2022-01-17 16:38

【犬の咬みつき】4種類🐶対処と予防❗️《後編》

前回に引き続き【犬の咬みつき】です‼️

【本気の咬みつき】の2つの種類は、
そこに至る前に必ずサインと原因があります。
(突発性激怒症候群や、てんかんを除く)

犬は小さな人でも、
ロボットやぬいぐるみでもありません

彼らの歯はコミュニケーションの為にも遣われます🐶

それを防ぐには
飼い主さんや周囲の人たちによる
正しい知識と、予防が必要です✨

#犬#ペット#しつけ#トレーニング#行動#動物#咬みつき#予防#対応#感謝#聞いてくれてありがとうございます





---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レターができます。
犬のトレーニングの実践🐕話、犬業界の裏話、アニマルコミュニケーション等は、《メンバーシップ限定》でお話しています❣️

https://stand.fm/channels/5fd49189dd3aea937b455b50
00:05
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には、子育てメダや留学時代、旅行の思い出などのお話もお届けしています。
さて、【犬の咬みつき】4種類の対処法のうち、後編の【本噛み】についてのお話をしようと思います。
本噛みは、その名の通り、犬が本気で噛むことです。
ただし、これから私がお伝えすることは、あくまでも私個人の経験と意見での分析、そして意見になりますので、
皆様は他で聞いたり、得てきた情報と異なることがあるかもしれません。
また、もし今プロの指導を受けていらっしゃるという方は、その方の指導を優先させてください。
その方にはその方なりの指導方針があるはずですから、途中でいきなり嗅いでしまうことは、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとっても望ましくありません。
本噛みの対処は、一気に簡単に治るという魔法はありません。あらかじめご了承ください。
犬の本気の噛みつきについては、大きく分けて2種類があります。
1番、相手に自分の意図を伝えるための、軽い浅い噛みつき、スナップ。
痛みつける、傷つける、攻撃的な意図は少ない。
正拳の飴髪よりも少し強い、繰り返しの学習経験が伴うことも多い。
通常は歯型が少し残ったり、軽い裂傷、内出血、青あざになったり、出血、歯を当てるだけで傷にならないということも多い。
2番、攻撃的な意図を持った噛みつき、本能的な強い噛みつき、バイト。
パニック、極度の恐怖、捕食行動など、本能のスイッチが入った状態で出る強い噛みつき。
通常はかなりの負荷で、中型犬でも噛まれた場所の骨が折れたり、犬歯が貫通するほどの重傷となるケースも多い。
その対象が猿まで繰り返し攻撃をしたり、食いついたまま離れないという場合もある。
これらの噛みつきについては、比較的3、4歳以上の犬が多く、小犬には少ないものです。
もちろん全くないということではなく、本能的な衝動からの噛みつきであれば、小犬や若い犬であっても十分にあり得ることです。
特に意図を伝えるための噛みつきは、経験から学習された噛みつきであることが多いので、飼い主さんや特定の人、特定のシチュエーション、犬や同居動物などの特定の条件で発生することが多いです。
03:07
例えば、犬の足を拭く、ドライヤーをかける、ブラッシングをする、服を着せたり脱がしたりする、
食後に食器を片付けようとする、寝ているところを触れる、お気に入りの場所やおもちゃに近づく、
誰かに抱っこされていたり、好きな場所にいるときに人が近づき、特定の人がいるときにその人に近づく、などの場合です。
生献のお問い合わせで噛まれるという場合は、ほとんどがこちらにあたります。
こういう噛みつきの特徴は、特定の条件で繰り返し起こるということです。
たとえそれが出血があったり、少し不可手の傷だとしても、それは本気の噛みのうちで軽いものにあたる場合もあります。
また、傷もそこまで不可手にならないことも多いので、飼い主さんは何とかなだめすかしながら、
やったり、噛まれることに怒ったり、もう、こら、この子は、などと軽く叩いたり、無視をしたりすることもあれば、
噛まれたことで手を引く、身を引くということも多々あります。
このときの噛みつきは、犬がその相手に自分の意思を伝えるための噛みつきになります。
ですので、攻撃的な意図というよりは、コミュニケーションの一種であり、
犬同士以外でも、狼や野生の犬科の動物でのやりとりの中では、よく使われるコミュニケーションの一つです。
前回の配信を聞いてくださった方は、母犬が子犬にチブサを噛まれるのが嫌で唸る、
それでもやめない場合には軽く噛む、と私がお話したことを覚えていらっしゃるでしょうか。
犬たちからしたら、まさにその感覚です。
多くの飼い主さんが、どうして噛まれるようになったのか、今までは普通だったのに分かりません、とおっしゃいます。
ですが、犬たちは突然噛みつくようになったわけではなく、それまでじっと我慢していたり、これ以上はやめてくれ、というサインを出しているのです。
もしくは、体のどこかが悪い、痛いという場合もあります。
高齢の犬で突然噛むようになった場合には、特に健康状態の変化による噛みつきが多いので、そちらも注意してあげてください。
警告のサインや犬が我慢しているということに気がつかずに、うちの子は大丈夫、受け入れてくれていると思っている飼い主さんは、
高確率で何年後かに噛まれます。
そして、今までは大丈夫だったのに突然噛むようになりました、とショックを受けられます。
犬たちは通常は少し嫌だなということでも、飼い主さんの行うことなら我慢します。
それでも我慢が限界に達したとき、もしくは体に痛みが生じたとき、それをやめて、という意図を持って歯を当てるようになります。
06:01
そしてその意思が通じると困ったことに、その方法を他の意思を通すときにも使うようになるのです。
例えば足を拭くときに、普段よりも強く足を引っ張ったとしましょう。
少し痛みを感じた犬が、とっさにやめてよ、と飼い主さんの手を噛んだとします。
飼い主さんは、噛まれたらほぼ100%手を離します。
そうすると犬は、ああ、嫌なことには噛めばいいんだ、と悟ってしまうわけです。
この自分の意図を通すための噛みつきは、コミュニケーションの一種です。
先ほどの、嫌なことをやめてほしいときの噛みつきは、防御に係るある行動です。
ボディーランゲージやうなりによる警告、逃げ場がなくなったときには攻撃に転じます。
また、おもちゃやベッドなど自分のものと認識しているもの、
飼い主さんや兄弟犬などを守ろうとするプロテクションに関わるものもあります。
フラストレーションやストレスからのジレンマ、転嫁行動が噛みつきに転じることもあります。
医師を通すための噛みつきの解決方法ですが、
これはあなたの医師を通すためには噛みつきではなく別の方法があるんだよ、ということを教えること。
そして何より、飼い主さん自身がどういう行動で犬は噛みつくようになるのかということを知り、
それを未然に回避する方法を知ることです。
当然のことながら、犬たちは犬たちの価値判断で状況を判断します。
足拭きやお洋服、ブラッシングを黙ってされるがままだったとしていても、
その時に耳を伏せたり目を伏せたり、体を反らしたり、体を丸めて小さくなったりしていませんか?
それらのボディランゲージはすべて、「え、それやらなくちゃダメですか?」というサインです。
それを受け入れてくれているんですから、当然本来は褒められてしかるべき行動なんです。
偉いね、受け入れてくれてありがとうと褒めながら行うことで、
こういったことは飼い主さんが我慢すれば喜んでくれるんだと犬が認識できるようになります。
噛むということをスタートする前に犬が嫌がりそうなことをする場合には、
というよりは、こちら人間側の都合で犬に対してすることにはすべて、
偉いね、すごいね、かっこいいね、かわいいね、嬉しいよ、ありがとうと褒めながら行うことをお勧めします。
嫌なことを我慢してきたけど耐えかねて噛むという以外には、
犬が人に自分の言うことを聞かせようとして噛むというパターンがあります。
よく食器を片付けようとして立つと噛まれたり、
家族でくつろいでいるところ一人だけ席を立って部屋を出ようとすると吠えて噛まれたり、
寝ているところを触ろうとした飼い主さんが噛まれたりすることがあります。
09:00
これらは、自分は今これをしているんだから邪魔をするな、とか、余計なことを勝手にするなということです。
これもやはり警告が入ります。
うなることが一般ですが、うならないでいきなり噛んでくる場合もあります。
その場合、大抵犬は相手の動向を一秒も漏らすまいとじーっと見ていることが多いです。
これは犬が作ったルールと飼い主さんをはじめとした人が作ったルールが違ってしまうことで起こり得る噛みつきです。
対処法としては、お互いのルールのすり合わせ、条件の再構築が必要です。
例えば、ママが部屋にいるときに部屋に入ってくる家族に噛みつくという場合。
この場合、この犬にとってはママと部屋、両方を守っている可能性があります。
この対処法はいくつかあるんですが、例えば、ママによる呼び戻しを強化する。
家族が入室する際には必ず褒めて犬に大好きなおやつをあげる。
部屋の入り口にフェンスを設ける。犬の居場所を制限する。などがあります。
さらに詳しい事例については、メンバーシップ配信にしてお伝えしております。
興味のある方、同じような問題で困ったことのある方は、ぜひ1月だけでもいいので登録して聞いてみてくださいね。
これらの意図を通すための噛みつきを防ぐために、私が実践している人と愛犬の共通の家庭のルールをご紹介しましょう。
例えば、私が帰ってきたら、足を拭くまで玄関で待っていてもらいます。
人の食べるものは欲しがっても与えません。
ご飯は私の都合で作ってあげます。
これは私が忙しいため、ある一定の時間に必ずあげることができないからです。
また、足を拭くまで待ってもらうというのも、子どもたちがいたりするとそちらの世話が先になってしまいますので、
必ずみことさんには後まで待ってもらいます。
目を合わせてくれたら、褒めてあげる。
台所には入らない。寝室には入らない。
この寝室には入らないというのは、一緒に寝てはいけないということではありません。
我が家は4人家族全員一緒の部屋で布団を敷いて寝ています。
子どもたちの寝相は大変悪いので、
みことさんが安心して眠れないんじゃないかなということで、みことさんにはリビングで寝てもらっています。
人間の家庭のルールには、一つ一つ合わせてくれてありがとうと褒めて教えました。
また12年たった今でも、ハーネスをつけるときには褒めたり、足を拭くときに褒めたり、
待っていてくれてありがとうと声をかけたり、
抱っこするときには抱っこ、寝ているときには触るよとかみことと声をかけてから触ったりします。
12:02
散歩中に犬とすれ違ったり、犬好きな子どもたちが近寄ってきたときには、
えらいね、ありがとうと声をかけます。
これらはすべて彼への尊重であり、私と愛犬の間の共通のルールなんです。
これはあくまでも我が家の一例、私と愛犬との間のルールですけれども、
この共通のルールがないこと、もしくはなあなあになっていることで、
犬たちはいつの間にか独自のルールを作り、飼い主さんがそれに当てはまらない行動をすると、
習性のために噛みつきを使うようになったりすることがあります。
よくあるのは、飼い主さん、例えば奥様には平気なんですが、子どもさんには噛みつくとか、
旦那様には平気だけれども、奥様には噛みつく。
それらは家族同士での共通のルールがバラバラであるということが挙げられます。
一度できた噛みつきはなかったことにするのはとても難しいです。
最後に、本髪の2番目になります。
トラウマを残すほどの強い噛みつきについてお伝えします。
犬にとって噛みつきは最大の攻撃であり、最も無防備な瞬間です。
最大の武器である歯を使うことは、体ががらあきになることを意味するからです。
ですから、犬の純粋な攻撃性を引き出すことは意外に難しいのです。
彼らは本来平和主義者で、あらゆる手段を使って命がけの戦いを避けようとします。
犬たちが我を失うほどの激しい噛みつきをするとき、
それは全ての手段が通じないというとき、
本能に強く強く働きかける刺激があったときです。
その原因は強いパニック、強い恐怖、強い痛み、捕食、殺意です。
脳や遺伝の病気の場合もあります。
また、噛んで問題を解決してきた犬ほど、強く早く噛みつくようになります。
これほどの強い噛みつきに関しては、捕食や病気以外であれば、突然出るということは稀です。
犬の攻撃行動、強い噛みつきのほとんどが、
強い恐怖心からの逃げられない状況による反撃と言われます。
ですから、私は大罰を伴う強制トレーニングをしないというのは、
恐怖によって支配されてきた犬たちは、
いつかその恐怖を噛みつきという行動で爆発させる可能性があるということを知っているからです。
前述した糸を通そうとする噛みつきが、
より強く本神の2番目に移行することもあります。
防御や守りの噛みつきからだんだんと興奮し、
パニックの強い噛みつきに移行することも多々あります。
パニックと恐怖、両方が同居することもありますし、
防御と闘争のフラストレーションからパニックになった結果、
15:00
転化行動として噛みつくということもあります。
もし、2番目の噛みつきが出ているようであれば、
早めにプロの方に指導をお願いしてください。
それだけ強い噛みつきは、犬たちも平常心で行うことはできません。
生まれ落ちた瞬間から攻撃性の高い犬というのはほとんどいません。
ですが、研修・育成環境・社会科の程度・経験・学習の程度により、
攻撃的な行動が他の犬たちよりも強く引き出されることはあります。
事実、生まれてからの経験、つまり社会科が不足しているほど攻撃的と、
人や犬同士にでも取られたりすることが多く、噛みつきが多いというのも事実です。
大切なのはどうしたらその噛みつきが出るのかを理解し、
なるべくトリガーとなる刺激を避けること。
避けられない状況、例えば日々のケアや投薬などであれば、
悪いイメージを取り除き、違う条件づけができるように
少しでもいいイメージをつけていくこと。
噛みつきが出る前の条件から変えていくこと。
警告や噛みつきが出る前に良い条件づけを通じていくこと。
受け入れてくれていることに感謝をし、それを犬に伝えること。
共通のルールを再構築すること、になると思います。
この配信が犬たちへの理解を深める手助けになることを願ってやみません。
最後まで長々と聞いていただきありがとうございました。
16:38

コメント

スクロール