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2023-10-19 08:38

蒲田行進曲 1982

Listen to the voice of movies.

 

蒲田行進曲 1982

監督 深作欣二

原作・脚本 つかこうへい

出演 松坂慶子 風間杜夫 平田満 ほか

 

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蒲田行進曲:Wikipedia

 

Movies are really good! Isn't it?

 

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サマリー

このエピソードでは、1982年に公開された日本映画『蒲田行進曲』について語られます。映画の配役やストーリーの良さ、そして日本映画界への希望を感じさせる作品として紹介されます。

日本映画『蒲田行進曲』の魅力
LISTEN to movies. LISTEN to the voice of movies.
LISTEN to movies 9つ目のエピソードです。
この番組は、私が人生60年の間に見た映画、思い出の映画について、一つずつ紹介していく番組です。
今日は日本映画ですね。
日本映画は、なかなか映画館に人々が行かなくなった時期がありまして、1980年代ぐらいですかね。
70年代末ぐらいから行かなくなって、日本映画もちょっと振るわないと言われた時期があったんですが、そんな中で作られた映画ですね。
蒲田行進曲。これはもう有名なので、私が語るまでもないんですが、日本映画を見るんだったら、やっぱりこの映画は見なくちゃっていうことだと思います。
まだ見てない方は、ぜひご覧になられるといいんじゃないかなと思いますが、ちょうどこの映画が劇場公開されたのが、1982年の10月9日。
私が大学に入学したのが1982年4月ですので、その半年後、ちょうど大学1年生の秋ですね。
大学に入ると、私下宿したもんですから、時間が自由になるんですね。
よく映画館のはしごをするようになりました。
あるいは、やっぱり映画を見るというのは一つ、
それまで高校時代までは、一応受験勉強していたり、自宅にいたのでなかなか自由にならなかったのが、学生になって大学生になって、映画もいろいろ見て歩きました。
そんな中で見たのが、この蒲田行進曲。
ちょうど映画にはまって、映画のうんちくも語るようになり始めてた時期ですね。
これはつかこうへいさんの原作で、舞台で行われていたものを映画にしたと。
しかも松竹ですかね。松竹の記念の映画として作られたんですよね。
最初の前評判はいろいろあったんですが、
結果的に言えば、日本アカデミー賞をそうなめしたということですね。
これは良かったです。
何が良かったかというと、やっぱり日本映画の歩んできた歴史というか、そういうのも多少感じれるということ。
撮影現場の空気感。もちろん脚色はあるんですけれども、そういったものを感じれたという。
熱気ですよね。熱量ですよね。それを感じれた。
監督は深作欣二監督ということです。
蒲田行進曲の配役と映画の魅力
一番印象に残っているのは松坂慶子ですね。
本当に大女優ですのでね。松竹の看板女優ですので、当然なんですが、とても良い味を出していたということと、
あとは風間杜夫さんと平田満さん。今や押しも押されぬ映画やテレビでもおなじみになりました。
この頃は無名というか、むしろ舞台しか出てなかったんですよね。
つかこうへい作品の舞台にずっと出ていた人で、舞台役者だったわけですよね。
本当は松田優作さんを主役、銀四郎役にする、銀ちゃんですね。銀ちゃん役には松田優作さんという話があって、
その子分みたいなヤスというのがいるんですけど、これ平田満さんが演じたんですが、銀四郎は風間杜夫さんが演じたんですが、
ヤスの方はどうも宇崎竜童さんという名前が上がっていたそうですが。松田優作さんがこれを蹴ったんですね。
それで結構配役は揉めに揉めて、とにかくつかこうへいの舞台に出ている風間杜夫と平田満を使おうという話に最終的にはなって、
この二人は映画初登場ですし、ただ舞台俳優としての力量があるものですから。良かったんですよね。
この風間杜夫、平田満の演技が良かったですね、本当にね。
その時に二人を当然知るわけですけど、映画の世界で。
これは映画の世界でも風間杜夫、平田満さんは知られていなかったということなんですが、もうこの二人の出世作になった、そんな映画ですよね。
他にもこの頃結構舞台役者が映画の世界に出て、やっぱりその力を見せつけるっていうとへんですけども、
発揮するという場面がいくつかあったので、そういうきっかけにもなっていったのかもしれないなと思っています。
とにかく階段落ち、有名な階段落ちのシーンもそうですけども、最後のエンディングも含めてね。
とても、ほろっと来るし、楽しいし、楽しめるし、泣けるし、いい映画ですよね。
本当に映画っていうのはこういうのが、やっぱり日本映画のど真ん中にあっていいんだろうなと思ってたりするので、こんな作品ね。
最近はあんまり見ないかな。もうちょっとこういうのもあってもいいのかななんて思いながら、
蒲田行進曲、もしまだ見てない方いたらぜひご覧になったらいいんじゃないかなと思います。
あとは私と同世代で高見知佳さんが出てたんですね。
私、密かに高見知佳ファンだったりしたんですけども、ちょっと最近亡くなってしまって、ちょっと残念なんですけどね。
やっぱ同世代の方が亡くなっていくと寂しいですよね。
他にも真田広之さん、千葉真一さん、志穂美悦子さん、原田大二郎さん、蟹江敬三さんなどなど、豪華キャストが出演しているということです。
これ以上語ることないかな。
とにかく、日本の映画っていいなぁと、久しぶりというより初めて思ったかもしれませんね、劇場で見た映画で。
自分が生きて生まれて、映画館に通うようになって、日本映画で、ああ映画見たなあっていうね、そういう非常に充実感があった、満足感があったのがこの蒲田行進曲でしたね。
そして日本の映画界の、将来に明るさというか、希望を感じさせるような、そんな映画でした。
1982年10月9日公開の蒲田行進曲を紹介させていただきました。
ではまた。
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