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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え。 向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日もね、質問がたくさん来ている中で、一つ選びたいと思うんですが、
ちょっと代わりだね、言っていいですか?
はい。
じゃあ、いきたいと思います。
今回の質問は、47歳、介護事業の経営者、男性の方からご質問いただいております。ペンネームはございません。
はい。
以前に、ドラマの陸王の話が取り上げられたことがありましたが、
あのような熱血社長と従業員が力を合わせて目標に向かっていくような経営にとても憧れますが、
ぶっちゃけ労働問題だらけの経営だと思います。
あくまでフィクションの世界で現実的に経営していく上では、逆方向に向かうべきなのでしょうか。
熱血弁護士向井先生のご意見をお聞きしたいです。
よろしくお願いいたします。
というわけですね。
陸王ね。
これ皆さん、内容ご存知なんですかね。
あの池江戸さんの小説。
ドラマにもなった。
役所小池さんの小説。
私、ドラマは見てなくて、本は読みました。
読んだんですか。
読んだんです。
結構読んでますよね。
結構読んでます。
小説とかもね。
はい、読んでます。
すごいですね。
私ですね、両方見てなくてですね。
旅の工場の、旅工場が頑張るみたいな話ですよね。
そうそうそう。
大手メーカーと戦うみたいな。
これは全然、実際に頂いた質問で、全然本当の質問なんですけど。
はい、どういうことですか。
素晴らしい質問だと思って。
で、答えはちょっと3つ。
3つあると思います。
方法は3つ。
3つ。
要は老期法とかね、守らないといけないけど。
守れないと。
うち守れないと。
そういう場合に。
じゃあ、守らないといけないんですけど。
守れないと。
長時間労働になって、守れないという場合に。
従業員が辞めない。
で、何とかやっていけると。
3つあります。
はい。
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1つ。
いきなり。
3つあります、1つ。
1つは、ちょっと月並みな言葉なんですけど。
好きなことをやってもらうと。
好きなことをやってもらうと。
それぞれの社員の方々に?
いや、会社自体が好きな人、これが好きでこの会社に入ったという人ばっかり。
例えばね、一番典型的なのはアニメ業界。
アニメ業界の相談に乗ったことあって。
で、職場も行ったんですけど。
すごい長時間労働なんですよ。
まあ月間残業時間100なんてザラーで、150とかね。
毎日来てるとか。
で、すいませんと、社長さんにすいません。
メンタルとか、ちょっとおかしくなったりする方いますか?って言ったら、100人ぐらいの結構大きな会社だったんですよ。
いや、それはないんですよと。
ない。
普通だと考えられるんですか?
考え、まあ普通のね、あの国が出してる、まあ労災認定基準から言ったら。
ない。
いやー、僕もね、ちょっと、僕もこの業界しか知らないから分かんないんですけど。
みんな好きでやってるから、あんまりね、気にしてないし。
で、健康を愛してる子も今のところいなくて、ただ老期だけがちょっと怖いんですって。
何なんだろうこれって思って。
かたや、IT業界のシステムの構築の受け負いとか、あれじゃないですか。
プログラマーの。
プログラマーとか。
SIRとかですか?
そうそうそう。
あれSIRって読むんですか?
SEなんとか、SIRですね。
あの業界は真逆で、80、100超えると、やっぱりちょっと鬱とか横行き症状とかなる方多いんですよ。
自殺の案件も、うちの事務所で何件かやってて、まあその業界ですね。
だけどアニメ業界、漫画業界は、まあ一回も労働問題でやったことない。
ゲームもないね。
ゲームで揉めたのは会社が閉じる時でしたね。
要するにゲームって当たると大きいけど。
当たらないって悲惨じゃないですか。
全然お金なんないし。
で、ダメだったねベンチャー企業で。
で、それでもう辞めるって時に労働問題起きた。
これはあるんですよ。
でもそれってもう辞める時の話で。
解散の時ですもんね。
やってる時は何にも起きないんですよね。
だから好きなことや、今YouTuberで好きなことをして生きていくっていうYouTubeの広告があるんですよ。
ヒカキンとか出てて。
なるほどなと労働問題起きにくいんだなっていうのは思いました。
まあこれが一つ。
いやまあでも納得ですねそれ。
まあビジネス自体もね、労基法守らない代わりに。
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うちは好きな子しか取らないと。
絶対やりたい子しか取らないっていう。
以前の向井先生が本当に仕事できるようになるんだったら。
労基法あえてもう違反するというか。
そんな覚悟で社長に24時間働かせてくださいって言ってやるみたいなことをおっしゃってたあの感じですよね。
一番簡単ですよね。
能力がなくても。
気合と時間を使って。
これがまず一つですね。
できればね。
できればねいいんだけど。
2番目はまあ陸王もちょっとかぶってまして。
社長の仕事をやると。
社長が社長の仕事を完全にやると。
社長が社長業をちゃんと。
社長業を完全にやりこなすと労働問題は起きる可能性はあるんだけど確率は低いね。
ここにおける社長業というのは何を。
まず一つはですね。
集客ですね。
集客。
まともな話になってきましたね。
集客。
集客って難しいわけですよ。
営業集客。
お金につながりますよね。
これ社長さんやっぱりやってる会社あるんですよ。
社長がトップ営業マンっていう会社ね。
あるじゃないですか。
コンサルティング業界も弁護士業界も同じですけど。
でインターネットの広告使って集める法律事務所は労働問題結構起きるんですよ。
これがなぜか。
だけど社長の個人の力でどんどんお客さんが来るような事務所って
はっきり言うと僕みたいな弁護士さんでも何とかやっちゃうんですよ。
確かに何人も顔が浮かびます。
確かにそれありますね。
何も言えないというかね。下の弁護士も。
仕事を取ってくれる弁護士の先生とかね。
文句言いようがないですよね。
その人いなくなったら事務所大丈夫なんですね。
キャラクターはバラバラじゃないですか。
だけど何かこう威圧感というか事務所の人間からしたらあるんだと思うんですよね。
あとは資金調達。
これはまあ弁護士事務所とかコンサルティングは関係ないですけど
資金調達ってやっぱり社長しかできないですね。中小企業。
資金調達、よくわかんないけどどっかから金持ってくるっていう社長さんいて。
それは売り上げも含めてですか?
売り上げも含めて、借り入れも含めて、増資、投資も含めて。
あれはやっぱり社長の仕事で、やれる会社は回ってるっていうか、
経営としてなりたいし、労働問題も起きにくいかなっていう気がしますね。
なるほどね。確かにお金持ってくる方。
偶の眠いでいなくなります。
持ってきたと。
持ってきちゃったっていうね。
安心しろと。
あるある。
あとは新規のビジネス作れる人。
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また社長が変なことやってるって言って、よくわかんないけど売り上げ立ったぞと。
客がついた。なんじゃこりゃと。
これ言えなくなりますね。
なりますね。
陸王もそうなんですよ。陸王も新規ビジネスなんですよ。
お父さんの代からの旅、古くからやってるその旅の業界から
このままじゃダメだってことで、ランニングシューズかな。開発するっていう。
すごく苦労するんだけど、この社長さんそんな派手なタイプじゃないんですけど、主人公は。
やれるんですよ。
お金も資金調達もして、集客もできる。
まさに今言ってた。陸王モデルなんですね今のは。
そうすると夢があるじゃないですか。会社に勢いと。前向きな気持ちになります。
そうすると置きづらいなっていうのが僕の印象なんですよ。
確かにね。事業が回り始めてお金も集まって売り上げもついてくると流れができますからね。
あとは辞めさせることができる社長、人。
これ陸王もそうなんですか。
陸王はない。
これやっぱりスキルですね。生まれついてできる人とできない人います。上手な人と。
辞めさせる。
今言った資金調達、集客、新規ビジネス、夢、首にできる、辞めさせられる。
これバブル期の日本とか昭和の時代はできる社長さん山ほどいた。創業者だよ大体。
昭和40年50年おそらくね。
今どうですか。
今大体お父さんの会社ついてる。
ご質問いただく方も2代目社長さんが多いじゃん。
多いですね確かに。
お父さんとかお母さん作った、おじいちゃんとか作ったビジネスモデルで集客してやってるから置きやすいのよ。
従業員が罹患しやすい。
今の要素がない状態でやってると。
やっぱ戦国武将の創業者みたいなね。
徳川家康とか豊臣秀吉とか織田信長の時は誰も離反しないけど息子の代になると途端に変わるじゃないですか。
なんでも同じですけど。
これを社長の仕事をやらないといけないんですね。
これ2個目ですね。
偉そうに私が言うのもなんですが。
でも向井先生そういう意味では客観的に私の方から言いますとちゃんと集客できますし。
そういう意味ではお金作ってこれますし。
そうか。
子供じみてるね。
ミニチュア版みたいな感じですけど。
いやいや陸豪じゃないですか。
だけどこれ意識しないと実務やっちゃうわけですよね。
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経理やったりロームもいいんですけど。
そこじゃないですよね社長さんの仕事。
社長行長の仕事ですね。
あと最後これは信仰宗教っぽくする。
新しいと書くときました。
これが効き目ある。
うまくいってる会社のもう一つのパターンは教祖様みたいになってる社長が。
本当そうね。
やっぱり思うでしょ。
思いますね。
なにこれって。
そういう会社の特徴は3日以内で人が辞めるか1回定着すると3年5年いるっていう。
差が激しい会社。
これがうまくいくときはいきますよね。
労働関係なくても回っちゃう気がしますね。
マネジメントじゃ賛否は出そうなとこありますけど。
僕は嫌なんですよね。
そういう信仰宗教のちょっと嫌だなっていう。
でも好きなんですよ社長さんってこういう信仰宗教っぽいやり方。
ありますね。
この間たまたまそれっぽい会社の組織形態作ってる会社たまたま目当たりにしたんですけど。
支社がいくつかあるとこで会社にちゃんとミッションとかビジョンみたいなバーンて掲げてくれるんですよ。
社員のこともちょっとおしゃれな名前で読むみたいな。
支店長同士みたいな人たちが相談に乗ってるんですけど。
悩んでるAさんBさんがミッションベースで相談乗ってあげてるんですよ。
A君さ僕たちのミッションから考えるとこの課題っていうのはどういう風に感じるかなみたいな。
すごい会話してるなと思って。
それがビデオじゃなくてリアルで。
目の当たりにしてすげー会話してるな。
従業員を洗脳するっていうのは楽、実はすごく合理的なんでしょうね。組織運営として。
あれは見たときちょっとね。
ワッチ的にはブルブルっとしてましたけど。
だけどそれってすごい強い会社なんで。
強い会社でしょ。
強い会社ですよ。
そう。
だからすごく拒絶されるかのめり込むかどっちかなんですよね。
うんうん。
これは老期の関係ないですね。
関係ないですね。
老期の老人とは違うとこにありますからね。
でもこれもできる人とできない人いるじゃないですか。
だから普通の人はやっぱり社長業をなんとか頑張ってやってついてきてもらうっていうのがいいんじゃないかなと。
僕も含めてね。
2番目ですね。
好きなことしてもらうって簡単に言うけど、そんな簡単じゃないし、信仰宗教の教祖様もなりたくないし。
やっぱり自分の努力でついてきてもらうっていうのが一番いいかなと思いますけどね。
なるほどですね。
でもどれが正解じゃないですからね。
僕が感じる16年ぐらいあって、16年目ですけど、この3つに集約される。
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この2つ揃ってるパターンもあるかな。
2つ揃ってるパターンもありますけど。
ありそうですね。
社長の仕事も全部できてないけど、一部できてるとかっていう、バラバラですけど。
社長さんの仕事が全然できてない会社は、もうなかなか存続できないですね。
一部上場企業とかのあるね、最近ベンチャーでドーンっていったような会社も、今でこそ普通に表に出してる話で。
いわゆるキリスト教のバイブルとか、あの辺の流れを研究して、それをマネジメントでそのまま使ってますって公言してるとこもありますしね。
実話と。
実話と。
ありますよね。
確かにこの3つね、ややクリティカルな回答、しかもすごい整理されてわかりやすかったですね。
ありがとうございます。
この方もね、ってことは現実的にこの方としてはどうしていきたいんでしたっけ。
やっぱりあの。
あの熱血社長と従業員が力を合わせて目標に向かっていくような経営に憧れます。
あれは僕の観点からいくと、やっぱり社長の仕事を2代目社長が頑張ってやってると。
そういう姿に従業員もやっぱり共感して、っていうことですね。
だから極めて理にかなってる内容だなって思いますよね。
ぜひね、ちょっと社長業に専念していただいて。
また質問お待ちしておりますので、ぜひ頑張ってみてください。
というわけで深井先生、本日もありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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