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2024-07-09 11:12

太陽 2006 /The Sun 2005

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Listen to the voice of movies.

 

太陽 2006 /The Sun 2005

監督 アレクサンドル・ソクーロフ

脚本 ユーリー・アラボフ

出演 イッセー尾形 ロバート・ドーソン 佐野史郎 桃井かおり ほか

 

allcinema

NINENOTE

 太陽 (映画):Wikipedia

【特別寄稿】「太陽」:月刊デラシネ通信

『太陽』佐野史郎単独インタビュー 2006年8月3日

二つの太陽:2006-08-07のBlog記事

 

Movies are really good! Isn't it?

 


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サマリー

2005年の映画『太陽』では、昭和天皇役を演じたイッセー尾形さんや他のキャストの演技、映画のテーマである人間宣言について語られています。

映画『太陽』の紹介
LISTEN to movies. LISTEN to the voice of movies.
LISTEN to movies. 23個目のエピソードですけれども、この番組は、映画、私が人生60年の間に見た思い出の映画について語るという番組です。
必ずしも映画の紹介をするわけでもありません。
映画の思い出を淡々と語るという番組なんですが、今日紹介したいのは太陽。
今はちょっと別の日本映画の太陽というのが出てきているので、それとは違うものなんですが、2016年に日本映画で太陽というのがあるんですけれども、それとは全く違う映画で。
ソレイユ。ザ・サンということで、もともとロシア語の原題なんですけど、英語のタイトルがザ・サンということなんですが、
アレクサンドル・ソクーロフ監督が、歴史上の実在の人物を、映画に何本かしてるんですけど、四部作って言われるのかな。
ロシア、イタリア、フランス、スイスの合作の映画です。
日本で作られた映画ではなく、むしろ日本での上映はできないんじゃないかと言われた、そういう映画なんですね。
というのも、主人公が昭和天皇なんですね。昭和天皇を演じたのがイッセー尾形さん。
これがちょっとロシアで公開されたのが2005年で少し話題になりまして、私これが見たくてですね。
そうしたら日本公開が2006年の夏だったんですが、2006年の8月にたまたま東京に出張してたんですね。
キャストと演技
街を歩いて少しこう、ひなびた映画館って言うと失礼ですけど、の前を通りかかった時に、
なんと翌日から、The Sun太陽上映ということで全く知らなかったんですが、全く偶然に全く東京の道を歩いていたらそれに出会ったという。
翌日、実は昼間これを見に行ったということなんですが、いろんな意味で、思い出深い映画なんですけれども。
昭和天皇の侍従長として佐野史郎さん。そして昭和天皇のお妃、香淳皇后ですね。そして桃井かおりさん。
桃井かおりさんはもう最後に、一瞬しか出てこない。数分しか出てこないんですが、この演技がもうドキッとしましたね。
すべてを語る。だからそこだけでも見てほしいというのは冗談ですけど。
あとイッセー尾形さんが本当にね、昭和天皇を淡々と演じてましたね。これ天皇演じるっていうのは、なかなか大変だと思うんですが、それを演じてて。
佐野志郎さんが侍従長を務めてた。これ実は、今このエピソードを配信しようということで知ったんですが、当時の佐野史郎さんのインタビューの記事をweb上で見つけまして、インターネット上で。
ここで実は、マッカーサー元帥も出てくるんですが、マッカーサー元帥は外国の方が演じてるんですけれども、マッカーサー元帥のロバート・ドーソンさんっていう方が、あんまりマッカーサー元帥に似ても似つかないマッカーサー元帥なんですが、それはさておき、その方の通訳役で出る方がいるんですが、
その方の日本語のオフレコをどうも佐野史郎さんがやったらしいというのをいま知りまして、それで声が似てるんだと思って。そういう裏話があったんだって、いま知ったんですけれども。
これ結局、日本語と英語なんです。オリジナルの音声は。ロシアの映画なんですが、イタリア、フランス、スイスの合作なんですが、セリフは全部、英語と日本語なんですね。
もう淡々と静かに進む映画です。110分の映画ということになりますね。ちょうど日本での公開が2006年8月5日ですので、私、本当にドンピシャでそこで見たように記憶してます。
過去のブログを見れば記録出てくるんですけどね。ストーリーとしては1945年、終戦間近の終戦直前の日本の皇居の地下の防空壕で過ごす昭和天皇と侍従長が日々、一日を送っていく。
その中で天皇が夢を見る、お昼寝してね、話とか。あと御前会議の様子ですね。あとは研究所での生物の研究をしている様子などが出てくる。東京大空襲の夢を見るとかね。
そしてその後、敗戦になって。前半はもうその地下の防空壕の話なんですよね。敗戦になって、そこでマッカーサーとのいわゆる歴史的な会談ですね。一緒に写真を撮ったってやつ。その後、夕食に招かれて、そういう場面が出てくるんですが、そこで昭和天皇が語ったことが全て史実、歴史上の事実に基づいているかどうかは別として、
一つの大きなテーマは人間宣言ですね。現人神、神から人間に変わるという。この人間宣言をするという決断というか、自分は人間なんだ、人間天皇ですね。ザ・サン、太陽。
天照大神の末裔としての、太陽という神、現人神ではなく、人間なんだというね。それがこの映画のテーマなんですけれども。人間宣言を録音した若者はどうなったかね、とイッセー尾形が聞く場面があって。
それに対して佐野史郎が、自ら、自殺したという話ですね。セリフちょっと忘れちゃいましたけど。止めなかったのかね、こう聞くわけですよね。その後の桃井かおりさんの演技がすさまじかったというね。その記憶が非常に残ってますね。
そんな形で、人間天皇なんだけれども、非常にマッカーサーからすれば、like a child、子供みたいだと。天皇、どんな現人神が出てくるかと思って初めて会ったら、もう子供みたいだと。
その後、マッカーサーが言うんですよね。日本人は12歳だと言ってアメリカに説明するわけです。連合国側に。日本人は12歳なんだと、まだ大人になってないんだと言って、その後、日本国憲法という、憲法制定にマッカーサーは舵を切っていくわけですけど。
昭和天皇との面談、初めて会った中で、マッカーサー自身が、戦後日本をどうするか、マッカーサー(は天皇)をどうするか、戦犯として裁くのかといったことについても、そこでいろんなことが動いたんじゃないかと。その時に実は歴史が動いてた。
その後の通訳の、いろんな証言とかも含めながら再構成をしたという。こんな風だったんじゃないかなという推測も含めて、描かれた映画ですね。これはもうとにかく日本での公開は難しいということだったんですが、
2006年8月にウィキペディアに書いてありますね。東京シネパトスと名古屋シネマスコーレの二館で封切られた。立ち見が出るほどの活況だったという。私、初日に見に行ったんですが立ち見はありませんでしたね。結構、少なかったですよ、人は。
立ち見が出るほどの活況だったという。これ誰が根拠に基づいて語ってるんでしょう。これたぶん上映が始まって封切られてしばらく経ってからだと思いますね。いきなり公開されたんでね。私はこの銀座シネパトスで見たんですね。
私その頃、名古屋に住んでたんで、シネマスコーレでも同じ時期に封切られてるんで、そこでも見るチャンスはあったんですが、とりあえず銀座で真っ先に見た。日本で最初に見た人に入るんじゃないかと思います。そんな思い出の映画ですね。
その後、大阪、福岡、札幌など全国各地で拡大公開された。DVDも発売されてるんですね、2007年3月。それは持ってないですね。
あと関連して、日本の一番ながい日という映画もあって、これもちょっと紹介しようかなと思ってたんですが、それよりむしろやっぱり太陽ですね。こっちの映画を紹介したいなということで。
日本の一番ながい日は、特に私が紹介するまでもないかなと。有名な映画ですのでね。と思ったりしています。ということでこのザ・サン・太陽ね。
あんまり見た方は少ないと思うんですけど、一度ご覧になられてもいいんじゃないですかね。ちょうど終戦記念日に向かっていく時期ですので。
日本の一番ながい日もいいですけれども。他にも終戦の映画がありますけれども、この太陽というのも一つ、ぜひ候補に入れられたらいいんじゃないかなと思います。
ということで、説明欄・概要欄には、Wikipediaや関連情報のリンクを貼っておきます。予告編のYouTubeも貼ってあります。ということで、Listen to Moviesでした。ではまた。
いざって。
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