この喧嘩というのはですね、実は犬同士の野生の頃から続いているコミュニケーションの一つでもあります。
一つ目は大事なものを守るため。これはおもちゃだったりとか寝る場所、その子によって違うんですけれども、そうじて言えることは本能的な行動というふうに言えそうです。
草原に住んでた時の食べ物を確保するための行動が、このおもちゃ、寝る場所、自分の資源を守るという行動につながっているということですね。
二つ目は相手に警告をする。怖くて守ろうとする自衛的な防御反応になります。これは喧嘩を売ってる、仕掛けてるとかっていうよりも、怖いからもうそれ以上近づかないでね、それ以上はもう嫌だよって警告を出しているっていうようなニュアンスですね。
三つ目、興奮が爆発する。遊びをしていて興奮がどうこしちゃって、本人も何でかわかんないけど喧嘩に発展してしまうっていうパターンです。
四つ目、日々の欲求不満や緊張です。日々欲求不満でエネルギーが有り余っていたりですとか、あとは出会い頭に緊張とか不安が募っているような時に威嚇をしたりとか、こぜりあいをしてストレスを発散するっていうことがあるんですね。
五つ目は家族や仲間を守る。これは一つ目の資源を守るというのに近いんですけれども、家族が他の犬に対して敏感に反応しすぎると飼い主が危険を感じている、察知して守ろうとすることがあります。
これは過去に守るために吠えたら褒めてもらえたという経験であったりとか、犬自体が家族のことを自分の資源だと考えている時にこういうことが起きるかと思います。
もちろん可愛らしい見た目をしてるんですよ。どの犬も可愛らしい見た目はしてるんですけれども、可愛らしい見た目をしてるからといって喧嘩をする理由がないわけじゃないんです。
実はこの犬の喧嘩っていうのにも研究があって、このテストはSABテストソーシャリーアクセプタブルビヘイビアーテストというんですけれども、日本語で言うと社会的許容行動テストというような名前がついてます。
これは喧嘩の傾向を測るためのテストで、オランダで開発されたものでテスト犬を近づけて犬の反応を見る10項目のテストというのがあります。
項目がちょっと多いので全部はご紹介しないんですけれども、簡単な流れとしては知らない犬がじっと見つめてくる視線テストというものだったりとか、ゆっくり近づいてくる接近テスト、あとはおやつに鼻を近づける資源守りテストというようなこのテストを10項目やります。
それぞれ反応を0から3点で点数をつけていって、3点というのはもう噛みついちゃったとき、全く反応の場合は0点というのがついていくというのはスコアリングしていくんですね。
これの研究の結果、家庭犬500頭の調査でもスコアが高い犬というのは喧嘩量が多い傾向があったそうです。
でもスコアが高い子でも訓練で改善することはできたそうなんですよ。
ましてやテスト段階での性格なので飼い主さんの育て方だけの問題ではないということは覚えておいてください。
犬によっては正しいやり過ごし方を知らないで何が正解かわからずに相手に吠えてしまう子ももちろんいます。
これだけが全てではありませんし、吠えてしまうからうなってしまうからすぐ喧嘩を打っちゃうから危険凶暴という話ではありません。
ただし犬の生態的に言えばうなるっていうのは警告で、これを無視すると噛みつきへ移行する可能性というのは上がります。
なのでうなりの段階で正しく対応してあげることが慣用になってくるということですね。
またうなるだけだから安心ではなくてですね、うならないでも安心していいんだよって伝えてあげる努力は飼い主さんレベルで必要だと個人的には思います。
では実際に喧嘩に発展してしまったらどうしましょう。
喧嘩にも介入すべき喧嘩と見守っていい喧嘩があります。
ただし喧嘩に発展して怪我してからでは遅いので、今から聞く内容を実践してみようと思われた方はくれぐれもご注意ください。
犬の噛みつきへの行動繊維っていうのはもう本当に一瞬ですし、我慢できるリミットっていうのもその子その子によって違うんですよ。
なのでもし実践してみようと思った方はドックトレーナーであったり獣医師の資格を持ってらっしゃる方、犬と多く接している方、プロとともに見守ることっていうのをお勧めします。
大事なのは境界線を間違えないこと。知識がなくても安全に判断できる基準っていうので紹介していきたいと思います。
まずはですねすぐに介入しなければいけない喧嘩です。
これは3パターンご紹介します。
1つ目実際に噛みついていたりとか出血しているもうこういうのはすぐに介入しましょう。
2つ目は対角差が大きい小型犬と大型犬が争っている。
例えば飽きたい犬とちわわが争っているとかこういう場合はもうすぐに介入しましょう。
3つ目は逃げられない場所です。
狭い廊下であったりとかあとは犬同士が1メートル以内にいて飛びつこうと思えばすぐに飛びつけちゃうときこういうときはすぐに介入してあげてください。
もう1回言うんですけど喧嘩に発展して怪我してからでは遅いです。
実践してみようと思った方はくれぐれもご注意ください。
それでは犬の喧嘩が発生して人間が介入しなければいけない場合どのように介入するのが正しいでしょうか。
一番やってはいけない5つの対処方法があります。
1つ目リードを引っ張る。
犬は引っ張られると引っ張り返します。
あなたが後ろにリードを引くとあなたの愛犬はさらに前に行こうとします。
それがさらに相手の犬と近づいてどんどんどんどん喧嘩を加熱させることになります。
2つ目は大声で呼んで捕まえるために追い回す。
この大声っていうのが脅威の要素になって喧嘩はさらにエスカレートしていきます。
追いかけ回すっていうのはもちろん手とかで追いかけ回したりすると思うんですけど
これはもう興奮している犬にとっては飼い主の腕が敵なのか味方なのかわからないという状態になっちゃうので
噛みつかれて怪我をする恐れがあります。
またこの飼い主の手を避けるということでさらに興奮がエスカレートするので喧嘩がさらに加熱していきます。
3つ目は愛犬を抱きかかえて後ろに隠すようにする。
これはおもちゃでも一緒なんですけれども
犬は取り上げられると取りに行きます。
なので噛みつこうって思っていたものを抱っこして抱え上げて遠ざけることによって
相手の犬はより噛みつくことに執着します。
4つ目は水をかけたり大きな音を出すことです。
大きな音が恐怖として記憶に残って
次回同じような場面で今度は警戒のうなりから噛みつきではなくて
同じような場面で即噛みつきに転じるという恐れがあります。
また大きな音でパニックになって攻撃性が増してしまう可能性もあります。
トレーナーさんによっては水を目の前にかけて冷静にさせるというやり方をする方もいるんですけれども
僕はあまり推奨しません。
というのは地面が濡れていると犬も人も滑って怪我をする恐れがあります。
5つ目は再度同じ環境に滞在させる。
犬が喧嘩をして一度アドレナリンが出ると治るのに10分から15分
身体的に身体的に言うと10分から15分程度を持続すると言われています。
さらにですねコルチゾールというストレスホルモンは何時間も残ります。
例えばドックランで喧嘩をしちゃいました。
外に出て10分15分経ってアドレナリンが治ったからもう一回入れてみるという風になっても
このストレスホルモンがまだ体内に残っているので
さっき喧嘩した犬と再発をするという可能性は極端に高いです。
もうここで喧嘩を何度もしてしまうと強烈な記憶に残ってしまって
今後の関係修復が難しくなります。
なのでこんな時は諦めてドックカフェとか落ち着けるとこ行ったりとかで気分転換をしたり
できればその日は帰宅してお家で休ませてあげるというのが一番いいんじゃないかなと思います。
喧嘩が始まった際にやってはいけない対処方法5つ繰り返します。
1つ目リードを引っ張る。
2つ目大声で呼んで捕まえるために追い回す。
3つ目愛犬を抱きかかえて後ろに隠す。
4つ目水をかけたり大きな音を出す。
5つ目再度同じ環境に滞在させる。
この5つは対処方法としては最もやってはいけない対処方法となりますので覚えておいてください。
それではですよ。正しい介入の方法っていうのは何なんでしょうか。
介入をする場合の手順っていうのは大きく4つあります。
1つ目リードをしている場合はリードを緩めて後ろに下がりましょう。
くれぐれも引っ張らないで指示を出してください。
また相手の介入しがいる場合は相手にも下がってくれということを伝えましょう。
2つ目相手の犬がリードをしていてこちらに向かってこないのであれば
愛犬に静かに声をかけて注目をこちらに向けさせましょう。
興奮しているときはお座りができないことも多いので
まずは名前を呼んで意識を反らすという努力をしてみてください。
ただ相手の犬がリードをしていない場合すぐにこちらに来れる場合があるので
これは行わないでください。
3つ目相手の犬と愛犬の間にカバンだったりとか上着可能であれば
なんかボードのようなものを入れて視界を遮りましょう。
これあの決して生身の体とか手とか腕とか足とかで割って入らないでください。
あの先ほども言ったんですけれども興奮した時の犬っていうのは飼い主を認識できなくなります。
なので噛みついてしまって大怪我をする危険性というのがあります。
なのでカバンだったりとか上着だったりとか可能なもので視界を遮りましょう。
4つ目両方の犬が飛びかかる様子がなくなったら静かに5メートル以上離れて再度落ち着くのを待ちましょう。
この時に過剰に声をかけなくて大丈夫です。
離れたところで落ち着いたら偉かったね頑張ったねって褒めてあげましょう。
これは喧嘩の場面を対処して落ち着けたことっていうのに対する褒めです。
吠えてる時とか攻撃姿勢に転じられている時もしくはまあ興奮している時に声をかけてしまうとその状態を肯定することになってしまうので
この興奮をすること攻撃姿勢に転じるこういうのを強化してしまう可能性もあります。
なのでくれぐれも落ち着いてから頑張ったねっていう風に褒めてあげてください。
ちなみにですね見守っていい喧嘩というのもあります。
喧嘩もコミュニケーションなので喧嘩から学ぶことっていうのも当たり前にあります。
この見守ることによるメリットというのもいくつかあって
犬同士の関係性が自然に決まる。
あとは社会的なスキルが身につく。
あとは怪我のリスクの低減。
関係が自然に決まるというのに関しては相手の方が強くて僕の方が喧嘩を打っても負けるんだっていう序列が犬同士の中で明確になることで
同じような場面が起きた時に再発する可能性というのが減ります。
社会スキルが身につくというのは噛む強さ、相手のことを噛む強さだったりとか相手がやめろっていうサインっていうのを
あなたの愛犬自身が学ぶということができます。
3つ目は怪我のリスクの低減。
無理な介入をすることで飼い主を噛む事故っていうのが避けられる。
もう一つはこれ以上やったら喧嘩になるなっていうのを愛犬自身が理解してくれるので
その喧嘩の場面を避けようとするので喧嘩が起きなくなるという怪我のリスクの低減。
どんな場面でどういうふうに見守りましょうっていうのも一応言うことはできるんですけど
これに関してはその子の性格であったりとか
もう本当に耳の動き、尻尾の動き、毛の立ち方、興奮だったり重心だったりとか
見極めがとても難しいんですよ。
今まで吠えることを禁止されてた子であったりとかうなることを禁止されてた子は
警告なしに噛みつきに移る子もいるので
どんな場面だったら見守っていいですよっていう言い方はあえてしません。
気になる方がいらっしゃるのであればDMとかメールなどで聞いていただければ
お返事できる場合もあります。
なのでこちらに関しては直接ご連絡をいただければと思います。