1. 妄想ロンドン会議
  2. 第356回:パディントンの国に..
2025-11-23 37:45

第356回:パディントンの国にクマがいないって、本当?

「クマ」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
パディントン、プーさん、テディベア…🐻
英国発の“クマ文化”はとても身近なのに、実はーー
現代のイギリスには野生のクマがいない んです。

その事実にハッとしたきっかけが、ミック・ジャクソン著
『こうしてイギリスから熊がいなくなりました』 という短編集。

今回は、この本から見えてくる英国と野生動物の歴史、そして現在ロンドンで上演中の パディントン・ミュージカルについても語ります。
“クマ”という存在を通して、英国の歴史と文化に触れてみませんか?🇬🇧📚

▶︎"What's 妄想ロンドン会議?:日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。▶︎X (旧twitter):twitter.com/mosolondon ▶︎MAIL:mosolondon@gmail.com

サマリー

ポッドキャストの第356回では、イギリスからの熊に関する最新情報が取り上げられ、特に日本での熊目撃情報の増加とその影響について語られています。また、イギリスに熊がいないという衝撃的な事実と、それに関連する短編集が紹介されています。このエピソードでは、イギリスからクマが絶滅した理由やその歴史について詳しく説明されています。さらに、オオカミや他の動物の絶滅についても触れられ、生態系の変化がどのような影響を及ぼしたのかが探求されています。イギリスの歴史的背景と密接に関連する熊をモチーフにした短編集についても話し合われています。加えて、パディントンのミュージカルの開幕とそのリアルさについても触れられ、観客の反応が紹介されています。第356回では、パディントンの舞台公演や観客からの反応について語られ、英国の舞台芸術に対する情熱が表現されています。また、日本のクマや感染症についても触れられています。

イギリスの熊に関する情報
第356回妄想ロンドン会議を始めます。水口です。
しみずです。よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
さて、しみずさま。
はい、はい、はい。
疲れてますね。
はい、はい、はい。
何をそれ、何、どういうテンション?
分からない。呼ばれた方に返事してみただけですけど。
そうだですね。今日はですね、ちょっと英国からですね、
はい。
英国でこんなお達しが出ているという、そういう情報を私耳にしましたので、それをしんちゃんにちょっと報告しようと思います。
英国のお達し。
そうです。
政府からですか。
政府からのお達しでございます。
王国、王様からですか。
はい、はい、そうです。こちらのハーフポストの記事でございますが、このように政府からお達しが出ております。読みますね。
はい。
イギリス外務国際開発省、FCDOは、公式サイトの日本渡航情報で、アウトドア活動やアドベンチャーツーリズムの項目に熊の目撃情報や襲撃件数が増加していると明記、
特に山間部や森林地帯を中心に人里近くでも熊が出没していると警告しています。
旅行者に対して、現地での助言や警報に従った上で、訪れるエリアの野生動物について調べること、熊が出没する地域では一人で行動しないこと、食べ物やゴミを放置しないこと、熊を見かけたら地元当局に報告することと具体的な4つの注意事項を示しました。
ということでですね、最近本当にね、ちょっとあの日本での熊目撃情報とそれの被害ですね、かなり増えてて。
すごいよね、私が国を住まいの方、本当に怖いと思う。
いやほんまそうやね、私たちはねあの兵庫県住まいで。
でもなくはないからね。
もちろんもちろん、そうなの。だからね、そうなの。
でとうとうね、その英国の政府もですね、こんな風に注意喚起をしてるっていう、そういうねお話なんだけど。
イギリスの熊史の探索
このね、収録を始める数日、今日の収録の数日前にですね、私しんちゃんに、しんちゃん、熊の話していい?って言って、熊の話楽しみ楽しみって言ってたからさ、ちょっとこんな入りだったとはもしかしたら思わなかったかもしれないので。
今、熊って言われたら、このテーマは、このトークは避けて通れんやろなと思って。
いやー、そうなんだよね。
でね、なんか、やっぱりね、私すぐあの英国妄想してしまうですね、妄想論論会議の住人なんで。
もちろんね、日本の熊事情っていうのは無限在進行形で大変なことになってるし、
よくなっていったらいいな、熊にとっても人間にとってもと思いながら日々過ごしているんだけれども、ちょっとね、英国の熊というものに思いを馳せてみちゃったわけなんですよ。
それは都心部に住んでる熊のお話?
えっと、Pから始まる赤い帽子のあの方のことかな。
いやいや、その方の喜ばしいニュースも入ってきたんですけれども、一つ。
それね、最後にね、最後にちょっと皆さんにご案内しようと思います。
いやもうね、もう皆さんね、ご存知だと思うんですけれどもね。
でね、まぁあのさ、イギリスの熊ってどんな感じなんかなとかって思って。
あんな感じじゃないの?
しんちゃん思い出して。
あれペルーか。
そうペルーね。まだPから始まる熊さんのことをしんちゃんはきっと頭に思い浮かべてると思うけど、一旦忘れてもらって。
一旦忘れてもらって。
あのさ、エディーズイーグルって映画あったじゃない?放題イーグルジャンプ。
あれでさ、エディーさんはどこの山でスキーの練習してたかって言ったらドイツやね。
そうやね、なんか海外も行ってたよね。
そうやね。
そういえばイギリスってあの雪山ねえなって思った記憶がある。
そうそう、なんかイギリスにはさ、あの高い山がないのよ。あるのよね。
ないよね。
丘。
なのね。
島じゃもんね。
そうなの、まぁ日本も島組なわけなんですけれども、一番イギリスでの丘で高い山で1000メートルぐらい屋根で。
そう考えると結構得意な地形してるね。
そう、でなんかね、森っていう森もあんまないらしくてね。
あれあれ、イギリスにクマっておんのかなって私思ったわけよ。
え、でも森はあるぞ。
はね、まぁね。
100エーカーの森があるぞ。
100エーカーの森もある。いろんなクマ出てきますけど。
あれもクマだった。
そうですね、あれはあの、あちらもPから始まるクマさんですけれども。
でね、まぁちょっとイギリス、クマって入れるわけですよ。
検索ね、お得意の。
そしたらさ、衝撃的な本のタイトルに出会いまして。
こう。
こうしてイギリスからクマがいなくなりましたっていうタイトルの本。
ミック・ジャクソンさんが。
おとぎ話の締めみたいな。
うん。
タイトルだね。
そうなの。え、どういうこと?と思って。
これはですね、日本での初版が2022年か。で、文庫版もその後出てるのかな。の本なんですけれども。
はい。
え?と思って、え、イギリスからクマがいなくなりましたって。
え、待って待って待ってって思って。
え、クマってイギリスにいないの?と思って。
え、絶滅したん?と思って。
たまにいたの?って言われたらしいけどね。いたんだね。
そう。あのね、まず今はイギリスはクマいないのよ。絶滅しちゃってんの。
ノークマなの?あそこ。
ノークマカントリー。
はぁー。
知らなくて。だってさ、そう。もう言っちゃうけど、パディントンとかプーさんとかね。
あとテディベア文化もあるしさ、まあ発祥はドイツでもいい。
そうだよね。
そう、え?と思って、いついなくなったん?と思って。
そこからですよ、私のあのイギリスのクマ史をちょっとこう気になっちゃって調べて、まあちょちょいとね、グーグルさんに聞いたりとかして。
ピーターラビットの仲間にクマはいない。
え?ほんとに?
アライグマみたいなやつはいたけど。
あー、一番おっきいのがシカだもんね。
うん。クマいない。
そうかそうかそうか。そうなんよ。
で、ちょっとこのこうしてイギリスからクマがいなくなりましたの本をちょっとご紹介したいんだけどまずね。
これなになに?と思って。イギリスのクマ史が知れるの?と思って。
ポチったわけですよ。ポチーと。
はい。
Kindle版でね。
はい。
でさ、なんとこれ驚きの、驚きのですよ、あの8つの童話的な偶話的なおとぎ話的なものが入った短編集で。
小説?
小説だったの。
あー、別に学術書とかそういうのではないんだね。
でもこれはこれでも素晴らしかったんだけどね。
あの本当になんていうのかな、古き良き時代の英国舞台に当時いた、いたかもしれないクマたちを主役にした短編集みたいな感じで。
で、時々擬人化されてたりとかいろいろあるんだけどちょっとこう、なんだろうな、社会風刺のようにも感じるような、そういう系の短編集で。
全編クマ。
全編クマです。
大成少年に絶対関わったんだよね、クマ。
そうそうそうそう。でもちょっと淡々としてこうユーモラスな文体ではあるんだけども、ちょっと童話っぽい感じもあったり優しい感じもあるんやけど、なんか残酷っていう、あの英国っぽーな感じの短編集。
ミック・ジャクソンさん、そう。でね、これの後描きにこの役をされてる方の、えっと違うわ、役をされてる方の後描きじゃなかったのかなこれ。後描きがね、まああのあるわけなんですよ。
こういうふうにね、後描き、後描き、あ、そうね、役者の方の後描き、役者って言っちゃうと、役者。
役者。
役者だね。役者はアクターになっちゃうもんね。役された方の、日本語役された方の後描きがあって、そこにですね、まあまあ英国の絶滅した動物たちのお話と、クマいないぜっていう話と、
だからこそ、まあこの本がいかにちょっと味わい深く読めるのか、そして、あの普段は後描きは最後に読んでって言いたいけど、このお話に関しては最初にこのことを知っておいてほしいっていう作者のね、方のね、思いがちょっと後描きで綴られていまして。
で、なので私も最初に後描き、最初にっていうか、まあ後描きね、バー読んで、あれあれってなったので、それでまた戻って、いくつかの短編を読ませてもらって、今みたいな感じではあるんだけど。
そう、かといって、今日はね、別にこの本をお勧めする回とかいうわけでもないんだけど、ただクマがおらんでって、絶滅したんやって、っていうのをしんちゃんにただ伝えたかったっていう、それだけの回なんだけど。
文学と文化における熊
いや、なんやろ、でもいろいろ作品が出てくるようにさ、なんかちょっとお友達感覚で馴染んでるものだと思い込んでいるよ。
そうなのよ、そうなのよ。
いまだに思い込んでいるよ。
なんかさ、昔からある動画って、3匹のコグマとかさ。
そうなの。
いっぱいクマって出てくるじゃん。
コグマじゃないけど、3匹のクマね。
あ、クマか。
あれもイギリス発祥よ。
コグマおるけどね。
やっぱりそう?
イギリス発祥なんですよ。
レンガのお家と木のお家と、みたいなやつだよね。
それは小豚。
あれ?
3匹のクマはさ、あれやん、女の子がさ、無人の家に入ったら、とってもおいしいご飯が用意されてて、それを食べて。
クマファミリーに紛れ込んでくやつか。
クマファミリーの留守中に、クマファミリーの家をめちゃくちゃにして、椅子を壊したりとか、ベッドで寝たりとか、ご飯食べちゃったりとかして、最後にクマファミリーがやってきてっていう、あれ3匹のクマね。
はいはいはいはい。
小豚は、わらの家は吹き飛ばされますっていうやつ。
そうだよね。
そう、末っ子がちゃんと働いて、レンガの家作ったよって話ね。
別だったか。
そうそう、でもね、その3匹のクマはイギリス発祥。
ってことは、なじみのある動物だったんだね。
そうなんだよね。
例えばこのね、役者の藤田さんじゃないわ、これ想定の方のお名前でした。
漢字が小さくて読めないこの方のお名前がですね、たうち。
なんて読むんだろう。
たのうち。
ごめんなさい、役の方。
わかんない、これなんて読むんだろうね。
ちょっと調べてもいい?失礼すぎるわ。
調べてください。
難しいよね、日本人の名前ってさ。
この人はこうやけど、この人はこうって正解がないからね。
そうなんだよ。
絶対こうっていうのも。
なんか氏名も難しいもんね。
膨らませようとしてるんだけど。
必死に夢中で調べておられるので。
かっこいいお名前だった。たうちしもんさん。
ほう。役された方ね。
役された方です。
はい、そうです。作家はミックジャクソンさんって感じなんですけども。
すいません、失礼しました、たうちさん。
イギリスにおけるクマの絶滅
たうちさんがあとがきで書いてらっしゃったんですけれども、
英国では色んな動物が絶滅してるらしいのね。
まずクマ。クマは11世紀に絶滅してる。
そんな前?
かなり前ね。
これはたうちさんの話じゃないんやけど、別のサイトで調べたりしたところによると、
クマたちはですね、まずほらヨーロッパってさ、地続きだったの。
まずイギリスは島国じゃなかったんだよね。氷河期の頃。
あれはイギリスだけ旅立ってしまったんや。
そうね、氷河期終わりにイギリスが大陸から切り離されるのね。
それで、ちなみにおったクマはヒグマなんだけど。
ヒグマ、でっかいのね。
そうそう、それでヒグマが氷河期終わりにイギリスから隔離されちゃうと。
ヒグマさんもそんなことになってると思わないもんね。
そうそう、あれ?みたいな。おかしいな、ここから出れないなってヒグマさん多分思ったと思うんやけど。
絶対思ったもんね。
その後ね、普通に気候変動とかありますよね。あと人間が活動しますよね。
で、イギリスの環境がですね、変化していくことによりまして、イギリスの森林の多くは牧草地となっていくんですね。
で、ヒグマのですね、主な食料源だった動物たちとかも滅んでいったりとかしまして。
それによって、プラス人間による乱革ですね。
そうだよね、貴族たちがバンバン撃っちゃうもんね。
食料、家が娯楽、そんな感じでですね、ヒグマの数は一時的に減少しまして、さらにはもう絶滅したと。
でもなんかね、これはイギリスの英国の学者さんたちも調べたりとかしてるんだけど、いつ絶滅したのかってのは分かってないんやって。
ちょっと待って。
何?
ちょっと待って。
怖い怖い、何?
ほら、神戸が誇る異人館にさ、
ベン?
ベンの家あったじゃん。
ベンは乱革したね。
あそこクマおったよ。
でっかいクマおったわ。
何の話や言うとね、異人館っていう、昔の外国人の方のお家、持ってる一角がございまして、観光名所になってるんですけど。
そこにハンターさんなんだよね、ベンさん。
そうそう、ベンはハンターなんだよ。
が、ご自慢の獲物を博物館にして飾ってたっていうお家をそのまま残してるっていう、入場料払ったら見れる博物館みたいなお家があってね。
その中にクマでっかいのおったぞ。
これ一番の目玉だと思うね。
なんかドカーンっておったよね。
あれ、あれ北極グマやった?何グマやった?
まあまあでかかったよ。立ってて2メートル以上あったと思う。
あったあった、おっきかった。
そう、それよ。
あの、ベンはちなみに英国人ですね。
だよね、だよね。
ベンは英国人。
こんなんかなーとか言ったもんね。
そうですそうです。
いやーほんとにね、そんなこんなですよ。
まああれは趣味の狩猟ですね。
だよね、ただの、まあまあまあ。
ごらくございますね。
悪さをするやつを取ったりするのもあるとは思うけど、ハンターさんだよね。
そうなんですよ。
殺しちゃったもんね。
そうそうそうそう。
動物絶滅の歴史
まあね、そんな感じでですね、英国では色んな動物が絶滅しております。
クマの他にもですね、オオカミ。
おー、あんな童話で大活躍してるのにもういないの?
オオカミ、これさ、また調べていったら面白すぎて。
これはね、1281年に13世紀ですね、
エドワード一世がオオカミ絶滅霊なるものを出したんですよ。
全部買っちゃえってこと?
そう。理由が恐ろしい。
あの、エドワード一世狩猟が趣味だったんですね。
で、自分が狩猟する鹿がオオカミに食べられたことに、
ご立腹で英国の領土のすべてのオオカミを絶滅させようと命令してはったん。
これ何?お犬様的な?お鹿様?
小類、哀れみの霊とか、そんなの何か。
あったよね。日本にもあった。
それでさ、ほんまにそんなこんなで16世紀にオオカミは絶滅しておる。
あ、でも13世紀にそれを出して16世紀に絶滅してるんだ。
結構もったんやって、オオカミは。
それだって強いもん。怖いもん。
そうそうそう。
ゆるやかに個体数が減っていったんだろうね。
そうね、そうね。で、イノシシとかビーバー、トナカイも全部いないと。
嘘やろ。トナカイいないの?
いないの。もう、だから日本のさ、2大よく見かけられる危険動物。
我らの地域はイノシシですからね。
も、いなければクマもいないと。
生態系の変化と影響
あ、そう。
でもこれさ、オオカミは後々にすごい、あれやね、風が吹けばオケアが儲かる現象が起きてんねん。
もちろんさ、こういうね、生態系とかって簡単に崩したらあかんって言うやん。
うん。めっちゃバランス崩れる。
そうそうそうそう。
なんかが増えたんよね、きっとね。
そう、オオカミがいなくなったやん。
うん。
シカ増えますよね。
あー、そうね。
モイドワード一世は喜んではると思うけど。
で、シカの乱獲が流行ったの。
なんか、ちゃうシカ打ちにいかはるやん。
シカ打ち、シカ打ち、そうそうそう。
シカ打ち棒っていうのがね、あるぐらいですからね。
リアハンターね。
そう、リアースとか。
打ちもしない人が買うってはったけど。
そうそう、そうね、そうね。
で、その後ですね、シカがやばい、少なくなっていくってなったんやって。
で、もうちょっとおらんかーみたいになって、キツネ狩りが流行ったの。
はーはーはーはー。
でね。
キツネ狩りもよく聞くなー。
そうそうそうそう。
そしたらさ、何が起きたかっていうと、えーとですね。
え、シカが減って、キツネが増えてるので、キツネが取られた。
で、最終ですね、英国中のクサキが食い荒らされてなくなりました。大変ってことになったの。
おー、え?
これはですね、何かが増えたんです。
狼しかキツネがいなくなって、天敵がいなくなって、何が増えたかというと、
うさぎです。
うさぎか。
ごめん、被っちゃった。
うさぎかー。
うさぎ増えてね。
でね、それがね、19世紀ぐらいやってんて、で、うさぎ大人気になって、
ピーター・ラビットとか、不思議の国の狩りって誕生したの、この頃やねんて、
おもしろー!と思って。
大人気なの?
そう。
あ、でもメジャーになったんか。
そういうことやな、たぶんな。
うーん。
うさぎをよく見かけるようになったんちゃう。
うん。
そうそうそうそう。
25レベルで野良うさぎってことだな。
そうそうそうそう。
そうやね。
うさぎはね、幸いなことにね、
じゃあ卵殻しろー!ってなってなくって、
もうさすがにね、もう19世紀ですので、
そうそうそうそう。
今もね、ご健在でよかったなぁと思うんやけども。
パイになったりシチューになったりはするけどね。
そう、なったりはします。
そうそうそう。
そんなこんなで、現在イギリスでね、
最も危険な動物は、出産期の女牛だよ!なんていうジョークも生まれてしまうほどに、
まあまあ危険な動物がおらんと。
うーん。
もうそこからしたらさ、
は?クマ?って感じだよね、きっとね。
いや、日本にクマがいるの?みたいな。
面白いね。
面白いよね。
そう、なんか、もちろん動物園とかにはいるらしいけどね。
それはね、また別の話ではあるので。
それまあ運んでこられた人でしょ。
そうそうそうそう。
シャーニャンシャーニャン。
なるほど、だからって、でもロンドン中ネズミとリスはすげえぞ。
すごいわね、すごいわね。
あとは、クマは11世紀にとっくにいなくなってたわけなんだけども、やはりこれも娯楽目的で、
結構輸入されててさ、これよく見たことない?
あのサーカスで三輪車乗ってるベアとか。
うんうん、印象ある。
ね、あんな感じで、あとクマ同士戦わせる遊びみたいなのもあったりとかして。
あるね、それね、クマの競技みたいなやつ。
そうそうそうそう。
なんかそういうやっぱりちょっとこう、今からしたら考えられへんようなさ、扱いを。
受け物だったんだよね、きっと。
そうそうそう、そうやねそうやね。
そんなんをしてきてて、なんかその、ちょっとまあ本の話に戻るんですけども、
その、ミック・ジャクソンさんが書いたこの、こうしてイギリスからクマがいなくなりましたっていうこの本は、
なんていうのかな、ちょっとなんかそういう時代を過ごさしてしまった、
クマたちに、なんかこう、そのクマたちの追悼みたいな感じも。
ゴメンやでって。
そうそうそうそう。感じるし、
なんかクマ自身を、そのイギリスの社会にいる、ちょっとこう弱者と呼ばれるような人たちに投影させて、
その社会風刺的な、もうその当時のことをこう批判ではないけど、なんかこう、ちょっとね。
熊を題材にした短編集
繰り返してはいけない歴史ってことだね、きっとね。
みたいな感じで書かれたりとかもしまして、
なんかね、この本は、すいません、最初に紹介しないといったものの、
こんな感じなんやーっていうのを、ちょっとしんちゃんにもさ、お知らせしたくて。
すごく、読んでみたい。
そうでしょ。で、私が読んで、あ、面白いと思った。
もちろん何編かあるんだけれども、その中の、タイトルをじゃあ読んでいくね。
8編のタイトル、かなり面白いのでちょっとご紹介すると、
8個話があります。
精霊熊、
罪喰い熊、
鎖に繋がれた熊、
サーカスの熊、
下水熊、
市民熊、
夜の熊、
そして偉大なる熊。
この8編で。
精霊って、えっと、妖精のせいに。
あ、そうそうそうそう。
で。
そうなの、そうなの。
そう、これがなんか一番ちょっと宮沢賢治っぽい感じのイメージではあったんだけれども、
このね、下水熊、ここの入り方がすごくあの、
面白くって興味深くって、ちょっと一文読ませてもらいたいと思います。
えっとですね、我々は誰しも暗く小さな秘密を持っている。
間飛ばします。
ロンドンの最もはずべき秘密の一つは、
19世紀には長木に渡り、下水道に熊を閉じ込め、
報酬も与えないまま下水作業員及び清掃員として置きつかっていたという事実である。
百頭河そこらの熊たちが、
ロンドンの家々や構造群からの排水が流れる配管と、
トンネルの明記を見回り、
あちらこちらの道路に溜まった水を抜いていたのである。
この熊たちの献身がなかったならば、
大雨が降るたびに全ロンドンが水浸しになり、
大気にはペスト菌が蔓延していたことだろう。
っていうね、こういう、こういう入りやね。
ちょっとファンタジックな、不思議な。
そう、マジで?みたいな。
質感だね。
そうやね。
で、これ、私ここについては調べてないんだけど、
で、この次の文がね、
だが、この熊たちは捕らわれのみだったということを忘れるわけにはいかない。
なんか、そのなんだろうな、
え、ほんまにこういう仕事がロンドンであったりしたのかなとか思って。
人間がね。
うん。
やってたのかなと思って。
やってたんだろうね。
うん、たぶんそれはあったと思うよ。
そうだよね。
うん。
だって今、今ですらさ、
詰まっちゃったとかさ、なんかもうわけのわからない油の塊で狭くなっちゃってて、
ちょっと溢れそうとかってニュースになっとったりしたやん。
してたね、してたね。
うん。
ってことは、それを取り除くことは絶対にしなきゃいけないんだよね。
今みたいに流れるものもセーブしてないんだから。
いや、ほんまそうだよね。
うん。
そう、だから、なんかこれはまあ、熊が主役のまあ、一辺なんだけれども、
で、この熊がまあ、この下水の世界からちょっとこう、解放されるまでの短いお話なんだけどね。
うん。
こういう感じで8編あるのよ。
パディントンのミュージカル
わー、風刺が効いとるというか、なんというか、ちょっとあの不思議な熊の話だけでは終わらないものがあるんだね。
そうやね、そうやね。
そうやね、なんかちょっと胸が痛くなる感じもあり、
で、私がさ、まあ気づいてない、そのイギリスの本当の歴史的な出来事だったりとか、
そういうのにもちゃんとリンクしてたりとかするんやろうなーとか思って。
何か絶対背景あるんやね。
そうそうそうそう。
まあすごい読みやすいんで、興味がある方はね、ぜひ、
えーと、こうしてイギリスから熊がいなくなりましたっていう本ね。
うん。
そう。
すごいね、引きが強いね、そのタイトルね。
そうやね。でもこれさ、現代がさ、全然ちゃうね。
現代はなんと、ベアーズ・オブ・イングランド。
おー。
英国の熊たち。
えーと、えらいシンプルやったな。
これはさ、たぶんこの方がさ、役者の方がね、田内さんが、この日本の放題にしちゃったと思うけど、
めっちゃいいやん、このタイトルグッジョブすぎてさ、そうやねんよ、めっちゃいいと思った。
で、何かこう、そういうおとき話みたいな世界観っていうのも、タイトルに込めようと思ったらそうなりはったんやろうね。
そうやな。
素晴らしい。
で、そんな全然違う方向から検索した私が引っかかるっていうね。
で、勝手読んでるっていう。
まあ素晴らしいです。
そう。でね、挿絵がさ、めっちゃよくて。
しんちゃんさ、知ってるかな、覚えてるかな、エドワードゴーリー?
あー、はいはい。
ゴーリー先生はアメリカの方ですけど、ぽい感じの挿絵やねん。
ものすごいダークな。
そうそうそうそうそうそう。
不思議。
そうやね。だからすごい表紙も熊がね、まあ一匹の熊。
最初ね、悪魔だけやと思ってたんやけど、中を読んでったら、あ、ここのシーンやったんと思って。
ちょっとこう、はー、すごい、すごいシーンを表紙に持ってきたなって思ったんだけど、
まあこれは何のことかはちょっとまた読んで、皆さん、ほーっと思ってくださいっていう話ね。
あー、今ちょっと見ました。
あ、見ました?
そうそう。
表紙見ました。
めっちゃ可愛くない?
うん。
あー、おとぎ話。しかもちょっとダークなおとぎ話。
そうそうそうそう。そうやね。
ちょっとこの寂しいような、優しさもある。
そう、その通り。
わかってくれた?
うん。なるほど。
そうそう。ね、草原推理文庫さんから出てますんでね。
そう、っていうね。
面白い本を見つけたね。
ねー、ほんとにインターネット万歳だよ。すごいね。
すごいね。
そうそうそうそう。
ちょっと、十の奇妙な話っていうのも出されてるんですね。
なんか割と奇妙な。
そうそうそうそう。
短編集みたいなのがおとぎの方なんだな。
なんか、たぶんちょっと何やろう、自分の見てきた本ばっかりのあれで、
例えで申し訳ないけど、ちょっとグリム童話チックな感じもあり。
あれも残酷やけど。
あと、何だっけ、マチルで描いた人。
あー、はいはいはい。
ロアールドダウンさん。
そうね。
あ、そんな感じかな。
そんな感じかな。
そうそうそう。なんでちょっとね、そういう気を。
心に残る何かがありそうだね。
そう。し、めっちゃ英国やから。
なんかもう、聞いてんなーって、風刺聞いてんなーって感じなんで。
あとカラッとしてるので。
うんうん。
そう。
しんちゃんも好きやと思う?
いや、私たぶんこれ好きだわ。
うん、めっちゃいいよ。
あ、これはいいなーって。
ちょっとこう、で、サクッと読めてね。
そうね、あの一つ一つね、
お手すきの時に大事に読んでいくっていうのも全然いいかもね。
そうそうそうそう。
っていうね、ちょっとまあ熊中尉の。
はい。
中尉喚起の英国政府からのお出しからの、
まあこのミック・ジャクソンさんの熊の本を見つけたっていう話なんですが、
ちょうど同時期にですね、
私たちのアイドルパディントンのですね、
かわいいかわいい熊野パディントンのミュージカルが開幕したということで、
これもお知らせせねばなりません。
やばいね、見た?しんちゃん動画。
動画はまだ見てないね。
ビジュアルで打ち殺された。
うん。
なんじゃこりゃーってなって。
でしょ?
見れてないんですけどね。
いやーあのね、評価的には、
まあおおむねみんな大満足。
でもやっぱ一部のファンの方、パディントンファンからしたら、
いやこんなのパディントンじゃないっておっしゃってる方はもちろんイラストある。
けど、やはりあのパディントンがリアルに目の前にいる。
それだけでもうすごいっていう。
私も動画だけしか見てないけど、マジ打ち抜かれた。
普通に歩いてんねんだよ、あのパディントンが。
なんでそうしようと思ったかねっていうぐらいね。
うん、すごいリアルリアルリアル。
なんか2人で演じてはんねんって。
あーそう。
そうそうそうそう。
中に入ってる人と、あと外から遠隔で操作する人。
遠隔で。
なるほどね。
デジタルでね。
あの睨みの目とかあるやん、ハードステア。
あれもあの再現してある。
ムムムムって。
そうそうそうそう。
メモコン操作がやってるわけだね。
そうやねそうやね、そう。
すごくない?
あのメッセージが素晴らしいわ。
そう。
で中入ってんのは、パディントンちっちゃいやん。
うん。
あのアジア人の俳優の方で、アーティシャーさんって方やねんけど、
あの小人ショーっていうのかな。
の、持ってはる俳優さんで、もともとまあ体格小柄やねん。
その方が中に入って演じてて。
あ、そうなんだ。
そうやねん、そうやねん。
え、この大きさ、どんな人が中に入ってんねんやろとか、すごい思ったけど、そういう感じで。
うん。
あ、そう。
だからちょっとね、これはあの、ポッドキャストでは皆さんにシェアするのは、もう限界があるので無理なんだけど、
もうぜひぜひパディントンのね、今動くパディントン、カーテンコールの様子とかがさ、いっぱいXとか、あと、まあウェブ上もかな、上がってるから、ほんまにちょっと見てください。
で、なんかね、もう大人気を受けて、もういきなりあの、公演延長が決まってるらしくて。
お、ロングラインいくかしら?
パディントンの舞台公演
そうそうそうそう。で、いつやったっけな、来年の2026年の10月何日とかまでは公演決まってるんだって。
なんでなんでもぜひぜひですね、投影される皆様はパディントンサボイシアターでございます。
で、あの、歓劇のね、ご予定も入れてみられてはいかがでしょうかという、そういうことでございました。
嬉しいね。
え、それ作ろうと思うんだね。
ほんまそうやで。
すごいよね。
やばいよね。あの、やっぱさ、あの、英国の人たちのさ、舞台人の、あの、舞台にかけるやっぱ情熱すごくない?
あとちゃんと、あの、舞台マジックを起こしてらっしゃる感じがする。
そうそうそうそう。
舞台ならではの表現。で、舞台だからこそこれができるよねっていうのは絶対忘れないっていうのはもうあれは英国人魂なのかね。
いやーほんまねー。きっとねー。
素晴らしいと思うよ。
ほんまに素晴らしいと思う。
ようやりはったな。
ね。しんちゃんに覚えてるやつをさ、今見せたいねんけどさ、でもこれ見せちゃうと音がバーって入るのかな。
ちょっとやめよう。
あとで検索してみましょう。
見てな見てなすごい。あの皆さんにはあの、えっと、公式のね、アカウントがシェアしてくださってるカーテンコールの様子のやつを、あの、Xの方の概要欄つけときますんで。
概要欄ちゃう?Xの方の次のポストか。
ポッドキャストの概要欄に貼れるのかな。ちょっとわかんないけど、もしできたら頑張ります。
いやーってこういうさ、続けてほしいなー。
パディントン?
そしたら、わいらも見れるかもしれんやん。
いやー、見たいよね。
見たい。
なんか、これは映画で言うところの第一話のお話らしいので、
ほうほうほう。
だから、ね、ちょっとわかんない、何をベースにされてるのかわかんないから、ちょっとわかんないんですけど、次に2とか3とかやるとなったらね。
うん。
ペルー行っちゃうやん。
ペルー行っちゃうかな。
まあね、たくさんのロンドンエピソードね、あるので。
オリジナルでやってくれていいんだけどな。
いや、それの方がいいよね、絶対。
舞台表現としての追求を頑張ってほしいなと。
進化してほしい。
そうそうそう。
言ったらファミリーミュージカルなわけなんだけど、もういいじゃないかと。
そんなね、英国の舞台関係者さんたちがですね、もう本気で作ったファミリーミュージカルなんで、ちょっとね。
大人も楽しめるよ、きっと。
みんな泣いてたよ、観客の人たちも。パリンと出てきた瞬間、わーってなって。
日本のクマと感染症
なんか観客の顔ばっかり撮ってる、そういうプロモーションブーミングがあってさ。
ああなるね、私も多分めっちゃ笑顔になっちゃうと思う。
ずっとニコニコして幸せってなるよね。
なるよね。
なりたいんです。なので続けてください。
はい、ぜひぜひお願いいたします。
はい、というわけで、妄想ロンドン会議ではお便りを募集しております。
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というわけで、日本は日本でね、クマ皆様本当にお気をつけください。
本当に、本当にです。
そんなことになると思ってないぐらいにちょっとね、被害が大きいので。
いやー、ちょっとね、びっくりしております。
はい。
ね。
私たちはイノシシに気をつけつつ。
イノシシも気をつけないか。
そう。
はい。
というわけでね、皆さん本当に風邪とかもね、あと感染症も流行ってますんで、
お大事になさってください。
ではでは、え、何?
自分も含めてね、気をつけようと思って。
え、じいちゃん大丈夫な?体調的に。
大丈夫だけど、気をつけないといけない事件がやってきたからやばいな。
そうやんな。
そう。
というわけで、また次回お会いしましょう。
さよなら。
ありがとうございました。
37:45

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