1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2024-03-01 12:37

第447回 日本で「リファレンス」は広がっていきます!

第447回 日本で「リファレンス」は広がっていきます!

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
00:03
こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願い致します。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが、向井先生。
今日はですね、以前、覚えてますかね。覚えてるに決まってるから。
リファレンスチェックという話を以前して。
はい、リファレンス。
リファレンスですね。
リファレンスチェック。
リファレンスチェック92回でね、やったんですけども、その際にご出演もしてくださった、EN JAPANのアシアトの方からですね、質問をいただいてまして。
はい。
わざわざ質問じゃなくてもという感じなんですが、質問いただきましたので、ちょっとご紹介させてください。
はい。
海外では当たり前のリファレンスチェックですが、日本でも普及すると思いますか?
ということを改めて聞かれておりますけれども。
はい。EN JAPANのアシアトさんですよね。
アシアトさんどんなサービスだったか、ちょっとご存じない方もいるかもしれないので。
そうですね。簡単に言うと、転職を希望してくる人に対してですね、このアシアトサービスを使って、
全職、全々職、現職でもいいけども、アンケートに答えてもらいをお願いしてくれないかと。
はいはいはい。
その人の名前とメールアドレスがわかったら教えてくださいって言って、
教えてもらったらその人にメールを送って、アンケートを送って、それを集計してフィードバックすると。
採用する予定の会社にフィードバックして、採用の資料にするというやつです。
それの仕組みとして支援されてるのがアシアトさんで、今の仕組みそのものはリファレンスということですよね。
リファレンス。
はい。それをリフでやってる。
やってると。
はい。
なかなかね、日本の労働監修なんですか、採用監修なのかわかりませんけど、
比較的文化的には馴染みにくいような。
はい。
言われてきておりますが、そういうのもあってたぶんこのご質問なんでしょうね。
そうですね。はい。私はですね、間違いなく復旧すると思います。
あ、そうですか。
はい。ただ時間がかかると思うんです。
で、どうしてかと言いますと、僕の同年代、もうすぐ50に差し掛かるんですが、
同じ大学とか出てる同級生も、半分以上はずっと新卒のままの会社、大企業に勤めてるんですけども、
あと公務員かな。
ただ、2、3割は転職を40代で経験してるんですね。
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もしくは転職する予定。
これってやっぱり昔だったら考えられないことでして、
やっぱり35歳ぐらいが転職の限界だと。
そうですね。
平成の中盤ぐらいまで言われてたんですね。
うんうん、そうでしょうね。
これがだんだん上がってきてですね、今40代も当たり前ですし、
50代でも大企業、上々企業同士で転職するっていうのも、
結構ポツポツ出てきてるんですね。
40代なんかザラって感じですよね。
ザラですね。そうすると学歴が当てられなくなってきて40代になると、
じゃあどこでどういう仕事をしてどんな成果を出したかっていうのを当然知りたいですよね。
それが自己申告だけだとちょっとわからないので、
なるほど。
いっぱい書くので推薦できる上司から書いてもらう。
ところが、これやっぱり普及しない一つの原因は、
これ本人が見つけてくる過去の上司だから、
本人がお願いしたらいくらでもいいこと書けるでしょうと。
はいはいはい。
だからわかんないんじゃないのっていうのはあるんですけど、
まず僕足跡さんに聞いたんですよ。
そもそもこれ推薦者、リバレンスチェックを引き受けてくれる人、
見つけられない人ってどのくらいいるんだって聞いたら、
1割はいるって言ってました。
だから要するにこういうことをお願いしたら、
いや、見つからないんで僕はいいですって言ってくる人1割いるって言ってて。
でもリバレンスを見つけられない人っていうのは、
要は過去の時の関係性が悪かった可能性がすごい高いっていう風になるんですかね。
1割の人はもう雇っちゃいけなかった人で、
その手間が省けるということなんですよね。
1割そういう危険性を排除できるだけでめちゃくちゃお得だって、
僕なんか個人的に思うんですけど。
あとはやっぱり、
書いていただく書式フォーマットはちゃんといろいろあるんですけど、
書いてる内容にやっぱりね、
言葉の端々、行間に滲み出る何かがあるときがあって。
これってなんかうまくいかなかったんじゃないの?このプロジェクトみたいな。
人間関係で問題を起こしたんじゃないの?みたいなですね。
あるんですよ。僕実物を何個か見せてもらったんですけど。
へー。
もちろん良かれと思ってお願いしてるわけですよね。
それでもその書き方ってことは、あれれれって思いますよね。
ふんふんふんふん。
だから採用の一材料として、
私は欧米社会では広まってますけども、
日本でもこれだけ中堅大手企業、転職がどんどん増えている状況では広まると思いますね。
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なるほどね。だからその転職する年齢の幅がどんどん上限が上がってって、
実際にキャリアとして仕事がもう20年以上働いてるみたいな人たちが当たり前に転職し始めると、
このリファレンスの仕組みがないと、
要は調べられないので、当たり前になってくる流れが流れとしてあるだろうという読みってことですね。
そうなんです。
なるほど。ものすごい納得できる論点ですね。
実は欧米社会で広まっているもう一つの理由があって、これは表だって出てこないんですけど、
これはですね、労働問題を防げるんですよ。
あれって思いますよね、労働問題。
まず当然採用の時にそういうスクリーニングかけれると審査できるってありますね。
もう一つはですね、辞める時にも効き目あるんですよ。
要するに辞める時もめるとリファレンス出したくないですよね。
なるほど。
フルスとして。
なるほど。リファレンスに書かれちゃうからね。
そうそう。お互い良くも悪くも関係性が残っちゃうんですよ。外資であればあるほど。
なぜかというとリファレンスチェックをお願いする立場になるから。
そうすると、まあお互いさあと、これで終わりじゃないからと。
僕も君もと、という風になるわけですね。
で、終わらそうじゃないかっていう半分脅かしですけども、
いやこれ外資あるあるですよ。リファレンスさあと。
ちゃんと聞きたいからさって。
あ、その何、そのワンセンテンスあるんですか?
怖い言葉ですね。
文章に書かないですよ。口で言う。
そういうことだよね。
俺も転職いろいろしてるけどあるじゃんって。リファレンスチェックって。
で、お願いしたりされたりするじゃんと。
まあうちの会社が君のリファレンスチェック、リファレンス。
なるほど。
なんないけど、まあ現場にね、お互い行きたいよね、なんて脅かしですね。
だから勘弁してよと。
そこへの抑止あるんだ。
あるあるある。もうめちゃくちゃありますよ。
本人からしたら我が身ですもんね。
だし上司もこの人たちとつながって、部下として推薦してもらえる可能性もあるわけですよ。
可能性もあるわけですね。
外資、日本企業って最近アルマナイト、アルムナイト、退職した人が戻ってくるつながり。
アルムナイトネット、アルムナイトネット。
なんか忘れたよね。
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そういう感じで、実は日本の会社社会って断絶してるんですよ。
もう会社出たら他人、部外者、裏切り者。
でも僕を見る限り中国企業もそうですけど、ゆるーくつながってるんですよね。
欧米、欧米つったって広いけどね。
日本の方が断絶社会なんですよね。
意外と。
意外でしょ。
家族的経営が日本の特徴ってよく言うじゃないですか。
そうですね。
でも家族って喧嘩すると断絶すること多いんですよ。
それは確かにね。
でも単なるビジネスパートだったら、また利害があったら一緒に仕事するじゃないですか。
だから日本はウェット家族的情緒的なんですよ。だから断絶するんです。
ウェットが故に断絶まであるってことですね。
そうです。
それじゃ立ち行かないよねって今見直してるんですけど、リファレンスチェックなんかまさにそうですよ。
つながりをもしてる。
普及すると思います。
特に上々企業、中堅企業なんかは、大企業なんかは、必ず普及すると思うんですね。
1人材を採用するって大きいのお金かかるから。
社会保険料とか5年10年在籍したら。
1億円の家買うのにめちゃくちゃ調べるじゃないですか。
確かにね。
評判聞いたり口コミ聞いたり見ません?サイト見たり買った人から。
そうですよね。ある程度の人材を投与するというのは、
普通の家よりも高いような物件を買うというふうに考えたら、
ちゃんと調べませんっていうのは確かにそうですね。
だからリファレンスチェックなんかは安いもんだと思いますけどね。
これほどまでにリファレンスが広まるだろうという論点を、
広まるとは思います。
初めて話しましたね、ここまでの話。
そうなんです。
ということで、流れ的には足跡さんのご質問で、
ご自身たちがこのビジネスをされているという意味で言うと、
ある意味ちょっと後押ししてくれるような話になりましたけれども。
ということで終わりたいと思いますが、
改めてリファレンス。
どんどん時代が追いついていくと普及してくるだろうという話もしましたので、
また流れを感じる時にはこの番組でも取り扱っていきたいと思っておりますし、
実際にやっていく中でいろんな問題が起きているとかありましたら、
ぜひ質問いただけましたら一緒に考えていきたいなと思っております。
ということで、向井先生終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
12:00
本日の番組はいかがでしたか。
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