犬の保育園と飼い主のサポート
横浜で15年以上、犬の保育園N1クラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超える飼い主さんとワンちゃんに向き合ってきた経験から、
コントロールよりコミュニケーションをテーマに、愛犬と心が通い合う関係づくりをお手伝いしています。
この番組では、お迎えからお見送りまで、愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、
それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
愛犬の一生をもっと理解したい、飼い主さんに向けて配信をしています。
最初に告知をさせてください。
今週木曜日、11月13日木曜日朝9時10分より、
どうする?ご近所トラブルということで、
今週のテーマであるご近所トラブル、予防と対策ということでね、お話をしているんですが、
中でもね、皆さんからこういった時はどうしたらいいのかなとか、
こういう事例があったよということをね、ライブでお話できたらいいなと思います。
インスタ・スタイフ同時ライブ、今週木曜日の朝9時10分となります。
また土曜日、今週土曜日15日の朝9時という少し早い時間になりますが、
私が行っております、愛犬が夢中になる魔法の講座、
こちらのね、第1回の講座制であった、オルゴールさん。
オルゴールさんはワンちゃんのトレーニングを今まで一度も体験をしたことがないという状態でですね、
是非、なおちゃん先生のオンライントレーニング講座を受けたいということで、
飛び込んで来てくださったんですけれども、そのオルゴールさんをゲストにお呼びして、
実際、生犬であるワンちゃんと初めてのオンライントレーニングをやってみてどうだったか、
そのね、お話を聞いていたいと思います。
土曜日の朝9時という時間になりますが、よかったらいらしていただければと思います。
はい、今回のテーマは、ハッシュタグ4番問題行動と、ハッシュタグ7番犬のいろいろになります。
前回はね、ご近所で飼われているワンちゃんの排泄のマナー問題、
これでね、近所の町内会の役員をされている方にクレームが来てしまってどうしよう、
ということで、実際に寄せられたご相談への対処法として、行政に相談をしてみましょうということでお話をしてみました。
今回は、第2回、犬の吠え声がうるさいという苦情、クレームが来る前にできることということです。
どこかで犬がずっと吠えていて気になるな、そんな経験ありませんか?
昼間、ずっと犬が吠えている声が聞こえていてうるさいとか、
夜中とか明け方に外からワンワン聞こえてきて目が覚めてしまったとか、そういった経験ありませんかね?
実は私は過去、大型マンションの飼育の会の顧問として参加をしていたことがありました。
大型のマンションでペット科のマンションだったため、こういうクレームやご相談というのがペットの飼育会に寄せられていました。
あるいは飼い主さん側から、すばん中に吠えているみたいで、ご近所からクレームが来てしまいました。
そういったご相談や、地方床がワンちゃんの始まってしまって、夜中に突然吠え始めてしまうこともあり、隣の人や近所に怒られてしまわないかとヒヤヒヤしています。
ということで、私自身が受けたもあったご相談もあります。
結論としては、どうして犬が吠えるのかという原因を理解した上で、正しい対処法や予防法をとる。
そして、可能なら専門家の指示をなるべく早く仰ぐということがお勧めです。
吠えというのは、犬の行動の中でも非常に繊細な心理状態が関わってくる問題になってきます。
単にしつけができていないとかそういう問題だけじゃなくて、犬自身のストレスや不安、環境などいろんなサインが隠れているんですよね。
そして、その原因によって対処法というのは少しずつ異なります。
違う対処法をずっと続けていても、吠えが減るどころか、ますます悪化してしまうというケースがあります。
トラブル解決のための対策
犬がどうして吠えるのか。
それには例えば、外の音に敏感に反応して警戒して吠えている、退屈や寂しさを紛らわしている、飼い主の注意を引きたくて吠えている、痛みや苦痛を訴えているなどがあります。
つまり、吠えるということには理由が必ずあります。
その理由を見つけてあげることがトラブル解決予防の第一歩なんです。
もし吠えすぎることで、ご近所からクレームが入ってしまったら、どうしたらいいんでしょうか。
私が過去行っていたマンションの飼育の会、こちらはペットを飼っているマンションの居住者の方が必ず入るというものになっていたんですけれども、
そこでもまずは飼育の会へ苦情や相談が寄せられて、飼育の会の役員と私である顧問が一緒にお知らせを作って掲載し、それでも改善されないようなら行政に相談するパターンが多かったです。
また、こういった飼育の会主催の教室ですとか、そういった飼育に関する相談会や講座みたいなのを住民向けに行ったりしていました。
このように近隣飼育者同士のための組合組織、これがあると解決だったり相談しやすいものになるんですが、
そういったものがない場合には、あそこのうちの犬ずっと吠えていて、きぃー嫌がらせしてやるということではなくて、感情的になる前に先日もお話をさせていただいた行政に相談するということも選択肢の一つです。
どこかで犬がずっと吠えていて、うるさくてもうノイローゼになりそうだということがあったとしても、もしかしたらそのワンちゃんは飼い主さんが不在の間だけ吠えている可能性もありますし、
もしかしたらその吠える声自身に飼い主さんが精神的に参ってしまって、どうしたらいいのかわからない状態かもしれないです。
なので、そういった時には感情的に相手を批判するというだけではなくて、まずは第一次に相談できる場所に相談を持っていく。
各地方自治体の生活衛生課や動物愛護センターでは、相談を受けて冷静なアドバイスや調整を行ってくれる場合があります。
そしてここで大切なことが、前回も登場した動物愛護法。この法律では、動物を飼う人は適正な飼育環境を整える義務というものがあります。
もし、あなたの近くのワンちゃんが四六時中吠え続けている状態を放置することは、実はその義務に違反する、法律に抵触するという可能性もあるんですよね。
そして、こういう場合、ただただ近所で犬がずっとひっきりなしに鳴いていてうるさいというだけではなくて、もしかしたらストレスを感じている犬が助けを求めて吠えている、出している鳴き声、必死のSOSかもしれない。
それもぜひ皆さんの頭の中に入れておいていただきたいんです。
吠えさせないことや、吠えっぱなしの状態を放置することというのは、動物愛護法において特に罰則対象とはされていないですが、
行きや虐待というのは立派な罰則対象であるということをペットを飼育されていない方、ぜひ知っておきたいことです。
もし、悲鳴のように断続的に続く犬の鳴き声や多数の犬が一斉に長々と吠えるような声が頻繁にして気になるようであれば、
もしかしたら虐待行為による犬たちの悲鳴であったり、多頭飼育崩壊、つまり多くの犬たちを一つの場所に詰め込んで飼育できない状況で飼い主さんが飼育状態を放棄している、
そのためによる犬たちの抗議の声である可能性もあるんですよね。
そういう疑いがあるときや何かしらの証拠が見られるときはなおさら、行政の担当窓口にご相談をお願いいたします。
これは立派な法律違反なんですよね。
もしあなたがあなたの周りで愛犬の吠える声でご近所トラブルになってしまったというような飼い主さんや悩まれている方がいらっしゃるようであれば、
そしてあなた自身が悩んでいるというのであれば、具体的な対策としてこういうことをお伝えしてみましょう。
まず留守番の時間を短くして留守番の環境を整える。環境音を遮断して安心できるスペースを作る。
十分な運動や遊び、コミュニケーションの時間を愛犬と増やす。
専門のトレーナーに原因と対策を見立ててもらう。この4つがとても効果的です。
犬は吠えたいからただ吠えているのではなくて、何かを伝えたくて吠えるという生き物です。
その声の裏側に何があるのか、それに気づけるかどうかが人間側の、そして具体的な対策を取れることが飼い主さんの優しさでもあるんですよね。
最後に今日のまとめです。吠える声による近隣トラブルは、まず行政に相談をされてください。
もしかしたら虐待や息が潜んでいる可能性もあります。
飼い主さん自身が悩まれているのに、どこに相談したらいいのかわからない場合もあります。
そして犬の行動や心のケアについては、専門のトレーナーに相談をしてみてください。
トレーナーがどんなトレーナーさんがいいのかわからないという方は、行政の窓口に相談してもいいですし、私にご相談いただいても結構です。
犬にとって吠えるというのは、犬の表現方法、感情の表し方、つまり声なんですよね。
そこに隠れている意図を汲み取ってあげる努力をしつつ、近隣住民の方へ理解をしていただけるような対応をしていきたいですよね。
トラブルを防ぐことは犬を守ること。愛犬が地域に愛される、受け入れられる存在になる、そのための一歩です。
いかがでしたでしょうか。
次回のご近所トラブル予防と対策シリーズは、リードなしで散歩、ご近所がヒヤッとする瞬間、おテーマにお届けします。
こちらも多いノーリードによる事故や伸縮リードによる事故、これについてお話をしていきたいと思います。
次回もお楽しみに。
