちやるか決めてなかったって。
まさかにありますが。
早速、雑談もなくいいですか?
大丈夫です。
もういいですか?
大丈夫です。
じゃあ、行っちゃいたいと思います。
この後、公演なんですよね?
そうですね。
鳥貝先生と。
はい。
すごいですね。
いきたいと思います。
この方は、社長の先生です。33歳、男性の方から来ております。
向井先生、遠藤さん、こんにちは。
はい。
行政の動向について教えてください。
私の勤務する事務所は、主に医療機関や社会福祉法人への労務管理や、それに付随する問題へのアドバイスを行っています。
私自身、担当している関与先は全て病院となっています。
向井先生はおそらく、個人、法人問わず幅広い事業主や事業所から依頼を受けてお仕事をされていると思いますが、行政からつつかれやすい業界、業種というのはあるのでしょうか?
私のお客様は単一の業種なので分からないのですが、もし行政の指導トレンドがあるようなら教えてください。
相談というより単なる疑問なのですが、よろしくお願いいたします。
推進がありまして、いずれ〇〇になると思うよという向井先生の将来予想トークは、仕事でもそのまま使わせていただいております。
可能であれば将来予想、予言トークもお願いいたします。
はい。ありがとうございます。
うまくご活用いただいているようですね。
病院しか扱っていない、医療法人しか扱っていないというすごい大きな社路寺事務所かな?
そういうものなんですか?
それはすごいですよ。相当お客様の数が多い、かつ専門化しているというのはなかなかないので、かなり大きな組織だと思います。
そういう予想がこれだけで分かるんですか?
分かります。かつお客様の医療法人も規模が大きいところも結構多いんじゃないかと予測しますね。
03:01
ちなみに、このかつの質問の前にですけど、医療関係の社路寺の業務というのは特殊性があったりするものなんですか?
やること自体はそんな特殊ではないんですけど、
医療法人の場合、後退勤務とか変形労働時間制とか、最近クローズアップされている医師の労働時間とか。
そうですね。以前もやったことありますね。
看護師さんの待遇とかの問題は最近どんどん給料が上がっているから、昔みたいに労働組合に加入してどうとかはなくなっていて、
非正規雇用も看護師さんに限ってはあんまり関係ないというか、やっぱり仕事にお金を払うというのが徹底していて、
看護師さんについては本当にプロフェッショナルとして全国の転職市場とかが機能している感じがしますね。
嫌だったら組合に入らない。昔は入ってたんですけど、昔は看護師さんの組合ってすごく強くて、病院の組合で。
今はもう本当に弱くなりましたよね。いらない、組合。
それはもう。
ちょっと言い過ぎだけど、いらないっていうのは、嫌だったらもう辞める。
で、転職しちゃえば。
上がったり職場変えれるから、すごく強いですよね。
なんか歯科衛生師さんみたいな感じ。
歯科衛生師さんもそうですね。歯科衛生師さんも売り手市場ですね。
ちなみに医療法人って看護師さん、あと医者先生と、あと事務系の医務局の方々いるじゃないですか。
あの方々基本全員社員なんですか?雇用契約なんですか?
雇用契約ですよ。
みんな雇用なんですか?
雇用ですよ。
医者も雇用契約なんですか?
お医者さんも雇用契約ですね。
そうなんですね。
面白いですね。
そんな中、今回はこの方さんも専門だと思うんですが、他の業種業界での行政から使われやすいところはあるのでしょうかということですが。
医療法人以外で。
ですね。
あんまり長時間労働の業種ってもう決まってて、運送業とか飲食業とかサービス業はちょっと長時間労働になりやすいんですけど、あんまり労基所は長時間労働だから厳しくするっていう感じは受けなくて、むしろ話を聞いて直せるところに行ってるなっていう気がします。
そんな感じですか。
はい。
じゃあ、ことが起きたら行くと。
ことが起きたらというか、話が通じて直してくれるようなところ。
06:04
そういう意味ですか。
私、シャロージョン先生からご質問を受ける内容がすごく細かくて、監督官の指導内容がおかしいとか、そういうご質問を受けるんですけど、そんな細かいことをやってるんだっていうのが正直なところで、もともときちんと守れてるところをさらに守らせようとしてるっていう感じですね。
ですから、もう全然守ってないような中小企業、特にもう本当数人みたいな、10名とか10人とかそういう会社にはあんまり来ないんですね。
地元の名門企業だったり、歴史のあるところだったり、そういうところに定期的に何回も来てますね。
本当は話の通じそうなところに。
通じそうなところに来てるなっていうのが印象で、ブラック企業みたいな会社はいっぱい世の中ありますけど、あんまり頻度としては少ない感じしますね。
そうですか。
そうすると行政の指導トレンドという意味ではあまり感じない。
行政の指導トレンドとしては同じで、より規制がこれから厳しくなるので、守れそうなところには厳しくやると。守れないところには適当にやると。
何かことが、人が亡くなったりしたら、責任は徹底して追及すると。こういうことじゃないですか。
ちゃんとやってそうなところの方が来ちゃうってことですね。
ちゃんとやってそうなところばっかり行ってるイメージで、そんなところやってどうすんのっていうのが多いですね。
ちなみに過去にもいっぱい番組で扱ってますが、運送業は残業代とかものすごい目つけられてるように見えるんですけど、それはどうなんですか。
ほとんどない。
そうなんですか。たまたま取り扱ってるだけで運送業がめちゃくちゃ狙われてるってわけではないんですか。
全然。だって本当に指導したら倒産するから。何割かは。
たまたま1件2件とかの狙われてるやつが、要はやりたまに上がっちゃってるのかわかりませんけど。
大体人が亡くなってる事例じゃないですか。
そんな、そのぐらいのところにあって、それをたまたまフューチャーして取り扱ってるだけで。
監督官も人がいないし。
そうなんですかね。
だから、医療法人なんか格好の対象ですよ。真面目でしょ、大体。
優秀な方多そうだし話できそうだしね。
話できるから、医療法人なんかはすごく厳しくなるとは思いますけど。
じゃあ何か起きるかって言ったら、別に何も起きない。守ってくださいって厳しく言われたとしても、
09:09
将来送検とか刑事罰っていうのは可能性は低いでしょうね。
業種業界という意味では、ここっていうトレンドはなさそうだと。
業種業界で言ったら、今のところ労働行政運営方針とか見ている限りでは病院も上げられてますよね。
上げられてます。病院福祉業界、運送業界は上げられてますね。長時間労働の業種っていうのは上げられてます。
上げられてるけど、無数にあるので事業所が。そんなもう回らないですよね、手がね。
人が亡くなったりしてる場合に厳しく行政が入って、あと理工局も入って、営業停止になったりして。
ちなみに、では業界じゃなくて、例えば長時間労働は言われやすいという、その指摘のトレンドっていうのはどうなんですか。
長時間労働は当然言われやすいですし、これから法律変わって上限ができるので言われやすいんですけど、
ただ、負担決議があって法律で、中小企業についてはしばらく手加減してやれよみたいな条文があって。
手加減してやれよっていう条文があるんですか。
中小企業の事情に鑑みて取り締まりをすることみたいな。
それはお手柔らかにという条文ですね。
注意は受けるけど、すぐに厳しくなるっていうことはないんじゃないかなと思うんですよね。
あとやっぱりちょっと怖いのは、事故が起きた時でしょうね。死亡事故。
事故。
過労死みたいな。自殺とか。
監督署も人が死ぬと送検、違法長時間労働と言って送検して新聞に出たりすると、今人は辞めちゃうんですよ。
報道されちゃう。人も来ないし、求人しても来ないし、今中にいる社員もこの法人ダメだって思うんでしょうね。
辞めちゃって、あっという間に会社倒産の危機に医療法人ですらなります。
なりますね。今聞いている限りは。
とにかく死亡は。
当たり前ですけどね。
意外とお医者さんじゃないですか。
健康被害が起きやすい。長時間労働。
あとね、今若手医師も長時間労働嫌がってて、長時間労働の職場に医師が来ないんですよ。
12:00
来ないんで。
それで科を選んだりするってことですか。
選べるから。だから医師来ないと病院開けないじゃないですか。
そうですね。
お医者さんの労働時間減らさないと、減らしてもやっていけるような仕組み作らないと、病院も倒産する可能性が高いですね。
今までのやり方が当たり前だと思うと、いつの間にか人が来ないとか、病院を一部病棟閉鎖しないといけないとか、そうなると思いますね。
逆にそのあたりはこの方はお詳しそうですからね。
僕なんかよりもはるかに詳しいと思う。
ゲストで来て、病院の医療業界の実態をお話ししていただいたら楽しそうですね。
そうですね。
生々しいお話を聞けそうですね。
対行政もそうなんですけど、どうやって人が来てもらえるかっていうことから逆算して考えたほうがいいですね。
行政からバレなきゃいいとか、行政とうまくやればいいっていうのだとちょっとずれちゃうかなっていう。
行政そこまでいきなり厳しくする気はないので。
それよりもやっぱりどうやったらいい人とかお医者さんとか来てくれるかっていう。
看護師さんも選べますからね。
もうそんな相場よりちょっとでも下がったらもう来ないし、すごく要求厳しいですよ。
でもその意味では働きやすい環境は作られ始めて。
体力のない病院が淘汰されてきますよね。
確かにね。
給料はいい、まあまあなんだけど長時間労働っていうと来ないから人が淘汰されていくじゃないですか。
病院関連の人事制度の見直しのお話すごいよく聞きますよね。
そうなんですか。悩んでるんだと思いますよね。
定着、人の定着とか。
立派ですよね、そうやって人事制度ちゃんと作ろうっていうお気持ちがある病院は。
立派なんですけど、とりあえず今が良ければいいやって言うとちょっと危ないんじゃないかなと思いますけど。
なるほどですね。
というわけでね、特段業種業界という意味では行政トレンドはないけれども。
ないないですね。
そういうことだったんですね。
ぜひ今のお話聞いていろいろお質問あると思いますのでまたお待ちしておりますので。
ぜひ行かせていただけたらなと思います。
というわけで向井先生、本日もありがとうございました。
ありがとうございます。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では向井蘭への質問を受け付けております。
ウェブ検索で向井ロームネットと入力し検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
15:07
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
たくさんのご応募お待ちしております。
15:17

コメント

スクロール