メジャーリーグの試合分析
こんにちは、遠藤和彦です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますが、
今日はですね、向井先生の独特の切り口から、
労働史上を見ていこうということで、やっていきたいと思います。
そうですね。
ちなみにテーマの方は?
テーマはですね、メジャーリーグの開幕戦をテレビで見たんですね。
生では見れなかったんですけど。
そういうの見るんですね?
見ますね。
カブス対ロサンゼルス・ドジャースで。
ということは?
ということは大谷選手が出てて、先発がカブス・イマナガ選手で、
ドジャースが山本・吉野投手かな?
いやいや、日本人の投手活躍してますね。
それでびっくりしたのがあって、4回でイマナガさんを交番しちゃったんです。
かなり順調に投げてたんですかね?
順調にどころかノーヒットなんで、フォアボールは出してたんですけどノーヒットなんで、
しかも1対0で勝ってたんで、普通はもう1回投げさせて、勝ち投手の権利をつけて、
それで6回から別のピッチャーって普通なんだけど、4回で下ろすかっていうのがびっくりしましたね。
これあれですか?日本だとそれが普通?
5回まで投げさせてだけどってことですか?
そうですね。
アメリカでも普通下ろさない?どっちなんですか?
日本だったら0点だったら5回まで投げさせますね。
そうですね。投手のためにも。
ピッチャーのためにも投げさせるんだけど、あっさりお疲れさんみたいな感じで、4回で終わっちゃったんですね。
その瞬間に日本人的にはなんで?みたいな感じですね。
だってノーヒットで0点だし、まだもう1回ぐらいは投げさせたらって思うんだけど、
メジャーリーグは1年間通して戦ってもらうから、最初から80球とか99球とか100球は投げさせられないっていう考え方があって、
そこの基準で下ろしたってことですか?
球数です。
そういうこと?
でも1回ぐらいいいんじゃないの?って思いません?
何を優先すべきかっていう考え方の背景によってだいぶ変わる話ですもんね。
全然見えないんですけど、何なんですか?これは。
これはピッチャーの方は消耗品だから、もっと大切に使うっていう考えで。
なるほど。
意外と、パワー・ザ・チームっていうか、チームの勝ちのために個人の成績は犠牲にするみたいな。
意外と個人主義の国に見えるんですけど、チームのためっていうのを優先させられるっていう感じですね。
それは年間を通してちゃんと投げてもらった方がいいから、ちょっと勝ったとか壊すのもあれだし、
休みなチームのためにもみたいなってことですか?
そう。次もあるし。
確かに始まったばっかりですかね。
確かに飛行機で来てるじゃないですか。
時差もあって、シカゴカープスどこから聞いたかわかんないけど、帰りは少なくともシカゴに戻ると思うんですよね。
そうすると偉い遠いんですよね。
だから分担して戦うんだってのはわかるんだけど、
日本の労働環境との比較
ここまでアメリカって徹底すんだなっていうのは、結構野球見てると思いますね。
そうですね。今日は野球の番組でもないですし、そういうことじゃなくて、これを踏まえて…
実はこれは日本の働き方にも似てて、
本当ですか?
優秀な人に仕事集中するんですよ。日本の場合。
かなり酷使するんですよ。優秀な人に。
一生懸命9回全部投げさせるみたいなね。
そう。あんまりお構いなしにずっと連投させるみたいなのがあって、
それ以外の人はそんなに忙しくなかったり、
もっと問題を抱えてる人は仕事がなかったりしていて、
給料そんな変わらないのにめちゃくちゃバランスが悪いんですよ。
それで待遇が全然違うんだったらわかるんだけど、
やらない人の方が割合がいいみたいな。
年報一緒だったらね。そうなりますよね。
そういう世界になってて、
仕事の分担って、うちの事務所はまだ考えてる方なんですよ。
確かにね。弁護士も野球選手じゃないですけど、
的なとこありますもんね。
結局玉数みたいにやれる時間限られてるから、
うちはちゃんと分担費を使って、
偏らないように気をつけてやってるんですね。
労働時間もチェックしながら。
結構他の事務所は優秀な人に連登させたりして、
体壊したりとか、そんな事例がちらほらありまして、
会社でも。
アメリカのやり方が一般的なのかわからないですけど、
勉強になるなって思いますよね。
もちろんエース級の人が全部仕事できれば一番効率いいんだけど、
そんなわけにはいかないから、どこかで体調を壊しちゃいますよね。
どういう見立てなんですかね。
個人主義でありながらも、
それ以上にチームという全体を、
そうですね。
すごく重んじておるなという風に見えると。
資格株主は特にそういう意識が強い。
あと面白かったのは、
今中さんの次に投げたピッチャーがいるんですよ。
いきなり打たれ始めたんですよ。
いきなり3点取られちゃって、1対0で勝ってたのに3対1になっちゃったんですよ。
1回でですよ。
今中にしとけよかったじゃんっていう流れじゃないですか。
普通はこんな3点取られるピッチャー交代だってなるじゃないですか。
これは投げさせるんですよ。6回まで。
なんで?
そういうルールみたいですね。
仕組みなんですね。
要は、このピッチャーは何点くらいまでだったら、何球くらい投げさせるみたいな。
え?6回投げさせるんだと。
3点取られたじゃんって、これ以上取られたら終わるじゃんと思うんだけど、
そしたら6回急にピッチング良くなって、0点に抑えたんですよ。
これは抑えるんだみたいな。
普通一気一流するじゃないですか。悪かったら変える、良かったら続けるみたいな。
いや、なんかそんなんじゃないです。単純じゃないです。
もう一回先生が言いたいのはこういう感じですか。
与えられた役割をすごいちゃんと定義していて、そこを一気一流だったりとかいうものであんまりぶらしたりするよりも、
バシッとその役割を全うさせ続けて、しっかりとその中で活躍させる的な話?
それで仮に負けたとしても、それは仕方がないと。
160試合全体で優勝できればいいみたいな、そんな考えですよね。
なるほどね。
いやいやいや、すごいなと思って見てましたね。
確かにね、仕事の働きで言ってもどうですかね。
そんなに明確に役割っていうのを定義してっていうこと自体はやらないですもんね。
日本は曖昧ですよね。
頑張る人にやらせろみたいな感じで、ちょっと不公平ですよね。
やってもやらなくても同じみたいなね。
そんな感じですね。
チームプレーと個人プレーの考察
もう一つあって、ムーキーベッツっていうスーパースターがいるんですけど、
ドジャースのショートを守っている。
メジャーリーグもよく見てますね。
見てますね。
体調不良で痩せていって、アメリカに帰っちゃったっていう報道なんですけど、
毎日体重何キロ減ったみたいな報道が出るんですよ。
その選手の?
そう。
報道が出るんですか?
報道が出る。
だから体重やっぱり管理するってチームでやってるのかなって思いました。
向井先生見たじゃないですか。
数字を取り続けるっていう。
毎日体重計測ってて。
いや体重計いいですよ、ほんと。
この番組でもお伝えし続けてますからね。
しっかりとデータを取るっていう。
高賀体重かもしれないですけど、
やっぱり自分の食生活とか体調とか感じですね。
あと血圧とかね。
すごいメジャーって、
ボールの回転数とスイングスピードとボールの初速っていうのが今出るんですよ。
テレビに。
初めてかな、今年から。
すごくね、統計重視でめちゃくちゃ気にしてるんですよ、数字。
確率感。
あと守備位置もめちゃくちゃなんですよ。
人によってバラバラ。
ガラ空き。
例えば大谷選手だったらもう右に寄ってて、
左側誰もいないみたいなほとんど。
でももう左側にボール飛んだら諦めるみたいな。
割り切りがすごいんだよね。
確率数字で割り切ってるっていう、
あの割り切りがなんかアメリカ人っぽいなって感じです。
不思議なあれですね。
個人を重んじて総で全体のルールを大事にしつつ、
割り切ってものすごいデータドリブンな形でやっておると。
これ最後にギュッとまとめたとこでいかがですか?
その上でのこの労働資料を考える。
だからやっぱりもっと、何だろう、
意外チームプレイっぽく見えて日本の会社って個人プレイだったりするんですよね。
ってことが言ってるわけですよね、確かに。
だからもっと本当の意味でのチームプレイをやらないと、
やっぱり離職したり定着しなかったり、
良い人、優秀な人辞めちゃったりするんじゃないかなって見ながら思いましたね。
なるほどですね。
いやでも確かにチームプレイに見えて個人プレイになってしまっている以上っていうのは確かに言われると。
どっぽどアメリカの方がそういう意味で言うと、
チームプレイやってるんじゃなかろうかという視点ということで。
一つの社同士の先生方とお話しする上でもしかすると、
この辺のメタファーを使えそうな感じもしますんでね。
ぜひ活用いただきつつ、一緒に考えていきたいなというふうに思っております。
今日のとこ終わりましょう。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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