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生物学者と書店員のインターネットラジオ、本の虫のススメ。
本を偏愛する生物学者の椿と、書店員の佐藤が、本にまつわるアレやコレやをゆるっとお届けします。
シュメクルリ。シュクメルリ。シュクメルリやったかな。食べたな。確か。うん、食べたな。
なんのこっちゃって話なんですけど。そうそう、収録の合間にね、今ご飯食べに行って、そしたら、松屋というフードチェーンがあるじゃないですか。
そこでやってる、ジョージア、旧グルジアの料理、シュクメルリっていうのがやってるっていうのを見て、美味しそうって言って、食べてきたんですよね。
思ってたのと全然違う料理やったな。なんかね、クリームシチューみたいに見えるんやけど、全然違ったね。全然違った。結構ニンニクが。
ニンニクめっちゃ効いてた。でもなんの味なんやろうね、あれ。ね、分からへんな。何で、でもなんかそんな香辛料めっちゃ入ってる感じでもなかったしね。
でもチーズはいっぱい入ってたね。まあ、そうやな。それで今お腹いっぱい幸せ。で、今日いい天気。いい天気で、いい陽気でポカポカして。
ちょっとねむねむになってきてるような二人でお送りしております。
やっぱお腹いっぱいになるとね、幸せやね。本当に。お腹いっぱいになると手があったかくなんねんけど、そういうのってある?
あるあるある。手足あったかくなって、で、多分それで眠くなるんじゃない?
あ、そういうこと?分からんけど。血液がポカポカして。冬ってだってさ、手足冷えて眠れんくない?
あ、そういうことなんか?分からんけど。ああ、なるほどね。あの、ほら胃にさ、血液がね、持ってかれるから眠いんかなと思ってたけど、それもあるかもね。
確かに確かに。いやいや、もうずっと本の話をしないでも、だらだらとしゃべってもいられるんですけど。
いられる。それはね、そりゃそうやね。
前回はね、本の話を一切しない回でしたからね。そうやね。そういうこともまあ、あるよね。
ゆるい。
でもまあ、今回はちょっと、本の虫の綿木薬所かな。まあ本の話をしたいね。
パッツさんどうですか?最近。
最近ね、結構豊作でね、いろいろ素敵な本に出会ってまして。素晴らしい。
生物学系、生物学とも言えないけど、生き物系の本があるので、2冊紹介したいなと思いまして。
1冊目は、自動書なんですけど、神獣ドクターのドタバタ診察日記。
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それ、私、行ってる動物病院で見たかも、間違い室で。
本当?でも読んではない。
タムカイケンイチさんっていう獣医師の方が書いてる本なんですけどね。
いろんな動物見て反応?
そうそう、なんかこのタムカイさんが、中学生かな、の頃にグリーンイグアナを飼って、まあちょっと珍しい生き物。犬とか猫とかじゃない生き物を飼ってた。
だけど、そのお医者さんが見てくれるのがいないっていうので、
だったら自分が、そういう神獣っていうか珍しい生き物も見られるドクターになるっていうので、なった話。
へー、そうやんね。私もフェレットを中学生の頃から25年前とかに飼ってて、今もまあそんなにいないと思うけど、当時は輪をかけてフェレットなんていなかったから。
うん、そうやんね。
大阪に、私大阪出身なんですけど、大阪でも見てくれるお医者さんって本当に数えるほどで、そこに連れて行ってて、本当に少なかったんだけど。
大学に入ったら、大学の友達がちんちら昔飼ってたって言って、その子も大阪出身で、そしたら聞いたら、やっぱり少ないから、私が通ってたとこと同じ動物病院に行ってたっていう。
そうなんだよね。じゃあやっぱそういうあれなんかな、珍しい動物とか生き物を見てくれるとこってこう、すごい少なくて。
ねえ、限られて必然的に。
そこに集まるっていう。
そうそう。すごい驚きがあった医者の思い出。
なるほどね。なんかね、結構ね、いろんな苦労がもちろん各職業にあるんやけど、珍しい生き物を扱うっていうのにまつわる苦労っていうのってさ、大変やろうなとは思うけどさ、どう大変なのかっていうのが、なかなかさ、想像できない、なんか。
だからそういう、そういうふうに大変なんやっていうのがあって、まず大きさ。両手で抱えきれないぐらいの大きなカメの手術をするとか。
カメなんてさ、甲羅でも覆われてるから、手術も一回切るんやね、確かね。
そうそうそう。
大変やんね。
そう。甲羅をこう、ウィーンってこう切る。
そうやんな、そうやんな。
そうそう。甲乙の動物。
それだけでも怖いよね。
怖いよね。そう。
中身傷つけちゃったら。
あ、そうそうそう。そうなんよね。っていうのもあるし。逆に2センチのアマガエルを手術した。
えー。
こういう写真が。
うわ、ほんまや。
手術の針の跡。
なんか、実験感を感じてしまった。
治療なんやけど。
ね。
いや、すごいな。
医師を飲み込んだらしいんですけど、すごいこう、体がちっちゃいから、医師がもうほんと体半分ぐらい。
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おばかさーん。
そう。
やっぱりでも、顔大きい生き物って、大きい餌食べるからさ。
あー。
うん。語音も大きくなるんやろうね。
あー、そういうことか。
餌だって、バッタとかもさ、カエルすっごい大きいの食べてるやろ。
あー。
あれは、口が大きいから食べれるから。
なるほどね。そういうことか。
そうそう。
そういうことか。
で、カエルって、カエルの話していい?
うん、もちろん。
笑
そう、学生の時にカエルの解剖実習ってあったんだよね、私。
あー。
あの、生物系だったんで。
うん。
そしたら、すごいびっくりしたんやけど、カエルって、飲み込む筋肉っていうのが、あんま発達してないらしくて。
あー。
じゃあ、どうやって飲み込むかっていうと、カエルってお目めくりくりしてて、大きくてさ、めっちゃかわいいやん。
うん。
で、カエルって、あのお目めを口の上の部分から口の中にグッて押し込んで、そしたら目玉の分だけさ、口の中の溶石が減るやん、その分、後ろにグッて食べ物が押し込まれて、だから目玉をグッて食べてる時に、目、かわいくパチパチパチってカエルは。
あ、そうそう、知ってるよね。
あれ、喉に押し込んでんのって。
そういうことなんや。
へー。
確かになんか、喉がグッて動いてるっていうよりは、顔の前の方がグッて動いてる感じやもんね。
そうそうそう。
知らんかった。
そうやね。
へー。
というわけでカエル、面白いなーって、なんか昔、学生時代めっちゃびっくりしたりした。
へー、面白いなー。
カエルじゃないねんけどね、なんか毒のある生き物とかも手術せなあかんかったりってのが出てきて、確かにと思ってさ、アメリカ毒トカゲだって。
おー。
猛毒を持ってるらしくて。
猛毒色してる。
オレンジかな、みたいな。
うん、オレンジと黒の、まだらまだらの。
もう明らかに毒ありますぜ、みたいな。
オレ、オレ、毒やからなっていう。
気をつけたまえよ、みたいな色してんねんけどね。
色してる。え、皮膚からやな、きっとそうなると。
そうやろうね、そう。だからちょっとでも触ったら危ないからっていうのがあったりとか。
すごいな。
大きなヘビをやってたりとか。
でさ、なんかすごい、えーって思ったのがさ、あのウーパールーパーを手術してはねんけど、
あのウーパールーパーってエラー呼吸じゃないですか。
そうやな。
で、どんなやつで手術すんねんって思ったら、結構手術道具を自作してはるんや。
そうやろうな、そんだけいろんな幅広いの扱ってたら。
そう、なんかその動物のための商品みたいなのがあるわけじゃないから。
そうやな。
そう、やってはって、そのウーパールーパーに関しては、スポンジの真ん中にこう溝みたいなの作って。
実験っぽい。
治療、手術なんですけどね。
で、そこに、スポンジの上にウーパールーパー寝かせて。
で、そのエラーのところにお水をこう常にかけて。
かけ流し。
かけ流しの湯じゃなくて水。
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で、そのかけ流してるお水の中に麻酔液を入れて。
あ、じゃあもうなんか私たちのガス麻酔のそのお水かけ流しバージョンみたいな。
そうそうそう、そういう感じで手術をされてたりとかさ。
すごい工夫や。
でも、それでちょっと昔、カニ食いざるのCTを取る装置を見せてもらったことが。
カニ食いざるのCTを取るためだけの装置があるの?
装置っていうか、だから固定用のジグみたいな。
そういう感じで、だからカニ食いざるの体にフィットするような。
をなんか作ってみたいなのをしてるのを見せてもらったことがある。
それはその動いてしまうから固定するってこと?
そうやと思う、多分。頭をこうグッと固定するってことやと思う。
へー。
なんかすごいな、工夫してと思って。
そうそうそう、だからそういうね、多分一個一個の動物に対して。
やっぱりその実験動物とか犬猫とかメジャーなの以外は普通ないから大変だと思う。
よねー。
あとあのカメのX線写真を撮るときに、側面からX線写真を当てたんやけど、転がってしまうから。
そのためにプラスチックのトングで挟んで、
側面を上にして、その状態で上から照射するっていうのをやってたり。
結構やっぱり実験っぽいね。
なんか救うっていうのが目的やけど、調べるっていうのは同じプロセスやから、やっぱり似てくるんやろうなって。
試行錯誤したりとか、あるものとかないものとか作ったりとかして。
何年か前ね、それこそ、私たち研究者にとっては当たり前やけど、そういうなんか道具を工夫するっていうのって結構面白いよねっていうので、
京都大学の白浜の臨海実験所があるんやけど、そこに併設している水族館があって、確かそこでその研究のためのオリジナル道具店みたいな特別店やってて。
面白い。そんな知らんかった。
そう、私もちょっと行きたかったんやけど、さすがに遠くて結局行けなかったんやけど。
だから、なんかちょっとそういうの思い出したりして。
へー。
何年前やったかな?結構前。
結構前、へー。
でも結構好評やったらしいよ、やっぱり。
そうやろうね、なんかこう、そもそも発想がないや、その、こうなんていうの、手術のためにこう道具をどうするかとかさ、実験のためにどうするかっていう。
例えば、ちょっとまた脱線しちゃっていい?
もちろんもちろん。
小さい貝っていうのがね、結構いっぱいおんねんやんか。巻貝とか。そういうのって、土のとことかに住んでたりするから、殻が汚れたりしてんのよね。
で、標本にして貝殻の状態になった後、貝殻をクリーニング、綺麗にするっていうのをせなあかんねんけど、それを普通の筆とかやとうまく取れなかったりするのね。
だからみんな、まつげとか鼻毛とかを一本お箸みたいなのを先につけた、なんか自分用の。
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まつげ、鼻毛って自分のまつげ?
いや、それが誰々さんのがいいみたいなのがあんのよ、やっぱり腰が。
なにそれ、すごいやろ。
研究室の中のAさんの鼻毛の腰がめっちゃいいみたいなのがあるってこと?
そうそうそう、そういうこと、そういうこと、そういうこと。
なにそれ、えー面白い。
ちょっともらえます?みたいな。
まつげとか、いいよみたいな。
へー、なにそれ。
そう、面白いよね。
で、そのまつげを一本とかじゃなくて、
一本、一本、大体一本。
ちっちゃいのって本当に1ミリとか2ミリとかの貝とかやから、自分の目じゃ見れなくて、顕微鏡で見ながらクリーニングすんねんやんか。
すごいサンリオやな。
そうやろ、そんなん考えもしないやろ。
そう、それで、このぐらいの貝やとまつげがいいとか、いやこれは鼻毛やとか眉毛やみたいなのがあって、
で、その中でもAさんのまつげがゼッペンみたいなのがあるっていう。
面白すぎる。
この珍獣ドクターのドタバタ診察日記ももうちょっと紹介したいんですけど、もう一つ紹介したかった本に絡むので、ちょっと紹介したいんですけれど。
えっとね、タイトルからして面白いよ。
ある日森の中でクマさんのうんこに出会ったら。
危険やな。
小池晋介さんの本なんですけどね。
研究者の人?
これはそう、クマの研究をしてる人で、クマの、まあそのタイトル通り、うんこ、糞を研究、糞からクマの生態だったりとか。
種子散布って。
動物が種を運ぶ役割をしてる。
うんちの中に。
そう、種が入ってて、それが植物が種をばらまくっていうところで、実は活用されてるんじゃないかっていうところで、
種子って種の種子の散布っていう言葉があるらしいんですけど。
今はわからんけど、結構鳥とかやと、植物によったらその鳥の消化管を一回通らんと発芽しないとか、そういう種類がある。
へー面白いね。
だからもう強進化というか、互いにすごい強い結びつきがあって、その種を遠くに届けてもらうっていうのは、すごい植物にとってはもう本当に肝心、要のところやから、すごい面白い進化がいろいろある。
なんかこの本を読むまで全然知らなかったんですけど、20年以上前ぐらいの、この小池さんが研究を始めたぐらいの時は、
鳥が種子散布をするっていうのは結構知られてるんやけど、哺乳類とかが種子散布をするっていうことがあんまりちょっと話題になってきた。
そういうことがあるんだみたいな感じで、ちょっと結構浴び始めたぐらいの時代だったらしくて。
この小池さんは最初は先生になりたかったらしくて、教職。
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だから全然研究に興味がないってことじゃないけど、その研究者には興味がなかったから。
結構そういうパーソナルヒストリーを絡めて研究の話をされてる本なんだ。
で、その時その種子散布っていうものが何かもよう分かってなかったのに、卒論を書くときに先生がすごい種子散布のこれは研究にめちゃくちゃ役に立つというか、いいんじゃないかみたいな。
盛り上がって、それで全然自分はそれをやる気がなかったんやけど、
風の中に入っている種をカウントしたりして、そういう研究をすることにだんだんなっていって、みたいな。
でも、だんだんその研究に面白さを感じるようになって、で、研究者になったっていうのが書いてあるんやけど、
そこに貝をまつげで掃除したりするみたいなのと近いかは分かんないけど、
その種子を散布するのにすごいさ、ものすごい細かい作業をせなあかん。
だからそれがさ、すごいもうひたすらさ、しかもうんちをさ、くさくはないらしいねんけど、熊のうんちってそんなには。
うんちを探って、ひたすら種を黙々と数える作業をしたりとか、
クマ、飼っている、飼われている、飼育されているクマが糞をどれぐらいのタイミングでするかとか、
食べたものがどれぐらいでしょうか。
動物園とかで。
そうそうそう、出るかみたいなのを研究したときは、もうひたすらその24時間体制で、
クマがこう、糞をするところをまだせんかまだせんかって。
いやそうやんな、おっきい動物はそれはそれで大変やんな。
そう見張ってたりとか、あとそのフィールドワークの研究を結構この方されてるタイプの研究者っていうこともあって、
で、しかもクマを研究してるっていうのもあって、
山に基本的にいろいろ行ったりすることが多かったらしいんやけど、
それもさ、あの、なんていうのかな、本当にこう、崖みたいなところを降りたりとか、
すごい危険やし、すごい重労働の作業したりとか、
あとクマをこう捕獲するのに、ドラム缶を2つ繋げた、大きいやん体が。
はいはい。
繋げて、で奥に蜂蜜、残りかすみたいなの入れて、で捕獲するっていう罠を作るんやけど、
だからさ、ドラム缶をさ、2個しょいしょって、
運ばなあかんのやな、そりゃそうやな、そんな車でアクセスできるところじゃないやろうからな。
ないから、でしかもこんな崖みたいな、日本のね山って結構急やからさ、
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そう、だからそういうのをしてめちゃくちゃ体力勝負やったりとか、
いやそうやろうな、大きい生き物は。
そうあの、さっきの獣医師さんの話もそうやけど、
なんか全然こう想像はできないけど、こうやって本で読むと、
え?っていうような苦労が、なんかあるんだなっていうのも興味深かったんですよね。
そうだよね、なかなか想像できないもんね、実際どうやってるかとか。
そうそうそうそう。
ニュースとかになったら、クマを捕獲しましたとか、
そういうすごいパンパクな状況に、そぎ落とされちゃうので。
なんかショーのタイトルが、なんか結構こう、
たぶんその、研究者じゃないような、興味がない人にしてほしいっていう気持ちがあって、
結構こう、ショーのタイトルからして興味をそそるような面白いタイトルが多いんですよ。
例えば、初めてのうんことか、
うんこ、あ、食事中の方いたらすみませんなんですけど、
ちょっとうんこが大量に。
大丈夫、クマのだから。
クマのだから。
あのね、うんこまみれのリュックとかね。
これ、あの、フンチュっているでしょ?
あの、フンを食べる。
丸めて。
丸めたりする虫のこと。
あの、フンチュがそのフンに入っている時に、フンチュがそのビニールを破ってしまうことがあるらしくて。
あ、そうやると思うわ。
そう、あ、そうなんや。
フンチュが固いから。
あ、固いんや。
うん。
あの、スカラベとかがそうやるの。
甲虫?
うん、甲虫、甲虫。
あー。
そう、だからさ、そのビニールでさ、二重にしてたりしてもこう、破れてしまったりして。
リュックが。
そう。
ってことがあるらしい。
あと、ハニートラップに弱いクマとか。
誕生、うんこソムリエとか。
結構ね、ほんとにね。
キャッチー。
キャッチーな、あ、そう。
森のうんこストーカーとか。
結構そういう風にして、面白い記事がいっぱい載ってて。
結構字も大きくて、ほんと読みやすそう。
そうだね。
うん。
自動書ではないんかな?
これは自動書ではないかな。
でもなんか、そうやって言われても不思議ないぐらい。
確かに。
大きさ。
うんうんうん。読みやすいですね、すごく。
これはあれですね、高齢者の方とかでも読みやすそうですね。
あ、そうかもしれないね。
字が大きくて。
確かに。
うん。
あと可愛いねんな、イラストが。
イラスト可愛い。
そう。
可愛いけどその、変にこう。
デフォルメしてない。
デフォルメしてない、そうそうそう。
まあ、あいつらはだってさ、素材が可愛いやん。
まあ、そうやね。
ギレギレ。
嫉妬です、嫉妬。
海面との差とかと。
そうそうそう。
海とか。
海とか。
海面とかと比べたらもう、なんか生まれつき可愛いやん。
確かにな。
写真でも可愛いやん。
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可愛い。
何したって可愛いやん。
可愛い。
うんこしたって可愛いやん、そりゃ。
キレイ。
まあ、そうやな。
いやでもね、クマの問題はほんと今大変やからね。
うん。
こういう基礎的な多分研究やと思うんだけど。
うんうんうん。
そういうところもどんどん大事になってくるよね、時に。
うん。
なんかやっぱりそのクマって言うと、その全然自分たちに関わりがないか関わりたくないみたいな。
うん。
その興味しか持たれないってことが物の中でも書かれてて、あの一般的にはってことね。
うんうんうん。
だからその四国に月のワグマって今ほとんどいない状態らしくて。
あー。
そうそう。っていうのはその林業?
うん。
林の業の林業で。
林業。
で、クマが木の皮を剥いでしまって木材が使い物にならないっていうような。
うんうんうん。
まあ被害というかそういうのがあるからクマが結構駆逐されちゃって。
あー。
それでほとんど絶滅に近いような状態になってるんやって。
うんうんうん。
なるほど。
だけどその四国の人にそのクマについてどう思うかっていうのを聞いたときに自分の身の回り?
うん。
100キロとかの中にいなければいいみたいな感じの。
うんうんうん。
まあ気持ちは分からないではもちろんないんやけど。
そうね。
うん。
でも怖いってイメージが先行しすぎてて。
うん。
人を食べるみたいな。
うんうんうん。
まあそういうのでそのクマが今後増えてはいくだろうけど長い目で見ると減っていくんじゃないかとか。
うん。
そう。
あの、シカが増えすぎたりして困ってるみたいなので。
シカすごいね今。
みたいよね。
うん。
ずっとすごいねここ。
ずっとすごい。
うん。
私が物を殺す以来から。
あ、そうなんだ。
いやもうシカ買いは20年くらいかな。
物殺つくの遅いねそれ。
あははは。
でも20年くらい。
そう。
前からずっと聞いてて。
うんうんうん。
すごいね本当に。
あの写真とか見たらやっぱショックを受ける。
昔のこの谷はこうやったみたいな写真見ると本当にもう仮想植生っていうか下の方に生えてる草の食べ物全部食べられちゃってる。
うんうんうん。
森の景色がね変わってしまってるみたいですよね。
いやもう全く。
うん。
クマだと以前、クマに会ったらどうするか。
ああ。
アイヌ民族最後の狩人、姉崎ひとしっていうちくま文庫から出てる本。
うんうん。
語り手がその姉崎ひとしさんっていう狩人の方で。
で、聞き書きが片山辰美さんっていう本を以前紹介したことがありますね。
うんうんうん。
あれもやっぱりその、まあだいぶその書き口語り口っていうのが聞き書きっていうのもあって、
立場もアイヌの漁師さんっていうので全然違うんだけれど、
やっぱりその、クマとひとっていうのを考える上で、
すごい参考になるというか、また違った見方で、
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もしかしたら合わせて読んでいただくと面白いかもしれないですね。
うんうんうんうん。
こっちはね、あの、さとしさんが紹介してくれたのは本州だよね、これ多分。
本州が多いかな。
ゼンカでもいろいろなとこ行ってあるんか。
そうやね。ロシアとかに行ったりもしてるみたいで。
へー、ロシアダニが多いという、あれ違うか。
そうなんや。
いやわからん、私の知り合いが行ったときに、すごいフィールドでダニが多くて大変やったって言ってた。
あ、そうなん。
いやなんか、
場所によるやろなでも。
場所によるかもしれない。
もっとサハリン行ったって言ってた。
へー。
ロシアではその、ロシアの秋やからめっちゃ寒いと思うねんけど、
ロシアの秋にその研究で行ったときに、
行った先の人が、なぜかその水を川の水に入らないと熊に会えないっていうなんかジンクスみたいなの。
すごいね。
どうしてそうなったのか気になるな、背景が。
わからへん。
生まれた背景が。
わからへんけど、だからそのせめてこの川の水をかぶれって言われて、
で、すんごい寒いこう水をかぶらされたっていう。
その後にウォッカを飲もうとしたら、
なんか密情書みたいなのが出てきて、
めっちゃ怖かったみたいな話が出てきたりとか。
熊の生態に興味がない人が読んだら、
これは逆に面白いんじゃないかなって思ったりしますね。
あのちょっとあの珍獣ドクターの本に戻ってもいいでしょうか。
もちろん。
あかんとかないよ。
何したっていいよ。
何したっていいよね。
そうよ。
私たちの人生。
大きい話になりましたね。
番組じゃないんや。
番組じゃないんや。
いやなんかさ、この獣医っていうものについて、
全然知らなかったなって改めて思ったところがあったんですけど、
以前、宇田加博子さん。
あ、ゲストに来ていただいた。
そう、ゲストに来て。
なめくじ学者の。
そう、宇田加さんが茶香浦さんの秘密を知りたいなめくじの話っていう本の中で、
ちらっと触れられてて、へーって思ったことが、
獣医になるためには動物を殺さないといけないっていう。
実習をするために殺さないといけないっていう。
知らなかったけどそうだったんだって思って。
この本の中でもそれが触れられてて、
やっぱりそれで動物をちょっと殺さないといけないから、
獣医師になるのをやめるっていう人も中にはいるっていうことも書かれてたりして。
その獣医師の職業っていうのが、
全然私、言われてみればなんですけど知らなかったのが、
もともとその家畜を管理したり衛生を管理したりとか、
あと軍馬を活用するというか、
ために発達というか始まった職業。
27:00
だから犬猫とかあんまり見ないで、
馬とか牛とかそういうのを実習で見るっていうことが書かれてて。
確かに動物のお医者さんのイメージはやっぱり、
犬猫を見るお医者さんのイメージが。
あれかと思った、漫画の。
漫画の動物のお医者さんも確かに牛とか馬とか触ってるよね。
たまたまやってたよね。
それって、そういう背景があるんやっていうのは全然知らなかったから。
あれ結局犬猫のお医者さんを目指してる、
誰だっけ、主人公2人の物語。
ハムテルト。
あ、そうだハムテルト、ニカイド。
ニカイド、ニカイド、ニカイド。
の物語やから、やっぱりどうしても犬猫が中心になってたもんね。
なってたよね。
私、けっこう競馬が好きな人が周りに多くて、
それで、ああそうなんやって思ったことがあって、
けっこう昔は私益馬で、私益動物でけっこう馬って、
農家作業させたりとかで、短いあったし、
経済動物として数が多かったけど、
今は馬って言うとほとんどサラブレット。
まあそうやんね。
で、だからけっこうサラブレットのお馬さん好きで、
獣医師になりたいっていう人はけっこう多いらしくて、
だからけっこう花形っていうか、
あ、そうなんや。
らしいっていうのを言い出して、
へーって思って、
やっぱりメインの獣医師の需要っていうのは、
畜産系の牛、馬、
あ、違う牛、豚、羊になるから、
馬っていうのは家庭で買うものでもないし、
まあそうやね。
だからといって畜産でもないしっていうので、
けっこうその、
なりたいっていう人にとって競争率が高いみたいな。
そうなんやね。
なんか聞いて、へーって思って。
へー、おもしろい。
だからあれやね、馬の人間との関わり方っていうのが変わってくる中で、
そういうふうに職業としても変容してきたっていう、
歴史があるんだなと思って、
私も感じたりしたのを思い出した。
今はちょっとこう、
珍しい動物が増えてるから、
ペットとしても、
そういう意味でも少しずつ変わってるのかもしれないですね。
犬猫だけを見るってわけにはいかなかったりとかして。
うさぎ専門病院とかあるもんね、東京に。
そうなんや。
あるあるある。
知り合いがうさぎ飼ってて、連れて行ってた。
へー。
確かに。
私も鳥を飼ってたんですけど、赤銭猫。
鳥専門の病院がね、東京にあって、
そこに連れて行ったりとかしてましたもんね。
東京はまだね、いろいろあるよね。
そうやね。
人が多いし。
恵まれてるかもしれないね、そういう意味では。
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まあ、というところで、今回は生き物に関しての本ですかね。
ね、大きい背骨のある生き物が中心で。
そうですね。
剣のある言い方やな。
スバクさんの研究対象とは違う。
まあ、身近に思われやすい生き物かもしれないね。
やっぱりね、人間に近いと親しみが湧きやすい。
まあ、と言っても珍獣っていうね。
あ、そっかね。
私の人間との距離感の取り方があれなんやな。
背骨があるんやからいいでしょ。
いやいやいや、広すぎる広すぎる。
お送りしました。
また来週も楽しみに聞いていただけると幸いです。
良い読書体験を。
良い読書体験を。
本の虫のすすめでは皆様のご質問、ご感想をお待ちしています。
取り上げてほしいトピックも随時募集中です。
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本の虫のすすめは毎週金曜日17時に配信しています。
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