1. 二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜
  2. #60 二番経営的幸福論。ビジネ..
2025-05-02 33:22

#60 二番経営的幸福論。ビジネス成功者のみが味わう「虚無感」とは?

▼今回のトーク内容: 

番経営的「幸福論」/「幸せ」は相対的か絶対的か/No.2は幸せを実現する実行者の役割/オーツ―パートナーズの理念「喜与喜」の精神/米ギャラップ社による「世界幸福度調査」/戦争と隣り合わせの国で幸福度が高い例も/日本は幸福度が低い/中韓も低い/技術的競争力が高いのに幸福度が低い/社会に対する信頼度/人とのつながりが影響/「精神科医が見つけた3つの幸福」/人間が幸せを感じる時/脳内で分泌される幸せホルモン/セロトニン・ドーパミン・オキシトシン/人間関係が円滑で感じる幸せ/ホルモン別、瞬発的・継続的な幸せ感/ビジネス成功者は幸せなのか/成功者しか味わえない虚無感/自分の幸せだけでない他者の幸せを願うように/トップが目指す幸せ/No.2が目指す幸せ

▼参考情報:

GALLUP World Happiness Report

https://www.gallup.com/analytics/349487/world-happiness-report.aspx


樺沢 紫苑著「精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法」(飛鳥新社)

https://amzn.asia/d/iPfgFJ5

▼番組概要:

COOや副社長などの「組織のNo.2」。その仕事をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、仕事の面白さ・大変さなど「No.2の悲喜こもごも」を語っていく番組。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がMCを務める。毎週水曜日配信。

▼番組ハッシュタグ:#二番経営

▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください:

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▼過去配信回をシリーズ別でプレイリスト化しております:

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://t.co/TvbyZaezDD⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼MC:

勝見 靖英(株式会社オーツー・パートナーズ 取締役)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.o2-inc.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

1971年生。慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMなどを経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.o2-inc.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

設楽 悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/ysksdr⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

1979年生。明治学院大学法学部卒。マイナビを経て幻冬舎に。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ。電子書籍、コンテンツマーケティングなど新規事業担当。2018年にブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてWeb3専門番組「EXODUS」など配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

▼ディレクター:

関岡 憲彦

▼プロデューサー:

野村 高文 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/nmrtkfm⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼制作:

Podcast Studio Chronicle ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://chronicle-inc.net/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼カバーデザイン:

松嶋 こよみ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/

サマリー

このエピソードでは、二番経営における幸福論が考察され、トップのビジョンを実現するナンバー2の立場からの苦悩や喜びが探求されます。また、世界幸福度調査や日本の幸福度の低さにも触れ、幸福感の定義が多角的に考察されます。ビジネス成功者が感じる「虚無感」についても議論されており、著名な精神科医カバサーシオンの研究をもとに、人間関係や幸福感との関連性が探られ、成功の先に潜む問題に焦点が当てられています。特に二番手の役割が幸福感に寄与することが強調され、成功に伴う達成感と他者の幸福との関係性が話し合われ、心理的な健康についての考察も行われます。

二番経営のダイナミクス
スピーカー 1
二番経営 No.2の悲喜こもごも。
この番組では、なかなかおもてんでない組織の二番 No.2をテーマに、
トップのビジョンの実現の仕方や、この仕事の面白さ、大変さなど、
No.2の悲喜こもごもをリスナーのみなさんにお届けします。
スピーカー 2
こんにちは。株式会社オーツーパートナーズ、取締役の勝宮すいでです。
スピーカー 1
現当社新しい経済編集長のしだれゆうすけです。
二番経営第60回、今回のテーマは、二番経営的幸福論です。
スピーカー 2
いきなりな感じですけどね。幸福論。
スピーカー 1
幸せについて考えてみましょうという感じでございます。
スピーカー 2
幸福論と言いますと、今、クロニクルさんの番組で、
超実践的幸福論っていう番組があるの、ご存知ですか?
スピーカー 1
ちょっと聞いたことがありますね。ちょっとというか聞いてますね。すみません。
同じプロデュース、クロニクル仲間の番組ですよね。
スピーカー 2
セルロースという会社の創業者の妻元さんと、
オフィションライターの泉さんの番組で、仕事とかキャリア、お金、そして人生、
私たちが迷いながら様々なテーマについて最適化を語っていく番組。
何でも合理的に考えがちな二人のちょっと偏った雑談という説明でやられていて、
この番組なんですけれども、ちょっとあやかりたいなと思ってきてみました。
スピーカー 1
二番系的な幸福論を話していくということでいいですね。
スピーカー 2
これまで我々がお話をしている二番系、ナンバー2に必要なマインドとか、
過去の企業誌なんかを見ていったところで、
ナンバー2の方たちの献身さっていうのは常にあったんじゃないかなと思うんですよね。
滅死暴行っていう言葉もあるんですけれども、
自分を殺してですね、トップのことを敬愛して、
トップの思いを実現するために奮闘するっていう姿はこれまで何度も出てきたと思うんですけれども、
人のために動くっていう感じですよね。
それこそ第一回でもしなやさんと話したんですけど、
承認欲求があるところを何とか抑えながら頑張るみたいなところがあるんですけれども、
これは自分の幸せよりも人の幸せ優先してるみたいな考え方もできるなという風に。
見方によっては確かに。
思いまして、改めて二番ってナンバー2って本当に面白いのか楽しいのかみたいなのを、
幸せっていうキーワードで掘っていくと面白いかなと思って、
テーマに入れさせていただきました。
幸福度の比較と分析
スピーカー 2
シアラさん、幸せとは何じゃっていうのを考えることってあります?
スピーカー 1
そうですね。
なんか非常に幸せってやっぱり難しくて、どうなんでしょうかね。
なんかその相対的なもののような気もしてるんですよね。
なんとなく過去の自分だったり、もしくは周りにいる人たちだったり、
もしくは周りじゃないけど遠くにいる人たちと比べて、
そういう自分がこういう状況だから幸せだろうみたいな思い込む部分もあったりすると。
だから非常に相対的なもののようにも感じるんですけど、本来は多分そうではなくて、
他の人が客観的に見たら幸せじゃないと思ってるような人ももちろん幸せだったりするし、
自己認識の上での幸せが本質的なものであると。
でもその間に我々そこを行き来してるというか、
時には人のことを思って幸せだと思ってた自分が不幸せに感じたりとか、
そういうこと気にしなければ素敵な人生だと思ったりとか、
そこを僕の中でぐるぐる回っていて、
結論としては僕は非常にポジティブに幸せだと思い込もうという、
結論に至ってはいるもののすごく難しいものだなって感じますね。
すみません、曖昧な答えになっちゃったんですけど。
スピーカー 2
でも今最後におっしゃっていただいた曖昧っていうのが、
幸せっていう言葉とか幸福っていうことに人が思い描くことなような気がしていて、
あまり太古の昔から哲学者が幸せってなんだって考え続けるみたいな、
そういう世界でしょうし、
多分100人に聞いたら100人それぞれ自分の幸せ感っていうのは語れるぐらいの内容だと思うんですよね。
じゃあ石田さんなりの幸せとはとか、勝美なりのはどうだっていうのも話していくのも、
これはこれで面白いんですけども、あえて二番経営的幸福論というのを銘打ってみたので、
幸せっていう曖昧な、でもなんか人が求めるだろうなっていう漠然としたゴールとかビジョンみたいなものだとすると、
二番手ってそれを実現していく実行者の役割ってやっぱあると思うんですね。
なのでちょっとそういう観点で深掘ってみたいなと思っております。
ちなみにですね、トップの思いで二番手みたいな話で言うと、
弊社にですね、会社の経営理念でプリンシップルっていうのを掲げていてですね、
パーパス、ミッション、ビジョンバリューっていうのはよく言われるんですけども、
我々の主義というか、そういうもので二つ挙げていて、
一つが喜を喜っていう言葉で喜びを与える喜びっていう漢字三文字なんですけど、
完全な造語。
スピーカー 1
なるほどですね。喜ぶっていう漢字で与えるにもう一回喜ぶ。
スピーカー 2
社長が考えた造語なんですけど、
人に喜びを与えることを自らの喜びとするようにしたいねっていう、
何か利他性志みたいな感じですかね。
これが一つ目で、もう一個にですね、物心両面の幸福の追求っていうのを掲げているんですね。
これは働く我々のメンバーもそうですし、お客さんも社会も幸せを求めていけたらいいなということを
プリンシプルっていうのに掲げさせていただいていますと。
これはトップの言葉からプリンシプル作ってたんですけども、
その時にやっぱりここで幸福って出てきて、物心両面のって言葉あるんですけど、
やっぱり抽象度がすごく高くて、幸せってなんだとか、
休みいっぱい取れたら幸せなのかとか、
何かめちゃめちゃ売上が大きくなったら幸せなのかとか、
何かいろんな定義があると思うんですよね。
それでもこれを求めていくときにどういうふうにしていったらいいのかなっていうのを、
我々もよく考える機会があるので、
これも何か曖昧なものを具体的に落とし込むっていうものの一環、
何抜の役割ということでちょっと入れさせていただきました。
じゃあまあその幸福とか幸せって個人個人の定義いろいろあると思うんですけども、
スピーカー 1
世の中的にどうかというのをちょっと確認してみたいんですけども、
スピーカー 2
ギャラップっていう会社が毎年やってる調査で、
世界幸福度調査、世界幸福度報告、
ワールドハッピネスレポートっていうのがあって、
これが2025年は3月に発表されたんですね。
世界の国と地域でのランキングというところなんですけども、
今しららさんのお手元にはナンバー10まで出てると思うんですけども、
1位フィンタンド、2位デンマーク、3位アイスランド、4位スウェーデンというふうにですね、
なんか北欧諸国がバーッと並んでいて、
毎度おなじみみたいな感じですね、になっています。
それぞれの理由は社会的な補節性が高いみたいなものとか、
社会福祉国家みたいなところとかもあるんですけれども、
この上位の北欧諸国以外というかですね、
ベスト10の中で私がマジかよって思ったのがあってですね、
1位のフィンランドもそうなんですけど、
ノルウェーとかフィンランドとかって、
スピーカー 1
お隣がっつり某ロシアじゃないですか、
スピーカー 2
戦争をやっててちょっと気抜くと、
攻めてこられるんじゃないかっていうところで、
NATOに入る話もありましたけれども、
そういう国であるっていうのと、
スピーカー 1
さらに驚きなのは8位にイスラエルが入ってますね。
今年の調査ですもんね、今年出たあれですもんね。
そうなんですよ。
スピーカー 2
常に隣戦体制というか、まさに戦時化の国で、
実際に今制度が起きているエリアの方ではないのかもしれないですけど、
それが入っているというところがですね、
ちょっとかなり驚いたんですよね。
理由は経済成長と家族重視の文化とかっていうのが、
イスラエルの第8位のところでは言われていたりとかするんですけども、
これってなんかちょっと思い描いてる、
北欧はなんとなくそうかなと思ってたんですけど、
そうじゃないところっていうのが出てきて、
なんなんだろうっていうのもちょっと思い…
スピーカー 1
確かに確かに。ちょっと不思議な感じはしますよね。
ですよね。
あらゆる面から何らかの評価をしてやってるんだと思うんですけれども、
確かにそれはすごい思うな。
スピーカー 2
ちなみにここに出てない国で言うと、
日本は55位というところなんでだいぶ低いんですよね。
スピーカー 1
55位か日本、低いですね。
スピーカー 2
低いですよね。先進国の中でかなり低いということで、
社会的孤立の増加と若年層の幸福度低下が影響という分析ですね。
じゃあもうお隣韓国どうか。韓国は日本よりさらに低い58位ということで、
依然として絶望死、自殺や薬物移送による死亡が多い国として指摘というふうにコメントあります。
さらにお隣のということで中国はこれまでもっと低くて68位ですね。
経済発展の割に幸福度が低く社会的貧大の草が課題ということで、
デジタル競争力ランキングとかで言うと中国とか韓国もそうなんですけど、
結構上位に日本を置き去りにして食い込んでくる状況があるんですけども、
意外と幸せ換算すると日本も同じなんですけども、
だいぶ低くなっちゃってるっていうのは結構そうかなとも思いますし。
幸福感の影響要因
スピーカー 1
僕らが1位のフィンランドに行って幸せなのかと明日からみたいなことをシンプルに考えちゃうし、
今は幸せな気も楽観的な僕としてはしてるし。
これってちなみにどういう指標でこうなってるんですか。
スピーカー 2
首をかしげるようなランキングもあったんですけど、どういう基準で選んでるかというと、
この調査ではまず1人当たりのGDP、それから健康寿命、社会的支援があるかないか。
あとは人生の選択の自由度とか、社会の寛容さ。
この寛容さっていうのは寄付とかボランティア活動が多いかどうかということですね。
あとは政府とかビジネスに対する腐敗意識ということで。
あとは社会的信頼、これも調査に実際に財布を落として、それが返ってくるかどうかみたいな調査をしてる。
スピーカー 1
面白い、なるほど。面白い面白い。
スピーカー 2
あとはメンタルヘルスとか自殺率とか、そういうのを関して調査をしてる。
スピーカー 1
今の項目聞くと結構しっかりしてるというか。
スピーカー 2
しっかりしてますね。
スピーカー 1
360度見てる感じしますよね。
スピーカー 2
なので結構信憑性あるようなランキングなんだなという。
ちなみに今出てなかったんですけども、アメリカ合衆国が24位ということで、
昔はトップ10に入ってたらしいんですけども、どんどん下がってきてると。
社会的分断、メンタルヘルスの低下で下がってるという感じだそうです。
この報告の総括的なところではですね、
社会的信頼とか人とのつながりっていうのが幸福度に大きな影響を与えることが確認されたということで、
あと思いやりと分かち合いが社会の幸福を向上させる重要な要素であると、
データから分かりますよということでしたと。
なんでどうですかね、思いやりと分かち合いっていう言葉だけで言うと、
そこまで日本人のメンタリティとしてないことはないような印象もあるんですけども、
世界的に見ると低いんですかね。
すごくそういうふうな部分は逆に世界的に高いような気はするんですけどね。
スピーカー 1
でももしかしたらそのあたりも客観的に僕らは見られなくなってるのかもしれないですね。
スピーカー 2
そうかもしれませんね。
スピーカー 1
僕らが海外旅行行ったり海外に出張行ったりすると、
そこの街の人とかお店の人にすごい優しいなと思うこともあれば、
冷たいなと思うこともあったりするじゃないですか。
そんな感じで外から来た人に対してどうするのかなっていうと、
満員電車と社会的信頼
スピーカー 1
イメージは思いやりとか分かち合いがある気がするものの、
今日も僕この収録前満員電車に乗ってきましたけど、
すごい人が押してきたりして、
どこに思いやり分かち合いがあるんだろうみたいな殺伐としてだなと思うと、
やっぱりそういう課題もあるのかなっていう感じもしますしね。
スピーカー 2
今おっしゃった満員電車の話は、
ちょうどさっきX見てたら大首都圏の通勤のJRの路線でですね、
おじさん同士が戦ってるライブ映像みたいなのが上がってて。
スピーカー 1
時々見えますよね。上がってますよね。戦うんですよみんな。
スピーカー 2
朝から殺伐とした感はすごくあるんで、
全く知らない人同士の部分っていうのはちょっとあるかもしれないですよね。
敵対者言いがちな、気持ちの余裕がない時間帯とか、
スピーカー 1
時は特にっていうのはあるかもしれませんよね。
スピーカー 2
この社会的信頼とか思いやりとかっていう中で、
人との繋がりっていうのは結構キーワードであるんですか。
確かみんなのメンタールームっていう番組で白井さんと野村さんの話で、
野村さんが結局幸せっていうのは人との繋がり次第だっていうのが、
確実的に証明されたみたいな話を以前されてたことが。
スピーカー 1
そうですね。なんかハーバードかなんかの3世代に渡る研究家なんかだと思うんですよ。
ちょっと明確なソース名は僕も忘れちゃったんですけど、
それで結局調べていくと最後に残るのはお金でも、
人間関係が豊かだった人が人生が豊かだみたいな。
結論が出たらしいということをおっしゃってましたよね。
でしたよね。
スピーカー 2
なんかこのランキング見ても総括見ても、
やっぱり人間関係とか人との繋がりっていうのが超大事ですねということで、
人との繋がり大事にしましょうって締めてもいいんですけども、
ここから人との繋がりが大事なのでみんな仲良くしましょうねっていうような、
施策というか動きというかそういうこともあると思うんですけれども、
幸福の構成要素
スピーカー 2
ちょっと突然なんですけどマーケティングの言葉でですね、
ドリルを売るなら穴を売れっていう言葉があるんですけど。
スピーカー 1
なるほどね。穴はそれを開けるためにってこと?
スピーカー 2
そうですね。
ドリルを売ってる会社があってお客さんがいて、
お客さんが本当に欲しいのはそのドリルっていう機械じゃなくて、
穴掘りたいからそのドリルっていう機械をっていう感じですと。
その人との繋がりっていうのは、
これがドリルなのかその穴なのかっていうのは色々あるかもしれないんですけども、
これをちょっとドリルっていうふうに考えると、
人との繋がりで得たいものっていうのは何なんだろうっていうことも、
ちょっと一個考えてもいいのかなというふうに思うんですね。
つまりちょっと幸せを因数分解してみたいなというふうに思いまして、
幸せの定義って本当にそれぞれだと思いますし、全員が違う。
でもグローバルの調査で人間関係みたいな言葉が出てきたんですけども、
それの根源って何なのかっていうところを、
ちょっと哲学というよりも科学的に分析した書籍があってですね、
カバサーシオンさんっていう精神科医の先生なんですけども、
ビジネス書とかそういうのをめちゃくちゃ大量に書かれている先生の方ですね。
このカバサーシオンさん書かれた、精神科医が見つけた三つの幸福っていう本があってですね、
その中で幸せの分析をされています。
どういう風に分析されてるかっていうと、
我々が人間が幸せだなって感じるときに、
頭の中で脳内で何が起きているのかっていうのを分析したレポートがあってですね、
それを調査をしますと。
そうするとですね、脳内で100種類以上の幸福物質と言われるものが分泌されるというそうなんですよね。
その中の100種類の中で一番ボリュームが大きいというか影響が大きい3大幸福物質っていうのがあってですね、
スピーカー 2
それがセロトニン、オキシトシン、ドーパミンっていうこの3つなんですよね。
聞いたことあるよ全部。
なんか聞いたことありますよね。
つまり幸せっていうのはこの脳内物質が出ている状態っていうのは幸せだという風にも定義することができると。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
ちょっとそれぞれ見ていくとですね、セロトニンっていうのはどんなものかっていうとですね、
脳と体の健康の幸福につながるみたいなものです。
心身が安定して穏やかな状態から得られる幸福。
気分が爽やかで安らぎを感じるような落ち着いた感じ、幸福って感じですね。
すごく自然の中に入ってですね、山とかに行って、なんかいいなって感じるとか、
天気のいい朝空見上げて気持ちいいなみたいな、そういう感じですかね。
これがセロトニン。
ジョギングした後とか運動した後の爽快感みたいなのもセロトニン的な幸せと言えるかもしれないですね。
これが1個目なんですね。
もう1個がオキシトシン的幸福っていうのがあって、これがですねつながりと愛の幸福と言われるものだそうです。
これはですね、このオキシトシンっていうのはどんな時に分泌されるかっていうと、
人との絆を感じた時とか愛情を感じた時に分泌される物質らしいんですね。
誰かと抱き合った時、ハグをした時とか、ペットを可愛がったりとか、
そういうスキンシップを取った時に感じるものとか、
愛情ですね、そういうものを感じた時に、愛に吸われたなっていう時に安心して分泌されるというものだそうです。
ここが2つ目なんですね。
もう1個、3大物質の最後がですね、ドーパミン的幸福というやつで、
ドーパミンよく聞くと思うんですけども、これはですね、成功とか達成の幸福と言われていてですね、
目標達成とか報酬がもらえたっていう時の高揚感から得られる幸福感と、
もう心臓ドキドキするとか興奮とかやったとか、よっしゃっていう時に出るのがこのドーパミンです。
承認欲求を満たすみたいなのはこのドーパミン的ものが出てるっていう風に言えると思います。
この3つの脳内物質が出続けてるとですね、結構幸せ感を持ち続けることができるっていう感じなんですけども、
さっきの人とのつながり、人間関係っていうのは、この中で言うとオキシトシン的幸せ。
友達と話をしてるとか仲良くしてる家族と一緒に過ごすとか、そういうのはもう全部このオキシトシンっていうのにつながるという感じかもしれませんね。
スピーカー 1
なるほど、面白いな。だからちょっとバカなこと言いますけど、
もう長い休日で南の島に行って、ずっと付き合いたかった女の子と、
なんかこう浜辺で抱き合ってる時がこの3つ出るってやつですね、たぶん。
セロトニン出ながらスキンシップをしてドーパミンも出ると、達成感があると彼女を手に入れたみたいな、彼氏を手に入れたみたいな、すいません。
そこが究極の幸せなんじゃないかと思っちゃいましたけど。
スピーカー 2
そんな感じありますね。
これが一つ一つ分かれているというわけじゃなくて、たぶん絡まりながらみたいなこともきっとあると思うんですよね。
例えばしらはさん、おいしいご飯屋さんに行くことってあるじゃないですか。
食事とか栄養素を体に取り入れるっていうのは、心と体の健康につながると言えますよね。
空腹時にご飯を食べるっていうのはセロトニン的幸福が得ていると言えるんですけども、
一方でおいしいご飯ってそこまでおいしくなくても健康にはなるみたいなレベルってあるじゃないですか。
でもめっちゃおいしいのは自分にとってのご褒美みたいな感じがありますよね。
このご褒美感が出るとおそらくドーパミン的幸福が出る。
スピーカー 1
なるほど、達成してその結果みたいな。
スピーカー 2
そうなんですよね、段階的なものでご褒美スイーツみたいなのとか、
すごく美食的なおいしい食事っていうのはおそらくドーパミン的なもの。
栄養素を取り入れる、体が健康になるためにこれを取るみたいなセロトニンみたいな感じかもしれないですよね。
それを例えばSNSにアップするとこれはまた承認を受けにつながる。
これがドーパミン的幸福につながるという感じがあると思います。
なんでこの3つそれぞれあるんですけども、
株さん仕様さんの本の中で言われているのはこの3つがあるよっていう話と、
幸せホルモンの順番っていうのがあるよって言ってですね。
成功者の虚無感
スピーカー 2
これなんとなく聞かれて印象を持ったと思うんですけども、
ホルモンの力というか幸せ度をドーンと感じるのってドーパミン的な部分。
ドーパミンっていうのが一番強いんですよね。
ギューンと上がるっていう感じ。
ですがそのギューンと上がったやつってものすごく早く消失するらしいんですよ。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
だからやった!よっしゃ!って思うんですけども、1週間後には忘れてる。
一方オキシトシンとかセロトニンっていうのは比較的長く続くんですよね。
幸せが長く維持できると。
その順番で言うとセロトニンが一番長く続いて、その次オキシトシンで。
これでドーパミンって感じ。
この幸せを感じるときにセロトニン的な状態、心と体が健康になって、
その上で家族とか友人とか恋人とかそういったコミュニティとかつながりっていうところでオキシトシン的な分泌を促して、
最後に成功とかやったぜみたいな感じの達成感をドーパミン的なもので得ると。
こういう順番でやるのが一番幸せを安定的に長期に感じられるっていう。
スピーカー 1
なるほど。
まず心とか体の健康というかセロトニンがあることからベースとして確かに大事な気もしますし、
そこがない状況下でドーパミン出るとちょっと不健康な感じしますもんね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
こうやって考えると世の中で幸せだなっていうか、幸せかどうかわからないですけど、成功者だなとかすごいなあの人みたいな人たちのすごいなっていうのって、
ドーパミン的なところに紐付けられることって結構あるじゃないですか。
なので例えば某って言う必要ないですね。
マイザー社長みたいに大成功されたみたいな方たちがいるんですけども、なんかこう変わったことされるじゃないですか。
みんなに幸せになってもらいたいんで、お金配りますもそうでしょうし、今のビジネスもそうかもしれないですし。
スピーカー 1
あとこの間ですね、しららさんの後輩の有名な三ノ輪さんがですね、
スピーカー 2
おっしゃってたんですけど、三ノ輪さんってそれこそ源頭者で優秀な編集マンでもあると同時に、
ご自身でもいろんなことされていってみれば大成功されていると思うんですね。
人経済的な成功もたくさんあると思うんですけど、それでなんか語られてたのが、
努力して成功して、贅沢できるようになって、それを追求した結果の日常的な喜びを感じにくくなるってことをおっしゃってて、
スピーカー 1
その先に虚無感がありました。
スピーカー 2
そうすると自分の幸せとか個人の幸せだけで満足できなくなって、社会全体への貢献を通じて何か意義を見出したくなるっていうことをおっしゃってて、
前澤さんもそうだしみたいな感じで話をされていて、
これって多分ドーパミンを分泌し続けた先に、あんま何もないみたいな感じの虚無感っていうのをきっと感じられたのかもしれないなっていうふうに思ってて、
ここの度合いというかレベルがすごく高い経験をされていると思うので。
スピーカー 1
彼自身、僕は本当に成功する前の段階から一緒に見ているので、
まさに今本人が言ってましたけど、とはいえ大前提、僕は遊んでたり一緒に仕事する限りでは楽しそうにやってるんです、大前提。
ただ怖なところの精神状況としてやっぱりこういう変化があるのは、本当に僕も隣で見てるので、やっぱりそこに行き着くんだなっていうのはちょっと思ったところですかね。
ビジネス成功者の虚無感
スピーカー 2
なんかそこの究極のドーパミンじゃないですけど、一種ビジネスパーソンとして大成功された、あるいは企業家として大成功された方たちっていうのがある一方でですね、
これはもう作ったものかもしれないんですけども、映画のパーフェクトデイズっていうのが一時すごく話題になった。
スピーカー 1
これも往復論を考えさせられる。
スピーカー 2
あの中で平山さんというトイレ掃除を生業にされている役所工事さんのルーティンを思い出すとですね、朝起きて植物に水をやって、玄関出るときに必ず空を見上げて一息つく感じがあるじゃないですか。
スピーカー 1
車乗る前に。
車乗る前に。あれってセロトニン出てるんだろうなみたいな感じがするんですよ。
そうですよね。
スピーカー 2
そこでちょっと数少ないトイレ掃除しながら○×ゲームを相手もわからない人とやり合うですとか、ちょっと出来の悪い後輩の清掃員とのコミュニケーションだったり、
普段なかなか会ってなかった妹さんとの会合だったりとかいうのはオキシトシに出てるなみたいな感じ。きっと仕事の中で小さい掃除を仕上げた仕事終わったっていう達成感っていうのは、
ビジネスで大成功してるとかお金をめちゃめちゃ稼いだとかとはちょっと違うと思うんですけれども、きっとドーパミンも定期的に分泌されてるような、そういう仕事のされ方。
ただそこのバランスとかっていうのがすごく清々しいまでに美しいバランスで整っているっていう、見せつけられた映画だったと思うんですけど、
そういうのを感じていくとですね、それこそ話2番で論に戻るとトップが実現したいホニャララっていうのはおそらくドーパミン的なものがすごく多くてですね、
勢いそこに付き合い続けるとですね、疲弊していくものもきっと出てくるかもしれないです。
ただそれを一緒に目指すっていうところに人とのつながりみたいなものもあるでしょうし、それを土台になるような健康みたいなものもしっかりと整えながらですね、みんなで進めるようにうまくチューニングをしていく組織とか仲間とかっていうのをチューニングしていくっていうのも2番手の役割ですし、
スピーカー 1
そういう中にですね、自分の幸せのポジショニングみたいなのもしていくとですね、いい感じになるんではないかなっていうのもちょっと思ったりしてという感じですね。
二番手の幸福論
スピーカー 1
確かに2番手的に見る幸せって、さらに言うと特にドーパミン的な幸福はもしかしたらダブルで味わえるのかもしれない。
自分が貢献したことによって何かうまくいくことで、実際ナンバーワンというかその人がうまくいくこと自体がまた成功だったりするわけじゃないですか。
自分の行為にやったことの達成感プラス、それが繋がって結果を出した時の他者の幸福も幸福になるみたいなのを楽しめるのが何となく僕個人的に2番経営的な幸福論なのかなとか一緒に思ったりしましたね。
僕も両方の立場をここ5年10年でやっている気がしてまして、どちらかといえば最近は2番手、やることもあるんですけど1番手というか、
例えば編集長という今やっている仕事なんかは完全に2番手じゃないんですよね。自分が全部決めなきゃならないと。
会社の中のビジネス部門ではもちろん僕が取締役をやったりして社長を支えているみたいなこともあったりするんですけど、両方やりながら思うのは相手の幸せも楽しめるというか喜べるみたいなメンタリティと、
1番手をやってて思うのはやっぱり自分が全部決めなきゃいけなかったり選ばなきゃいけないことって何でしょうかね、心の健康とかとは真逆のものな気がするんですよ。
身心ともに、身体の健康は頑張って作れると思うんですけど、メンタル的な安定感って自分が一番前に立っているとすごく得づらいと思っているんですよね。
要は誰ももう相談できなくて自分がAかBか決めなきゃならないと。いろんな人に意見は聞けるけど、結局その責任を取るのは自分だっていう状況が僕は結構ナンバーワンの辛さかなと思っているんですね。
ちょっと変な言い方しちゃうと、ナンバーツーはある意味でもそのナンバーワンが決めた方向に持っていくだけなんで、そこの迷いが必要なかったりする。そういう意味では僕は2番手的な幸福論ってちょっと素敵かなと思っているというか。
なんかいいもんだなと思ってますね。すごく負荷があるとか一個任せられちゃってるっていう意味で。そんなことも感じました今日。
トップこそ幸せって何かっていうのを考えてもらわなきゃいけない存在なのかもしれないですね。それを支える意味としては。ありがとうございます。たまにはこういうものも考えながら。
温かくなってきましたから幸せについて考えていくというのはいいんじゃないかなと思います。皆さんもぜひ何か参考にしていただければと思います。
それでは2番系ナンバーツーの引き込むをここまでお聞きいただきましてありがとうございました。気に入っていただけましたら番組のフォローをお願いします。Xやお便りサイトでの感想もお待ちしております。
スピーカー 2
ここまでのお相手はしだれゆうすけと勝宮スイレンでした。ありがとうございました。
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