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2019-04-19 14:21

第193回「質問:未払い残業代請求に関する内容証明が届きました・・・」

第193回「質問:未払い残業代請求に関する内容証明が届きました・・・」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、園田岡杉です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日は早速質問に行きたいと思いますので、ご紹介してもよろしいでしょうか。
はい。
行きたいと思います。今回もですね、社長の先生からご質問いただいております。
最近全国展開しているカタカナの某法律事務所から内容証明が来るようになりました。
閉庫門先にも内容証明が届くケースが複数あり、その際の心構えや交渉方法などありましたらアドバイスいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。
ということです。
はい。
これはどういう事態ですかね。
いや、これはね、もうこの2、3年で大きく変わりまして、もう全然やり方が変わっちゃいましたね。
と言いますと。
今まではですね、老朽に従って計算して、相手に請求して、で折り合わなければ訴訟という流れは今も同じなんですけど、
その折り合わない場合はっていうラインがすごく厳しくて、例えば500万、長距離トラックの運転手さんでね、長時間労働で500万とかあり得るんですけど、
500万請求されたら、今まではですね、日本労働弁護団とか自由法相談に加入している、
労働問題を取り組んでいる、専門的に労働者側で取り組んでいる先生からの名誉署名が多かったんで、
そういう先生はね、やっぱりほとんど譲ってくれなかったんですよ。
400万だったら450とかね、480とかで訴訟とかっていうのは多かったんですよ。
400万でも譲ってくれてる方かな。今はね、500万請求だと、弁護士さんにもよる事務所にもよるんですけど、
半額250万とか200万、珍しくないですよ。
ほうほう。
こっちが聞きたくなるんですけど、根拠は何ですか、徒先生。
500なのにどうですか。
びっくりするわけですね。どのぐらい考えてますかって聞かれるから、
そうですね、うちの依頼企業もなかなかお金がなくて、ちょっと難しい、和解は難しいんじゃないですかって言うと、
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大丈夫ですと言われるんですよ。
大丈夫ですか。
え、じゃあどのぐらいですか。250どうですかと。
250って半分でしょ。
500は大げさだとしても、400とか350くらい請求できる時間多いんですよ。
高速時間はそれなりに証明できるから、当たらずというとも遠からずなんですね。
ちょっと休憩は取れてないはありえないよとかですね、朝早く来てる時間が全部労働時間はありえないよとかあるんですけど、
長いのは長いんですよ。タイムカードとかの時間が。
こっちは年とかね。
250ですかと。いや250じゃなくても大丈夫ですよと。何とかしますって言われるんですよ。
車のディーラーみたいな感じじゃないですか。
予算どのぐらいですか。
500万のね、この何とかって車は出てないかなと。
いや大丈夫ですと。うちはこういうのを用意してます。
分かりましたって聞くじゃないですか。
そうするといらっしゃる方は、え、何ですかそれと。下がっちゃいましたね先生と。
ちなみにおかげさんの事務所に頼むと、訴訟になると何分ぐらいなんですか。
そうなりますよね。
いや、トータルのコストは400万はかかんないですよ、うちの費用とか。
頼んだ方が損しちゃうんですね。
まあ、お金で言ったらそうですねと。
じゃあ先生、そうだなあ。200だったらまあ。150だったらもう速決で。200だったら考えますって。
で、200でどうですかって言うと。
150でどうですかって言うと、150はさすがに無理ですよって言われて。
じゃあ何もだったらいいんですか。ちょっともう一回聞いてみます。
175で。一括でどうですか。
中古の車の買取交渉みたいな。
一括でその代わり、来月末振り返ります。聞いて聞いたら、ああいいですよと。
何これ男性じゃん。
ちなみにそっち側の、労働者側の方の身払い残業を請求してくる方の弁護士は、基本的にそのパターンってどういう風に報酬もらってるんですか。
性交収、完全性交収に近い。
性交報酬のナンパとかそういうもらい方ってできるんですか。
できる。
じゃあそこなんですね。
弁護士はできるんですよ。
今言ったみたいに175であっても、例えば性交収25%、初期費用ゼロって言ったら40万ぐらいもらえるのかな。
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計算自体は事務局の方ができるから、タイムカードとかあれば。
法律知識は全く不要とは言わないけど、できちゃうんですよね。
入力作業だから。
自動的にExcelでもできちゃうんですよ。
給与免債、タイムカードあれば。
それこそ今、読み取り機械使えば自動的にできちゃう。
じゃないですかね。
昔は500とかだと480とかっていうのは、基本的にちゃんと働いたものを保証しなさいという筋論が。
今だと取れるだけ取れればいいじゃんっていうのは変わってるってことですか?
これは依頼者の方が変わったのか、法律事務所の方針かは分かんないですよ、こっちは。
分かんないんだけど、今弁護士さん、労働者代わりに立ってるとかこだわりなくて、労働事件やる人増えたんですよ。
何でかっていうと、労働法選択者がすごく多いんですね、今。
そうなんですね。
でも、労働事件を受けた時点で労働法の基本的知識を身につけてる方が多いから、本買ってきて訴状の書き方とか読めばできちゃうんですよ。
産業代の計算なんかできちゃうんですよね。
しかも無料のExcelがあるから、アプリもあるし。
で、終わっちゃうんですよ。
ちなみにその場合、訴訟になっちゃった時って500で行くじゃないですか。
労働者の方の弁護士の先生はどういう真似対策になるんですか。
訴訟になると全然変わってきて、それなりのこと言うんだけど、だけど粘りがないです。
その時も基本成果報酬なんですか。
成果報酬です。
そっち側の先生からすれば、時間かけずに早く成果報酬で端的にキャッシュ取っちゃった方がいいって発想になってる感じですか。
依頼者の人も転職先に知られたくない。
飲めたくない。すぐお金が欲しい。
だって例えばさっきの事例で言っても、弁護士に頼まなきゃ0円だったのに、
もう0円で頼んで、1回面接して電話なんかして、成果報酬引かれても150万くらい来るじゃないですか。
150万って大きいですよね。
だいぶでかいですよね。
ローンの返済とか生活費とかできちゃうじゃないですか。
なんでおそらく依頼者の人もこだわりが少ない。
前は会社恨んで請求する人多かったんだけど、今はとりあえずちゃんと払ってくださいみたいな事案ですよ。
フランクなんですね、昔よりも。
すごくフランク。
ライトな感じで。
そういう事案がすごく増えてきて、どんどん市場が拡大してるんだけど、訴訟が頭打ちなんですね。
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その前で蹴りついちゃってる。
僕ら弁護士同士でやっちゃうんですよ。
今まさに話したようなやり取りを。
前は監督省と社老市の先生がなさってたんだけど、監督官もそんなに忙しいし、一つ一つにそんなに丁寧にできないんですよね。
なので、2年分推しになったら弁護士さんどうですかって言ってると思います。
っていう現状が今ある中において、この方はまさに自分の訪問先が辞めた方なんですよね、きっと。
そこから弁護士を返して、内容証明で身値を払ってというような話がきてる。
ここにおける、まさに今を踏まえた心構えや方針法ってアドバイスあるものなんですか?
あんまり法律にとらわれないことですよね。
浪費票はこうだからこのぐらい払わないといけないっていうのはその通りなんだけど、お互い本当に納得してれば、本当に納得してるんですよ。
そういうことは1円でもいいんですよ、お互いね。
納得してるんだから、相手が弁護士さんつけて。そんなありえないけど、普通はね。
理論上1円でも0円でもいいんですよ。私お置きしますと言ってね。
例えばあり得るのは、実はうちも連絡しようと思ってたんですよ、と元社員のAさんに。
何ですかって言ったら、いや、応料してる証拠が見つかりまして、お金返してほしいですと。
175万ちょうど応料してる証拠があるんですと。
で、じゃらにしてもらえませんってなったら、それは0円で合意するメリットありますよね。
なので、別に絶対払わないといけないってものではなくて、お互い合意してれば、理論上はあり得るんですよ。
ということで、しかも専門家のアドバイス聞いてるわけだから。
なので、あんまり考えないほうがいいんじゃないんですかと思います。
このケースで内容証明届いた場合は、基本的にはシャロシの先生も一旦、
自分の仲間である弁護士の先生とかを立てるのが基本なんですか。
自分で対応しちゃうものですか。
自分で対応される。自分でというか、社長さんとかフォームの方が回答して終わりっていうのも多いですよ。
じゃあ別にお弁護士返さず。
返さず必要ないもんね。
あってことなんですね。
ただ、万が一決裂した場合は訴訟になっちゃうから、
もう会社の方の頭の中って、弁護士から内容証明来たらもう弁護士だっていう感じ。
ありますよね。そう思います。
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別にいらないんです。自分で言うのもなんだけど。そこでまとまれば終わるんで。
ロジオ先生のアドバイスで終われば、それで終わりですよね。
じゃああれですが、訴訟までいかなそうだなって判断できる、
本当に今言った若い程度の交渉ができそうな案件は、
もう自分で今みたいな、向井先生がまさに今話してたような話を、
相手方の弁護士とすれば良い。
そうです。
そういうことなんです。
そういうことなんですよ。
これ知っておくと良い知識でしょ。
ですけど、そんなに日常的な話だとは思えないですけど、
しかる業界とかだと普通ですか?
いや、めちゃめちゃ普通ですよ。
そうなんですね。
運送・飲食かな。
小売はそんなに。運送・飲食。
営業の方も思ったほど少ない。
営業の方もいるけど、圧倒的多数は運送ですね。
運送がもう圧倒的多数。
ですからこれを聞いている物流会社の方はお気を付けくださいと。
でも今みたいな交渉は可能だと。
そうですね。可能ですね。
なるほどですね。
というわけで未払い残業代の交渉術のような話をしていただきましたが、
時代は変わって動いていくんだろうね。
そうですね。
またこういったお話がいっぱいあると思いますので、
また別の機会で質問とかもありましたらお待ちしておりますので、
ぜひぜひお寄せください。
というわけで、向井先生、本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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