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2024-02-07 11:20

楢山節考 1983/1958

Listen to the voice of movies.

 

楢山節考 1983/1958

監督・脚本 今村昌平

原作 深沢七郎

音楽 池辺晋一郎

出演 緒形拳 坂本スミ子 左とん平 あき竹城 倍賞美津子 ほか

 

映画.com

楢山節考 (1983年の映画):Wikipedia

楢山節考 (1958年の映画):Wikipedia

楢山節考:Wikipedia

深沢七郎:Wikipedia

「楢山節考」をU-NEXTで視聴

 

Movies are really good! Isn't it?

 

Camp@Us presents

Summary

第一章では、年代別の映画「楢山節考」について、映画の概要や制作スタッフ、原作小説の紹介などが述べられています。そして、第二章では映画のテーマやメッセージについて詳細に語られています。

映画「楢山節考」の概要と制作
LISTEN to movies.
LISTEN to the voice of movies.
これが18本目の紹介になります。
この番組では、私が人生60年の間に見た思い出の映画を紹介していく。そういう番組です。
今日は、日本映画、楢山節考。ご存知ですかね、楢山節考。
これは、1958年に最初に映画化されて、その後、1983年に映画化されています。
私がよく見るのは、この83年の方の「楢山節考」なんですけれども、これは監督、今村昌平監督。
原作は深沢七郎さん、音楽、池辺晋一郎さん、出演、緒形拳さん 坂本スミ子さん 左とん平さん あき竹城さん 倍賞美津子さんが名演を繰り広げています。
これはご存知の方はご存知だと思いますが、
姥捨伝説をベースに創作された深沢七郎さんの楢山節考という小説が元になっています。
これ、概要欄、説明欄にwikipediaのリンクを貼っておきますが、検索していただければ出ると思いますけれども、これは衝撃作だったんですね。
深沢七郎さん、ギタリストだったんですが、いきなり小説を書いた処女作ということです。短編小説ですが、これが非常に衝撃的だった。
中央公論の新人賞、第1回目を受賞したと。単行本化された。ベストセラーになって二度の映画化ということになります。
1本目の映画は1958年の映画で、これは木下恵介さんが作品化したということです。出演は田中絹代さんが出ているということなんですが、これはセットで撮影されたということです。
歌舞伎様式でセットで、オールセットで撮影されたという。それに対して1983年の今村昌平さんの作品はオールロケですね。
雪の深い山の村の中で寒さに震えながらロケをしたという、ある意味壮絶な映画なんですね。テーマがテーマだけに、姥捨の話なんですね。
ある村、貧しい村があって、山あいの。そして食い扶持ですね。つまり1年間で採れるものは限られているので、働けなくなった老人は山へ行くということなんですね。お山に行くという。
死を迎えるわけですけれども、これは今はだいぶ豊かな社会になりましたけれども、村が存続するためにはやっぱり誰かが犠牲にならなきゃいけない。
映画の中では間引きですね。赤子が生まれるとそれを田んぼに捨ててしまうとか、そういう場面も出てきます。人間の原点みたいな描写がかなり、これでもかってくらいに出てくるんですね。
1958年の映画もキネマ旬報ベスト10で第1位になって、木下恵介さんはこれでキネマ旬報の日本映画監督賞を受賞した。田中絹代さんは女優賞を受賞したという映画なんですが、
1983年の緒形拳さん、坂本スミ子さんの主演の映画ですけれども、これはカンヌ国際映画祭、その年の1983年カンヌ国際映画祭でパルム・ドール、グランプリを受賞した名作なわけです。
映画「楢山節考」のテーマとメッセージ
なので、見てない方はぜひ見てほしいんですが。私がこの映画を知ったきっかけは、私がちょうど大学院に入った頃に、後輩の経済学部の女子学生が法学部の授業を聞きに来てて、法哲学の授業でこの映画を見て、熱く語るわけですよね。
楢山節考、楢山節考と語って。それから私はこの映画を、実は遅ればせながら見たという。その後、私はこの映画を授業でよく使いました。
人間の共同体というか、経済が限られている中での生き様というか、そういうものを考えてもらう映画としては本当に格好の素材だなというふうに思って。
これからもし日本が全体として貧困化、貧しくなってくると、それこそ姥捨て、そこまでいくかどうかわかりませんけれども、生き残ろうと思ったら、人間の共同体が生き残ろうと思ったら、誰かを犠牲にしなきゃいけない瞬間がある。
それこそ船で漂流して、食べ物がなくなって殺し合いが始まるみたいな、そういうちょっと壮絶な世界とも通じるような、そういう映画ですね。
なので、あえて紹介したいのと、私の中でこれは日本映画の中では名作ですし。まだ見てないという方はぜひ一度ご覧になられるといいんじゃないかな。衝撃的な映画です。
私が学生に授業で見せるときには、もし気分悪くなったら講義室の外に出てもいいよと言いながら、そういう前置きをしてから見せた映画ですけれども、見た学生たちはやっぱり一様に衝撃を受けるわけですよね。
いろんなことを考え始める。今の幸せな暮らしがなぜ成り立っているのかとか、そういうことも含めてですね。
極限状態になったとき、あるいは今の高齢化社会が進み、年金も減らされるという中でね、この状態っていうのは本当にいいんだろうかとかね、いろんなことを考える格好の素材ですね。
一つ。この最初に1958年に作られた映画のリメイクが、2012年頃ですかね、木下恵介監督の生誕100年を記念してデジタルリマスター版が作られてDVDとして発売されて、これがカンヌ国際映画祭でも上映されたということで、
YouTube検索していただくと、その画像も、映像、動画ですね、もいくつか出てくるかなというふうに思っています。
あとはUNEXTで見ることができるようですけれども、なかなか多分見る機会もないのかなと思いますが、DVDを買うかUNEXTで見るか、あと検索すれば出てくるかもしれません。
私はこれVHSで持っていまして、古本屋というか古本屋探し回って、見つけた瞬間はあったという感じでしたね。
ちょうどこのビデオを手に入れる頃にはまだまだ、そういうオンデマンドでの配信というものはなかったので、そういう意味ではもうとにかく探すしかないわけですね。
VHSとか。まだDVDもなかった時代ですので、VHSを探し回りましたね。古本屋とか、そういうビデオショップやら色々探し回ってようやく見つけた1本でしたね。
今みたいにネットショップとかもそれほどなかったので、これ見つからなかったですね。とにかく街中探して、ある日突然出会った時の感動は忘れられませんけどね。
それからこれは何十回となく再生されて、もう擦り切れそうですけれども、そんなビデオが手元にあったりします。
豊かな社会に生きてると忘れてしまう、こういう人間の生きざまみたいな、苦しい中で生きていかなきゃいけないときに、
それでも集団としての共同体としての人間社会を存続させるときに、食い扶持を減らすために働けなくなったものが死んでいく。こういう世界ですね。
とにかくいろんなことが出てきます。この映画はね。他にもいろいろ盛りだくさんなんですけれども、ちょっと語っちゃうとあれなので、ぜひぜひまだ見てない方、あるいは知らなかった方、小説でもいいですし、ご覧になられるといいんじゃないかなと思います。
ということで、楢山節考の紹介でした。
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